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RENAISSANCE (2019年)
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RENAISSANCE
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解説 - RENAISSANCE
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1. 火薬バカ一代 ★★★ (2019-11-07 00:40:13)

FINAL FRONTIERやSAGA等での活動を通じ知名度を高めてきたカナディアン・メロディアスHRシーン屈指の実力派シンガー、ロブ・モラッティが、前作『TRANSCENDENT』(’16年)から2年半という順調なペースで発表してくれた3枚目のソロ・アルバム。(MORATTI名義の作品も含めると4枚目になるのかな)
今回もロブと共にメイン・ソングライターを務めているのは、数々のバンド/プロジェクトで活躍するトーベン・エネヴォルドセン(G)と、BLOODBOUND、STREET TALKのフレドリック・バーク(Key)という前作同様の面子。なので本作に託されているのも当然の如く、抒情的なメロディと美しいポップ・フィーリングに彩られたメロハー路線であり、その方向性は従来からビタ一文ブレていません。ロブの甘く鼻に掛かった感じのハイトーンVo――この人の特徴的なハイトーンを聴く度に、レコードの回転速度を速めてシンガーに甲高い声を出させて遊んでいた子供の頃の思い出が蘇ってしまうのですが――も健在です。
その彼氏が伸びやかに歌い上げるキャッチーなサビメロが印象的なOPナンバー①、軽やかに疾走する②、80年代ならシングル・ヒットは確実だったであろうバラード③…この冒頭3曲の流れがもたらすインパクトだけでアルバムの完成度を確信するには十分な本作は、4曲目以降も、快活に弾む⑤⑧⑪のようなアップテンポの楽曲で適度にメリハリを設けつつ、洗練された哀メロが胸を打つ強力な名曲⑨でトドメを加えに来るといった塩梅で、眠気を誘われるようなダレ場は見当たりません。
脂の乗りきったロブ・モラッティのパフォーマンスが存分に堪能できる1枚。



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