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Legend Master (2019年)
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Legend Master
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解説 - Legend Master
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1. kamiko! ★★★ (2023-11-22 19:34:36)

米国産サイケデリック・ドゥーム2019年作
前作Troll(2016年)の衝撃的なハイクオリティ作品から、3年後にリリースされた本作。
こういうヴィンテージかつストーナー要素を含むサイケドゥーム路線は類似作品が多いから購入の優先順位を下げがち。
米国産というのも優先順位を下げてしまう要因でして、結局今年になってゲットしました。
また、Legend Masterという自己主張強めの、いかにも王道路線の先頭を立っている感が、どうにも購入意欲を削いでいた感じだ。
ゲットして思うのは、そんな偏見を捨てて早くゲットしておくのが正解だったなと。確かにこの盤はレジェンドマスターですわ。
ギターの歪みは中音域以上はオーソドックスだが芯が太い、低音部は他の同路線比較で厚く歪んでいる、にも関わらずクリアに聴こえる。
全体的にオーソドックスな録音かというと決してそうではなく、全体的にやや湿度が高めなのが大きな特徴。
ヴィンテージドゥームロック路線でありながらややスロードゥームに寄っており、仄かなダウナー要素が感じられるところも特徴だ。
ヴォーカルの表情豊かな歌唱も特筆すべき点で、クリーンに歌い上げながらも、オドロオドロしさを兼ね備えるところがイイね。
ファズ系のギターエフェクトは深めにかかっているが、ベースラインが明確に聴こえてくる録音に職人気質を感じるほか
若干スタジオ臭のするドラムのラフな感じと、ヴォーカルやコーラスの残響が森林のような霧が立ち込める大自然にコダマする感じ
この相反する音響が何故かベストマッチしているところがスゴイ。森林崇拝的サウンドがツボなボクには最高の録音状態だ。
職人気質のヴィンテージな感じでありながら、湿り気タップリの幽玄なオドロオドロしさを兼ね備えたサウンドは一聴の価値アリです。
また、ヴォーカルの歌唱にクローズアップされる、演奏が静の部分では、中期Danzigの空気に似たジメジメした感じがあって最高です。



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