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The Bastard Wind / Stygian Bough Volume I
アルバム1曲目を飾る19分超えの大作。この盤はこの曲があれば充分。
暫くはシンセとフォーク、霊的なコーラスが物静かに続くが、4分を越えたあたりで、凄まじい厚みと負のオーラを帯びたベースが登場。
この瞬間に一気にどん底に突き落とされ、その暗黒世界に飲み込まれていく。この4分過ぎのインパクトはそう体験できるものではない。
これだけベースの重低音を歪ませて、音が割れたりせずクリアに聴こえる音作りのワザがスゴイ。

kamiko! ★★★ (2020-09-07 00:08:38)


Stygian Bough Volume I

米産フューネラルドゥーム2020年作
真性フューネラルドゥームバンドBell WitchとダークフォークユニットAerial Ruinのコラボ作品。
この作品はかなり楽しみにしていた。軽く試聴した段階で、その真性さに衝撃を受け、悶絶してしまった。
ギターレスのBell Witchだけでも強烈なサウンドだというのに、そこにギターが加わるんだから、その期待は大きい。
最大の聴きどころは、風のように物静かなフォークサウンドと、極太のベースの対比が素晴らしいところだ。
ベースの厚みば半端ナイ。しかも、相当な負のオーラを帯びており、こんなに存在感のあるベースを今までに聴いたことがない。
特に1曲目のクオリティの高さに圧倒される。フューネラルドゥームの神髄はコレだと言わんばかりの葬式っぷりは圧巻だ。
初めて聴いた時、この1曲目でベースが登場した瞬間に鳥肌が立った。直感的にコレはホンモノだ、と思わせるインパクトがある。
この盤はフューネラルドゥーマー必聴盤である。ただ、作品全体で評価すると、ボクはBell Witch単体作品の方が好きかも知れない。
タッピングやハンマリングを駆使した独特な奏法で、ベースのみでギター的旋律までフォローしていた演奏の妙は、この盤では感じられない。
ベースの重低音の魅力に特化され過ぎた感があり、曲が進むにつれて、フォークサウンドの必要性をあまり感じなくなる。
また、1曲目のインパクトが強すぎて、中盤以降までボクは集中力が続かない。大作主義な上、Bell Witch単体作品よりもベースの演奏が
単調に聴こえるからだ。音質のインパクトはこちらが上だが、フォークギターの助けが入った分、ベースの多彩さが失われたと感じさせる。
かなりツボに入った好きなサウンドだからこそ、ダメ出ししてしまうが、この盤はスゴイ作品である。
フューネラルドゥームがここまで進化したのか、と思わせる悶絶必至の作品だ。就寝しながら聴くと、そのまま死ぬんじゃないかと思うよ!

kamiko! ★★★ (2020-09-06 23:59:08)


Mirror Reaper

米国産フューネラルドゥーム2017年作
色彩豊かでありながら冷たいモノトーンに見える幽玄なジャケが非常に素晴らしく、当時ジャケ買いした作品。
あまり知らずジャケ買いしたワリに、クオリティの高い真性なフューネラルドゥームでした。
大きな特徴は、初期OMのようなギターレスのサウンドで、多弦ベースとドラムのデュオ編成というところだ。
一聴した感じギターのように聴こえるサウンドは全てベースで、タッピングを駆使した特殊な奏法で演奏している。
CD2枚組に分かれてはいるが、1曲1時間23分の超大作で、ギターレス超スロー垂れ流し系ドゥームという近年稀に見る苦行なんですが
リフの繰り返しの中に徐々に盛り上がる仕掛けや、ハモンドオルガンによる味付けなどのアレンジが素晴らしく、全く飽きないどころか
その世界に惹き込まれて没入感がハンパない。ちょっと格の違いを見せつけるクオリティの高いサウンドだ。
また、この作品リリース直前にドラマーがチェンジしているようで、その元ドラマーは作品リリース直後に亡くなっている。
海外サイトを翻訳しつつ色々調べてみたが、たぶんアル中が原因のようだ。メンバーの死というエピソードがこの作品の真性さを高めているのは
大御所バンドWorshipに似ている。全くの偶然なんだろうが、こういうダークサイドの音楽だけにインパクトが大きい。
今月末頃にAERIAL RUIN(ダークフォークユニット)とのコラボ作品がリリースされる予定で、ボクは当然のように予約しているが
現時点でかなりの完成度なのだが、そのサウンドにギターが加わる、というワケだ。既にYou Tubeで視聴はできるようだが、ボクは1分程度で聴くのを止めた。
とりあえず一聴した印象だが、Worshipクラスのレジェンド級のフューネラルドゥームサウンドになっているんじゃないかな。
ボクが動画で聴くのを止めたのは、先に動画で聴いてしまうのが勿体ないからだ。ウチにアルバムが届いてからじっくりと味わいながら鑑賞したい。
とりあえず真性フューネラルドゥーマーはこのバンドは必ず押さえておかなければならない。

kamiko! ★★★ (2020-06-18 01:15:22)