前作から3年のブランクを空けてリリースされたソロアルバム第2弾。ドラマーはチャック・ラフをいうアメリカンロック界隈では有名なドラマー、この人選からも今作は外連味のないアメリカンロックを軸に展開するんだろうという事が聴く前から予想できる。レーベルはMusic For Nationsに変更と言うことで、コマーシャル性は高いが哀愁のあるメロディを良い色濃くし叙情味をアップ。そこに熱情も込め、ロックな躍動感を高めている。
メタルファンにとってはWILD DOGSのシンガーとして知られるマイケル・ファロングがシンガー兼ギタリストで活躍するソロアルバム第一弾。 この作品は少々ややこしく1984年に『Head On Rock N' Roll』というタイトルでRoadrunner Recordsからリリースされている、そして同タイトルで国内盤もあるのだが、アメリカのAtlanticからは『Use It Or Lose It』でリリースされている、ややこしい商品。ともに同じ内容だと思うのだが、Atlanticヴァージョンしか聴いた事がないので、なんともいえません。 少々軽めの電子音的なリズムセクションに、イマイチのめり込めなかったりするのだが、熱量も高めの唄と、確かな技術に彩られたギターは、ロック好きの少年少女のハートに嫌みなく飛び込む陽性な魅力があり、ポップでメロディアスだがハードに迫る健康優良児サウンドの持つ輝きは、時代を超越する魅力がある。