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Unity

ロシア産シンフォニックブラック2016年作
随分前から欲しい欲しいと思いつつも、あまり高評価ではない世間評と金欠から購入を躊躇していたが、先にゲットした「A New Dawn」(2020年)の
素晴らしさに惚れてしまい、ついにこの作品もゲットしてしまった。相変わらずロシアからの空輸は時間がかかる、随分待たされたが、待った甲斐があった。
森&鳥ジャケフェチにとってどストライクな、水彩画調の、夕焼けに染まる山々、湖から飛び立とうとしている巨大鶴の美しいジャケから
どんな森ファンタジーなサウンドを聴かせてくれるんだろうというワクワク感と興奮が芽生える。盤には夜空が描かれ、鳥の星座があしらわれている。
プレイヤーにCDを入れる前から、そのファンタジックな世界観に高揚感を覚える。サウンドが流れた途端、美しく森ファンタジーな世界に魅せられる。
ギターのシャリシャリ感と湿度が森度合いを決定づける一般的な森林崇拝ブラックに比べると、ギターの質感が前面に出ているサウンドとは言い難く
森に木霊する残響音は、むしろ大々的に取り入れているシンセサウンドが担っている。この点はコアなブラックメタラーには向かないかも知れない。
しかし、その手法は、多くの森林崇拝ブラックが夜・曇り空・雨天を想像させるのに対して、このサウンドは雨上がり・朝焼け・夕焼け・木漏れ日を思わせる。
後ろ向きな陰鬱な空気ではなく、清々しい爽快感・大自然の生命力・躍動感といった前向きな感覚がこの音楽性には詰まっている。
根暗サウンド満載のロシア産にしては珍しい作風、また、今の季節(10月)の夕暮れ時の景色が、何故かとてもマッチする。最近の帰宅途中のサウンドはコレだ。

kamiko! ★★★ (2020-10-09 12:45:55)


Along the Waves / A New Dawn

シットリとしたアコギパートから、仰々しいシンフォニックなシンセとドラムが入るパートに移行した時に
森が騒めき、木々から鳥が一斉に飛び立つようなシーンが思い浮かぶ。
その後、激しいブラストをバックにガナリ声ヴォーカルが続くが、霧が立ち込める壮大な大自然が感じられるから不思議だ。
もうね、こういう森ファンタジーな曲は大好きなんだよ。

kamiko! ★★★ (2020-07-28 00:13:23)


A New Dawn

ロシア産シンフォニックブラック2020年作
森メタルフェチとしてはバンド名に「Forest」の綴りが入っている時点で注目せざるを得ない。
しかもボクのストライクゾーンど真ん中のロシア産だ。前作Unity(2016年作)は、動物ジャケ、特に鳥ジャケフェチのボクとしては絶対にゲットすべき
作品であるにも関わらず、当時は金欠で泣く泣く見送り、未だにゲットしていない。コロナの影響で停滞していたロシアからの空輸が復活した今
そろそろゲットしないといけない。と思っていたが、先に新作が発表されてしまった。というワケで、先週この新譜がやっと我が家に届き、堪能している。
今作のジャケは、森、自然を感じさせる優秀なジャケだ。ジャケ裏には怪魚が描かれている。盤には草が描かれ、盤を取り出すと、木の根や枝が絡みつく
心臓のようなモノが描かれている。最高だ。近年稀に見る、想像力を掻き立てるファンタジックなジャケに、まず心を奪われる。
ギターの音がナマ音に近い浅めのエフェクトのため、大自然で森や鳥が騒めくようなテイストが感じられるのが素晴らしく、一般のブラックメタルより
ギターの攻撃性は控えめだ。しかし、シンセが厚めに導入されており、聴き応えは充分だ。ポストブラック的なエモーショナルさがあり、前向きな音楽性だ。
ブラック特有なガナリ声は、濃密な霧の向こうから聴こえてくる感じ。朗々とクリーンに歌い上げる様は、自然の美しさを表現している感じでステキだ。
普段ツーバスやブラスト満載のバンドはあまり好まないが、このバンドは、そういうパートで盛り上げる箇所がカッコいい。血圧が10くらい上がりそう。
濃いブラックメタル派には向かない音楽性かも知れないが、森メタルに浪漫を感じるリスナーにとっては、かなりツボを突かれる作品だと思う。
木が茂る山の頂きで日の出を見ながら聴くとバッチリとハマりそうだ。ボク的には2020年上半期ベストアルバム候補に一気に浮上した感がある悶絶作品だ。

kamiko! ★★★ (2020-07-28 00:01:21)