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Tamasaさんの発言一覧(評価・コメント) - 時系列順 1-100

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Tamasaさんの発言一覧(評価・コメント) - 時系列順 1-100

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LOVEBITES - Five of a Kind - We the United ★★★ (2020-11-27 23:22:14)

曲の良さはさておき…
濃過ぎる曲を20曲も休みなく演り切った後、最後のこの曲で全く衰えを見せないasamiの喉と、笑顔で2バスを踏み続け叩き切るharunaというドラマーはいったいどうなっているのか…。


LOVEBITES - Five of a Kind - Swan Song ★★★ (2020-11-27 22:49:00)

クラシックとメタルの高度な融合具合において、世界的に見ても恐らくLOVEBITES(miyako)にしか書けない超絶曲。
それをライブで完ぺきにこなしてしまうのだから開いた口が塞がらない。

演奏面ではピアニストmiyakoの本領発揮。メタル界最高難度のピアノによるバッキングを、アウトロでは実際に弾いて見せる。(曲前のソロタイムではリアルに「革命」弾いているし…)タッピングを使ったリフも含めてmiyakoやり過ぎ。
それにしてもロックバンドのライブでここまでやる…??


LOVEBITES - Five of a Kind - Holy War ★★★ (2020-11-27 22:35:04)

この曲をライブで演ることが出来る時点で恐ろしい話なのだが、スタジオ版を超えるテンションで完璧に走り切るのだから言葉もない。ライブバンドLOVEBITESの面目躍如。


LOVEBITES - Five of a Kind - Edge of the World ★★★ (2020-11-27 22:28:18)

asamiのソウル畑出身の魅力が爆発。
冒頭のバラードブロック中盤のロングブレスシャウトには鳥肌が立つ。スタジオ版を遥かに超えており、しかもこれが20曲弱歌い終わった後なのだから恐れ入る。
ほぼ組曲ともいえるこれだけの大作を、演奏力だけで聴かせきることの出来るバンドが今どれだけいるだろう。


B'Z - IN THE LIFE - 憂いのGYPSY (2020-10-17 23:53:41)

これが許されるならば盗作問題は世の中からなくなってしまう。
何故素直にカバーとすることが出来ないのか。
もし、NHKで放送することがあれば、ロコローションの時の様に「作曲:松本孝弘」とはクレジットされないだろう。

有名なフレーズを織り込んで…とか、ニヤリとさせられる様な引用・遊びは全く否定しない。
しかしこの曲は、聴く側のセンスだの何だのの言い訳を全て詭弁にしてしまう。
センスも技術もあるのに、何故こんなことをしてしまうのだろう…。


B'Z - BAD COMMUNICATION - BAD COMMUNICATION (2020-10-17 23:40:22)

どう言い訳してもやりすぎだよね


VAN HALEN ★★★ (2020-10-14 17:59:23)

R.I.P. Eddie...


FEAR,AND LOATHING IN LAS VEGAS - Dance & Scream - Love at First Sight ★★★ (2020-09-08 18:32:02)

当時17、8歳の少年たちが作っていたかと思うと凄い。
デビューアルバム収録のこの曲で彼らの魅力は既に完成している。ダンス要素の加わったAMARANTHEといった感じ?この曲の若々しさも捨てがたいが、ここには上がっていないアルバム「New Sunrise」の「Return to Zero」のMVもかなりクる。


IMPELLITTERI - Impellitteri - Lost in the Rain ★★★ (2020-09-03 20:40:45)

速すぎて笑うレベル。
リフからして、次作Stand In Lineのただでさえ速い疾走ナンバーGoodnight and Goodbyeの早回しヴァージョンなんだからもう。ロブの声がまたスピード感を足していて…と感じていたら、更に上を行くソロのやけくその速さに噴き出す。イングヴェイ・クローンみたいな扱い受けていたけど、全く似てないけどね。当時のあちらは「弾きたいフレーズがたまたま速かった」こちらは「速く弾きたくて結果こうなった」。フレーズも全く違うし、スイープ対フルピッキングとアプローチも真逆だし、(デビュー当時は特に)クリスはアスリートだよね。音楽的には歪で、決して良いとは言えないかもしれないけれど、熱くなるってことでこれはこれで大アリ。
後に多少大人になるとはいえ、クリスが本来やりたいのはこの曲。この1曲にインペリテリの魅力が凝縮されている。これに比べたらデビューアルバムは大人しく、食い足りなく感じてしまう所。グラハムの発声では、このスピードについてこれないと思う。


ICON - Right Between the Eyes ★★ (2020-09-03 20:12:02)

LMメタルの終焉を彩る1枚。
個人的にICONはこの1枚しか持っていないので偉そうなことは言えませんが、売れなかったのが不思議な完成度だと思います。ギターも暑苦しさが心地良いヴォーカルもレベルが高く、当時のLAの層の厚さを思い知ります。売れなかったのはひとえにタイミング。バンドのピークの数年の差だったのでしょう。デビューまでこぎつけなかった質の高いバンドも山ほどいたでしょう。時代とは言え勿体ない話です。


HURRICANE - Over the Edge ★★★ (2020-09-03 20:01:09)

この時代のLAは本当に上質なバンドで溢れていました。
QUIET RIOTの弟分(カルロス・カヴァーゾとルディ・サーゾの弟がGとBだったから)と呼ばれていたLAメタルバンド。とはいっても、QRとは全く違う少し湿り気のある王道HR。メロディアスでフックのある曲はどれも上質。①③④⑥はかなりお気に入りです。なんじゃこらだのいらねーだの言われている⑩も結構好きなんですけどね。
上質な曲と同時に特筆すべきなのは、ソウルフルな歌唱を聴かせるケリー・ハンセン。後にフォリナーのフロントマンになったのには驚きましたが、納得の実力です。ドラムのジェイ・シェレンがエイジアやイエスに参加したり、ロバート・サーゾが(分裂)クイーンズ・ライチに入ったりと、思えば凄腕の安定したバンドだった訳ですね。


WHITE LION ★★ (2020-09-03 19:13:37)

ヴィト・ブラッタは凄いギタリストだった。
エディのコピーと呼ばれていたが、個人的にはアップデートされたエディ、エディ上位互換のイメージで聴いていた。はっきり言って作曲能力はエディよりも高いし、タッピングの技術と表現力も本家を超えていた。更に、右指に感情を乗せられるというおまけ付き。そしてWhite Lionというバンド名や、出世作Prideの洗練されたジャケットからはメジャーの匂いがプンプンし、売れる雰囲気に満ちていた。
しかし、彼らはビッグにはなれなかった。マイク・トランプの弱さ故にだろうと思う。不安定なだけでなく、どの曲も同じ1本調子。歌いまわしが中途半端にジョン・ボン・ジョヴィなものだから、どうしても歌の下手なBOB JOVIに聞こえてしまうのは辛かった。

脱退後のヴィトは音楽業界を離れたという。あれだけの腕なら引く手あまたで、どんなビッグバンドに入ってもおかしくなかったのではないかと思うが、実際はどうだったのだろう。脱退当時はギターソロが否定されていく暗黒の時代の入り口でもあったが…。


WHITE LION - Big Game - Goin' Home Tonight ★★★ (2020-09-03 18:34:09)

That'sアメリカ!な爽やかポップロック。
久しぶりに聴きましたがやっぱり良いですね。
みなさん仰る通りこのソロは出色。
より複雑な方向に進みがちなタッピングの逆方向の進化ですね。
右手のピッキングに感情を乗せるのは当たり前ですが、タップする指に感情を乗せられるギタリストはそういません。


ANTHEM - Gypsy Ways ★★★ (2020-08-26 02:21:00)

前作BOUND TO BREAKは大傑作だった訳だが、個人的にはこのアルバムからの短い期間:森川+洋也期が最も好み。
3rdで大進化したとはいえ、やはり英三と森川では(特にこの当時は)圧倒的な差があった。リリース時「英三と声がそっくり」「あまり変わらなくてよかった」とかいう意見もあったが、何聴いてるの???と思ったものだ。

名曲Hunting Timeの存在とギタープレイから次作の方が個人的には思い入れが深いが、アルバム全体の完成度で言えばこちらだろう。①から②の流れがたまらない。一見地味だがこれは森川でなければ出ない味だ。

森川はANTHEMデビュー前のオーディションを受けていた。英三に決まったのはルックスの差。森川がパンチではなく長髪で行っていれば最初から彼に決まっていたに違いない。


ANTHEM - Hunting Time ★★★ (2020-08-26 01:14:01)

歴史的な名曲Hunting Timeを含む森川期最高傑作。
レコーディング時、声が全く出なくなるなど森川が絶不調だったとは思えないハイテンションなアルバム。突然出て来たXよりもANTHEMの方がずっと良い曲を書いているのに何故…という悔しい思いもした。

97年頃だったか、ギターの洋也に2時間ほど話を聞くことが出来る機会があった。その中で一番記憶に残っているのが「Hunting Timeが初めて自由に出来た(やらせてもらえた)アルバムだった。やっとできたという思いがあったし、一番気に入っている。」という言葉だった。色々あったのだなぁと思いながら、自分が一番好きなアルバムに送り出した側も特別な想いを持っていたのを聞いて嬉しかった。
余談だが、森川を褒める余りに英三の事を少しDisってしまった所、「英三、本当に上手くなったよ。あいつ今凄いよ。」と熱く語っていたのも印象深かった。その直後にアニメタルで復活してきたのには驚いたが。


ANTHEM - Bound to Break - Bound to Break ★★★ (2020-08-26 00:42:03)

アームアップから始まるオープニング。オクターブがらみの疾走感あるソロ。突然パワーアップした英三の声。ギターソロ前ブリッジの緊張感。ギターヒーロー然とした堂々たるソロ。熱くならざるを得ない王道の構成。
森川にHunting Timeがあるなら英三にはこれがある。Hunting Timeと並ぶ名曲。


ANTHEM - Bound to Break ★★★ (2020-08-26 00:34:06)

DISILLUSIONと双璧をなす初期ジャパニーズ・メタルの大傑作。
曲の完成度、サウンドプロダクション共に前作までとは比較にならない高さとなり、外タレと混ぜても違和感のない、否、日本人にとっては外タレを遥かに凌ぐ作品だった。当時の楽譜がもうバラバラになって原型を留めなくなるまで夢中でコピーさせてもらった。

洋也のギターはこのアルバムで完成した感がある。華やかさに磨きがかかり、バッキングも更に細かくなった。⑤の新機軸のリフも面白い。最大の弱点であった英三の歌もここから突然レヴェル・アップする。森川の方が上手いし好みだが、このアルバムだけは英三の声が合う。


ANTHEM - Anthem - Wild Anthem ★★★ (2020-08-26 00:08:46)

1000回は弾かせてもらっています。
楽器屋の試奏で自然に出ちゃうのもこれのソロ。
永遠の聖歌です。


ANTHEM - Anthem ★★ (2020-08-26 00:02:57)

国産メタル花の85年組。同期はFLAT BACKERと聖飢魔Ⅱ。パワー・メタルという言葉を初めて聞いたのはANTHEMに対してだった。当時は”それまでのメタルよりも速くて過激”と捉えていたが、あれは今に続くパワー・メタルと同じものなのだろうか。ANTHEM用に作った造語だったのだろうか。当時は未だHELLOWEENもいなかった訳で。

英三の声がアマチュア丸出しで同期2バンドに大きく水を空けられていたが、曲は抜群に良かった。初期衝動の爆発が眩しく、新しい風が吹いて来たんだと興奮したものだ。⑤は当時国内最速曲だった。特筆すべきはギターの洋也。コピーバンドをやらせてもらって全曲コピーしたが、長いソロの気持ち良さ以上にバッキングを弾いていて面白かった。攻守に強いギタリストの面目躍如という所。

あれから35年。未だに音楽性が全くブレていないことに頭が下がる。最早、ANTHEM”道”。
改めて考えるとANTHEMって素晴らしいバンド名だ。


ALLEN - LANDE - The Battle ★★★ (2020-08-25 23:22:40)

上手いヴォーカリストが良い曲を歌う。これ以上は不要。しかもその上手いのが2人もいるのだから。
安心してお勧め出来る上質なメロディックハード。


VOODOO CIRCLE - Voodoo Circle ★★★ (2020-08-25 23:12:33)

SILENT FORCE、PRIMAL FEARのギタリスト、アレックス・パイロットのプロジェクトの1st。
Voがデイビッド・リードマン、Bがマット・シナーということで、PRIMAL FAIR +PUNK CREAM69、ある種ドイツドリームチームの様な編成です。音楽性は正統派の様式美系。メロディック・メタルに寄せたRainbowの様で個人的には大好物。
ぼわーっとしたSEみたいなもので始まるミドルテンポの曲が多いので、今一つエッジが立った感じがありませんが、④、⑨の様な疾走曲はきっちりガツンと来ます。⑨なんてこの時のイングヴェイよりイングヴェイしていて、本家もこの位の書いてくれよと思ったものです。
所謂正統派好きの方にはオススメ。


NOZOMU WAKAI'S DESTINIA ★★★ (2020-08-25 05:56:39)

久々に本物感のあるギタリストが出て来た。血液に80年代を取り込み、まがい物を混ぜることなくそのままアップデートしてくれた様な…こういう曲が聴きたかったのだとガッツポーズを決められるような。この令和の世に、若井望とLOVEBITESがいてくれることが本当にありがたい。

まず、シャープネルの末裔系ではない所が国内では目新しい。フェイバリットにBLIZARDの松川(実際そっくりだが)を挙げているだけあって、そのギタープレイは古き良き時代のHRに根差しており、極上のリフでぐいぐい引っ張っていくスタイルは嫌が応にも熱くなる。ハーモニックマイナーを聞き飽きた耳にはソロもガツンと響く。勿論テクニシャンではあるのだが、曲芸より先にちゃんと曲が来る…そう、KUNIがデビューした時に似たものを感じた。
プレイヤーとして以上に、コンポーザーとしての能力も(むしろこっち)非常に高い。楽曲の提供やアルバム参加先はとんでもないビッグネームばかり。そして、どんな環境であっても、確実に惹きつける実力を持っている。

一つ気になるのは、DISTINIAがソロプロジェクトのままなこと。早くパーマネントなバンドを組んで化学変化を起こして欲しいものだと思う。


BLIZARD ★★ (2020-08-25 05:00:07)

良いバンドでした。G松川敏也のソングライティング力、当時の一世代前のギターヒーローに影響された流麗なフレージング。確かに下村のVoは強くはなかったけれど、先天的にVoが弱いジャパメタの中にあっては、そう弱点になる程ではありませんでした。
BLIZARDを最後まで悩ませたのは、皮肉にもそのルックスの良さだったのかもしれません。ルックス重視で集められ、デビューと強いプッシュが約束されてのバンドスタートというイメージが付きまとい、正当に評価されなかった側面がありました。しかし、B'zの稲葉参加で有名な松川のソロの出来を見ても、もっとミュージシャンとして高い評価が与えられるべきバンドだったと思います。
後に松川のフォロワーとして若松望が生まれ、素晴らしい王道メタルを聴かせてくれているのは嬉しい限りです。


MARINO (2020-08-25 04:03:54)

当時はデビュー前のバンドの音を聴くなんてことは簡単には出来ない時代。レコードは子供の小遣いでは友人と分担買いして貸し合わなきゃいけなかった(田舎のレンタルレコード店には新人メタルバンドなんて置いてありません)。それだけに買うLPは事前情報を集めて厳選。外せないのだ。MARINOの事前の期待はMax。なんて言ったって、あの44MUGNUM、EARTHSHAKERと並んで関西3大メタルバンドと呼ばれ、その上一番玄人好みだというのだ。

泣きそうになりましたよね。あんな思いをしたのはMARINOと横関敦のBRONX位。ショックが大きかっただけに、未だに平常心では聴けません。良く聴けばそんなに悪くない(特にRAVEN)のかもしれないけれど、刷り込みは恐ろしい。


褒めている人もいるし、勿論一部で人気はあったのだろうが、正直に言って結果が全てを物語っている。
3大バンドの中で唯一1年遅れの84年メジャーデビュー。翌85年末に早くも契約解除。その85年にはANTHEM、FLATBACKER、聖飢魔Ⅱたちがデビューし、第一世代のLOUDNESS、VOWWOW、44、EARTHSHAKERらに続く彼らが新たなファンを呼び、日本のメタルシーンが正にピークに差し掛かろうという(=メタルが最も商売になっていた)時期に、レーベルからの契約解除の意味は大きい。野音で開かれたフェスの記録に、「(前述の85年組達)の後に登場したMARINOで客の熱が引いて行った。観客は、新しい血(ANTHEM達)を求めているのだ。」といった内容の記述があるが、客の大半にとってはMARINOも1年前にデビューしたばかりの新しいバンド。ベテラン感なんて関西の人間と雑誌が持っていただけのもの。要は、実力差がありすぎたのだ。ヴォーカリストの。もう一つ言えば、見た目に重きを置かないメタル界にしてもルックスが悪すぎた。

先天性フラット症のLEOを、何故あれだけの名手RAVENは良しとしていたのか。LEOがバンドの創設者だから?フラットするだけでなく、もう歌いまわし自体が…。曲は良い。オケは悪くないのだ。なのに何故…。IMPACT,BREAK,SINGERをちゃんとしたメロディーラインで聴いてみたい。良い曲なのだ。


44 MAGNUM - Danger ★★ (2020-08-23 19:29:34)

83年といえば、86,7年にピークを迎える世界的なメタルブームが本格的に盛り上がってきた年。後に海外ではヒットチャートの上位をメタルバンドが占めるようになる訳だから、今からは想像もつかない程、爆発寸前の熱が渦巻いていた時期なのだ。ただ、日本の特殊な音楽事情の中では、最後までメタルはマイナーな存在のままだった。44マグナムは、後に嘲笑のニュアンスまで込められた所謂ジャパメタのイメージそのもの。時代を象徴するバンドであり、DANGERは象徴する1枚である。

ラウドネスが彗星のように現れた直後から、日本中でメタルバンドが雨後の筍状態で増殖を続けた。その中心は関西。物凄い熱だった。その中から選びに選ばれ、最も早くデビューを果たしたのがアースシェイカーと44MAGNUM。既にデビューするには十分すぎる力を溜めていただけに、デビューアルバムDANGERで44MAGNUMの魅力は完成していた。今聴けば音楽的にどうこう言うべき所はないかもしれないが、当時の(自分を含めて)メタルという新しい音楽の魅力に飢え、吸収しまくっていた少年たちにとっては、これがカッコいいのだと刷り込まれてしまっている。また、音の追求に皆が鎬を削る中、ド派手なビジュアルにも力を入れた最初のバンドでもあった。結果、それはXやビジュアル系を産むことになり、この点を見ても外タレに目を向けていたように見えてとことんドメスティックだ。

聴けばあの時の熱が蘇って来る。
今のファンに「カッコいいから聴いてみな」と勧めるつもりはないが。


44 MAGNUM - STILL ALIVE ★★★ (2020-08-23 18:49:49)

本来ならば86年に発売されていたであろう幻の4th。

所謂プリプロだが、スタジオに入ってきっちりと仕上げられている。ギターはオーバーダブされているし、ヴォーカルとの掛け合い、コーラスまで完成している。未完成なのは歌詞だけ。英語風のアドリブ歌詞でコーラスまで入っているのも不思議。音も含め、このままで3rdよりもクォリティが高いというのはどういうことなのか?DTMなんぞなかった時代。スタジオに入ってこれだけのデモを作り、丸々ボツに出来たとはいい時代だったなと思う。
復活ライブのオープニングが①だったように、発売されていれば彼らの代表作になったのは間違いない。③、⑥など、本当に完成品を聴いてみたかった。


44 MAGNUM - Actor - Love Desire ★★ (2020-08-23 18:12:33)

JIMMYが創作意欲を失ってダメダメになり、ただ酒くらうために他バンドの打ち上げに入り浸ってばかりいた時期にローテンションで作られた…という3rdの中で、これだけは名曲。
PVは時代ですねぇ… 初めて見たと思ってたらDVD持ってましたw


LOVEBITES - ELECTRIC PENTAGRAM - THE UNBROKEN ★★★ (2020-08-23 00:00:28)

これasami以外に歌える人いないんじゃなかろうか。この高さを歌に出来るというのは凄い事だ。そもそもド頭の第一声から高い。ハイトーンで圧倒する所ではないだけに、これをカッコ良く決めるのはかなり難しいと思う。
そんなことは置いておいたとしても、シャッフルビートのこの曲は単純にカッコいい。一般リスナーが聴いた時に、アルバムの中で一番ウケが良いのではないかという気がする。歌メロをそのまま引き継ぐソロの入りも一般ウケしそうだ。

しっかし、凶悪な⑩の後がこのノリって振れ幅の大きさが凄くないですか?


LOVEBITES - ELECTRIC PENTAGRAM - SET THE WORLD ON FIRE ★★ (2020-08-22 23:45:31)

miyakoがスラッシュを書くとmiho曲より過激になるのね…ということで、今の所LOVEBITESイチ凶悪な曲という事になる。ソロはDRAGONFORCEインスパイアとの事だが、確かにそんな感じ。

それにしても全てメタルという枠から出ていないとはいえ、これだけの幅広いバリエーションの曲を全て高いレベルでこなしていること一つをとっても、LOVEBITESというバンドの恐ろしさが分かる。


LOVEBITES - ELECTRIC PENTAGRAM - DANCING WITH THE DEVIL ★★ (2020-08-22 23:18:30)

3rdにしてついに来たmidori曲。これで5人全員がコンポーザーという事になる。曲は一聴してザ・80'sHR。ただし、バッキングは遥かに複雑なことを演っている。

基本的にはミドルテンポの8分で重いのだが、ノリは16分ベース。このグルーヴィーな感じはこれまでなかったので、やはりmidoriが作曲陣に加わったのは良かった(とはいってもアレンジはmao。編曲能力を持つのは外部のmaoとmiyakoの2人だけ)。asamiのフェイクを交えた歌いっぷりもこれまでにない肌触り。ギターの肝はBメロ裏。凝りまくりの細かさ。


LOVEBITES - ELECTRIC PENTAGRAM - A FROZEN SERENADE ★★★ (2020-08-22 22:49:31)

2ndのEPILOGUEに比べ、よりHR感が増したasami作バラード第2弾。後半に激しく盛り上がる王道ぶりが心地良い。

美しく聴きやすいミドルテンポのバラードだが、演奏面での聴きどころが多い。特にharunaのドラム。全編に渡って凝りまくったアレンジが施され、サビ裏に至ってはほとんど変態(最上級に褒めてます)。一体どんなノリで叩き切っているのか、1曲ずっと眺めさせてもらいたい。mihoのベースは隙間が空くのを恐れているかのようにオブリ入れまくり。miyakoのアコギソロに驚き、midoriのソロの入りに80年代の高崎を感じ、それで終わりだと思ったら 盛り上がるにことかいていつまで高速3連(6連)弾き続けてんのそこの2人!!…お腹いっぱいです。


LOVEBITES - ELECTRIC PENTAGRAM - TODAY IS THE DAY ★★ (2020-08-22 21:11:12)

ダークに始まり、サビで明るく抜ける辺りがmiyakoらしい。
ソロは珍しくmiyakoとmidoriの色合いが似ており、作曲感が強い。


LOVEBITES - ELECTRIC PENTAGRAM - RAISE SOME HELL ★★★ (2020-08-22 20:14:43)

今アルバム最初のmiyako曲。ここまでの”王道のLOVEBITESらしさ”満載の流れから一転、新機軸のオールドスクール・パーティーロックを放り込んで来て驚かされる。そしてまたこれが激烈にカッコいい。

歌詞で各パートを紹介する構成になっているが、ここまでノー天気でストレートな歌詞もこれまでになかったもの。音に対する単語の乗りも良い。ギターはザックを超えたピッキングハーモニクス乱発。これがまたツボに入るタイミングで放り込まれる。しっかしこのスピードをオールダウンピッキングで刻み続けるのはさぞかしキツかろうと思う。
一度終わったかに見えて復活してくるアウトロも新機軸。ほんとに色々ブっ込んでくる人たちである。


LOVEBITES - ELECTRIC PENTAGRAM - THUNDER VENGEANCE ★★★ (2020-08-22 19:32:43)

現段階で最速のスラッシュを頭に持って来る辺り、2ndとは違う原点回帰の気合を感じる。しかも変拍子リフ。構成的には一度テンポダウンからの再突進がスレイヤーっぽい。アウトロのmiyakoソロの暴れ方が新鮮で、一聴してこのアルバムは凄いことになりそうな空気が漂う。

アルバムオープニングとしてはコッチが良いが、単体で聴く時にはシングルに収録されているオーケストラヴァージョンの方が好き。


LOVEBITES - Clockwork Immortality - Epilogue ★★★ (2020-08-22 02:07:56)

LOVEBITES初の完全なバラードかつ初のasami作。タイトル通り美しくアルバムを締めくくる。
asamiの上手さは言わずもがなで、ファーストソロのmiyakoもキャラ通りの泣きを聴かせるが、意外にもセカンドソロでmidoriがきっちり泣いて来ている。ライブでは曲の締めの彼女のアドリブが見所の一つにもなっている。

アルバム全体がアコギで始まり、アコギをフィーチャーした曲で終わる。アルバムオープニングで使われたテーマが最後の曲のアウトロにツインのハモリで出て来てまた頭に戻る。悠久の歯車(輪廻転生)というテーマがきっちり生かされた作品になっている。


LOVEBITES - Clockwork Immortality - The Final Collision ★★★ (2020-08-22 01:39:51)

印象的なストリングスで始まる、疾走感あるエモーショナル・メロパワ。
サビよりも高音域を駆使するBメロが今までになくカッコいい。ソロ前のCメロも展開の良いアクセントになっている。miyakoのセカンドソロがそのままアウトロになっているのもなかなか。


LOVEBITES - Awakening From Abyss - The Awakening ★★ (2020-08-22 01:29:24)

壮大に始まるメタルアルバムの公式に則ったオープニング曲であるが、気合が非常に入っている。
まず、この小曲1曲でmiyakoの音楽教育をきちんと受けた作曲能力の高さが分かる。次に、バンドイン後のリフがリード・トラックShadow Makerのソロ前のリフであったり、曲のモチーフが後のアルバムでこっそり使われていたりというちょっとした遊びから、ミュージシャンとしての本物感が漂う。凄いバンドが出て来たものだと驚かされた。


LOVEBITES - Clockwork Immortality - Journey to the Otherside ★★ (2020-08-22 01:28:09)

NWOBHM的な1曲。シンプルな構成だが、リフが2人で全く違う事を演っていたりして面白い。
特にサビの印象から明るい曲調に聞こえるが、歌詞を読むとmihoが亡き父に捧げた曲(闘病中の父に捧げたのが前作のBreak The Wall)で、アルバム全体のコンセプト輪廻転生に繋がる。


LOVEBITES - Clockwork Immortality - M.D.O ★★ (2020-08-22 01:16:50)

The Hammer Of Wrath , Break The Wallの流れの高速スラッシュ。
サビのM.D.O.が声を出しやすくライブの定番曲となる。


LOVEBITES - Clockwork Immortality - Mastermind 01 ★★ (2020-08-22 01:09:29)

リフがかっこいい。ザック的なピッキングハーモニクスの入れ方も良いアクセントになっている。
サビでパッと視界が広がるような展開が分かり易くキャッチーで、asamiが中低音域を中心に歌っていることもあり1st収録の曲とは印象がかなり違う。ソロは通常運転だが、midoriパート中盤で1フレーズだけハモっていて耳を引く。


LOVEBITES - Clockwork Immortality - Empty Daydream ★★ (2020-08-21 20:40:36)

歌謡ロックに近い、LOVEBITESの中では余りないタイプの曲。リフがマイケル・ジャクソンなのは置いておいて、ソロになった途端プログレになる構成も面白い。イントロが8小節×2の単純な繰り返しな点は、リフがシンプルなだけにもう一ひねり欲しかった気もする。

この曲もライブで化ける。特にDaughters of the Dawnのピアノから入るバージョンは鳥肌もの。コーラスもアルバムよりも立ってカッコ良い。この曲がライブのハイライトにまでなるとは思わなかった。


LOVEBITES - Clockwork Immortality - Pledge of the Saviour ★★ (2020-08-21 20:06:40)

ギャロップに乗せた疾走感あるバッキングが気持ちいい。ツインのハモリも良。転調を2回しながらドラマチックに展開していく。
LOVEBITESは転調を多用するが、彼女たちの転調する曲はハズレがない。


LOVEBITES - Clockwork Immortality - Addicted ★★ (2020-08-21 19:49:46)

12弦アコースティックで始まるメロパワ。ザ・オープニング曲。
ただし、LOVEBITESにしては構成の捻りなどの味は薄め。他のアルバム、ミニアルバムの1曲目にも、インパクトの面では一歩譲る。
…が、ライブではパワフルな印象に変化する。特にサビ終わりのasamiの歌いまわしはアルバムのパワー5割増し。

オープニングのアコースティックをバックにしたテーマがアルバム全体に流れ、この曲のアウトロ、⑩のアウトロに形を変えて顔を出す。輪廻というテーマに則ったものでもあるのだと思うが、この辺りのミュージシャンとしてのちょっとした遊びは流石だと思う。


LOVEBITES - Awakening From Abyss - Bravehearted (Awakened Version) ★★★ (2020-08-21 00:25:10)

ドラマーharuna作曲。複数のライターが存在することがバンドの武器でもある。
意外と言っては何だが、ツボを心得た なかな熱い展開を見せる良曲。EPにも収録されており、そちらは今の所唯一の日本語曲。とたんにジャパメタの香りが漂ってくるが、それはそれで悪くない。

harunaとmihoが在籍したDESTROSE時代の曲だというのでとりあえずアルバム1枚聴いてみたが、延長線上にLOVEBITESがあるとはとても思えないクォリティで驚いた。miyakoのDROP OF JOKERやmidoriの(これだけはYoutube確認)アイドルっぽいバンドもそうだが、何故ここまで変化できたのか本当に不思議。良く聴けば個々のメンバーはその環境の中で光るプレイをしていたのだが、よくぞ見つけ出してきたものだと思う。とはいえここまでのものに仕上がるとは誰も思っていなかったのではないか。作曲・編曲に関しては外部ライターのmaoと天才miyakoの能力ということは分かるが、maoが他のバンドに書いた曲を聴くとLOVEBITES各人の自己パートアレンジ力の高さは明白。ケミストリーという言葉を安易に使いたくはないが、まざまざと見せつけられている思いがする。


LOVEBITES - Awakening From Abyss - The Apocalypse (Awakened Version) ★★★ (2020-08-20 23:21:03)

ライブのオープニングにも使われた”掴める”1曲。高速スラッシュにasamiのスクリームが光る。彼女の音域の広さにも注目。
midoriはこの曲調にも関わらずボトルネックまで持ち出し、ホント色々やるバンドだと感心する。緩急自在の構成も良く、アウトロのハモリもLOVEBITESらしい。

EPにも収録されていたが、こちらはイントロにasamiの超音波スクリームが足されている。


LOVEBITES - Awakening From Abyss - Burden Of Time ★★★ (2020-08-20 22:57:47)

突進力あるストレートナンバー。
サビのコーラスがキャッチーで爽やかだが、これ、ウドが歌って野太いコーラスならばAccept。
こんなストレートな曲でも、細かなフックとツボを突くフレーズで飽きさせないのが流石。ギターの良さがまず耳に来るが、ベースが密かに色々やっていて面白い。


LOVEBITES - Awakening From Abyss - Scream For Me (Awakened Version) ★★★ (2020-08-20 20:55:17)

①から怒涛の展開で走って来てからの一転して重心低いミドルナンバー。デビューEPにも収録されている。
ベースからギターが1本ずつ加わって来るイントロが良いが、ライブではドラム~ベースと1ステップ増え、良いアクセントになっている。サビに向けて広がって行く展開も見事だが、曲のポイントはアウトロのギターバトル。EPではフェードアウトしていたが、こちらはきっちり最後まで戦い切る。曲中ソロ前のブリッジもかっこいい。女性バンドでここまでギタープレイを前面に出すバンドが現れるとは思ってもみなかった。
ライブでアウトロのフレーズはそのまま再現されているが、ドラゴンフォースへの飛び込みバトルを見ると、アドリブバトルが聴きたくなる。(そんな女性バンドこれまでいた????)


LOVEBITES - Awakening From Abyss - Warning Shot ★★★ (2020-08-20 20:32:55)

シンプルなリフがカッコ良いストレートナンバー。
頭から聴いて来ると、②で圧倒された後、ん?このヴォーカル結構凄いかも…と気付き始める。midoriのソロはイングヴェイを意識したらしいが、完全にThunder In The East期の高崎。続くmiyakoのソロとの色合いの対比も彼女達らしい。一転して完全ハモリのアウトロも良い。


LOVEBITES - Awakening From Abyss - The Hammer Of Wrath ★★★ (2020-08-20 20:13:16)

メタルバンド・LOVEBITESの挨拶代わりの一撃。疾走感あふれるスラッシュ・ナンバー。
彼女たちの曲の中では比較的ストレートな構成ではあるが、アラビア音階を使ったイントロ&ソロや、ソロ後のギターレスになる構成、単調には終わらないメロディアスなサビなど、初っ端の曲からきっちり一ひねりを加えて来ている。最初は単純にドラムの手数足数にも驚いた。


EARTHSHAKER - MIDNIGHT FLIGHT ★★★ (2020-08-20 19:19:38)

EARTHSHAKERの最高傑作=日本語メタルの最高傑作。
1stから次第に音楽性を広げ、所謂売れ線との程よいバランスが完成したアルバムだと思います。③はMOREに次いでコピーされまくった曲。演奏の難易度が低めであると同時に、メタル=ハイトーンではない事を教えてくれたマーシーの声がコピー人気のポイントでした。今聴き直していてもどの曲も飛ばす気になりません。


EARTHSHAKER - FUGITIVE - MORE ★★★ (2020-08-20 18:54:34)

究極の日本人による日本人のためだけのメタル。
所謂ジャパメタの代名詞。心震える名曲。


EARTHSHAKER - FUGITIVE ★★★ (2020-08-20 18:51:49)

ジャケットが突然格好良くなって外タレみたいだーと思った傑作2nd。
充実度では次作MIDNIGHT FLIGHTに譲るが、何と言っても⑤MOREが収められているだけで歴史的な価値は計り知れない。(最初は尾崎かと思いましたがw。尾崎が盗んだバイクで走り出したのが前年。窓ガラス壊して回るのは翌年)
日本中の高校生がコピーした⑤だけでなく、①の歌詞も同年代の声としてグッと来た。⑥、⑧も名曲。


EARTHSHAKER ★★★ (2020-08-20 18:09:07)

日本のヘヴィ・メタルの誕生を彩った最重要バンド。同期デビューは44MUGNUM。MARINOと併せて関西3大メタルとも呼ばれた。日本産メタルバンドとして最も早く武道館公演を果たしたことからも、当時の圧倒的人気ぶりが分かる。(LOUDNESS、Vow Wowより先なのだ)

LOUDNESSが海外勢と同じルーツを持ち、テクニック至上主義であったのに対し、国内フォーク・ソングをルーツにしたかのような音楽性で、激しさがもてはやされたメタル黎明期において既に”感情”に訴えることを最重要課題にしていた稀有な存在。また、日本語で歌う事に本当に意味があった唯一のバンドでもあり、この”日本語メタル”は、早くも2nd FUGITIVEの①記憶の中 ⑤MOREで完成を見る。当時のメタル少年は、校舎の窓を割って回る17歳よりも、ナイフを握りしめる18歳に心を掴まれていたのだ。


当時はEARTHSHAKERなんて女子供の…なんて突っ張って斜めから見ていたのですが、改めて聴くとたまらんですね。2nd、3rdはまごう事無き名盤。MOREは歴史上最も高校の学園祭でコピーされた曲なんて言われていました。4thなんて今聴くとクランチ並みの歪みのなさですが、突然明るくおしゃれになった曲は最高。リ・アレンジのセルフカバー・ベストYesterday & Tomorrowでアレンジ力の高さも堪能できます。


MICHAEL SCHENKER GROUP - Built to Destroy - Captain Nemo ★★★ (2020-08-20 02:21:04)

Into The Arenaと双璧をなすザ・マイケルな1曲。難易度と展開のドラマチックさはInto The Arenaを凌ぐ。LiveでのCaptain NemoからRock My Nights Awayへの流れは激熱。

メインリフはごまかしの利かない音使いに開放がらみとスキッピングもありかなり難しい。しかも、昔のTABでそれっぽく弾けて満足していたら、マイケルが明かした正解の運指が結構変態で、皆「えー!そっちー!?」ってなったいわく付き。後半の正にマイケルなソロは開放感も相まって快感。

この曲に関しては、エンディングがフェードアウトするオリジナルより、断然きちんと終わるUS。


MICHAEL SCHENKER GROUP - Built to Destroy - Rock My Nights Away ★★★ (2020-08-20 02:02:50)

明るくキャッチーな曲調とフックのある歌メロ。声以上に歌うギター。
評価が低いのが不思議なM.S.G.らしさ満載の名曲。個人的には初期4作のオープニングナンバーの中で1番です。いかにも80年代なオリジナルMixのキーボードの音も捨てがたいものがありますが、不評のUS Mixのエレピのほうがあか抜けていて好きです。特にイントロありが正しい姿だと思うので、やはりUS。とはいえオリジナルも良いので、2度楽しめるという事で。


MICHAEL SCHENKER GROUP - Built to Destroy ★★★ (2020-08-20 01:49:46)

1st~3rdまで長々書かせて頂きましたが…実はこれが一番好きです!(笑)この年はAlcatrazzの1st、RainbowのBent Out Of Shapeと限りなき戦いばっかりとっかえひっかえ聴いていました。中でも限りなき戦いのジャケットが好きすぎて。

マイケル本人も”最も弱い作品”なんてことを言っていますが、全くそんなことはありません。下手だからという身も蓋もない理由でクビにされながらも気持ちよく戻って来たゲイリー・バーデンのおかげで、ある種”M.S.G.らしい”歌メロも復活。キャッチーさとマイケルらしさのバランスが非常に良く、気持ち良く一気に聴き通せます。

このアルバムを語る時に必ず言われるMix違いですが、個人的にはどっちもOKです。US版が悪いとも思いません。最初に聴いた印象の強さでもありますが、Rock My Nights Away(名曲!)は、イントロがないと寂しいですし、Captain Nemo(名曲!)はフェードアウトしちゃダメでしょ。オリジナルの太くて生々しいMixも確かに良いので、2度楽しめると考えればお得なアルバムです。


マイケルはこのアルバムをもって再度本格的に全米進出を目指しますが、またしても精神的に雲行きが怪しくなります。日本武道館では「ジャップ!金やるから出てけ!」とキレるは、ライター頭に当たって怒って帰っちゃうは、精神的に不安定極まりない状態になり、ツアー中にゲイリーに「スターぶってんじゃねぇよ!」といちゃもんを付けクビに。この時点で既にM.S.G.は事実上崩壊。極めつけは、伝説の84'スーパー・ロック・イン・ジャパンでの逆伝説ライブ。アンヴィルの人生のターニングポイントにもなったこのライブの参加バンドはMSG、ホワイトスネイク、スコーピオンズ、ボン・ジョヴィ、アンヴィル。MSGはホワイトスネイクとテレコでヘッドライナー。こんな、日本中のメタル・ファンとライバル、兄ちゃんの前で、史上最低のライブを披露してしまいます。ゲイリーの呪いか、歌えないは、歌詞覚えていないは、格好はインディアンだは踊るはのレイ・ケネディは、そりゃもう凄かった…。で、マイケル精神的にジ・エンド。

その後、色々、色々、色々あったり、韓国の酒みたいな人と組んで何故か凄テクギタリスト入れたり、老後のバンド活動楽しく始めたりしますが、結果的に見て、このアルバムは、マイケル・シェンカーがその魅力を最大限に発揮した最後のアルバムではないかと思います。


MICHAEL SCHENKER GROUP - Assault Attack ★★★ (2020-08-20 00:21:34)

重い様式美溢れるメタルと極端にポップな曲が同居する、M.S.G.版Down To Earth(Rainbow)という感じ。グラハムの活かし方として、リッチーとマイケルが(もしくはPが)同じ判断を下したのが面白い。
グラハムは流石のパワー。マイケルのアルバムの中で、ヴォーカルがギターと対等に戦えているのはこのアルバムだけ。マイケルのギターには、ディオタイプのこねる暑さよりも、グラハムのストレートに突き抜ける熱いタイプの方がより対比が利いてマッチする。思えばディオのフォロワーの多さに比べてグラハムフォロワーって余りいないね。

このアルバムの成立は良く知られているが、本当に一瞬の偶然、隙間みたいなもの。
ゲイリー・ムーア・バンドの空中分解で流れて来たコージー・パウエルは、ゲイリー・バーデンの実力不足を不満に思い、デヴィカヴァを引き入れようとするも失敗。そこで、Rainbow時代の親友グラハムを引き入れることに成功するも、今度は自分がデヴィカヴァに引き抜かれることに。理由はイアン・ペイスがゲイリー・ムーア・バンドに行っちゃったから。何このPulple Rainbow Gary MSG近親相姦的ドロドロぶり。
人誘っておいてレコーディング前に何で抜ける!?と、厄介なギタリストの面倒を押し付けられたグラハムはこの時点でほとんどやる気なし。何とかレコーディングは終えたものの、お披露目ギグで(わざと?)下半身を晒して逃亡。そのままクビに…と、もう何が何やら(笑) まあ、ポップスの歌メロしか作れないグラハムと、歌メロ他人任せのマイケルが続く訳もなかったのだが。それでも、数年前に中野サンプラザでお披露目ギグ以来の和解競演を観ることが出来た時には、何故か涙が流れましたが(笑)


HR/HMの世界は、他のジャンルに比べて職人集団の色合いが強い。
腕一本で稼ぐことの出来る彼らだからこそ、頻繁にメンバーチェンジを繰り返しながら、時に夢の組み合わせを実現して名作を残してくれる。Assault Attackもそんな1枚。これをもし当初の目論見通りデイヴィッド・カヴァデールが歌い、コージーが叩いていたら…と想像して楽しめるのもHRならでは。


MICHAEL SCHENKER GROUP - MSG ★★★ (2020-08-19 23:16:57)

1st同様、ゲイリー・バーデンの歌メロが肝の傑作2nd。勿論、主役マイケルもまずまず好調。音はドライブを抑えて生々しいものになっている(多分、マイケルが出している音自体は前作と変わらないと思う)。マイケルがいやいや臨んだ前作の英・全米ツアーが好評で、精神的に落ち着いた状態でレコーディングに入れたのではないか。ただし、今作でも多少感じるが、マイケルの場合、精神的安定が作品に概ねプラスに働かないのが痛し痒し。
前作に比べアメリカナイズされた音は、プロデューサーのロン・ネヴィソンによるものだが、ドラムの軽い音にコージーが不満を持ったのも事実。加えてゲイリーの実力不足へのいら立ちが、後のコージー脱退へと繋がることになる。
個人的には⑦、③などの名曲はあるものの、全体として小さくまとまった印象。


MICHAEL SCHENKER GROUP - The Michael Schenker Group - Armed and Ready ★★★ (2020-08-19 22:26:54)

Smoke On The Waterに次ぐ、ロックギター必須習得曲。
6弦開放にパワーコードを刻むリフは、メタルギターの基本。
フレーズと展開で魅せるソロも正にマイケル。
ソロ1発目に叩きつける名刺として、タイトル含めて完璧。


MICHAEL SCHENKER GROUP - The Michael Schenker Group ★★★ (2020-08-19 22:08:01)

マイケルは歌メロを作らない(作れない?)。ギタリストのオケに合わせて主にヴォーカリストが歌メロをアドリブで乗せていく作曲法は、ロックの世界では別段珍しい事ではないが、マイケルは結構そこが徹底されている。美旋律が売りの彼だけに、意外に思える人もいるかもしない。
だから、マイケルには相棒が必ず必要なのだ。しかし、マイケルはこの人間関係が大の苦手。というか、この時期は正に狂人一歩手前の最悪の時期。その点、結果論だがゲイリー・バーデンは最適であった。このアルバムが名盤たりえたのは、彼のメロディ作りのセンス(と、多分人の良さ)に負う所が非常に大きい。

ルドルフ兄ちゃん達に助けられて何とか社会復帰にこぎつけたマイケル。ソロアルバムのプリプロは凄腕ビリー・シーンまで参加して順調に進んでいるかに見えたが、またしてもマイケルの酒と精神安定剤乱用による錯乱で空中分解。一時、ソロプロジェクトは暗礁に乗り上げる。(因みに、この時ビリー・シーンがそのまま参加していたら面白いことになっていたでしょうね。後のミッチ・ペリー参加はこの時のつながりでしょうか…。まかり間違ったら、マイケル、ビリー・シーン、コージーのオケで歌うゲイリー・バーデンというバランスが超悪いバンドが見られた可能性も…)
ここでマイケルがついていたのは、兄ちゃんの紹介でピーター・メンチという凄腕マネージャーがついていたこと。かれの腕でスタジオミュージシャンとツアー用ミュージシャンをかき集め、半分人間やめていたマイケルを何とかコントロールして、この歴史的アルバムは完成する。ロジャー・グローバーをプロデューサーに起用してもらえたのも、精神的な安定に大きく貢献しただろう。この辺り、同時期のゲイリー・ムーアが環境に恵まれず足踏みさせられていた(後にコージーまでマイケルに取られちゃうし、先に死んじゃうし)のと対照的。人望の厚い兄ちゃんは持っておくべきだ。 

内容については言わずもがな。
①はロックギター入門としてSmoke On The Waterを弾けるようになった人の次の必須科目。⑥はマイケルの代名詞。ラストの⑨に至るまで、クライベイビー半踏みの独特のトーンと共に、これぞマイケルという名演の嵐。正にロック・ギターの教科書。


それにしてもこの1980年という年。
M.S.G.が出て、オジーでランディ・ローズがデビュー、ゲイリーがG-Forceリリース…と、ギターが本当に歌っていた時代だったんだなと胸が熱くなる。


ANNIHILATOR - Set the World on Fire - Sounds Good to Me ★★★ (2020-08-18 20:49:04)

アナイアレイターの攻撃性、テクニカル・スラッシュの側面を落とし、もう一つの魅力「ジェフ・ウォーターズのメロディイ・メイカーとしての才能」オンリーで勝負した傑作バラード。一般に、メタルバンドのバラードは美しく、名曲が多いのだが、この曲はその透明感、疾走感、爽やかさで一線を画す。今まで聴いたことのない肌触りだ。
アナイアレイターの冠が付かず、一般のポップスとして世に出ていたら、スタンダードになっていたのではないかと思う。


ARCTIC MONKEYS - Favourite Worst Nightmare - Brianstorm ★★ (2020-08-18 20:19:47)

凄いスピード感
メタル以外でこんなに”疾走”を感じるとは
1stのI Bet You Look Good On The Dancefloorよりこっちが好き


CINDERELLA - Night Songs ★★★ (2020-08-18 20:11:28)

ボン・ジョビに見出された弟分というキャッチと、典型的なLAメタルのルックス。しかし音は真逆だった。Shake MeのPVを見て、また凄いの出て来たーと思ったものだ。重心の低い男臭い音と、何よりブライアン・ジョンソンかアクセル・ローズかというトム・キーファーの声が強烈。この顔でこの声出してんの?と不思議に感じた。

2nd以降急速にブルース色を強めて行くが、この1stはハードとポップのバランスが取れた名盤。②だけでなく、①、⑤、⑦もなかなか。名曲③はLAメタルを代表するハード・バラード。
ド派手と驚かれている衣装ですが、当時はこんなもん。むしろ、Cinderellaの見た目とShake MeのPVの雰囲気=LAメタルです。


ANVIL - Metal on Metal ★★ (2020-08-18 17:14:41)

スーパーロック84を特集したヤングギターで見たのが最初。肌色の大人のおもちゃ(しかも尖っててなんか痛そう)をフィンガーボードにこすりつけて叫んでるLipsの写真だった。音を聴いたことがなかったので、とりあえず買ってみたのがこれ。衝撃!ということはなかったが、案外まともと思った記憶がある。ドラム結構いいなーとも。

それから20年以上経って、映画館で彼らを観ることになろうとは。しかも感動させられることになろうとは。夢にも思わなかったどころか、人生の3大意外の一つですよ。「アンヴィル! 夢を諦めきれない男たち」は全メタルファン必見。


ANIMALS AS LEADERS - The Joy of Motion ★★★ (2020-08-18 16:44:19)

進化したスティーブ・ヴァイ、トーシン・アバシ率いるスーパーテク集団の2014年作品。

AALはギタープレイだけでなく、バンド構成も変態。トリオバンドながら所謂ベーシストなしで、8元ギター×2、ドラムという構成。まあ、8元ギターでベースの音域は大体カバーできるので何の問題もないのだが。
弾くのは無理として、聴くだけでも知恵熱が出そうなAALだが、今作では④の様に聴きやすく幅も広がっており、カラフルになった印象。聴いていて気持ちが良くなった。

GENERATION AXEの中で、ヴァイ、イングヴェイ、ザック、ヌーノというメンツに囲まれながら、最もインパクトあるプレイを見せたアバシ。勿論AALも良いんだけど、一度シンプルなメタルバンドでのプレイを聴いてみたい。


G-FORCE ★★★ (2020-08-16 22:44:40)

THIN LIZZYで名作「BLACK ROSE」を残し、フィルと喧嘩別れしたゲイリーが、全米進出を目指して組んだ伝説のバンド。マイケルシェンカーのM.S.G.の様なものだが、こちらは組んだレーベルが悪かった。結果、ジェット・レコードの勝手な判断で全米発売が見送られるなどのトラブルが重なり、バンドはアルバム1枚で解散してしまう。レーベルの権利関係で、日本発売も暫くされなかったなどの影響もあった。

ジェット・レコードの影響はその後も続いた。G-Forceの後、コージー・パウエルに誘いを受けていたもののジェットの横やりが入り頓挫。結局コージーはM.S.G.へ。ジェットとの契約をクリアするために仕方なく作った「Live at the Marquee」「Dirty Fingers」の完成度を見ても、この時期のゲイリーはロック・ギタリストとしてピークにあっただけに、活動の足を引っ張られたのは残念この上ない。しかも「Live~~」「Dirty~」共に83年まで放りっぱなしだったのだから酷い話だ。(因みにLive at the Marqueeは羽生結弦で有名になった伝説のライブテイク)

G-Forceは、ある意味ゲイリー・ムーアの音楽の集大成ともいえる。
単なるハードロックではない、幅広い音楽性と実験的試みに満ちている。ファンクが顔を覗かせたり、サックスが入ってきたり、コラシアムⅡの経験、コージーのオーバーザ・トップへの参加、シン・リジイへの参加、ブルースへの傾倒、全てがここに結実している。それは音作りにも及び、アンプを使わずエフェクターから直にコンソールへ入れるライン録りまで試みている。上手くいってはいないが。
それでも散漫な印象はない。通して聴けば極上のハード・ロック アルバムだ。

ジェット・レコードと契約していなければ。
あの時、G-Forceとコージーが合体していれば。
シーンの勢力図が大きく変わっていたかもしれないと思うと残念でならない。


THIN LIZZY - Thunder and Lightning - Cold Sweat ★★★ (2020-08-16 22:08:34)

このアルバムで唯一のジョン・サイクス曲。
それだけに、一番メタルしています。

Cole Sweatの音を聴くと、オープニングナンバーThunder And Lightningは、言われているのと違いほとんどスコット・ゴーハムが弾いている気がするんですけどね。


THIN LIZZY - Thunder and Lightning - Thunder and Lightning ★★★ (2020-08-16 22:04:05)

THIN LIZZYとしては突然変異的な曲で、最後に決めたやけくその一発と見えない事もない。
ジョン・サイクス加入で大幅に変わってハードになったと言われていますが、これ、ジョンが貢献してるのって、セカンドソロだけな気がするんだけど…。リフとファーストソロはスコット・ゴーハムなのではないでしょうか。

ま、そんなことはどうでも良くなるカッコ良さです。


THIN LIZZY - Black Rose ★★★ (2020-08-16 21:48:11)

フィル・ライノット、ゲイリー・ムーアの魂、アイルランドの蜂起の歴史を綴ったアルバム。
フィルのドラッグ問題から、ゲイリーはこのアルバムをもって脱退。後に和解し、2人は名作「Out in The fields」を発表。直後にヘロインによりフィルが死去。翌年、ゲイリーは「BLACK ROSE」に呼応するかの様な同テーマのアルバム「Wild Frontier」を発表することになる…と、どうしても一連のドラマをもって聞きたくなる。

全編ドラマチックだが、①、④、⑨は特に名曲。
ここに登録されている曲数、変に多いのは何でしょうか?


ACTION - INTERACTION - 夢見る頃すぎて ★★★ (2020-08-15 20:27:29)

ソングライター ヨシロウの最高傑作。
日本でしか生まれ得ない、極上のハード歌謡。歌唱力の弱さも、この曲ではそう気にならない

当時のメタルファンから、どこか苦笑交じりに語られることが多かったACTION! ただし、ヨシロウのソングライティング能力は皆認めていた。(恥ずかしくて好きだとは皆言えませんでしたが)

そんな中、「アン・ルイスがCan't Happen Hereのパクリ歌ってる!最近メタルのパクリ多すぎ!」なんて憤ってたら、ヨシロウ作曲でズルっとなって「好きだって言わなくて良かった…」なんてほっとしたりしてた訳ですよ。


ACTION - 動 - Bathroom ★★ (2020-08-15 20:07:28)

何故か中毒性のある地を這う単音リフ
ヨシロウらしいポップこの上ないメロディライン
当時は恥ずかしくて言えませんでしたが、大人になった今なら言えます。ホント好き!


足立祐二 - You's Alien - Roma ★★★ (2020-08-15 19:55:14)

名曲 懐の深さに感動する


R.I.P.


LOUDNESS - SAMSARA FLIGHT ~輪廻飛翔~ ★★ (2020-08-15 19:32:23)

またセルフリメイクかよ!と思ったら、前回の悪夢から12年も経っていた。恐ろしい。
でも、ファンは買ってしまうのだ。DISILLUSIONなんて一体何バージョン買わされたか…。

これだよこれ。ちゃんと重い音出るじゃないですか!
前作辺りから元に戻っていたノーマル・チューニングで、かつ昔よりもずっと重い音。でもテンション感は高いまま。ソロもオリジナル+アップデートで良い感じ。二井原の声は太く、レンジも広くなっている。ライブでもノーマル・チューニングのままできちんと上まで出ているし、疑ってごめんなさいというところ。

ラウドネスって昔から(自分も含めて)全てを受け入れる信者に支えられているんだけど、ファンの想いにピタッと来る動きをしてくれたことが、実はほとんどない。どこかちょっとだけズレるのだ。だから目を離せなかったりするんですけど。

お願い。
もうチューニングだけは下げないで下さい。
お願いします。


LOUDNESS - ROCK SHOCK (2020-08-15 19:00:08)

ギターのチューニングを下げれば音が重くなるというものではない。

初期ラウドネスの魅力は、スピード感とテンション、バチッとショートするかのような弾けるギターで、そのために絶対必要なのはノーマルチューニングなのだ。このダルダルチューニングでは、魅力の一つであるピッキング・ハーモニクス気味に入って来るリフワークも全く生きてこない。ソロのフレーズの変化なんてそれに比べれば些細な事だ。
このチューニングに合うのは、それで書かれた当時の曲。これでは初期の曲の美点を全て放棄してしまっている様に感じる。一聴して当時は冗談かと思ったが、今でもその感想は変わらない。


EARTHSHAKER - Yesterday & Tomorrow ★★★ (2020-08-15 18:47:38)

既に出てから27年も経ってしまったが、これは名盤。

セルフカバーのリ・アレンジもの(某Rockshocksとか)は大概がっかりするのが常だが、これは元曲の魅力を増している稀有な成功例。シャラの変化(成長?)がとてもプラスに働いている。


VANDENBERG ★★ (2020-08-15 18:12:06)

新世代のマイケル・シェンカーって呼ばれていましたね。
言われるほど似ているとは思いませんでしたが、お互いに意識したコメントも当時残していました。
新世代のゲイリー・ムーアと呼ばれていたジョン・サイクスと前後してWhitesnakeに入ったのも、個人的にはちょっと面白かったです。

極上のメロディライン、フレージンング・センス共に最高のギタリストでしたが、当時の派手派手ギターヒーロー時代では地味な印象が拭えず、実力の割にはイマイチぱっとしませんでした。ピンでヤング・ギターの表紙になる程度には人気があったんですけどね。Whitesnakeに入ってからも、不運が重ったこともあってスターにはなりきれなかったのは残念でした。

1stのBurning Heart 、2ndのThis is Warは名曲。Friday Nightは後の明るいアメリカン・メタルのお手本になるような名リフでした。Panamaよりこちらの方が先ですしね。ただ、持ち味であったヨーロッパの哀愁漂う美旋律のイメージと、Friday Nightのアメリカンなイメージにギャップがあり、エイドリアンというギタリストを定義しにくかった辺りが、浸透しにくかった一因だったのではないかと思います。

とりあえず復活作、メンツも良いので聴いてみましょう。


VANDENBERG - Heading for a Storm - This Is War ★★★ (2020-08-15 17:43:07)

本当に好き
当時の飛び道具合戦のギターヒーローの中にあって
本来のロックギターの上手さが光る
これこそヴァンデンバーグ!という名曲、名演


VAN HALEN - Van Halen - Eruption ★★★ (2020-08-15 17:02:47)

テッド・テンプルマンがエディの練習曲を聴いてひっくり返って収録することにした小曲。
2曲目に突っ込んだ辺りからも気合が伝わって来る。そして世界もひっくり返った。

あれから40年。この神業が、初心者ギタリストの練習曲になる時代になるとは誰も想像していなかっただろう。実はこの曲、後半のライトハンドよりも前半の方がはるかに難しい。今となってはライトハンド(タッピング)の練習としてERUPTIONのフレーズは最もベーシックなものだし、ピックでギターを弾けない初心者がいきなりこっちから練習しても意外とすぐにイケてしまうものだったりするのだ。
JET TO JETの有名な高速3連フレーズ。イングヴェイのピッキングをコピーするのはとんでもなく大変だが、同じフレーズをタッピングで弾くのは超簡単。ライブでやろうものなら、初来日時のスティーブ・ヴァイの様に、ごまかし呼ばわりされてしまう。開放を絡めないERUPTIONの3連フレーズは、今ではチョーキングと並ぶような基本技術の一つに過ぎないのだ。

80年代のメタルブームは、一方でギター奏法のオリンピック的側面があった。それもここから始まった。
ERUPTIONでライトハンドが生まれ、右手、左手の指がどんどん増え、左手が指板の上から出てピアノ化し、音階は超複雑化。果ては左右のダブルネックで弾く者まで出る始末。(ライトあんよなんてお笑いもありました。)
一方でイングェイがハーモニックマイナーの速弾きにブロークンコード(スイープ)を用いたところから、スピード競争、指板駆け巡り競争も行く所まで行きついた。


東京オリンピックでの体操最高難度はウルトラC。現在の最高難度は上がるに上がってJ。しかし相対的に難易度が下がったからと言って、当時の金メダルの価値が下がる訳ではない。0から1を産むのは1から3を生み出す事の何百倍も評価されることなのだ。

そして音楽は、技術が進化すれば音楽的に進化するというものではない。
当時の衝撃もさることながら、未だにERUPTIONを超えるカッコ良さのソロはない。エディもイングヴェイも出て来た瞬間に完成していて、いかに模倣されようとも誰にも超えられることはなかった。


VAN HALEN - Van Halen ★★★ (2020-08-15 04:12:53)

ロックギターの全てがこの1枚で根底から変化してしまった。

ライトハンドだけではない。自作ギター、フラットな指板、無塗装ネック、1PU1ボリューム、ストラト系ボディにハムバッカー、ピックアップボディに直付け、半音下げ、茹でる弦、オールドPAFの復権、改造マーシャルから繰り出される理想のサウンド・ブラウントーン、(直後にはフロイド・ローズ)…全てここから始まったものだ。左チャンネルに振り分けられた生々しい1発録りも衝撃的だった(だろう。デビュー時はギリ未だ聴けていなかったもので)。

純粋に曲も素晴らしい。正にロックのお手本が並ぶ。
セールスは1984に次ぐらしいが、重要度は比較にならないほど高い。
まずは聴いておかないと話にならない1枚。


LOUDNESS - THE BIRTHDAY EVE 〜誕生前夜〜 - Sexy Woman ★★★ (2020-08-15 03:28:02)

1stのハイライト 特にソロ

後の完全構築された姿も凄いが、この曲では初期高崎の(あたかもシェンカー、ゲイリーの上位互換の様な)完成された姿を見ることが出来る。高崎の凄さは、勿論訓練によって磨き上げられたテクニックもそうなのだが、体に染み付いたロック感にもある。日本人にこれを感じたのは、高崎とChar、大橋隆志くらいだ。

音質は良くはないが、1発録り(実際、ほとんどそれに近かったそうだが)であるかのような生々しさが心地良い。スタジオライブを聴いている様だ。


LOUDNESS - THUNDER IN THE EAST - Like Hell ★★★ (2020-08-15 03:06:35)

アルバムの中で一番好き。

全米進出用のCrazy Doctorが欲しかったのでしょう。作曲時にCrazyのバッキングが自然にハマったのでそのまま入れたとコメントしていましたね。元曲よりもあか抜けてパワーアップしています。
割と最近のライブで初めて演ったらしいのですが未聴です。ソロ前のかけ合いながら入って来る所が良いのですが、どう演ったのでしょう。

ソロはインパクトがありますが、実はそこまで難易度は高くありません。特にキメのボスハンドは見た目の割には覚えやすくて映えますので、興味のある方はぜひ。


LOUDNESS - THUNDER IN THE EAST - Get Away ★★★ (2020-08-15 02:49:46)

アルバム随一の疾走ナンバー。
弾きまくりを抑えられたと言うのがウソに思える弾きまくりソロが最高。
これだけのスピードでも、流れるようなメロディ、フックのある構成は高崎晃の面目躍如。名演です。


LOUDNESS - THUNDER IN THE EAST - Heavy Chains ★★★ (2020-08-15 02:41:41)

展開が良い。
ソロにSexy Woman同様高崎の純粋なロックセンスが感じられて好み。


LOUDNESS - THE BIRTHDAY EVE 〜誕生前夜〜 - Loudness ★★★ (2020-08-15 02:28:55)

日本のメタルは2弦15Fのチョーキングから始まった…
やっぱメタルの基本はEm。正しい始まり方をしてくれて嬉しい限りです。そういえばNWOBHMの幕開け、メイデンのProwlerもEmでしたね。偶然でも何でもなく当時当たり前ではあるんですけど。

全米進出の時、現地関係者にアメリカで絶対ウケるからアルバムに入れた方が良いと言われ続けていたのに、頑なに入れなかったのは何故なのでしょうね。まあ、同じく絶対大ヒットだと言われて入れたAres' Lament(So Lonely)は全然でしたからアテになりませんけど。


不思議なのはソロ。
アルバムでは最後の3小節が3連符で、その前の部分は明確に16+8分で弾いていますが、Live-Loud-Aliveの時点で少し怪しめの全て3連(っぽく)になり、現在はきれいに全て3連で弾かれています。何故でしょう。当然、弾けなかったという訳ではないのに不思議です。ラウドネスガーイズ!と同じく、16+8の方がしっくりくるのですが…


44 MAGNUM - ストリート・ロックンローラー - STREET ROCK'N ROLLER ★★ (2020-08-15 01:56:46)

当時は熱中しましたよね。

確かにJimmyはサイクシーからの影響はモロだし、好きなギタリストだと公言していましたけど、この程度ならば盗作とは言わないかもしれませんね。一番ありふれたEmでパワーコードと開放からめて弾いていれば必ず出て来るパターンですし、これより後のメイデンのThe Wicker ManはそのままStreet Rock'n Rollerのリフですしね。まさかメイデンが44MAGNUMパクるとも思えませんよね?


LOVEBITES - ELECTRIC PENTAGRAM - GOLDEN DESTINATION ★★ (2020-08-14 21:20:11)

ギャロップビートのメイデン色が強い1曲。デビュー曲Don't Bite The Dustに通じるものも感じる。
シングルカットされているが、モンスター級の曲が並ぶ3rdの中では地味目ではある。

リードトラック⑥When Destinies Align同様にバンドの事を歌ったもので、mihoにとっての③、miyako(+asami)にとっての⑥というところか。コンポーザーとしての能力はやはりmiyakoの方が上だった。MVがヨーロッパツアーのロードムービーで、この点も⑥と対照的なのが面白い。


LOVEBITES - Clockwork Immortality ★★★ (2020-08-14 20:27:18)

日本の至宝の2nd。出来過ぎの1st、歴史的傑作3rdに挟まれ、後の印象は地味なものになるかもしれない。前作が、1stの世界観をそのまま引き継ぎスケールアップしたようなミニアルバムBattle Against Damnationであっただけに、その印象は尚更。音を分離重視でカラッとしたものにして音像を広げてきたのも、線が細く感じられる一因かと思う。ただ、恐らく一般のリスナーには1stよりこちらの音の方が聴きやすいはず。

当時のLOVEBITESは、1stから半年少しでミニアルバムリリース、更にMetal Hammer Best New Band受賞、Wacken Open Air出演、Bloodstock出演、X-Ray Touring & Nuclea Blast契約、国内各種フェス出演、初の欧州ツアー…と、書いているだけでも疲れて来る快進撃中。そんな中、前作から半年で曲のダブリなしのフルアルバムリリースは、相当なハードワークであったであろうことが偲ばれる。ファンの期待もMaxであったために、リリース直後は厳しい意見も聞こえて来た。

時間的な余裕のなさは多少見て取れる。miyako曲は、彼女の持ち味である過剰なまでの凝りまくった構成があっさり気味だし、こちらも本来凝りすぎなharunaのドラムも手数少な目。また、asamiも中音域を前面に押し出したものが多く、ひれ伏すようなパワー感が控え目であることも、印象に輪をかける結果になっていると思われる。
しかし実際、曲は悪くない。ここに来て(軸をブラすことなく)バリエーションを増やすことにも成功している。②、⑧は普遍的なカッコ良さ、⑨は彼女たちらしい終始ツインギターが映える正統派のメロディックパワーメタル、③も中間部のピアノアレンジがドラマチックな佳曲。意外だったのはアルバムの中ではそう耳を惹かなかった④が、後にライブでのハイライトにまでなった事だった。2ndはライブ映えする曲だというバンドのコメントは、言い訳ではなかったのだ。
前作までが規格外の凄さだったために割を食いそうなアルバムだが、デビューしたばかりのバンドの作品だと考えると、これはこれでとんでもない出来ではある。次作で更なる高みに行く事にはなるのだが。


付属のDVDは、この時点でベストパフォーマンスだといわれたO-EASTの公演を丸々収めたもの。
未だ持ち曲16曲の時の全曲公演で、MCほぼなしで終始緊張感を保ち続けるというのも凄いが、CDを軽々超えて来るasamiの力には度肝を抜かれた。特に⑧inspire ⑪Liar ⑮Edge Of The Worldは圧巻。ライブバンドLOVEBITESの実力を思い知らされる。
カメラワークに多少の難はあるが、音も良いし、このDVDを手にするためだけに買っても後悔しないパフォーマンスだった。


STRYPER ★★ (2020-08-14 18:26:08)

当時はネタバンドだと思っていたのでまともに聴いていなかった。
W.A.S.P.の逆張りみたいなもんでしょ?と(W.A.S.P.は大好きでしたが)
それが解散期はあるにせよ、今に至るまで活動出来ている訳だから本物だったんですね。申し訳ない。

改めて聴きなおしてみると、極上のハードポップぶりにちゃんと追っておけば良かったと後悔。LAメタル一の美しさでした。
やっぱり食わず嫌いはいかんね。


GRETA VAN FLEET ★★★ (2020-08-14 17:54:40)

50代以上のおじさんホイホイなサウンドですね。Kingdom Comeよりも、Gary MooreがいうLed Clones達よりもZEP。でも、何故か嫌な感じは全くしません。バンドの完成度も高いですし。
特にモロなのはジョシュ・キスカの声。完全にロバート・プラントの全盛期ですね。ただ、若いせいか喉に負担をかける歌い方をするのが、将来的に少々心配ではあります。

時代によって音楽のトレンドは変化しますが、音楽自体が進化する訳ではありません。良いものには普遍性があります。
彼らの音楽を、おじさんだけではなく、若い世代も”カッコいい”と思ってくれているのが素直に嬉しいですね。
彼らをZEP、The StrutsをQueenとしてシーンの主流が形作られ、その中から10年程してより激しい音が求められて…なんて事になってメタルが再構築されないものか…と、メタルの誕生を見てきた世代としては妄想してしまいます。

Highway Tune , Safari Song , Edge Of Darkness辺り良いですね。


CRIMSON GLORY - Crimson Glory ★★★ (2020-08-13 22:10:47)

正統派の凄いバンドが出て来たと驚いた記憶がある。Burrn!の点数もえらく高かったような。
クイーンズ・ライク(当時はライチ)を超える新人登場!という触れ込みだったが、噂に違わぬジェフ・テイトを超えるハイトーン・ヴォーカルに痺れた。その実力に見合わずメジャーになれずに終わってしまったのは、当時はまだ早すぎた仮面というギミックのせいだったのだろうか。

名盤です。


CRIMSON GLORY - Transcendence - Lonely ★★★ (2020-08-13 22:02:35)

メタルを聴いてきて良かったと思えるのは、思いがけずこんな曲と出会えること。
隠れるには惜しい名曲です。


BON JOVI - 7800° Fahrenheit - Only Lonely ★★ (2020-08-13 21:55:35)

昔は良かった…なんて腑抜けたことを言う気は毛頭ありませんが
BON JOVIの魅力って、このマイナー感のあるメロハーだったよなぁ…と思う。
Runawayはちょっとこっ恥ずかしかったけど、これは好きでした。


BLUE MURDER - Nothin' But Trouble - We All Fall Down ★★ (2020-08-13 21:47:06)

1stに比べ、アルバム全体の音がカラッとし過ぎたところが残念でしたが、この曲にはこの音が合います。
分かり易くカッコいい疾走曲。Blue Murderの中では一番好きです。


BLUE MURDER - Blue Murder - Riot ★★★ (2020-08-13 21:39:46)

師匠の真似して自分で歌うの?と思っていたら、えらく上手くてびっくりしました。
まんまWhitesnakeじゃんと。歌は師匠より上ですね。
個人的にション・サイクスの音が非常に好みです。トニー・フランクリンも素晴らしい。


NIRVANA - Nevermind (2020-08-13 21:29:06)

こういうのがこれから売れるのか。うーん…と
発売直後から頑張って聞いてきましたが、申し訳ない。分かりませんでした。
当時は、自分の感性が鈍ってもうダメなんだな…と落ち込みましたが、結局どうだったのかな。
”音楽”として歴史に残るとか、あの時にこの空気感にシンクロした世代以降の今の子がカッコいいと思えるかは疑問。
背景を勉強せずに音だけ聴いたら頭の中クエスチョンですよね?
あと、ここの評価も皆さんほめまくりの割にほとんどの方が星2つというのも不思議。3つじゃないかっこ良さ…みたいな感じなのでしょうか?

とはいいながらBreedは結構好きです。


NIGHTWISH - Once - Wish I Had an Angel ★★★ (2020-08-13 21:02:03)

Dark Chest Of Wondersからの流れが素晴らしい。
クワイアから頭打ちで突進してくる楽器隊に鳥肌が立つ。
ツインボーカルの対比も最高。


NIGHT RANGER - Midnight Madness - (You Can Still) Rock in America ★★★ (2020-08-13 20:42:39)

アルバム発売直前。先行公開されたPVを見て、ほんとにやるヤツキター!と度肝を抜かれた8フィンガー。
F1でタイレルフォードが6輪になったみたいに、右手の指が増えると凄い!みたいな。
この後ギターは ライトあんよ奏法(知ってる?右足使うの)まで行きましたからねー(笑)

でも個人的によりインパクトがあったのは、ブラッドの方だった。
前作のDon't Tell Me You Love Meで不思議なビブラートを披露した(後にクリケットビブラートと呼ばれる、フローティングさせたフロイドローズのアームをはじいて出すビブラート)ブラッドだったが、今作ではボディを殴る事で細かいビブラートを出すに至っていた。機材写真でおかしな所に打痕がたくさん付いていたのはこれだったのか!と、妙に感心した思い出がある。

当時のイメージとは違い、実際はひけらかすことなく曲に寄り添ったギターを弾く大人の2人であったが、この曲は別。
曲頭からブラッド=アーミングで入り、ソロは”これが俺!”なアーミングから新技ぶん殴りクリケット。ジェフは大人しくソロを引き取ったと思った所で新技8フィンガー初披露。当時の自分たちの最新技を見せるためだけに組み立てられたソロだった。


NIGHT RANGER - Midnight Madness ★★★ (2020-08-13 20:23:16)

名作1stを全体的に一回り大きくした2nd。
Rock in America , Rumours in the Air , Sister Christian , When You Close Your Eyesと並べば、ちょっとしたベスト盤みたいなものですね。Rock in Americaの陰に隠れているものの、Why Does Love Have To Changeもなかなかの名曲。

フロイド・ローズという新しいアイテムを初めて使いこなしたブラッド・ギルス。本作で初披露した8フィンガーという飛び道具を持ち、速いパッセージを売りにしたジェフ・ワトソン。当時の時流から、当然ギター・ヒーローバンドとして脚光を浴びた訳だが、実はこの2人、あくまでも曲を最優先とした大人のギタリストだった。


NIGHT RANGER - Dawn Patrol ★★★ (2020-08-13 20:06:00)

オジーのとこのブラッド・ギルスの新バンドかっちょいー!
という訳で、デビュー当時のギターキッズにとってNight Rangerの名は特別の響きを持つ。
2ndもいいけど、やっぱり緊急指令N.R.なのだ。Dawn Patrolじゃなくて邦題で。

①が有名ではあるが、②、⑤、⑧、⑩と聴きどころは多い。
メタル・ピックを使った、カラっとエッジの立った音も新鮮だった。
日本ではいきなり人気が爆発したが、それでもジェフ・ワトソンの凄さに本当に気付くのは2ndが出てから。当時はツインギターこそあれツイン・リードにはあまり慣れていなかったので、少々ピンと来ていなかったかもしれない。


DRIVER - M.a.r.s. ★★ (2020-08-13 19:47:50)

たまに思い出して聴きたくなるアルバム。所謂シュラプネルものだが、とにかくメンツが豪華。
G:トニー・マカパイン、D:トミー・アルドリッジ、Vo:ロブ・ロック、B:ルディ・サーゾで、M.A.R.S.。

スーパーバンドの扱いだったが、出来はシュラプネルの範疇から出るものではなかった。トニー・マカパインのプレイも、ソロ作に比べると大人しく並。それでも(1)みたいなコード進行のソロをサラっと決める辺りは流石。