1984年5月発表。"17"ですがスタジオ盤としては14thになります。前作同様デヴィッド・フォスターのプロデュース-オーバープロデュースとも言われますが-で、もはや完全に(日本で言う)AOR路線が定着した作品となりました。社会派のメッセージではなくネアカで売れ線な方向性-つまり産業ロック-を進めた結果1.3.6.7.とシングルヒットも多発。ブラスロックバンドのプライドは堅持しながらも特段ハードな曲はなく、本当にあくまでAORとして嗜むべき作品です。なお、当時既に四十路であったVOICE OF CHICAGOことピーター・セテラは本作を最後に脱退、2年後CHICAGO18と同時期にソロデビューを果たしました。セテラ在籍時最後の作品とあって完成度は高く、個人的に今でもCHICAGOで一番好きなのであります。チャート最高位は4位。