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GYPSY WAYS + HUNTING TIME 30TH ANNIVERSARY LIVE
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解説 - GYPSY WAYS + HUNTING TIME 30TH ANNIVERSARY LIVE
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1. 失恋船長 ★★★ (2020-01-20 20:50:59)

アンセムのアルバム完全再現ライブ。かつて坂本英三と本間大嗣がいた時代にやっているのだが、今作の重要性は森川之雄が歌う事により、完成形に辿るだろうという期待値と、そのパフォーマンス力を再確認することだろう。
正直、森川復活の音源などで、何度か登場している曲もあったりとフレッシュ感は薄々なのだが、それでも今後は貴重になるテイクもあるだろと思うと、無視するわけにはいきませんね。
現在の彼らが再現してくれた軌跡。その道筋はけして平坦なものではなかった。この2枚のアルバムリリース時はバンドブームが到来。アンセムのようなバンドはダサい存在だった。そんな苦しい時期に、我々正統派HM/HRファンの良心として、心の礎としてシーンに叩きつけてきた鋼鉄サウンドの数々。名曲「LET YOUR HEART BEAT」を聴いている間、走馬灯のように、あの時代を思い返しました。
テクノロジーの発達の恩恵を受けたライブ盤。MAD大内の参加もマニアにはたまらんだろうし、Hunting Timeの再現におけるYUHKIの存在はとても重要だった。あらゆる意味で、往年の名盤に敬意を払い汚すことのなかった再現ライブの充実度。福田洋也の強引さも、自分流儀に落とし込み、卓越したプレイで再構築した清水のセンスに脱帽。ただただ敬服しましたね。柴田師匠もライブならではの臨場感あふれるベースプレイで魅了。一期一会感も増幅させてくれました。
大内のドラムも懐かしい空気満載、田丸勇も気鋭のドラミングでアンセムサウンドのボトムを支えてくれました。

ファンにとっては渾身のパフォーマンスを堪能できるが為に、ノスタルジーを擽る以上の楽しみが出来ただろうし、アンセムビギナーには、代表作をゲスト参加などの演出込みで楽しめるのだが、羨ましい限りですよ。

今年は節目となる35周年もあるし、海外のフェスに参加も決まっている我が国の至宝。快進撃に期待していますよ。



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