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Breakaway (失恋船長)
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MICHAEL FURLONG - 最近の発言
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Breakaway

前作から3年のブランクを空けてリリースされたソロアルバム第2弾。ドラマーはチャック・ラフをいうアメリカンロック界隈では有名なドラマー、この人選からも今作は外連味のないアメリカンロックを軸に展開するんだろうという事が聴く前から予想できる。レーベルはMusic For Nationsに変更と言うことで、コマーシャル性は高いが哀愁のあるメロディを良い色濃くし叙情味をアップ。そこに熱情も込め、ロックな躍動感を高めている。

彼の声質が、もう王道アメリカンロックサウンドを醸し出している。それだけに何故か初見で聴いた気がしないという問題点はあるが、歌だけではないギターの上手さも際立ちソロアルバムを作り成立させるだけの実力を兼ね備えているマイケル・ファーロング。しかし1987年と言えば、WILD DOGSの3枚目のアルバムがリリースされた時期と同じ、なぜ、同時期に作品がリリースされたのかという不可解な要素があるのだが、今作の持つ音楽性の高さ、軟弱にならない一歩手前で踏ん張りロックな要素を残した歌モノサウンドは普遍的な魅力を発揮。青空の下、ビール片手にBBQでもしながら大音量で聴きたくなるような一枚だ。

それはロックありポップソングあり、哀愁のナンバーありバラードありと、メリハリのある展開が聴き手を魅了するから、そのバランス感覚の秀でた作風に万能性を見いだす。ゴリゴリのハードサウンドを好むマニアには中々勧める事は出来ないが、マイケル・ファーロングのアメリカンロックだよなぁな熱い歌声が好きな人は少なくないでしょうね。
楽曲の練り上げられバラエティに富んでいるが、ミックスが平坦な為、その鮮やかさの鮮度が落ちているのがマイナス。しかし、ないものねだりなんで、そういう事は言わないのがマナーでしょう。ポップだわ。ライトだわ。売れ線サウンドだけど、ロックしてますね。

失恋船長 ★★★ (2025-01-01 21:05:02)


Use It or Lose It

メタルファンにとってはWILD DOGSのシンガーとして知られるマイケル・ファロングがシンガー兼ギタリストで活躍するソロアルバム第一弾。
この作品は少々ややこしく1984年に『Head On Rock N' Roll』というタイトルでRoadrunner Recordsからリリースされている、そして同タイトルで国内盤もあるのだが、アメリカのAtlanticからは『Use It Or Lose It』でリリースされている、ややこしい商品。ともに同じ内容だと思うのだが、Atlanticヴァージョンしか聴いた事がないので、なんともいえません。
少々軽めの電子音的なリズムセクションに、イマイチのめり込めなかったりするのだが、熱量も高めの唄と、確かな技術に彩られたギターは、ロック好きの少年少女のハートに嫌みなく飛び込む陽性な魅力があり、ポップでメロディアスだがハードに迫る健康優良児サウンドの持つ輝きは、時代を超越する魅力がある。

その懐かしき80年代アメリカンロックの持つ煌びやかさ、青空の下、大音量でラジカセから鳴り響くコーラやバドワイザーが似合うサウンドに懐かしさを覚えるマニアにはたまらんものがあるでしょう。
アメリカ人によるアメリカ人好みの哀愁美、ジョー・リン・ターナーやジャック・ブレイズが歌ったら似合い様な楽曲にシンパシーを感じるなら尚更でしょうね。でも耐性のない若者にとっては、古臭さを感じてしまったらアウトでしょうね

またパワーメタルマニアにはWild Dogsの3rdで歌っているの事でも知られていますね。
ソロとしても活動していましたが、セッションギタリストとして、大物タレントのバックで参加したりとギタリストとしての知名度があり、エディー・マネーなどのお仕事でも知られていますよ。

失恋船長 ★★★ (2019-04-17 16:51:05)