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Lady Love, Lady Bitch / D.F.R. (火薬バカ一代)
D.F.R. (火薬バカ一代)


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Lady Love, Lady Bitch / D.F.R.
タイトルだけだと何やらアホっぽい印象を受けますが
Voの声質的にACCEPT、あるいは曲調的に『BRITISH STEEL』の頃の
JUDAS PRIESTを思わせたりもする重厚なミッド・チューンで
これが結構カッコイイ。特にドラマティックな構築美を湛えた
Gソロを経て、哀愁度がグッと高まる後半はかなり聴かせてくれますよ。

火薬バカ一代 ★★★ (2020-01-29 01:06:16)


D.F.R.

フランスの港湾都市ナント出身の4人組、SQUEALERが’87年に発表した1stアルバム(なおタイトルは『DRINKING, FUCKING, ROCKING』の略なのだとか)。
自主制作盤にも関わらず瞬く間に数千枚を売り上げ、テレビ出演やフランス政府文化大臣との対談等、バンドの知名度向上とその後のサクセスに大きく貢献したという本作に託されているのは、JUDAS PRIEST、ACCEPT辺りからの影響を伺わせるストレートな正統派HMサウンド。そこにLAメタルをお手本にした思しき、ラフなノリの良さやハジけるコーラス・ワークといったアメリカンな要素もブッ込んで来ています。ちなみにフランスのバンドには珍しく歌詞は全て英詞。
篭り気味な上に薄っぺらい、お粗末極まりないプロダクションが折角の楽曲の魅力を大幅にスポイルしてくれてやがっていますが、何よりも音程に無頓着にわめき立てるパスカル・ベイリー(この人、後期EXCESSの作品でも歌っていましたっけ)の悪声Voを、欠点と貶すか個性的と前向きに捉えるかで本作の評価は大きく分かれるものと思われます。
このクセの強いヒステリックな声質のVoが受容できれば、収録楽曲のカッコ良さはなかなかなのモノですし、サウンドに華やかなアクセントを加えてくれるローラン・ラシャターのGプレイも聴き応え十分。特に“禁じられた遊び”のメロディを織り込んだGソロが繰り出される重厚なミッド・チューン②、泣きのイントロから力強く盛り上がっていく③、一気呵成に走り抜けるスピード・ナンバー⑤辺りは耳を捉える出来栄え。
全体としてチープな印象は免れ得ないものの、垢抜けた2ndよりも個人的には本作の方が好きだなぁ。

火薬バカ一代 ★★ (2020-01-28 00:54:58)