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FIELDS OF BLOOD (2020年)
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FIELDS OF BLOOD
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解説 - FIELDS OF BLOOD
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1. 失恋船長 ★★★ (2020-06-10 20:53:54)

アイリッシュフレーバーたっぷり、ドイツのベテランメタルバンドが選んだのは、お得意のアイルランド物語。剛毅に打ち鳴らされるパワフルサウンドに注がれる叙情的なメロディと、灼熱のメタルスピリットの融合は沸点も高く、勇猛果敢なメタルウォーリアーぶりを発揮。このバンドの持つ強い精神性、紆余曲折はあれど、己が信じるメタル道を突き進む姿勢、時代の流れに抗い続けた男たちに迷いなし、どこかで聴いたことがあるフレーズすらも味方につけ、確信犯的な発想で、ファンが望むものを見事に描いている。リフ一発に込められた思い、キーボードやバグパイプが奏でるアイリッシュメロディ、全てが有機的に絡むことで説得力も倍増、こういうコンセプトが目先を変えるだけではない、地に足がついたものだからこそ聴き手を圧倒するでしょう。
好戦的なエピカルさもあるが、それ以上に賑やかで痛快な剣劇メタル的にカラーを持ち合わせていたのも、今作の視聴感に良さに繋がっているのだろう。壮大なイメージを抱かせるバラード⑥では、メタル界の北斗昌をなりつつあるローラ・ロウヒモが客演、素晴らしいアクセントとなっている。

定額制サービスのおかげで、難なく新譜を聴ける、通常この手のバンドにお金を出すのは微妙だったりするのだが、こんなん出たよと、親切に教えてくれるのでありがたい。グラハム・ボネットのアルカトラスの新曲も既に公開と助かる、そして本気で欲しいものだけを、パッケージ商品に変えればよいのだから、しかし、一つだけ難点がある。それは、記憶に残らない。
家の棚から発見される『あれ?こんなんあったっけ』、『あ、買ったのに聴くの忘れていた』、『やっぱ、これ聴こう』などなどの、出合い頭の出来事、ある種の棚からぼた餅的な、思いがけない出来事が起きないのが残念。でも、これも時代の流れ、抗うのはマヌケな気がするので、思いっきり受け入れています。



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