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Tarkus - Classic Meets Rock

初めて店頭でこのアルバムを見掛けた時は、大きな疑問を感じた。何故、現代音楽家がEL&Pのタルカスを作品にしたのか?と。
本来は3曲、プログレッシブ・ロックの曲をオーケストラ編成で演奏する予定だったそうで、没になった残り2曲が気になる。

★★ (2022-05-16 06:07:22)


Symphony no. 3 / Saxophone Concerto ''Cyber-bird''

現代クラシック界の異端児として独自の道を行く作曲家の、特においしい曲がセットで収録されたアルバムです。
UK逆輸入CDのみかな。たぶん邦盤なし。藤岡幸夫の指揮、BBCフィル、サックスは須川展也。
CDや演奏会で取り上げられる機会の多い、大人気のサクソフォン協奏曲「サイバーバード協奏曲」は、美しさ、鮮烈さ、飛翔感の突きぬけた傑作。
アルトサックス/ピアノ/パーカッションとオーケストラのトリオ・コンチェルトというユニークな形式のこの曲は、電脳空間を飛ぶ鳥を描き、ジャズもロックも飲み込み、深い悲しみも爆発的な歓喜も歌いあげます。
交響曲第3番は、さらに「何でもあり」です。たぶん「交響曲だ」と言われなければそんなことを意識しないで聴けるんじゃないでしょうか。
モーツァルトやベートーヴェンのあれとは全然違います。クラシックの皮をかぶったプログレッシヴ・ロックです。
作曲者が現代音楽に喧嘩を売ってメロディやハーモニーやビートを思うさま解放した全部入れボーダーレス音楽。
小難しくてわかりにくければ高尚で、かっこよくて痛快でわかりやすいものは低俗。という価値観でない人は、ぜひ御一聴を。

うにぶ ★★★ (2022-05-07 20:13:22)