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TERMINATION SHOCK (2020年)
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TERMINATION SHOCK
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解説 - TERMINATION SHOCK
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1. 失恋船長 ★★★ (2020-05-17 14:21:03)

オールドスクールを愛するカナダ産の若手バンドによる2枚目。前作同様のタコ怪人ジャケ＆NWOBHM直系のトラディショナルスタイルに涙と、寸分の狂いなく往年のスタイルを踏襲。テクノロジーに頼り過ぎない録音環境もロックバンドかくあるべきな姿勢を感じさせ、かつて群雄割拠ひしめき合い隆盛を極めんとしたメタルサウンドを披露。
メロディ成分多めだが徹頭徹尾、貫かれる鋼鉄魂満載の音楽性に嘘偽りは一切なし、時代や売れる事への忖度なしサウンドにグッときます。勿論、今の感性を通り抜けたスタイルですので、ヴィンテージ臭でお茶を濁すようなバンドではありません。
大衆性もそこそこに、伝統を受け継ぐ哀愁のスピードサウンド、日本人好みの展開も多く、正統派スタイルを求めるマニアの救世主となるバンドでしょうね。
この手のスタイルは、模倣的なものであり、視聴感は高いのにどうしても飽きのサイクルが早い。人によっては、尚更でしょうが、今の若い人には、古典として知ってもらいたい音ですね。こういう既存のスタイルが時代を切り開くとは思えないが、ヘヴィメタルの根幹とも言える音楽性が廃れるのも、おかしな話なので、今の時代をブリブリと活躍するのは至極当然な事と思える。侮るなかれ現代のトラディショナルサウンド、その旨味を多くのマニアに味わってほしい。

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