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Friction (失恋船長)
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Friction

コニー・ハッチ初体験は3枚目のフルアルバムに当たる今作でした。大陸的なリズムとキビキビとしたビートが印象的な①、メロディアスハードな②と来て、切れのある豪快なリズムが心地よいハードナンバー③とタイプの違う曲を並べ守備範囲の広さをアピール。ギターも技巧に走らずエモーショナルかつダイナミックなプレイで魅了と、豪快なハードサウンドを軸に押し引きを巧みに操り1985年という変革のシーンという荒波を漕ぎ出そうとしていますよね。
国内盤も出ているのですが、いかんせん地味目のバンドサウンドは、明確なフックを求める日本人の耳にはやや敷居も高いのかイマイチ跳ねなかったのだが、練り上げられたメロディとハードさを損なわない大衆性は絶妙なバランス感覚を有しており視聴感はかなり良い。Y&Tのような本格派のサウンドを所望するマニアにはうってつけでは無いだろうか。
また同郷のSANDERSあたりが好きな人もマストな一枚と言えるでしょう。歯ごたえはあるが切れがある、そのスッキリとした味わいはメジャーシーンを見事に撃ち抜いている。しかし売れ線にはなびいていないというが最大の聴き所でしょう。ポップな④そしてロックアンセム⑤へと流れる展開も見事、⑥以降も最高のおもてなしでハードロックサウンドを楽しめる仕様になっています。
80年代の今作を残し一度は解散するのですが、2000年以降再びバンドは動き出し現在も活動を続けているようです。本格派のハードサウンドが聴きたい、でもまったりとしたメロディや情緒がないのは嫌だという堅実派のマニアには是非ともトライして欲しい一枚ですね。
ちなみにプロデューサーとミキシングでマックス・ノーマンの名前がクレジットされています。これも80年代メタルを愛する方には好条件でしょう。

失恋船長 ★★★ (2021-11-15 17:29:45)


Coney Hatch

オリジナルは1982年リリースの1st。このバンドのにとってのヒット曲①もあり、デビュー作としてはまずまずのスタートを飾る事が出来ました。
メロディアスかつ爽快なハーモニーも生かしつつ、歯応えのあるバッキングや大らかで大陸的なグルーブなど、カナダの雄大な大地を想起させるものであり、80年代初頭だから聴けるギミックなしの本格派のハードロックサウンドを楽しむ事が出来ます。ザラついてはいるが、メロディは実に洗練されているのがメロディ派にも勧めれる要因、シンガーもアンディ・カランとカール・ディクソンの二人で分け合っているのも楽曲に色を付けていますよね。
洗練され過ぎず、ブルージー過ぎない絶妙なさじ加減を狙うサウンド、こういうのは時代を超越して楽しむ事が出来ますね。全般的に地味に聴こえるのは、堅実な演奏の賜物。甘口に走らないメロディアスサウンドってのは、そうはありませんからね。ギターオリエンテッドな作風ってのもHM/HR系のマニアにはありがたいですよ。それにしてもカナダのバンドって我が国内では知名度が低いねぇ。同郷のSANTERS同様、もっと多くの人に知って欲しいバンドですよ。

失恋船長 ★★★ (2019-09-04 17:22:55)