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Tamasaさんの同意された発言一覧 1-15
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Tamasaさんの同意された発言一覧 1-15



HURRICANE - Over the Edge ★★★ (2020-09-03 20:01:09)

この時代のLAは本当に上質なバンドで溢れていました。
QUIET RIOTの弟分(カルロス・カヴァーゾとルディ・サーゾの弟がGとBだったから)と呼ばれていたLAメタルバンド。とはいっても、QRとは全く違う少し湿り気のある王道HR。メロディアスでフックのある曲はどれも上質。①③④⑥はかなりお気に入りです。なんじゃこらだのいらねーだの言われている⑩も結構好きなんですけどね。
上質な曲と同時に特筆すべきなのは、ソウルフルな歌唱を聴かせるケリー・ハンセン。後にフォリナーのフロントマンになったのには驚きましたが、納得の実力です。ドラムのジェイ・シェレンがエイジアやイエスに参加したり、ロバート・サーゾが(分裂)クイーンズ・ライチに入ったりと、思えば凄腕の安定したバンドだった訳ですね。

同意者: 聖なる守護神


ICON - Right Between the Eyes ★★ (2020-09-03 20:12:02)

LMメタルの終焉を彩る1枚。
個人的にICONはこの1枚しか持っていないので偉そうなことは言えませんが、売れなかったのが不思議な完成度だと思います。ギターも暑苦しさが心地良いヴォーカルもレベルが高く、当時のLAの層の厚さを思い知ります。売れなかったのはひとえにタイミング。バンドのピークの数年の差だったのでしょう。デビューまでこぎつけなかった質の高いバンドも山ほどいたでしょう。時代とは言え勿体ない話です。

同意者: 聖なる守護神


LOVEBITES | LOVEBITES | LOVEBITES - ★★★ (2020-08-04 19:31:50)

日本のメタル史に残る至宝。ある種のスーパーバンド。

圧倒的な力量のヴォーカルとドラム、国内では前例のない完璧なツインリード、極めて高い作曲、編曲能力。どれをとっても世界レベル。メタル好きの琴線に触れまくり、ツボを的確に突いてくるセンスが凄い。また、アルバムのMixも最初から世界基準になっているため、聴いていて邦楽感が全くない。

彼女たちが80年代メタルの模倣だけに終わっていないのは、これまでいそうでいなかったR&Bをルーツに持つ女性メタルボーカリストasamiと、クラシックピアノをルーツに持つコンポーザーmiyakoの存在。キーボードではなくピアノという所がポイント。弦だけで作曲するのとは違ったアプローチが取られているのと同時に、表面的ではないクラシックとの融合が根底に流れている点が、LOVEBITESの武器、個性になっている。

結成の経緯には間違いなく大人の知恵が入っているであろうものの、ここまでの化学変化が起こるとは思っていなかったのではないか。少なくとも、リズム隊の2人が前バンドを離れ、新バンドを結成しようと動き始めたのがスタートなのは事実なのだが、用意された外部ライターmaoを超える作曲・編曲能力を持つmiyakoと天才ボーカリストasamiを発掘できたことは奇跡だった。(ESP主席卒業というmidoriを見つけたのは何となく分かるし、シュレッド系ということならば他に選択肢がない事もなかったと思う。結果として外せないピースにはなった訳だが。)


LOVEBITESのデビューは、個人的にはLOUDNESSがデビューした時以来の衝撃だった。
オッサンのノスタルジアを込めて言えば、LOUDNESSとVOW WOWの良いとこ取りというか…。誤解を恐れずに言えば、曲の完成度は80年代のラウドネスを超えている。余談だが、Don't Bite The Dustのタイトルとラストのシャウトに浜田麻里のDon't Change Your Mindを感じたがったり、バンドロゴや醸し出す雰囲気、Battle In The EastのタイトルにLOUDNESSを感じたりしたがるのはおっさんの悪いクセですね。はい。

メタル村での「女性」という偏見、メタルに徹するが故のセールス問題と足かせは多いが、このまま突き抜けて欲しい。メタルの最終兵器であり、メタル界から一般リスナーへの最終兵器でもある。

同意者: okara


LOVEBITES - Awakening From Abyss - Inspire ★★★ (2020-08-04 04:36:45)

Liar同様、エモーショナルでかつしっかりメタルな名曲。
この曲のデモを歌った事が、sasmi加入のきっかけになったという。冒頭、アウトロと彼女のソウル魂爆発、LOVEBITESの味の一つになっている。ヴォーカルか鍵の曲だが、驚くのはライブ。このただでさえ聴かせるスタジオ版を、更に軽々超えて来るのが恐ろしい。ついでにドラムにも毎度毎度驚かされる。

良く動くベースラインがモロスティーブ・ハリス。

同意者: takasa


LOVEBITES - Awakening From Abyss - Liar ★★★ (2020-08-04 04:24:11)

miyakoのピアノで始まる、泣けてかつキャッチーな名曲。
後半の、転調を含む計算されたアレンジが心地良い。アルバム内の置き所も良い。①から聴いて来て、突進力、80メタルの高度な解釈、ギターの魅力、そしてここでヴォーカリストasamiの実力を思い知る。関係者の評価も高いという。

原曲はmiyakoの前のバンドaDrop OF JOKER時代のものだというので
試しに聴いてみたら「彼女も苦労していたんだな…」と感じた(笑)

同意者: takasa


LOVEBITES | LOVEBITES - Battle Against Damnation ★★★ (2020-08-04 19:07:28)

文句なし LOVEBITES版Aces High
嘘みたいな完成度の1stの次に出たこの曲で
本物だったんだな…と改めて驚かされた
さりげないタッピングのバッキングにも感心した

彼女たちの凄さは、このレベルの曲を量産できてしまう事
普通のバンドならば代名詞にもなる位のキラーチューンだが
3rd時点で既に「カッコいい曲の一つ」なのが恐ろしい

同意者: okara


LOVEBITES - Clockwork Immortality - Rising ★★★ (2020-08-04 18:43:12)

今作のリードトラック。美しく、飛翔感のあるメロディアスな名曲。中間部でピアノと歌、しかも3拍子にまでなる辺りが、必ず一ひねり加えて来るLOVEBITESらしい。また、それがとても成功している。ギターソロはツインハモ前の各ソロ部分が2往復し長いが、曲にマッチしており気持ち良く聴ける。

今作が他に比べて線が細く感じられるのは、このリードトラックの柔らかいイメージも影響している。他アルバムのリードトラックShadowmaker,The Crusade,When Destinies Align(全てmiyako曲だ…)のねじ伏せる様な破壊力に比べると弱く感じられるかもしれない。

それにしても本当に歌の上手いヴォーカリストだ…

同意者: okara


LOVEBITES - Clockwork Immortality - We the United ★★★ (2020-08-04 18:35:54)

スケール感と疾走感 王道の様式美 正統派のメロディックパワーメタル
冒頭から終始ツインギター押しで、特にハモリで弾き切るソロが圧巻
個人的にアルバムのハイライト

それにしても20曲余りのライブのラストのこの曲を、モタることもなく笑顔で叩き切ってしまうharunaというドラマーは物凄い。

同意者: okara


LOVEBITES | LOVEBITES | LOVEBITES - ELECTRIC PENTAGRAM ★★★ (2020-08-03 20:47:19)

ここまで来たらもう認めざるをえない、事前の期待を大きく超えた傑作アルバム。
まさか、あの1stを超えて来るとは思わなかった。彼女たちの曲には、メタル好きの琴線に触れる要素が全てある。よくぞこの時代に、ここまで純度の高いメタルに徹して来てくれたものだと思う。

ベースは80年代オールドスクールだが、理想的な形でアップデートされている。
曲のバリエーション、細部まで見事に行き届いたアレンジ、一回り大きくなった余裕と、音楽に対する遊び心、愛情も感じられる。しかも徹頭徹尾メタルメタルメタル。
ギターはよりスリリングに。また、ソロもきっちり作曲されているので飽きる事がない。理想的なヴォーカリストasamiは、前作で意識的に抑え気味だったハイトーンも全開で、ミドルとハイのバランスが良くなり、スタイルが完成した感がある。オリジナリティも感じられるようになってきた。

それにしてもLOVEBITESは本当に曲が良い。
作曲のベースにギターだけでなく(キーボードではなく)ピアノがあるということが本作ではより鮮明になってきたように思う。
捨て曲がない…ではなく、全曲キラーチューン。この感じは1stに近いが、全体的にレベルアップしながらバリエーションも豊かになった。②⑥⑨⑫は何度聴いても鳥肌が立つ。①はシングルのオーケストラVer.もなかなか良い。また、本作の曲は非常にライブ映えもする。コロナ渦の中、このアルバムのツアーをギリギリ作品として残すことが出来たのは幸いだった。ライブ作品『FIVE OF A KIND』も本作同様、超ド級の作品である。「SWAN SONG」1曲だけでも十二分に価値がある。


メタルの世界では「女」であるということ、「邦楽」であるということ。日本の音楽界では「メタル」であるということ。彼女たちはいくつものハンデを負って戦っている。
一般に言う成功への道は近くはないのかもしれないが、何とか踏ん張ってもらいたい。このバンドを素直に良いと言えない状況は不幸だし恥ずべきだとも思う。

このアルバムの出来は素晴らしい。
メタル史に残る1枚。

同意者: ナントカカントナ


LOVEBITES - ELECTRIC PENTAGRAM - HOLY WAR ★★★ (2020-08-04 17:43:32)

壮大なスケール感のメタル・アンセムでアルバムハイライトの一つ。高速スラッシュに続くこのキラー・チューンでもう完全に持って行かれる。メンバー全員で手掛けたという歌詞もなかなかのメタルバカで素敵。
 
演奏面では、ギター、ベース3人がユニゾンタッピングを決める一瞬のオブリがカッコいい。midoriのソロは過去最高難度で、その勢いのままRacerXばりの物凄い高速ツインハモリを決めて来る。ヴォーカルはキーが高い上に非常にパワフルで、asami嬢はレコーディング時に本当に鼻血が出たとか。

心底熱くなる名曲。

同意者: okara


LOVEBITES | LOVEBITES - ELECTRIC PENTAGRAM ★★★ (2020-08-04 18:17:53)

シングルカットはGolden Destinationだが、実質アルバムのリードトラック。作曲時、miyakoが付けていた仮タイトルは「lovebites」であったという。

ドラマ性、疾走感、楽器隊の技術、全てが理想的なスピードメタル。切り結ぶかのようなギターバトルも、別曲のように作曲されており聴き応え十分。ソロ頭のmidoriのチョーキング1発にやられた。イントロからからいきなり、更にソロの中でもと度重なる転調もカッコ良い。asamiがバンドへの想いを込めた歌詞も熱い。
正にキラー・チューン!


PVもカッコ良いが、最初、鎧武者姿が単なる海外受け狙いでなんだかなーと思っていた。しかし「前世で戦友だった5人が現世でも集って共に戦う」という、歌詞を深く読み取ったものだったと知り…何かごめんなさい。

同意者: okara


LOVEBITES - Five of a Kind ★★★ (2020-11-27 23:12:24)

Live作品としてBattle in the East(18年)、Daughters of the Dawn(19年)、Invitation to the Theater(19年)、Five of a Kind(20年)と立て続けにリリースしているLOVEBITES。通して聴いて感じるのは、恐ろしい程の成長ぶりである。特にasami嬢のパフォーマーとしての成長は著しい。フロントマンとして会場を掌握する姿にはオーラが漂うようになった。

コロナ渦の中、傑作「ELECTRIC PENTAGRAM」を携えたツアーを、映像(&音源)作品として残すことが出来た事自体奇跡的なのだが、その内容もまた超ド級。特にHoly War , Swan Song , Edge Of The Worldの3曲は物凄い。
映像ありの方が勿論楽しめるが、CDだけでも十分に凄味は伝わる。それもまた女性バンドとして前代未聞だと思う。

同意者: メタル入魂


LOVEBITES - Five of a Kind - Holy War ★★★ (2020-11-27 22:35:04)

この曲をライブで演ることが出来る時点で恐ろしい話なのだが、スタジオ版を超えるテンションで完璧に走り切るのだから言葉もない。ライブバンドLOVEBITESの面目躍如。

同意者: okara


LOVEBITES - Judgement Day ★★★ (2023-03-09 23:17:22)

国内最強メタルバンドが強力な新人を従えて戻ってきた。
アルバムの完成度は極上。全編疾走メタル感マシマシ。LOVEBITESカラーも特濃となっている。毎度のことながら、この時代によくぞここまでメタルに徹してくれたものだと思う。「Mihoの脱退により、音楽性が変わるのでは?」「売れ線に日和るのでは?」といった声もメンバーに届いていた様だが、それに対してのこの回答には、「気ぃ強ぇなー(笑)」と頼もしさを感じる。本当にここまで有言実行のバンドが過去にあっただろうか。

演奏能力という面では特A級でメンバーのレベルが揃い、ある種異常ともいえるバカテク集団へと進化した。これまでも、ライブでは再現不可能だと思われた楽曲を、軽々とCD越えるクォリティで演奏して見せてきた彼らだけに、今回のアルバムを携えたライブが本当に楽しみだ。⑩は是非haruna固定カメラで観たい(笑)

前述の様に、各曲のクォリティは極上。構成も一見ストレートに見えて凝りまくりで、最もキャッチーな⑦ですら、オープニングのリズムは超難しい。何でここまで凝る?といった、アルバムを通しての変拍子の導入と、その自然さは過去イチかもしれない。特に楽器を演る者にとっては、おいしくておいしくて、そして口あんぐりの曲がこれでもかと並ぶ。最高だ。

ただし、全て手放しで喜べる訳ではなかった。
メタルは、格好よくしよう、メタルっぽくしようと突き詰めていくほど、BPMは速く、音数は多く、ハイトーンも多く、となりがちな音楽だ。活動休止期間によって、楽曲を作る、いじる時間がこれまでより遥かにあった本作は、この時間があまりプラスに働かなかった様にも見える。気合い入れすぎ…とも言えるだろうか。1曲1曲は最高のメタルチューン。でも、A面1曲目ばかりを集めたアルバムは、単調になりがちでもある。誤解がないように言うと、今作は「同じような楽曲」が並んでいる訳では決してない。しかし、消化するのには少々時間がかかるアルバムだと思う。

また、ツインギターも少し気になった。単純にmiyakoの音数が増えて“しまった”点だ。元々、miyakoとmidoriは、史上稀にみるテクニシャンコンビだ。二人ともメチャクチャ上手い。そして、このツインリードが最高なのは、二人の個性が全く違う所。その上で、全く違う2人が、ハモリパートではニュアンスまで合わせた一糸乱れぬシンクロを見せる所だ。今作の2人は、高速フレーズでは、確かに使っているスケール、フレージングにはっきりとした違いはある。しかし、ギターを演っていない大多数の人たちにはどこまで伝わるか…。私自身も、今回初めて「あれ?どっちだ?」と思う瞬間が何度かあった。バトルは色合いが違えば違うほどスリリングだ。Racer Xよりも、Racer X並みにテクニカルなNight Rangerになってほしいと思う。
それにしてもここまで来てmiyakoにまだ伸びしろがあったとは…。近々、もう一皮剥けてとんでもないギタリストに化ける気がして恐ろしい。

今作は、2作分のアルバムのアイディアを詰め込んで高密度になった結果、一言さんお断り的な敷居の高さも生んでしまったのではないかと思う。メタルファンとしてはうれしい限りではあるのだが、少しでも長く続けてもらいたいだけに、少々心配にもなる。

メタルという”芯をぶらさずに曲の幅を広げる”という意味で、前作は見事だった。その歴史的傑作「ELECTRIC PENTAGRAM」を超えるアルバムを作ることが出来るのは、LOVEBITES本人達しかいない。こんなにも堂々とメタルを名乗れるバンドがメジャーシーンに出てくることは、恐らく二度とない。また、このレベルの演奏力を持ったメタルバンドも、男女問わず恐らく出てくることはない。本当に、最後の砦なのだ。
どうも、バイツ休止中に出てきた女性メタル(もどき)バンド群を盛り上げようという機運もある様だが、中を見ると実力はお寒いばかり。音だけで勝負できるバンドは皆無だ。もう日本にメタルの未来を語れるバンドは、LOVEBITESしかいない。

同意者: うにぶ


VOW WOW ★★★ (2020-08-05 15:12:37)

LOUDNESSと一方の雄だったのに、何故か扱いが軽いのが不思議。
曲の出来に差がありすぎるとか、曲がつまらないとか… 全く理解不能。
日本が生んだメタルバンドの中で、一般人にも「聴いて分かる凄さ」が一番伝わるバンドでしょうに。
後にも先にも人見元基を超える日本人はいないし、彼の声を最も生かせる場はVOW WOW以外にはありません。

同意者: LAメタルこそ我が起源