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6 ANTI-ODES TO LIFE (2018年)
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6 ANTI-ODES TO LIFE
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解説 - 6 ANTI-ODES TO LIFE
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1. kamiko! ★★★ (2021-01-07 00:37:06)

ドイツ産ドゥームメタル2018年作
このバンドの作品は、どの盤も高い完成度で聴き応えがある。半面、そのスタイルはワリとどの盤も同路線を貫いている。
緑を基調としたジャケデザインは、初期から今作まで貫かれており、スタイリッシュさ、カッコよさがある。
このバンドのサウンドは、適度な歪みのギター、重低音のベース、芯のある適度な圧のドラムが、最適な音響で聴ける。音作りの巧みさが光る。
非常にヘヴィであっても、音が音像に紛れてしまうことが無く、旋律がくっきりと聴きとれる。適度な残響音も万全だ。
そういう完璧な音響はあくまで前提であって、アヴァンギャルドな曲構成が最大の魅力だろうと思う。しかし、このアヴァンギャルド加減が説明しづらい。
決して、既存のドゥームメタルスタイルに新しい演奏様式を盛り込んでいるというワケではない。曲の構成・アレンジが独創的なのだ。
ドゥームメタルスタイルではあるものの、ブラック的トレモロリフ、ツーバス、鈍重過ぎない多彩なリズム、単調ではないコード進行など
作曲に学があるのかと思わせる高い楽曲クオリティがある。万全な音響と書いたが、元来ドゥームが持つ音響の微妙な変化云々の魅力以上に、楽曲アレンジが
素晴らしい。また、旋律が音像に紛れることがないので、その旋律が印象に残りやすい。アヴァンギャルドであっても、このサウンドはドゥーム上級者向けではなく
ダークサイドの音楽がOKなメタラーであれば、誰にでも受け入れられそうな旋律のキャッチーさがある。濃いサウンドなのに、その間口は結構広いだろうと思う。
万全な音響と楽曲で、陰鬱になり過ぎない力強さで、イーヴルな世界を描いている。ずっとこの路線なので新要素を期待しないでもないが、このカッコよさを
これからも追求していって欲しいと思う。



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