この曲を聴け!
最近の発言
Tide of the Times (失恋船長)


MyPage

Punish - 最近の発言
モバイル向きページ 
解説 - 最近の発言
新しいコメント・評価 (タイトルをクリックすると当該項目に移動します)


Tide of the Times

久保田陽子、石原慎一郎、寺沢功一、西田竜一の4人よるスーパーロックグループが2021年にリリースした第二弾のEP。
久保田のアイデアなのかフックのある歌メロは、いかにも彼女らしいメロディックな歌メロである。パワフルなリズムプレイはバンドサウンドを牽引、シャラのハードなギターも掛け値無しにカッコ良く、この四人からなる独自のグルーブを持ち入りバンドサウンドを構築、強靱なアンサンブルの頂点に君臨するのは久保田の唄なのだが、各自の見せ場も随所に盛り込み、手練手管の寝業師集団が集い、手抜かり無しのダイハードなメタルをやり切っている。
メジャーシーンで腕を磨いているメンツだけに、野暮ったさは皆無。古典ではあるが、現役感からにじみ出る、良い意味での熟成とフレッシュな感覚を共存させ、現代の古典ロックとして成立させているのは流石の一言であろう。
流通も脆弱なために、手に入りづらい作品ではあるのだが、メロディを蔑ろにしないハードサウンドが好みの方ならば大いに楽しめるだろう、生身の人間が生み出すバイブ、その躍動する純粋なハードサウンドが放つ波動に撃ち抜かれましたね。
配信版出しなさいよ。ドサ回りの会場限定みたいな手売り感はチョイと残念です。

失恋船長 ★★★ (2022-11-08 12:18:15)


The Pain of Electricity

久保田陽子(Fast Draw、SProvidence、ABER TIGER)。石原慎一郎(Earthshaker、SLY)。寺沢功一(BLIZARD、SLY、BLIND PIG、RIDER CHIPS)。西田竜一(ACTION、NOVELA、 VIENNA、 JACKS'N'JOKER、 LOUDNESS)の4人からなるスーパーロックグループが2019年にリリースしたEP。手売り感満載の為に、全然流通していないのだが(せめてAmazonでうりましょうよ)歴戦の兵が集いしバンドに死角なし、シャラのメロディアスかつハードなギターとテクニカルかつアグレッシブなヘヴィグルーブを従え、天賦の才の見せつけるメロディメイカーのフック満載の歌メロと、潤いのある歌声、彼らのファンは勿論だが、久保田お得意の泣かせの叙情メロディも炸裂しており、イメージを損なわない現代的なサウンドで勝負。
古典を踏襲しつつも、紫色の虹やフライングVが飛翔するスタイルではない、日本的な情緒を生かしたスタイル、それは古さに埋没しない現代的なアイデアも盛り込み、無理をしない等身大の解釈で、自らが愛するハードサウンドを奏でているのが、聴いていて心地が良い。とにかく久保田のメロセンス、サーベル時代から通ずる美メロの数々にウットリと聞き惚れてしまう。
そこにシャラのハードギターが絡むのだから、悪いわけがない。
テクニックはあるのに、活動するバンドの多くが作品をリリースしていない時期に参加するという不運に見舞われた西田竜一も、最近ではLOUDNESSのサポートによって、ようやくハードシーンにその名を浸透することに成功しただろう。
この時期にこういうバンドに参加して音源を残せたのは意味のあることです。
全5曲入りのEPの為に、全容を見せたとは言い難いが、疾走ナンバーからバラードまで披露と、このバンドの懐の深さとポテンシャルの片鱗は見せてくれました。あとは、もっと強力なサポートを受け、しっかりと音源を世に伝えられるように頑張って欲しいものです。このままでは、そんなバンドあったのになりかねませんのでね。小さい箱を回るのもエエけど、もっと皆に知られて欲しいね。

失恋船長 ★★★ (2020-01-21 19:27:52)