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kamiko!さんが同意した発言一覧 1-83

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220VOLT - Lethal Illusion - Sauron

幻のシングル盤に収録のヘヴィなミドルナンバー
サウロンというタイトル通り禍々しいサウンドが耳を惹きます
メジャーデビュー以降というかアメリカでの成功を夢見てポップなスタイルに変貌した
姿しか知らない方は驚くでしょうね
オリジナルは1982年
彼等も古典から影響をたっぷりうけています
誰がなんと言おうともコレはドゥームメタルですよ

失恋船長 ★★★ (2020-08-24 13:00:26)


ACRIMONY - Hymns to the Stone - Leaves of Mellow Grace

何か昔話の始まりのようなメルヘンチックなオープニングが素敵です。
この、ネットリとズッシリとしてビリビリと空間を震わすベースの音色も心地よく、浸ってしまいます。
たっぷり2分半ほど引っ張って、いよいよ歌の入るタイミングでテンポ・アップする展開も心憎い。何度も聴きたくなります。

うにぶ ★★ (2023-10-15 22:59:48)


ALCATRAZZ - Born Innocent

ジョー・リン・ターナーとツアーしたりと、アルカトラス名義での活動はあったが、ついに最新作をリリースしてきた。正直、グラハムボネットグループがあるので、アルカトラス再始動に驚きはないのだが、やはり今作の目玉は豪華ゲストの客演&楽曲提供だろう。
クリス・インペリテリにスティーブ・ヴァイ、ダリオ・モロ、ボブ・キューリックといった同じ飯の釜を喰った仲間に、若井望、ドン・ヴァン・スタヴァン、ジェフ・ウォーターズの名前もあったりと、バンドの再始動に華を添えている。
そのメンツのおかげでバンドサウンドはバラエティ豊かなものになってはいるが、果たして再始動アルカトラスとして見ると、これで良かったのかという疑問は湧き出てくる。それも、多くのファンがインギー時代の再来を匂わせた事により過度の期待をしてしまったからなのだが、個人的にも一番耳に残ったのが先行公開された、ヴァイのペンによる⑥だったりしていたので、ある程度、おもてたんと違うと予想は出来ていた。

速いだけの①でつまずき、②で回復するも、若井の書いたポジティブなメロディアスサウンドは出番的に早いと感じ、ムードのある④、狙い過ぎた⑤と続き、今一つエンジンがかからぬまま、ヴァイの⑥に行く展開は残念な気がしてならない。ボブの曲は毛色が違うし、ダリオのムーディーな古典メタルも悪くないが、流れが悪いアルバムのせいで損している。ジェフ・ウォーターズがリードギターで客演する、ジミー・ウォルドーの⑨は今までにない斬新さがあって耳を惹くが、やはり流れの悪さのせいで損している。もっとストレートな曲の合間に聴きたかったというのが個人的な思いだ。

曲単位で行けば不満の少ないのだが、昔の名前を担ぎ出しただけに、もっとやりようはあったと思う。参加メンバーの話題性や、復活の予感を感じさせるラインナップ、そういうものに期待をし過ぎたのかもしれないが。もっとベタなものを聴きたかった。そういう曲が合い間に2曲くらいあれば、スムーズに進む気がするのだが、やはり、この手の音楽が好きではないグラハムボネットにとっては、周り次第という事なのだろう。

これで国内盤はボートラ2曲追加の15曲入りだというのだから、ちょっと本気でいかないとヤバいでしょうね。

総じて感触は悪くない。ラストにブラス大活躍の曲まで用意したバラエティに富んだ一枚。多くのグラハムファンの慮った、全時代対応の音楽性に落ち着いたと言える一枚。なにはともあれ、グラハムが真っ当なハードサウンドを歌うというだけで、ファンは満足出来るでしょうね。
個人的には、やはり残り少ない現役生活の中で決定打になるようなアルバムを作って欲しい。マジでもう一度、柴田直人とアルバムを作りべきであろう。そう思わずにはいられないモヤモヤの残るアルバムとなった。

失恋船長 ★★ (2020-08-02 01:27:04)


ANGEL DUST - Border of Reality

B.氏とDS.氏以外を刷新したなんと10年ぶりとなった復活作3rd。
専任Key.をメンバーとしたことによりサウンドが随分と変わったというのが第一印象ですが、否定的な意味ということではなく肯定的な意味で...でね。
ってのは1st時のスラッシーさが大幅に後退しているのですが、よりメロディに気をつかった曲は(専任Key.氏によって)シンフォニックな印象すら感じるし、その辺によりドラマ性を演出した楽曲を地に着いた確かなモノにしていると思います(スピードに逃げずミッドテンポ曲が魅力的だというのも〇)。
また新Vo.氏も(凄く巧いタイプではないですが)"唄える男!?"っていうのも中々ポイントUPと思います。
個人的には...米国産ICED EARTHからスラッシーさを取り除き、プログレメタル風味を加えてシンフォニックさを加えたというのかな?(ヘタな例えで恐縮ですが、完成度は高いです)...。更に言えば、ノルウェー産PAGAN'S MINDや豪州産VANISHING POINT辺りをプログレメタル云々っていうのであえば、本作もその領域に足を踏み入れたとも言えるかも知れません。
そして虹のカバー⑦"Spotlight Kid"もパワーメタルver.となってて中々良いカバーと思います。
国内盤も発売された作品ですが、どうも見過ごされている作品に思います(実に勿体ない...)。

聖なる守護神 ★★★ (2020-04-27 18:17:13)


ANGEL SWORD - Rebels Beyond the Pale

北欧はフィンランドから登場した若手4人組、彼らが奏でるはドライな音色がドライブする初期型NWOBHM、垢抜けない音色ともっさりとしたリズム、適度に湿り気を帯びたメロディ、たいした技巧などないバンドなのだが、ツインギター編成4人組が一体となり生み出す、この古典的な音色。だみ声ヴォーカルの嘘くささも更なる拍車を掛け、全体から醸し出される半地下サウンドに咽びます。
とにかく、シケシケのスカスカなサウンドメイクを作り上げたあたりは、完全に狙ったんだろうが、以外とキャッチーでポップなナンバーも挟んだりと、四畳半一間の青春メタルにならぬような工夫をしているも好感が持てる。好きモノにはたらないのだが、需要の狭い音楽性ではある。昔のNWOBHMが聴きたければ再発盤に手を出せば済むからだ。
しかし、このスタイルを継承するバンドがいなくては困るのも事実、NWOBHMは単なる事象にならず、特定のバンドだけをさすものでもない、あの時代に生まれた一つの音楽性と問うものならば、このバンドのスタイルは支持されるべき音楽性であろう。マニアご用達ではあるのだが、トラディショナルな音を今のテクノロジーで聴きたいという若い人たちにもトライして欲しい一品です。

失恋船長 ★★★ (2020-08-24 12:50:47)


ARTCH - Another Return

↑のタイトルの件(内容などは既に色々な方がお書きになられているので...割愛)。
...で盤の方はというと、わたくしのはアナログ盤でして(その後にCDで買い直しましたが)...1988年発売の『ACTIVE Records』(No.ACT LP5)という英国盤でタイトルは"Another Return"です。私の記憶ではオリジナルのタイトルはこの"Another Return"だったと思います。
そして...このバンドというとまず思い出されるのは、2nd発売当時BURRN!誌編集員だった奧野 裕司氏(現音楽ライター)の猛プッシュで(当時はまだBURRN!誌の影響が大きかったと思います)、特にエリック・ホークに対する評価は高かったとの記憶が強いです(輸入盤から遅れて発売された2nd国内盤のライナーも同氏でした)。またその他パワーメタル勢(METAL CHURCHやVICIOUS RUMORS等々)人気が上昇したのも同氏の影響が大きかったように思います。実際、このARTCHの2ndだって奥村氏の猛プッシュ(レビューの高得点を含む)の影響が少なからず輸入盤の売れ行きに貢献して国内発売に至ったと思うので...。またIRON MAIDENからディッキンソンが脱退した時に...一部にマニアから"次はこのエリック・ホークに"との意見もあったことも今となっては懐かしいです。

聖なる守護神 ★★★ (2020-05-11 09:14:05)


ASPHYX - Asphyx

オランダのデスメタル・バンドによる'94年の3rd(『EMBRACE THE DEATH』を1枚目と数えれば4作目)アルバムとなるセルフ・タイトル作です。
ヴォーカル・ベースはこのアルバムのみのRon van Pol。ドラムスとキーボードも今作限りのメンバーなため、ギターのEric Danielsだけが以前からのメンバーという微妙なラインナップ。
しかも私が彼らに惚れた出会いの作品である4th『God Cries』のみEricが不参加だったため、なんとメンバーが一人もかぶらない。完全に次作とは別バンドです。
ちなみにTheo Loomansが歌う『God Cries』の後に聴いたのはMartin van Drunenが歌う1st『The Rack』で、結局私が聴いた3枚はみな歌声が違うんですよね。でも3人ともタイプは違えど私好みで、しかも3枚とも「ああ、ASPHYXだ。良いアルバムだなぁ」と聴き惚れてしまうのです。
それでこのアルバムなのですが、とにかくドゥーム感が強い。重々しいスロー・ナンバーが快感な、ズッシリ系デスメタルになっています。1stにもその傾向はありましたが、更に徹底しています。 特に(1)「Prelude of the Unhonoured Funeral」と(5)「Initation Into the Ossuary」は沈み込み具合や荘厳さが素晴らしく、ドゥーム・デス/ゴシック・デス系を好むリスナーには堪えられない名曲です。
かと思えば(7)「Abomination Echoes」はインダストリアル系バンドのような機械的ズンズン・リフがたまらんし、(8)「Back Into Eternity」のイントロのシンセなんて「これ絶対ブラックメタルが始まるヤツ」って雰囲気で、おいしいったらありゃしない。
ジャンル分けが固まる前の型にはまらないデスメタル。しかもこのラインナップは1枚のみ! 個性的で味のあるメタルが好きなマニアにはおすすめです。

うにぶ ★★★ (2023-10-15 22:44:50)


AUTOPSY - Mental Funeral - Robbing the Grave

ドゥームとしか思えないパートも、デスメタルならではのパートもあり。
当時はそんな区別はあまり重要ではなかったんでしょうね。今聴くと実に個性的で新鮮です。
おもしれ~。

うにぶ ★★ (2023-10-15 23:10:24)


BLOOD OF THE SUN - Blood of the Sun


ご指摘ありがとうございます。
私がコメントしたかったのは3枚目のアルバムで、こっちじゃないです。誤って記入したようですね。
こちらは未聴。私が知っているのはデレク・セント・ホルムズの歌っている奴。これじゃないっす(苦笑)
こうやって誤記入他にもあるのかなぁ。

失恋船長 (2020-05-11 01:42:03)


CADAVER - The Age of the Offended

'23年発表の、5th(CADAVER INC.時代を含めれば6th)アルバムです。まあ、私は今作が初CADAVERですが。
で、今作をなぜ聴いたのかというと、ロニー・ル・テクロが加入したっていう驚愕のニュースを目にしたせいです。
同郷ノルウェーのレジェンドであるTNTの、『KNIGHTS OF THE NEW THUNDER』収録曲「DEADLY METAL」をカヴァーさせてくださいって言ったら、ギター俺に弾かせてよって本人がノリノリで、そのままアルバム全部とバンドそのものにまで参加しましたとさ・・・って、どんなおとぎ話だYO!
そんな流れからの想定としては、漆黒のデス(一時期ブラック)メタル・バンドがメロデス化する悪夢しか思い浮かばないのに、実際出てきたのはプログ・デスとかサイケ・デスと言いたくなるような狂った音楽っていう斜め上展開。
ロニー・ル・テクロって、透明感のある北欧メタルなんて一時期しかやってなくて、TNTもソロもやりたい放題のごった煮プログなクレイジー野郎でしたね。ついでに自分のスタジオでエクストリーム・ミュージックの収録に立ち合い続けた人みたいです。
DEFILEDの新作もそうでしたが、最近のデス・メタルは本当に自由も自由、みんな尖ってればなんでも良いって好き放題やらかしてくれてます。このアルバムも類型にはまらないんで説明が難しいったらありません。
「ヤバいメタル」って感じの音楽デス。ロニー・ル・テクロの所業かどうか知りませんが、変なギター満載の、マニア必聴な異色作。

うにぶ ★★ (2023-10-08 21:47:24)


CIRITH UNGOL - Forever Black

カリフォルニア州ベンチュラ出身、アメリカン・カルト・メタルを語る上で絶対避けて通れない存在。ちなみに一般人は
避けても全然音楽ライフに影響は無いwCIRITH UNGOL の事を語れるなんて、何て素晴らしいサイトだw
何と前作『Paradise Lost』から19年振りの復活作ですって。解散してたのを全世界のマニアから渇望されての再結成だそうで、
ドイツのフェスではヘッドライナーとの事。何とも日本人からすると想像できない世界だぁ・・・。

泣く子も黙るエピック・メタルの始祖も随分聴きやすくなったなぁ、が正直な感想。前作『Paradise Lost』の方がオススメ
ではあるが。爬虫類系のヴォーカルがカルトな雰囲気を残すのみで、非常に構成に気を配った作品。最後の表題曲は積極的に
カッコイイ!と断言できます!

cri0841 ★★★ (2020-08-15 18:40:46)


CONVULSING - Errata

オーストラリア産一人ブラッケンド・ドゥーム・デスメタルバンドの2016年の1stアルバム。

不穏なフレーズはフランスのDeathspell Omegaにも似ている。ドゥーミィパートあり、ファストパートあり、プログレッシブパートありでバリエーションが多彩でいて、なおかつ真っ黒なサウンドである。

ローランDEATH ★★★ (2020-08-23 10:07:36)


CONVULSING - Grievous

Brendan Sloanによる一人ブラッケンド•デス•メタルの2018年作の2nd。オーストラリア産。

重量級の暗黒デスが今回も展開されているが、前作に比べるとアトモスフェリックな要素が強まった感じだ。単なるBlackend Death Metalと言うカテゴリーに収まりきらない深い音楽性とテクニックがある。

変則リフに変拍子、超激重スラッシーリフ、ドゥーミィパートもあればブラストパートありで、あらゆるエクストリーム系音楽の要素があり、その暗黒世界観に引き摺り込まれる。

しかし、音源手に入れたくとも高すぎる!泣

ローランDEATH ★★★ (2020-09-27 19:35:53)


CORONER - Grin

スラッシュじゃない。ミドル主体で無愛想。歌も淡白でメロディは僅少。わかりにくい楽曲ばかりでパっと聴けば単調。きっとボロクソな評価なんだろーなと思って発言を見てみれば、まさかの全員絶賛!?
筋金入りのCORONERファンの皆さんに感服です。私は初め、駄作と切り捨てていたことを白状します。褒めるとこないじゃんって思いました。
聴き直したら、あれれーおかしいなー? めたくそおもしれーアルバムじゃないですか。時代を20年以上先取りしちゃっていませんか。
上でRUSH、DOORS、TOOL、MESHUGGAH、VOIVODと比較されていますが、どれも納得しちゃいました。でもどのバンドとも異なる個性を主張しています。
独自の味があり類型から外れていて暗いけどどこかユーモラスで聴くたび発見があるヘヴィな音楽。テクニカルで実験的で斬新。CORONERってヤバいな。
どの曲をピックアップしようかと思って聴き直したら、削れないまま最後までいっちゃいました。だってリフとリズムがどこまでいっても楽しすぎるんです。歌は・・・えーと、歌もリフに含めちゃえばサイコーデス。
たぶん老後の楽しみにもってこいな、スルメ名盤。

うにぶ ★★★ (2023-05-28 20:23:00)


CORONER - Grin - The Lethargic Age

不穏な空気が漂う余裕と風格の二曲目。歌メロは結構キャッチーで、ギターは勿論、突き抜けるようなドラミングもカッコいい。

ANBICION 11 ★★ (2021-11-10 18:02:44)


CRYPTA - Echoes of the Soul

発表する時代が30年ほどズレてるんじゃないかと思うくらいのオールドスクール・デスメタルです。
ジャケ、SE、サウンドづくり、曲調(疾走しすぎないのが良い)、デス声(あえてグロウルとは言わない)、どれをとっても微笑ましい。
ギター・ソロがかなりメロディアスではあるのですが、決してメロデスではありません。
ひたすら心地いい、繰り返し聴いてしまうアルバムです。

うにぶ ★★ (2022-05-05 21:41:38)


CRYPTA - Shades of Sorrow

様々な苦痛や悲しみの色合いがテーマということで、前作に比べるとだいぶ暗く情緒的な作品という印象です。
新ギターのジェシカのソロはけっこう泣き泣き系で、前任のソニアとは別方向の古典メタル的要素を感じます。
Edu Falaschiにも参加しているPablo Gregがキーボードでアルバムのイントロ/アウトロ他を切々と演奏していますが、アルバム全体を通して振幅・強弱が大きく、メロディも増量されています。
期待していたのは1stのように素直なオールドスクール・邪悪デスであったため、思っていたのとは違う路線ですが、聴き込むとこれはこれでありそうでない悲哀デスとして優れた逸品。
メロデス化はせず、それでいて叙情的な音楽を奏でて、感情をうまく音楽で表現しています。

うにぶ ★★ (2024-01-08 18:16:14)


DAMAD - Rise and Fall

まず、顔色の良くない情けない感じの人?の絵のジャケが購買意欲を削ぐ。普通の感覚の持ち主であれば、「なんだこのジャケは?!」と思うであろう。

しかし、聴いていると次第にその絵の世界に引き込まれ、知らない間に繰り返し聴いている自分に気づく。今聴くとかっちょいいスラッジ•サウンドだが、当時はかなり前衛的だっただろう。ハマると中毒的になる。

ローランDEATH ★★★ (2021-04-15 22:32:00)


DISENTOMB - The Decaying Light

2nd以降のImmolationとDisgorge(us)を合わせたようなデスメタルです。
リフやメロディの一つ一つはそれほど斬新なものではありませんが、Immolationの退廃的デスメタルとDisgorgeのグロテスク突貫ブルデスを掛け合わせるという発想は素晴らしいと思います。
クオリティはかなり高いと思いますし、曲の区別はつきにくいですが、アルバムを楽しんで聴き通せます。
基本スピーディなブルデスナンバーが並んでおりますが、何曲かスローナンバーも入ってます。
雰囲気重視のデスメタルは僕の守備範囲外なのですが、この作品に関しては悪い印象を持ちませんでした。
スローナンバーは情報量が少ないので、物足りなく感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、僕は好きですね。
音質も程よくて、綺麗になり過ぎず、劣悪でもない絶妙なプロダクションです。
Disgorgeタイプの単音ズクズクリフ(とボーカル)が楽しめるかどうかで評価が大きく変わりそうなので、Disgorgeを聴いてからの方が理解しやすいかもしれません。
Immolation的なあの暗黒世界もなかなか人を選ぶので、Immolationも先に聴いた方がいいと思います。(1stはフツーのオールドスクールな作品なので、暗黒世界を創造し始めた2nd以降の作品を聴くといいと思います。ちなみにファンの間では4thが最も評価が高いようで、この作品から入るといいかもしれないです)
DisgorgeとImmolationを合わせたデスメタルって一体どこに需要があるんだ?と思ってしまいますが、出来たものは大変優れているのでオススメですよ!
暴虐なブルデスを求めても、キャッチーなブルデスを求めても肩透かしを食らうような、マニア受けしかしない作品ですが笑

悪い悪魔 ★★★ (2020-08-07 10:03:28)


DUNGEON CRYPT - Blow by Blunt Flint - Tragedy in Teriatry

前作までの収録曲は、ポンコツではあるけれどもまだ安心・安全な代物だったと言えます。
間違いなくこれは凶器・・・いや、兵器です。
ギター・ソロ――それがこれほどの破壊力を持つ日が来るなんて。
DUNGEON CRYPTは恐ろしいものを開発してしまった。ヤツは天才だ!

とか、あまりのネタ度に悪ノリしてしまいました。これは凄(まじくひどいソロだけど印象深)いですね。

うにぶ (2023-07-09 19:08:47)


DUNGEON CRYPT - Twilight of the Stone Age

氷河期に突入した石器時代にマンモスが歩いている(?)アートワークが印象的です。
寒そうなジャケだから、聴いたら涼しくなるかなーと思ったんですが、もっさりしすぎて全然ヒンヤリしませんでした。
演奏・歌はひどすぎてある意味「寒い」のですが、聴いていると妙なテンションになってしまい、ついついニヤケがちになり体温が上昇してしまうのです。なんだか変な汗まで出てきます。
音質劣悪すぎる初期ブラックみたいなストレスはなく、けっこう聴きやすいところが凶悪な罠で、たまに聴き直してしまうのでした。
しかし・・・いつ聴いてもかっこよさのかけらもない音楽なのに、「どう聴いてもメタル」なのは間違いないっていうのがショックです。私の好きな「HM/HR」はこんな音楽じゃなかったんだけど・・・。
作り手の破壊的な才能に降参デス。

うにぶ (2023-09-02 20:26:30)


ECTOPLASMA - Inferna Kabbalah

いや、本当に完璧デスね。お宝に巡り合わせてくれてありがとうございます。
このいかがわしいジャケ、心地よいゲボゲボ声、初聴時からすでに懐かしい楽曲・・・。
ビリビリ響くギター・サウンドのヴィンテージ感も、ヨダレものです。
オールドスクールなデスメタルの鑑と言える、驚異の完成度。トータルで磨き抜かれてるなー。ホント、「わかってる」バンド。
疲れなくて何時間でも流していられそうな、エヴァーグリーンな輝きを放つ音楽デス。
これはCRYPTAに匹敵するくらいはまりそうな気がします。これ、去年知ってたら確実に年間ベストに入れてました。

うにぶ ★★★ (2023-11-23 21:41:20)


FATHER BEFOULED - Desolate Gods

2017年作。
もともとこのバンドはチェックしていたのだが、このアルバムは中身聞かずに即ジャケ買いしたのであった。なんとも素晴らしいダークアート。

中身はAutopsyタイプの、いわゆるオールドスクールタイプではあるが、疾走パートはIncantationのようでもある。VoはEncoffinationのような低音グロウルで暗黒感が漂う(ちなみにJustin Stubbs本人)である。

ローランDEATH ★★★ (2020-05-12 01:15:22)


FIRENOTE - Firenote

フィンランド産若手5人組が同郷のインディレーベル『IVK Music』から2009年に発売された唯一作ですが(国内未発表)、これがホント素晴らしい作品で復活TREATやTHE POODLES辺りが好きな方なら気に入んじゃないでしょうか?。
まぁ、色々と御託を並べるよりもリンク曲を聴いてもらえたら...。
いゃぁ、何処かのバンドとかで活動してたキャリア組ではなく、恐らく(当時)真っ新の新人達だと思うんですが、楽曲の完成度がハンパございませんよ...コレは。
やや、トビアス・サメット似の歌唱で(頭にバンダナ巻いているが実は若ハゲVo.です)唄われる適度な哀愁感を感じさせるメロディがナンとも...思わず、ガッツポーズものと思いますよ。
個人的にオススメは...①②③④⑤⑥...いゃ全部イイよマジで(笑)。
しかしナンで、これほどの完成度の作品を発表しながら本作で散ってしまったんだろう?(ナンとも残念無念)
最後に...インディ作品ながら音作りも中々素晴らしい事も指摘しておこう...かな。

聖なる守護神 ★★★ (2020-05-10 18:17:14)


GORGUTS - The Erosion of Sanity

次作で化けて有名になったこのバンドですが、僕は今作の方が好きですね。
音楽というのは、違和感と退屈が最大の敵であると思うのですが、このバンドは割とそういったフレーズが多くて長時間聴くのが辛いです。
2曲目のピアノのイントロが終わってからのギターリフが正に違和感&退屈なフレーズで、こういうところがあまり好きになれないんです。
次作で更にこの違和感&退屈な方向に振り切ったので、アララ...と僕は思ってしまいました。
テクデスとブルデスの混沌とした世界観は素晴らしいのですが、余計なものが混じっている感じがします。
コード感が薄く、単音でメロディを出してくるのでそこもアレンジ不足というか、物足りない感じがしますね。
スピーディでブルータルなリフに関しては素晴らしいとしか言いようがありません。
もっとこの方向性のリフを使えば良かったのになぁとちょっと惜しい気持ちになります。
ただし、誰にも注目されない平凡なバンドで終わったでしょうが笑
奇抜さだけで勝負するような音楽ってあまり好きになれないので、地味でもいいから曲の中身を重視して欲しいものです。
後にDeeds Of Fleshが4曲目をカバーしているので、ブルデス又はオールドスクールファンにはこのアルバムまでの作風があっているかもしれません。
上の方がおっしゃる通りキャッチーさがないので、特徴がないと感じるかもしれませんが、このアルバムの段階では良いデスメタルをやっていたと思います。(前述した通りズッコケるような違和感フレーズが飛び出すことを除けば...ね)
この殺伐とした(ジャケ絵のような)世界観はホントに素晴らしく、この方向で続けてくれたらなぁと思っちゃいます。
ハーモニクスを織り交ぜたリフや、単音でグチャクヂャ音が動くリフ、無機質なトレモロリフは後のブルデスに影響を与えたと思います。(DisgorgeやDeeds Of Fleshの描こうとするブルデスのビジョンと被る)
似ている作品としてはSuffocationの1stやImmolationの1stが挙げられると思います。
んーいや、やっぱり似てないか...。
あまり良い印象を持たないズッコケリフを除けば、良い作品だと思うので興味がある方は買ってみてはいかがでしょう。
この作品までのGorgutsを支持するファンは結構いるようなので、Obsauraが合わなかった人もチャレンジしてみると案外イケるかもしれません。
事実退屈なリフもある反面、カッコイイリフもたくさん入ってますし。
あと、泣き叫んでいるようなグロウルも素晴らしいと思います。

悪い悪魔 ★★ (2020-08-07 14:04:38)


GORGUTS - The Erosion of Sanity

3rd以降はあまりにもアヴァンギャルドなテクニカルデスになってしまいましたが、今作まではそのアヴァンギャルドな要素がありつつも、オールドスクールデスの邪悪さやスラッシーな疾走感が強いです。
このUS産のオールドスクールデスとはまた違った雰囲気がカッコいいです。

Obscuraがダメな人でもこの作品はいけるかもしれません。
個人的にはどちらも名盤だと思っています。

GOD ★★★ (2021-09-28 00:52:38)


IMMOLATION - Atonement

デスメタルの大ベテランバンドImmolationの10th、Atonement。
ゲロが出るくらい素晴らしい。このバンドの作品を全部持ってるわけじゃないのですが、こいつは最高傑作なんじゃないかと思わせる程です。
このバンドの2ndと4thが僕は苦手でこのバンドは自分には合わんなぁと思っていたのですが、ふとしたキッカケで今作を買ってみたら、あまりのかっこよさに感動しました。
いやぁ、こいつはマジでおすすめですよ。
2ndや4thの頃に比べてわかりやすいメロディがリフに含まれるようになったおかげで、音楽的な感触はダークなまま、より感情移入がしやすいようドラマチックに曲が仕上がっています。それに最後まで気分を萎えさせるような捨て曲がないので、圧倒的迫力で押し寄せてくる劇的音楽世界に没入することができ、気持ちよくアルバムを聴き通せます。
ネットのコメントを見ると前作より少し評判が落ちるようですが、僕はいかんせんその前作を聴いてないのでそこは何とも言えません。
いや、しかしあれだけ苦手だったImmolationがこんなにかっこいいとは思いませんでした!参ったぜ、このヤロー!
ちなみにこれと同時期に3rdと5thも買ったのですが、これらも僕が苦手な2ndと4thと路線が少し異なっていたので、このAtonement同様すんなり受け入れられる作品でした。
そうなると逆に何故、2ndと4thは苦手なんだということになるのですが、リフのメロディの問題かなと思ったりします。2ndと4thのリフってメロディが無機質なものが多いので、そこが僕の苦手とする部分かなと思っています。あとは和音のこともあって、3rdと5thは4thに比べて変な和音を使う場面が少なく、3度やオクターブ、パワーコード、単音のリフが多い気がするので僕が馴染みやすかったのはこの部分も関係してるかなと思いました。
ま、このAtonementは和音リフめちゃ多いですけどね。でも変なコードは少ないと思います。音感皆無の僕が言っても説得力がないのですが...。

悪い悪魔 ★★★ (2021-07-16 15:10:09)


IMMOLATION - Kingdom of Conspiracy

少し前にAtonementのコメントを書いた後、この作品をすぐに注文して早速聴いてみました。
やっぱりいい!
Kamiko!さんがAtonementのところでおっしゃっていた通り、モダンな音質のせいかこのバンド特有の閉塞感は薄いし、煌びやかになり過ぎている印象も持ちますが、音楽の芯の部分はブレていないと僕は感じました。
ただAtonementとは微妙に作風が違っており、Atonementほど邪悪で荘厳な空気は漂っていません。このKingdom of ConspiracyはそういったImmolation特有のアトモスフィアを意図的に抑え、あえて無機質な凶暴性を剥き出しにした作品だと僕は感じました。
というのもこれの前のMajesty and Decayという作品は邪悪ムード全開の作品だったと僕は思うので、今作はそれとは同じにならないようにあえて路線を少し逸らしたのではないかと思います。なのでimmolationにしては珍しく純粋なブルータリティだけで押してくる作品になったのだと思います。
そう考えると、今までの邪悪オーラ全開のImmolationが好きだった方には合わないというのも分かる気がしますね。
ただ、僕はImmolationを聴くのは完全に後追いなので、このバンドの特定の時期に思い入れがあるわけでもなく、先入観のないフラットな気持ちでこの作品を聴けたから好印象に受け取れたのだと思います。
それに今までに比べて邪悪な空気が薄いというだけで、やはりこれはImmolationだというオーラは変わらず放っていると僕は思いました。
個人的にはImmolationを初めて聴くなら評価の高い初期作より、このKingdom of Conspiracyか次のAtonementの方が分かりやすくて入りやすいのではないかと思います。

悪い悪魔 ★★★ (2021-07-28 11:42:26)


INFERNAL COIL

アメリカ産のブラッケンド•デスメタルバンド。
「地獄のコイル」というバンド名がピッタリの激烈かつ暗黒なサウンド。
グラインドコアバンドのDead in the Dirts のG&Voが同じパートで在籍している。
ノイズやら激速リフやらスネアの音圧が半端なく、1度や2度聴いたくらいでは何が行われているか分からないだろう。

ローランDEATH ★★★ (2020-06-15 00:25:04)


INTAGLIO - Intaglio 15th Anniversary Remix

Kamiko!さんの書き込みでビビっと来て購入!

もちろんメジャーどころではないが日本盤があり、Intaglioは陰刻と訳されている。

わりとカラッとした歪みの少なめの音空間に、物哀しいデスボが浮遊する感じで、心地よくあの世へ誘ってくれる。実に儚く美しい作品。前作も聴き比べてみたい。

ローランDEATH ★★★ (2021-01-09 23:27:50)


JAMES CHRISTIAN - Meet The Man - Know You in the Dark

聴き進むに従って哀メロ濃度が高まっていき、
それが頂点に達するコーラスの素晴らしさは流石ランダル母娘のお仕事。
情感豊かなジェイムズ・クリスチャンの熱唱も相俟って
実にグッとくる楽曲に仕上がっています。

火薬バカ一代 ★★★ (2020-09-09 00:49:59)


JAMES CHRISTIAN - Meet The Man - Strong Enough

明るく爽やかな曲調の中にも仄かな哀愁と
強力なフックを忍ばせるツボを心得た作曲術は
流石スタン・ブッシュ先生。
ロビン・ベックのバックVoも楽曲の爽快感盛り上げに
貢献してくれています。

火薬バカ一代 ★★★ (2020-09-09 00:53:48)


KANSAS - Kansas - Bringing It Back

J.J.Caleのカヴァーですが、完全に自分たちのものにしています。原曲をハードにするのはもちろん、よりカントリー(ロカビリー? ブルーグラス?)色を強め、ヴァイオリン(フィドルと言うべき?)大活躍の元気いっぱいな曲に変貌させています。こりゃ楽しい。'70年代ならではの、伸びやかで自由度の高いジャンル横断音楽。
ライヴ・ヴァージョンだとさらにDEEP PURPLEみたいなエネルギッシュかつ長尺のハード・ロックに大変身。強烈です。

うにぶ ★★ (2023-10-07 20:55:16)


KEN HENSLEY - My Book Of Answers

HEEP黄金期と呼ばれる音楽性を支えた天才的な鍵盤奏者として知られるケン・ヘンズレーの遺作となった一枚。バンド脱退後の彼の活動はけして順風満帆とは呼べないものだろうが、2000年に入ってからは精力的な活動を行い、ソロ、バンド、合い間にHEEP関連の仕事をこなし、ご健在な姿を見せてはいた。
その反面、何をやりたいのか見えない活動が多く、バンドでアルバムをリリースしたかと思えば、すぐにソロ、それが上手くいかないと思ったらバンドと言うような形の活動が多く見られ、随分と腰の据わりが悪い印象を受けていました。
ベテランなのに、何を焦っているのか?です。その方向性の定まらない活動は遺作となる今作まで続いていますが、今回は、ある意味ベストオブソロアルバム的な多様性を持ち込み、それまでのアルバムからベストな曲を選曲したような印象を受ける。逆を言えば代わり映えのない曲でもあるのだが、焦点を絞り込みメロディアスな作風に傾いている。

しかし、残念ながら、リードシンガーを務めるのはケン・ヘンズレー本人である。彼の唄が全てを結審するでしょう。抑揚のない力のない歌声、一番張って欲しいところで張れない弱弱しい歌声、良く言えば味があるであるが、親戚でもないので、そこまで肩を持てません。レンジの狭い声質でもある為、歌メロも同じような音域を行ったり来たりとフックもない、それなのに用意している楽曲は歌モノである。

ここと折り合いがつくならば問題はないだろうが、どう贔屓目に見ても下手な歌である。彼の唄が予定通り全てを台無しにしている。その答えは⑦にあるだろう、男女のコーラスを参加させたことにより、唄の弱さをフォロー、そのおかげで俄然曲の良さがグッと出てくる。本来も魅力が発揮されているという事だろう。
バンドサウンドも、けして派手さはない。もっと言えば聴かせるようなパートがない。それだけ地味でる。あくまでもボーカルオリエンテッドな作風なのである、その唄が最強に弱い、だから聴いていて辛いに直結するのです。

②③④⑤とバラエティ豊かな曲が並ぶ、どの曲も今までの集大成のような魅力がある、それは⑥以降も続く、しかしである。これ以上の戯言は止めるが、これだけは断言したい。
今作は、遺作という事で、割と聴き易い環境にあるだろう、ある程度、ハードシーンにアンテナを張っている人ならば、耳にする機会もあったケン・ヘンズレーの死去報道、それだけに視聴する機会もあるだろうが、これが彼のマックスとは思って欲しくない。彼はもっと野心に溢れキレまくった演奏をしていた才能豊かなミュージシャンだった。2000年以降もライブでオルガンを弾いている姿は何とも頼もしいものであった。
そしてライブでのセットリストの9割HEEP時代をプレイしていた。それが全ての答えである。求められた姿と、本人がやりたかったことの違いは最後まで埋まらなかった。それでも、フックのあるメロを唄えるシンガーがいるだけで後世の評価を随分と違ったであろう。
ソロアルバムなのだから、誰にも邪魔されずにやりたいことをやるのは簡単である。でもそれでは商売にならない、唄える事と唄う事は別の話です。

きしくも、今年はレディインブラック発売50周年である。本家はケンの死を悼むように再発してきた。因果なものである。つくづく残念なアルバムになってしまった。

ワタクシはアイドルにうつつを抜かしたことがありません。だから、○○がいればよい。○○がセンターじゃなきゃ嫌だと言う感性がない。そもそも、その人がいれば何でも最高だなどの概念がない。ANTHEMは大好きだが、柴田直人のレゲエアルバムを聴きたいとは思わない。
音楽の話とは別次元の○○が好きだから、何でもかんでも傑作と言う糞センスを持ち合わせていません。人には理解しがたい溺愛指数100%の話には共感しますが、それを強要する人間には一切関わりたくないものです。下手だけど好きと、下手に聴こえないでは、大違いです。

さらに言えば専門誌を20年以上読んでいない、最近のトレンドを全く知らない浦島太郎オジサンである。そもそも興味がない。
メタル系の世界に一番必要のないものはポピュリズムだと思っている。知名度が評価に反映されることは絶対にない。ましてや、批評家の名前や点数に左右され自分の価値観が変えられる歳でもない。メディアの情報を鵜呑みに出来るのは、音楽聴き始めの、せいぜい2,3年でしょうね。
昭和、平成、令和ときて、何十年も前に、批評家がいったコメントを後生大事に抱えて生きられません。自分の人生や価値観を過去に置いてはいけませんのでね。

失恋船長 (2021-04-30 12:24:42)


KHANATE - Clean Hands Go Foul - In That Corner

この曲にハマる自分は何者だろうかと、答えを探すが見つからない 笑
聴いているとジャケ画の角に、吸い寄せられ、そこに留まろうとする。
Khanateの音、空気感に崇高なモノを感じる自分は、きっと病気なのだろう。

ローランDEATH ★★★ (2020-05-12 22:44:53)


KHYMERA - The Greatest Wonder

数多のバンドやプロジェクトにミュージシャン/ソングライター/プロデューサーとして関与するスウェーデン出身のマルチ・アーティスト、ダニエル・リヴェラーニ(Key)が中心となって立ち上げたメロハー・プロジェクト、'07年発表の3rdアルバム。
本作以外に自分の手元にあるKHYMERAのカタログは1stアルバムのみで、そちらはKANSASのスティーヴ・ウォルシュとビル・グリア、TRILLIONのトム・グリフィン、MECCAのジョー・バナといった有名(あるいは通好みの)ミュージシャンを起用して、メロハーの隠れた名曲――例えばMR.BIGが映画『ネイビーシールズ』のサントラに提供した“STRIKE LIKE LIGHTNING”とか――をカヴァーする、一夜限りのお祭りプロジェクト感が強く漂う作品でしたが、アルバム・リリースを重ねるうちにどんどんバンド感が強化されていったようで、今作では参加メンバーが固定され、シンガーはPINK CREAM 69のデニス・ワードのみ、収録曲も書下ろしの新曲ばかりとなっています。
クオリティに関してもVEGAのマーティン兄弟が楽曲提供を行っているだけに高値安定。ドラマティックな序曲①に続き清涼なメロディが美しく澄み切った青空へ溶けていくような②の時点で多くのメロハー・マニアが本作の完成度を確信できるのではないかと。ことにアルバム表題曲でもあるバラード⑧、爽やかな高揚感を呼び起こす⑨、デニスの伸びやかな歌声がメロディの美しさを引き立たせる⑫、憂いを帯びてラストを締め括る⑬といった本編ハイライト級の逸品が連続するアルバム後半戦の楽曲充実度は特筆モノです。
KHYMERAの旧譜は今となっては入手困難な物が多いのですが、もし見かけたら一聴をお薦めする1枚ですよ。

火薬バカ一代 ★★★ (2021-09-01 23:57:41)


LUGUBRUM - De ware hond

本作が最も黒くて気に入り、イギリスからお取り寄せで購入。輸送代の方が高くついたが、それでも欲しい一枚だ。笑

ベースが変態チックで好み。ミックカーンみたいで心地良い。ボーカルのがなり具合がまたいい個性を醸し出してる。キレがいいのか悪いのかよく分からん変則ギターフレーズも個性的だ。全体を引き締めているドラムも良い。

ローランDEATH ★★★ (2020-06-01 00:30:17)


MALEVOLENT CREATION - The Ten Commandments

アタマからケツまで隙がないアルバムです。
確かにエクストリームなデスメタルを求めると物足りないかもしれませんが、別にデスメタルって激しさだけが全てではありませんから、あまり気にならないです。
CryptopsyやDisgorge、Slipknotのメンバーがこのバンドから影響されたと言っているように、後続のデスメタル、エクストリームメタルシーンに多大な影響を与えたバンドだと思います。
リフの一つ一つがこれぞデスメタル!!という感じでたまらんのです...!!
特にトレモロ(刻み)リフの使い方がデスメタルのお手本のよう。
おそらく後のバンドはここら辺のリフの組み立て方に影響されたのだと思います。
このアルバムで聴かれるリフは、今やみんなが使っていて著作権フリー状態ですね。
ボーカルスタイルもギターリフもドラミングも全てが、今のデスメタル(またはエクストリームメタル)の基礎になっている気がします。
デスメタルのパイオニアとしてはDeathやMorbid Angelなどに功績がありますが、このバンドはデスメタルの様式?を固めた存在だと僕は思ってます。(交響曲の道を切り拓いたベートーベンと、交響曲の型をかっちり決めてしまったブラームスみたいなものか。クラシックにわかだから、的外れな例えかもしれない...。)
リフ又はメロディの作り方、曲構成、全てが今のデスメタルの基盤となってます。
それとMorbid AngelやDeath、Deicideなんかのデビューアルバムは青臭く、洗練されきってないものが多いのですが、このバンドの場合、最初から完成されてます。
やりたい事が決まっていて迷いがなく、明確なビジョンを持っていたんでしょうね。
音質はやや古臭いので時代を感じますが、この年の作品とは思えないくらいクオリティが高いです。
同年にSuffocationがあの伝説のデビューアルバムをリリースしていますし、91年にしてデスメタルというのはスタイルが固まってしまった印象があります。(あとImmolationもデビューしてるな。すんごい年だね、91年)
僕はこの作品が好きすぎるので、今更冷静に評価なんか出来ないくらいなのですが、初めて聴いた時はさほど良いとは思わなかったので(皆さんがおっしゃる通り地味だと感じた)、理解するには少し時間を要するかもしれません。
しかし、デスメタルをたくさん聴いていけば(僕はそんな多く聴いてるわけじゃないが)、良さが分かると思います...多分ね。
あと、この手の音楽はインパクトが重視される傾向にあるので、インパクトの面では少し弱いこのバンドはあまり評価されないのも必然なのかもしれません。
色々聴けば、インパクトや耳馴染みの良いメロディなどが無くとも良い音楽が成り立つ事が分かると思いますし、その時にはこのバンドの素晴らしさに気づけると思いますよ。

悪い悪魔 ★★★ (2020-08-07 13:20:09)


MEGADETH - The Sick, the Dying… and the Dead! - We’ll Be Back

聞き直したら様式美とかそんな範疇でくくれる
曲じゃないことに気づいた
最強スラッシュだこれは

AMASAG ★★★ (2022-07-31 21:31:56)


MEGADETH - The Sick, the Dying… and the Dead! - We’ll Be Back

これはスゴイぜ!何たる緊張感!確かに原点回帰だわ!

cri0841 ★★★ (2022-07-31 22:41:18)


MEGADETH - The Sick, the Dying… and the Dead! - We’ll Be Back

今日、改めて聴き直したら途轍もなくかっこよかった。緊迫っぷりがヤバい。
日によって感性が変動する自分のいい加減さに呆れますが、なんだかこのアルバムの曲って、後からじわじわきます。

うにぶ ★★★ (2023-04-01 22:50:28)


MEKONG DELTA - Tales of a Future Past

変態スラッシュMekong Deltaの2020年作です。
僕はこのバンドの作品はKaleidoscopeまでしか聴いておらず、近作は全く聴いていないのですが、昔から芯の部分は変わっておらず安心しました。
だがしかしですね、アルバムの途中に挟まっているLandscape2やWhen All Hope Is Goneなどのクラシック、オーケストラ風の曲がイマイチで、個人的にこれらはいらないかなと思いました(最後のLandscape4は中々良いのですが)。
というのも、色々なクラシック作曲家(主に近現代)から影響を受けているらしいラルフですが、クラシック音楽の作り方が分かっていないのか、どうにもクラシック、オーケストラ風の曲はツメが甘いように感じます。
これは昔のアルバムでも同じで、元々あるクラシック曲のカバーは原曲が良いからそこまで残念感はありませんが、オリジナル曲のストリングスやオーケストレーションを取り込んだクラシック風の曲はどれもイマイチだった印象があります。
もう少し、メロディの作り方やハーモニーの勉強をすれば良いのにな、と思いました。僕がMekong Deltaの音源を聴いた限り、インタビューなどでクラシックがどうたらと語っているラルフですが、まともに和声の勉強をした人にはとても思えません。
まあ、僕はあまり近現代のクラシックを聴かないので、そこらへんのところを掴みきれてないのかもしれませんが。
ただ、近現代のクラシックを聴いたならもっと面白く音を重ねると思うんですよ。
ストリングスやオーケストレーションの使い方があまりにもつまらないし、ハーモニーも凄く薄いので、和声やクラシックの勉強がんばれ、ラルフ!って感じです。
しかしですね、いつもの奇数拍子、混合拍子をバリバリ使ったメタルチューンは流石の出来でこれらの曲はとてもかっこいいと思います。
それだけにクラシック風の曲が余計に邪魔に思えるんですよね...。
あと、Mekong Deltaのメタルチューンを聴くと、クラシックとかなんとかよりRushの影響の方が強いと感じるのですが、ラルフはRushを意識しているんでしょうかね?
ボーカルに関しては昔より上手い人になっていますが、ラルフのメロディセンス、というかメロディの作り方が良くないので、上手く活かせているようには思えませんね。
このダメダメな歌メロのせいもあってほとんどの曲が印象に残り難くいものになっていると思います。特に8曲目はボーカルメインの曲なのですが、メロディも伴奏もつまらなく、酷い出来だと思っています。9曲目も同じくボーカルメインの曲ですが、8曲目に比べてマシな出来だと思います。ただエレキギターは入っておらず、最早メタルじゃないので頂けない部分はあります。
てことで、品質は昔から変わりなくいつものMekong Deltaといった感じです。なので今までの作品が好きな方には抵抗なく受け入れられる作品だと思います。
ただ前述した通りクラシック風の余計な曲があるため、密度はDance of Deathには敵わないかな、と思います。
それでもこのバンドが好きなので星3つつけちゃいます。

悪い悪魔 ★★★ (2022-01-10 15:59:31)


MIZMOR

海外の一部では評価が高いらしいのだが、日本ではあまり知られてないようだ。
デプレッシブなブラック•ドゥームなのだが、いわゆるFuneral Doomとは違い、トレモロリフとともにブラストで疾走するパートも長かったりする。ドローン的なノイジーな部分もあるが、基本は陰鬱な激重サウンドである。

CDやレコードは国内では扱いが少ないので、海外から輸入するしかなく、注文から20日から30日程度かかるが、フルアルバムは是非手に入れたいところだ。

ローランDEATH ★★★ (2020-06-13 12:04:06)


MIZMOR - Mishlei

2017年作の4曲入りコンピレーション•アルバム
前作より、スラッジ的要素とドローンパート比率がかなり増えている。実験的なところがあったのだろう。

音は決して良くないが、聴いているとそのこもり気味のノイジーな音像が、かえってクセになってくる。

ローランDEATH ★★★ (2021-01-31 01:31:57)


MIZMOR - Yodh: Live at Roadburn 2018 - Woe Regains My Substance (live at Roadburn 2018)

サランラップを顔面に押し付けたかのようなジャケ画(写真?)が何とも得体の知れない狂気や閉塞感を感じさせるライブアルバムの1曲め。

ドゥーム系のライブ音源としては、予想以上の音の良さ、重低音に大満足である。美しいトレモロリフと共に疾走し、A.L.N.のデプレッシブなヴォイスが炸裂する。

ローランDEATH ★★★ (2020-07-05 22:21:53)


MY DYING BRIDE - Turn Loose the Swans - Turn Loose the Swans

ゴシック・メタルかくあるべしというような曲です。
じっくり、たっぷり、ただただ鬱々と、絶望を奏でてくれます。無愛想、暗い、長い。そこが良い。
この曲から「Black God」に続いて終わる、救いのない流れが好きデス。

うにぶ ★★ (2023-10-07 20:10:06)


NOCTURNUS - The Key

90年でこれを作ったのかぁとビックリする作品です。
デスメタルにキーボードを持ち込んだことや、デスメタルというカテゴリでコンセプトアルバムを作ったことなど、その当時にしてみれば革新的な要素が多く含まれています。
スペーシーなキーボードと弾きまくりのギターは上手くマッチしていますし、キャッチーなリズムを叩き出すドラムとボーカルも素晴らしく、とにかく聴きどころが多いアルバムです。
ギターリフが前面に出てくる感じではなく、全体的なアンサンブルで聴かせるようなところはありますが、あまり気になりません。
ただ、アルバムを最後まで聴くのは少ししんどいと感じました。密度が濃すぎるんで、最後まで通して聴いたらヘトヘトになります。
あとは大体の曲にスペーシーなイントロがついてるのですが、それが少しうざいと感じる事もあります。なんというかスペーシーなイントロが入るたびにアルバムの流れや勢いがリセットされる気がするんですよね。
しかしそんなのはほんの些細な欠点なので、とても優れている作品には変わりないと思います。
そしてなんといってもこのジャケですよね。何ですか、このダサいメカは!

悪い悪魔 ★★★ (2021-07-30 13:30:43)


NORTT - Galgenfrist

デンマーク産の2008年作。

闇、夜、虚無主義、孤独、悲惨さ、不誠実さ、死の魅力を綴る、一人ブラック/フューネラルドゥーム。
物凄く悲しくなり時々涙する。歳で涙腺が緩んだか。マジで真っ暗な中に、深き悲しみの感情が湧き出てくる。

そうなるとわかっていても、ドゥームコーナーで見つけるとつい買ってしまうのだ。

ローランDEATH ★★★ (2020-05-15 01:26:10)


OBSIDIAN SEA - Pathos

気品の漂う美しい音楽。聴き惚れてしまいます。蕩けます。
グルーヴィーでシンプルな、でも旨味にあふれたヘヴィ・ロック。
穏やかな歌声はメタル的ではなく、楽器の音づくりも磨き抜かれていて粗雑さは皆無。ギターのトーンがもう絶品。
ドゥーム/ストーナー系に分類されているバンドですが、私は今作を'70年代前半頃のユーロ・プログレ(美声系のちょっと妖しいやつ)を聴く時に似た感覚で聴いています。
これ、PINK FLOYDが好きな人にも受けそう。あ、そうだ『THE OUTER LIMITS』の頃のVOIVODにも似てる。
音数が少ないんだけど、無駄な音がなくて、どこを切っても魅惑的。
トリオ編成で、ギター兼ヴォーカルの紡ぐメロディがツボですが、ベースのフレーズやドラムのオカズなど、一つひとつの音が必然性を感じさせます。
全然音楽性は違うんだけど、スティーリー・ダンのアルバムみたいに、こだわりまくってサウンドを組み立ててんじゃないかなー。逆にセンス一発で感覚的につくっていたとしても、それはそれで納得。なんたって全編通しての空気感に一本芯が通っています。
これたぶん、30年後も聴いてるだろうなー。今のところダウンロードで聴いていますが、ジャケも良いし、円盤購入必須のお宝盤です。

うにぶ ★★★ (2023-11-25 21:20:13)


ONSLAUGHT - In Search of Sanity - Welcome to Dying

当時...この曲にシビレた。
確かに先駆者であるMETALLICAを意識していたのかもしれんが、とにかくドラマティックな名曲で個人的にはその長さにダレは全く感じていないし、前任者サイでは演れなかったと思う(ミドルトーンの歌声も魅力的だ)。
わたくしは当時このアルバムでグリメットに初めて触れたのだがそのヴィブラートの効かせた伸びやかな歌声に素直に"素晴らしい"と感じましたな。(その後、メタ友からコレもイイよとGRIM REAPERの3rd"Rock You~"を勧められたナ)
現在は...(某動画サイトで)義足姿となったがGRIM REAPERの曲などライヴで頑張っている姿を見る度に、不屈の闘志とそのメタル魂に胸にアツいモノが込み上げてきます。

聖なる守護神 ★★★ (2020-06-07 18:15:43)


PORTAL - ION

2018年作。

複雑怪奇で邪悪なリフが一塊となって次々と嵐のように襲いかかってくる。今までのアルバムとの違いは曲のメリハリがつき、殺傷力が倍増している点だろう。暗黒の渦の中でズタズタに切り刻まれる感じである。凄まじいアルバム。

ローランDEATH ★★★ (2020-05-10 15:53:04)


POSSESSED - Seven Churches - Pentagram

初っ端からやりすぎな雰囲気づくり、決して予測できないイっちゃった曲展開、危なっかしすぎる演奏。
なんというスリルと邪悪さ! これぞロックだ!

うにぶ ★★ (2022-06-04 20:53:58)


QUEENS OF THE STONE AGE - Era Vulgaris

程よく気怠く、程よく混沌としていて、程よく変態。

このジャンルは極端じゃなく程よいのがベスト。

直球勝負せず、あくまでも変化球に拘りをみせている。

ストーナー・ロックの名盤といっても過言ではない。

全14曲、捨て曲らしいモノも見当たらない。

このバンド、コンスタントにクオリティの高いアルバムをリリースしてくれるので、もう安心してます。

と、思いきや!

地球に平和 人類に愛 アゴ 勇でした。

アゴ 勇 ★★★ (2020-05-24 23:06:03)


REENCARNACION - 888 Metal

マイナスとマイナスを掛けてプラスを得んとする安易な手法が微笑ましい。

限りなくゼロに近い正数を得た。

奇盤・珍盤である。

こんなの喜んで聴いているのはローランDEATH氏とKamiko氏と自分だけでしょうね。

アゴ 勇 ★★★ (2020-05-24 16:46:35)


REPULSION - Horrified

ENTOMBEDの1stのところで引き合いに出されていたので興味を持ったバンドですが、この味のある音づくりは確かに共通点が。
潔く疾走する楽曲もやたら心地よく、どこを切っても退屈させない。一発で気に入りました。
時代を超えて輝きを増すヴィンテージ・グラインドコアの傑作です。
今となってはこんな音で録音する人たちもいないだろーなー。音楽界の世界遺産に推薦いたします。

うにぶ ★★★ (2021-02-23 15:04:31)


SADUS - Chemical Exposure - Certain Death

どーなってんのこれ、わけわからん。というのが率直な印象。
でも妙に愛嬌があり、癖になり、そのうち無心で首を振り始めてしまうのでした。
リズミカルで個性的で、それでいて疾走感は十分な爽快スラッシュ。

うにぶ ★★ (2022-06-04 21:18:38)


SANCTUARY - Into the Mirror Black

全体を通してモノトーンで、無機質な人間味が殆どない作品。

METALLICAの「...AND JUSTICE FOR ALL」に似た感触。

軽く触れただけでもろくも壊れそうな繊細なサウンドで、当時としてはサウンドプロダクションも1stと比較すると、格段に向上している。

1stを聴き狂っていた自分は、これを理解するのに、半年程時間を要した。

この寒々しい荒涼感は、シアトル発のバンドならでは。

この作品が過小評価されているのは、1990年にリリースされたからではないだろうか?

1990年はJUDAS PRIEST「PAINKILLER」MEGADETH「RUST IN PEACE」SLAYER「SEASONS IN THE ABYSS」そしてPANTERAが「COWBOYS FROM HELL」で、メジャーデビューと、衝撃作・話題作が目白押しだったから、フォローアップされた方も、少なかったと思われる。

スルメ盤ですね。捨て曲らしいものも特別存在しないし、繰り返して聴く価値はあります。

アゴ勇 ★★★ (2020-05-12 21:06:14)


SATAN - Life Sentence

これはいいね!素晴らしいよ。手放しで褒め千切れる、音が深いのよ。英国らしい愁いのあるメロディをタップリと含んだ攻撃的なツインギター、小気味の良いリフはNWOBHMの伝統を完全に引き継いでいる。なによりメロディの良さに息を飲む。そして強力な楽曲はどれもがドラマティックに展開され荒涼たるサタンワールドに導いている。独特の暗く湿った音色も不気味に鳴りサタンというバンド名から派生したイメージを増幅させている。久しぶりのアルバムだったが驚くほど完成度も高く素直に驚かされた。B級メタルとしては完璧だ。

正直者 ★★★ (2021-05-08 15:38:06)


SAXON - Lionheart

マンネリはしていない、あとサクソンのNWOBHM期はラフでスピーディを合い言葉に同じ路線を貫いている。今作はエピックメタルにも近いパワーメタル路線へと踏み出した。ガッツ溢れるリフ、勇壮で分かりやすいメロディー、小手先じゃないキャリアに裏打ちされた実のある作風になっている。これぞブリティッシュメタルな風格が漂う。

YG ★★★ (2023-10-25 03:01:57)


SAXON - Rock the Nations - Northern Lady

BURRNIN VINYL VOL.2
1987年4月号 輸入盤シングル ページ75 酒井44点

輸入盤とはいえたまらんだろうね、ここまでネガティブキャンペーンやられたら。
雑誌の顔と言える編集長自らが酷評したならこぞってやり玉に挙げるだろう。
熱狂的な信者いるからね。
酒井氏はこういってます。
嫌いな言葉を使いたくないが『昔のサクソンは良かった!』シングルにした気持ちは分からないでもないが…辛いな

このようなレビューを後ろ盾に同じレビューを繰り返す。
私が言いたいのは酷評することが悪いのではない、パクって同じ発言を繰り返すのが問題なのである。

正直者 ★★★ (2021-06-16 20:33:37)


SAXON - Rock the Nations - Waiting for the Night

BURRNIN VINYL VOL.2
1986年11月号 輸入盤シングル ページ35 酒井68点

これは酒井氏のレビューになりますが冒頭からいきなりの嘘が飛び出します。現在のサクソンはレコードよりも遅い、ヨコノリのテンポで演奏している。疾走感を失ったサクソンになんの魅力があるのか⁉

この批評がサクソンのイメージを最悪なものにしました。事実、全く同じ意見も目にします。
マラドーナの神の手ゴールと同じ、本人のみぞ知る事実。パクったのかセンスの塊だから酒井氏と一言一句違わない名セリフが天から降ってきたのか?

一つ言えるのはサクソンと言えばK.SOTOさん、このアルバムの批評など魂が乗っている。
血が沸騰する熱いレビューに真のファン心理を見たね。
ハッキリと言いますけど、普通は雑誌と同じ評価にならないよ。好きであればあるほど変わるのよ。
そんな角度から評価するがあるのよ。それが凄いと思えるから認めるのよ。
どんなに言い訳をしても他人が支持するのは本当のことを言っているレビュアーです。
盗んだ言葉じゃ理屈こねても利口にゃ見えないさ。

正直者 ★★★ (2021-06-16 20:20:39)


SILENT STREAM OF GODLESS ELEGY - Návaz - Zlatohlav

この曲には、かなりハマりました。優美な舞踏曲といった趣の、チェロとヴァイオリンのゆったりとしつつも踊るような演奏。チェコ語の異国情緒あふれる響き(あの巻き舌がたまらない!)が魅力的な、深みのある歌。
しっかりメタルのバンド・サウンドではあるのですが、メタル関係なく幅広く様々な音楽ファンに訴求できそうな可能性を持った名曲です。
一度聴き始めると、何度もリピートしてしまいます。

うにぶ ★★★ (2023-10-07 21:10:53)


STABAT MATER - Stabat Mater

2009年作の1st。
Deathspell OmegaのMikkoによる一人フュネラルドゥーム。

バンド名そのものが、聖歌のタイトルで、母マリアの悲しみを思う歌とか。
Deathspell Omegaの3rdで聖歌を怪しげなアレンジで引用していたが、本作ではモロに引用している。

ブラックメタル的なロウなギター音に、スラッジ的なハウリングノイズが絡み、遅く重たく曲が進行する。それだけでも、深い悲しみに堕ちて行くのだが、追い討ちをかけるようにパイプオルガンのような「不穏な音」が絶望を与えてくれる。

スラッジ/フュネラルドゥーマーは勿論、ブラックメタラーにも聴いてもらいたい。

ローランDEATH ★★★ (2020-05-17 23:47:50)


TANITH - In Another Time

SATANのギタリスト、ラス・ティッピンズをフィーチャーしたUS産の4人組による1st。リリース元は老舗Metal Blade Recordsです。これが驚きの古典ロックサウンド。NWOBHM以前の英国サウンドを前面に押し出したサウンドは、過度なオーバーダブを排し、非常に生々しい仕上がりになっている。英国産のフォーキーな音色は幽玄な世界観を色濃く打ち出し、そこにSATANにも通ずるようなダークさが覆いかぶさってくる、そういう静の展開から、突き抜けるような疾走パートが入ってきたら一気にこちらのテンションもアップ。靄の掛かった叙情的なフレーズと、それにも負けない情熱的な演奏、それらが混然一体となり迫ってくる勢いたるや、充実の楽曲群と相まって、ありそうでなかった古典英国ロックの旨味を凝縮しています。URIAH HEEP+WISHBONE ASH×NWOBHMと言えばよいのか、例えが上手く見つけられないほど、所見から見事にハマってしまった。
存在をしってから二カ月になるのだが、今年一番聴いたアルバムですね。

所謂懐古主義のNWOTHMとは違う、その時代をリアルに体験した男だから描ける世界観。曲の中で途中から表情をガラリと変えるドラマ性、そしてラスとベース兼ヴォーカルの女性メンバー、シンディ・メイナードの二人によるツインヴォーカルも、浮遊感のある、たそがれた哀愁美が程良く映え、楽曲にいっそう英国的な湿度を含ませていく。そんあ湿り気たっぷりの音像の中でも、歯切れのよいシャープな演者のプレイはハンパないの熱量を放出しているのが凄い。

これだけ全ての個が強いのに、絶妙に絡み合い叙情性のあるメロディに溶け込んでいきます。古典サウンドから放たれる陶酔感。ワタクシの文才では、とても表現出来ない音楽がここにはありますね(頑張って頭を捻り上げても無理じゃ)。何度聴いても興奮するわ。これだからメタルは止められん。

失恋船長 ★★★ (2019-08-23 22:23:35)


TNT - Knights of the New Thunder

ジャケは再発盤でしか知らず、ロニー・ル・テクロのCADAVER加入をきっかけに本作を聴いた自分はTNTファンを名乗る資格もないかもしれません。それでも、北欧メタル黎明期の名盤であることを喧伝することに関しては一切のためらいを感じません。(恥ずかしながら3rdから聴いて長年分かった気になっていた身ですが・・・)
時代を感じさせるところはありますが、そこを含めて本当に魅力的なメタル作品。
リフのキレ、ギター・ソロのセンス、突き抜けるヴォーカルの尖りっぷり、バンドとしての勢い、どこをとってもHM/HRの旨味があふれています。こういうのが元々のメタルだよなーという、'80年代の名盤です。

うにぶ ★★★ (2023-10-15 21:32:26)


TRIUMPH - Edge Of Excess

作曲クレジットをバンド名義にされることに対しかねてから不満を抱いていたリック・エメットが遂に脱退。後任ギタリストとしてフィル・Xことフィル・ゼニースを加え、新たにVICTORY MUSICと契約を交わしたTRIUMPHが’92年に発表した10thアルバム。ちなみにゲストとしてALIASやVON GROOVEのメンバーの名前がクレジットされていたり。
こちとらリック・エメットに思い入れがバインバインなので、ミスターXだかスーパーXだか知らねえが、いい年こいてXなんて名乗ってる輩にTRIUMPHのギタリストの座が務まるわけねーだろ!と上から目線で批判しまくっていたのですが、しかしそのX氏が現在ではBON JOVIのメンバーなのですから、バンドの見る目の確かさに感心するとともに、己の見る目のなさに顔真っ赤という。
ストレートに押して来る骨太なHRサウンドへと回帰を果たした本編では、レーベル移籍以降のポップ路線(好きでしたが)で溜まっていた鬱憤を晴らすかの如くギル・ムーアのドラムが大暴れ。特にグルーヴィながらメロディにフックも効いた①に始まり、映画『ヘルレイザー3』のサントラに提供されたスピード・ロック②を経て、アコギを交えたバラード③へと繋がっていく冒頭の流れは、「エメット師匠のいないTRIUMPHなんて…」と本作に対してクリープが入っていないコーヒーばりの塩対応を取っていた我が身さえもグッと引き寄せられてしまう、強力な掴みとして機能しています。
泣きや哀愁といった要素が薄まってしまっている点はやはり如何ともし難いものの、新生TRIUMPHの漲るやる気は十二分に伝わってくる1枚。それだけにこれ以降新作の発表が途切れてしまっていることがファンとしては残念でならないのですが…。

火薬バカ一代 ★★ (2020-05-03 23:38:25)


TRIUMPH - Edge Of Excess - Troublemaker

ホラー映画「ヘルレイザー3」のサントラに提供された
(但しホラーな雰囲気は微塵も感じられない)イキのいい疾走ナンバーで、
正直映画の方は微妙な出来栄えでしたが、新加入のフィル・XのGプレイが
前面に押し出されたこの曲はカッコイイ。ギル・ムーアも歌とドラムで
溜まっていた鬱憤を晴らすようにハジけまくっています。

火薬バカ一代 ★★★ (2020-05-04 23:55:00)


URIAH HEEP - Abominog

メンバーが変われば音楽性も変わるのは当然。それよりもケンがどうのこうのとか、バイロンがどうとか比較することがナンセンス極まりない。同じことならいざ知らず、違う事をやっているのに無意味な議論は不必要。
書くことがないからスペースを埋めるためにやっているようにすら感じる。
まず幻想的でダークなイメージがあったヒープサウンドが完全に別物へと移行する。ピーター・ゴルビーのストレートな歌唱スタイルとジョン・シンクレアのモダンなアプローチを受け入れヒープはライトな産業ロック路線へと向かった。

その驚くほどの変貌についていけないファンも続出したが、新しい層に売り込むための賢い選択として受け止めたい。アメリカでの成功を念頭に置いて、新たなる活動拠点を見出したい、そんな苦悩を感じさせる。
明らかに5曲ものカヴァーソングは多すぎるが、オーソドックスな部分をしっかりと持っているため、世代を超えてロック好きに訴える世界を作り上げたのは間違いない。
ライトなノリとフックの強いメロディ、余計なものを省いたサウンドは小気味いい。中途半端なわだかまりを捨て徹底的に産業ロックスタイルへと傾いのも新生ヒープをアピール出来ている。
結果、メンバーチェンジは成功した。ボブ・デイズリーの貢献度の高さも見逃さないでほしい。

ここからは余談だが、ヒープに詳しくもないのに上から目線で、俺は何でも知っているといってマウントを取りに来ている奴がいる。本当にこういうのは勘弁してください。
まったく知識がない。それが悪いのではない、誰もが最初はニワカである。そして一番大切なのは好きという気持ちだ。でもだ何も知らないくせに他人に、俺に何でも聞け、いや、俺は何でも知っているな空気を勝手に作り何にも知らない奴が一人いる。
この程度の浅い知識でよくぞ、あそこまでデカい面で…もういいや笑いが止まらん。
ロック歴何十年を自慢する究極のニワカ。こういうやつが昔から、お前がガキの頃から俺はロックを聞いているとか、どうでもいいことを自慢するが、質問に対してメディア発以外のことはなにも答えられない。だから全ての発言が薄い。
人間に一番大切なのは謙虚な心。このサイトで一番の嫌われ者に何を言っても無駄だが、見るに堪えんニワカ知識には腹が立つ。このバンドが誤解されかねない。それが心配だ。

正直者 ★★ (2020-10-11 13:46:51)


VEKTOR - Terminal Redux

このアルバムにはほんと、ぶったまげました。プログレッシヴ・SF・スラッシュ・メタル・バンド(Sci-fi Prog-Thrash)を名乗っているようですが、なるほどぴったりです。
明確な個性があり、演奏力や作曲能力も高く、非常に密度の濃い隙のない音楽を構築しています。
半分以上の曲が7分超と、長くて複雑な曲は多いのですが、単純にリフが印象的でスカッとする突進スラッシュとして聴いても問題のない、激烈メタルです。
とにかく切れ味が鋭くテンションが衰えないので、全く退屈しません。
前作のタイトル曲「Outer Isolation」の宇宙飛行士の話から始まる、銀河帝国を舞台にした壮大なコンセプト・アルバムのようで、ラスト2曲あたりはスラッシュから逸脱しますが、それもまた味です。
遡って前2作も聴きましたが、やはりこの3rdが一番好きです。
そろそろ新しいアルバムも出してほしいなー。

うにぶ ★★★ (2023-11-03 22:18:15)


VICIOUS RUMORS - Vicious Rumors - Don't Wait for Me

個人的にはこのバンドでは速い曲より、これくらいのテンポの曲が個人的には一番好きだな。
この曲は勢いもドラマチックさも最高!
代表曲と思う。

らむいっとだうん ★★★ (2020-11-22 23:08:30)


VOIVOD - The Wake

もう今作で完全復活でしょ。

前作の「TARGET EARTH」から、この従来の路線への前兆はあったが、リヴィングのソファーに寝そべりながらなんて、到底聴けない、ある種、緊張感が張り詰め、音に対峙するサウンドが現在に蘇ったと言えよう。

このバンドのギターのコード進行は、知らない人が聴いたら、不穏になるだろう。

自分も聴いていて緊張感が張り詰めますから。

あと、上のKamiko氏の気持ちも凄く理解出来ますが、「INFINI」や「KATORZ」等も、故人的にはアリなんですが、やはり、複雑怪奇なこのサウンドこそVOIVODである所以であろう。

このバンドはメタルやプログレのみではなく、KILLING JOKEやNOMEANSNO、THE JESUS LIZARDあたりにも影響を受けているのではと推測する。

アゴ勇 ★★★ (2020-05-08 00:41:11)


VOMITCHAPEL

アメリカ産、暗黒デス/ブラック•メタル。
Encoffination、Father BefouledのJBSのソロプロジェクトである。いずれも激重の暗黒音楽であるが、最も冒涜極まりない音像。ベコベコしたドラム、繰り返される激重リフ、普通の人は足を踏み入れてはいけない禁断の世界が広がる。

ローランDEATH ★★★ (2020-05-03 14:21:12)


VOMITCHAPEL - The House of the Lord Despoiled

2012年作の1st。
暗黒埋葬デスドゥームのEncoffinationの激重音像で、時折邪悪に猛突するスタイルは、同じく、JBSがやっているFather Befouledにも近い。初期のIncantationにも通じる冒涜性が凄まじいアルバム。

ローランDEATH ★★★ (2020-05-03 14:57:04)


VON - Satanic Blood

アメリカ産ブラックVONの92年作。
その後多くの北欧BMバンドがカバーしていることからも、ブラックメタルの原点ともいうべき作品。
チープでロウなトレモロリフに単純なツタツタドラムなのだが、
それに乗っかる呪術のような邪悪なグロウルヴォイスが頭の中にこだまする!
紛れもない名盤

ローランDEATH ★★★ (2020-05-05 01:18:21)


WITCHFYNDE - Lords of Sin / Anthems

アフロ頭にコワモテの顔面力で睨みを効かせてくるオッサンのジャケット(ひっくり返しても別の顔に見えるトリックアートかと思ったら違った)が目印の、WITCHFYNDEが'84年に発表した4thアルバム。なおLP発売当時は、ヨーロッパ・ツアーのライブ音源4曲も収録された2枚組仕様でのリリースだったという。
不気味なイントロに導かれて幕が上がる本編ですが、オドロオドロしいアートワークや「NWOBHM」「オカルト」「サタニック」といったWITCHFYNDEについて回るキーワードに惹かれて手を出したリスナーに肩透かしを食らわせる、軽くはないが特段ヘヴィというわけではなく、スローじゃないけどかと言ってスピーディでもないという、シンプルで飾り気のない中庸なHRサウンドは今作でも健在。曲調は重厚ながら新Voの声質もメロディの響きも妙に明るいOPナンバー①が早速物語る通り、ドゥーミーなダークネスを求める向きには不完全燃焼感が半端ない本作なれど、例えポップなノリの楽曲を演っても明るくはなりきれない、精一杯陽キャを気取ってはみたけれど、ふと我に返って溜息をついてしまう感じにこそ、個人的には「ああ、英国メタルっぺー」と妙に惹かれてしまうわけでして。
Gソロ含め正調NWOBHMといった趣きで駆け抜ける②、ライブではコール&レスポンスが盛り上がりそうな③、タイトルと裏腹なアゲアゲ疾走チューン⑦辺りは特にお気に入り度高し。ラストは憂いを湛えた重厚なメドレー⑧⑨(さりげなくOPナンバーと対になるアレンジが施されている)で劇的に締め括ってくれるのも嬉しいじゃありませんか。
先入観を抜きにすれば十分「NWOBHMの良盤」として楽しめる1枚です。

火薬バカ一代 ★★ (2021-05-13 00:18:23)


WYTCH HAZEL - II: Sojourn

イギリスのランカスター出身の真正NWOBHMサウンドを継承するバンドの2枚目。この音のリリースが2018年と言うから驚きであるが、彼らは単なる懐古主義ではなく、この時代のサウンドを本気でリスペクト、そして現代のフィルターを通して、無理無駄のないスタイルで鳴らしているから、所謂NWOTHM群の寄せに行ったとは違う強烈なアイデンティティを誇示しているのが強い。儚くも美しい幽玄な音色、英国的なフォーキーさも絶妙に絡み、英国のバンド特有の湿り気と哀愁美が聴き手の感性に切り込んできます。
好きモノにはたまらない伝統を継承する音楽性、扇情的な泣かせもフレージングを従え必殺のハモリを武器に迫ってきます。例えるならWishbone Ashのメタルヴァージョンと言えば良いのか、その基本的な英国トラッド、フォーク路線に重きを置く音楽性など、近いものがあると思いますよ。懐古主義で片付けられない本気のレトロサウンド、その旨味はマニア以外にも訴求するだけの魅力はあると思います。

失恋船長 ★★★ (2019-10-20 22:38:20)


XASTHUR - Nocturnal Poisoning

2002年作の1st。
これぞDSBMデスな。
ほぼ単調で陰鬱なリフの繰り返し、しかもロウな音で、ここまで人に絶望感や深い悲しみを感じさせるというのは、ほんとに凄いと思う。真似しようにも出来ない。

ローランDEATH ★★★ (2020-05-23 00:39:39)


XASTHUR - Telepathic With the Deceased

2004年作の3rd。
これもジャケが素晴らしい。

いつ聴いても、暗く寒い調べが心地よい。真冬にあえて聴くようにしていたが、暑い夏に聴くのも涼しくて良いかもしれない。

前2作に比べ、Maleficの悲痛の絶叫がやや多めに聴ける分、鬼気迫るものを感じる。キーボードの音色もギターの音色も、エコーのかかり具合も、とにかく全部が陰鬱で美しい。

ローランDEATH ★★★ (2020-05-23 16:22:07)


XASTHUR - The Funeral of Being

2nd。
ジャケだけでも素晴らしい雰囲気を醸し出す。
単調なリフの展開は最早真骨頂だな。Deathspell Omegaほど逝っちゃってる感はないが、怪しげなアルペジオが効果的だ。地下下水道で録音したような音づくりもDSBMならでは。

ローランDEATH ★★★ (2020-05-23 01:43:12)


この世に必要のないもの

複数アカウントの投稿などの不正を働くものは許せん、
だが管理者は手を出さず、それを直そうと言う様子もない。
誰の心にも止まらないような、邪魔者扱いされる発言を繰り返している有識者
頼まれてもいないのにワザワザ、アカウントを作り糞みたいな発言を繰り返している。
よくある質の悪いものでも、すぐにゴイゴイスーと言っちゃう。
他の声も気にならない、恐れ知らずの勇者のつもりの投稿者
もういいよ。いい加減にしてくれってもんです。
Comment Only
名無し (2021-03-10 13:42:36)

この名無し投稿カッコいい。
超カッコいい。論点をすり替えて別の話になっている。クーッカッコイイぜ。
俺は勇者だぜ‼ヨシヒコだぜ。
名無しでなければ文句も言えない臆病者の戯言。


このコメントは削除しちゃダメなのよ。
みんなに見てもらわないと、自分は悪くない。名無しで複数アカウントを行っているのに、複垢を許せないと究極の矛盾を唱えています。
これパルプンテの呪文だな。全員ザラキを喰らって終了。今、私は教会の神父様の前にいます。
なので500万ゴールド払って復活させました。

でも復活の呪文間違えたので、トンヌラ王子を仲間にするところからやり直します。

正直者 (2021-03-10 13:57:59)


管理人・常連への要望

サイトを利用の他のユーザー様へ
お騒がせをしていますが、そろそろ白黒ハッキリさせるべきと考えています。
弁護士に、投稿者を特定する費用は20万。慰謝料を請求する場合は成功報酬という事ですが、
こちらとしては、本人がどこのどなたで直接の謝罪を求める方向で考えています。
流石に、皆様も見苦しい逆恨み投稿にうんざりでしょう。
やめる気配もないと思いますので、直ぐにでも対応するつもりです。
大げさに感じるかも知れませんが、法改正が行われ比較的簡単に、SNS上のトラブルを解決する事が出来るようになりました。

私は複数アカウントを使っていませんので、イチミリも困りません。ましてや正直者さんと同一人物でもありません。
執拗に名無しで攻撃をされています。その理由も込みで、どうして攻撃するのか知りたいのも理由です。
ケン・ヘンズレイの投稿が気に入らないという理由以外があるのか知りたいですね。
いずれにしろ数ヶ月間、私は黙っていました。こちらに落ち度がありますか?そこもハッキリさせるべきでしょう。

失恋船長 (2022-07-25 18:30:01)


好きなジャケット

FIFTH ANGELのTIME WILL TELLはこの上なく内容にマッチしている。

ANBICION 11 (2021-05-01 01:21:05)


独り言・・・

引き下がれない幼稚性

スーツにネクタイ。このスタイルで歩けばサラリーマンになるのか?
私は、そんな見た目の話をしているのではない。
これはセンスの問題。


何も知らないのに、大口を叩き自分はロックに精通しているかのような振る舞いは笑いを通り越して悲しみですらある。
私なら恥かしくて二度と出てこれないが、何事もなかったかのようにいこうとしている。
老人がブレーキとアクセルを踏み間違え、多くの人たちに大けがを負わせた事件を思い出す。

自分は選ばれし上級国民のような感覚だろう。

私は老害にはなりたくない。大嘘を叩き言い訳をして自己弁護に走る、そんな醜い人間に成り下がりたくない。
そんな奴はロックじゃない。
一日も早く消えて欲しい。

正直者 (2021-01-08 12:57:58)