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KRAKEN II (1989年)
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KRAKEN II
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解説 - KRAKEN II
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1. 失恋船長 ★★★ (2020-05-21 13:05:57)

南米はコロンビアを代表するレジェンダリーな男たちが世に放った2枚目のアルバム。今作はキーボードプレイヤーをゲスト参加させ、前作にあった気骨溢れるメタリックスタイルにいい意味での柔軟さ、所謂大衆性を加味させたことにより、マイナー調のメロディもグッと際立ち叙情性もアップ。自分たちにやりたいことがしっかりと具現化、前作の反省を踏まえしっかりと成長の跡を見せてくれます。

音楽性の幅が広がったと言っても軟弱になった要素は皆無、メジャー感のみならず、プログレッシブな展開も増し辺境地メタルのレッテルを自ら剥がしています。英詩ではないのでね、語感のなど気になる人もいるでしょうが、線は細いがハイトーンを駆使しエモーショナルに歌い上げる姿も前作以上に様になっています。

完全に前作とは別物と捉えた方が無難に解釈できる渾身の2枚目。コロンビアのメタルシーンがどのような形で形成されていたのか分からないために、軽はずみなことは言えないが、勢いだけではない知的なエッセンスや、南米特有の熱情、それらをクールな感性でまとめ上げたバンドのセンスが光ります。
当然レコーディング環境は褒められたものではない。音質も深みも厚みもない、それでもメタルに対する愛情がビンビンに伝わる仕様になっていますよ。その秘められた思いを解き放っている、バンドの将来性に思いを馳せ耳を傾けるのが、一番の楽しみ方でしょうね。



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