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1. 火薬バカ一代 ★★★ (2019-04-16 01:18:02)

いちメンバーとしてのバンド活動にかねてからフラストレーションを感じていた英国人マルチ・プレイヤーのスティーヴ・ニューマン(Vo、G、Key)が、自らの名を冠し、自身で全てをコントロールできるプロジェクトとして立ち上げたNEWMAN、'99年発表の2ndアルバム。(ついでに日本デビュー作)
多作で鳴らした――現在までにリリースしたスタジオ・アルバムは既に2桁に達する――NEWMANなれど、憂いを湛えた歌と抒情的なKeyを活かしたAOR/産業ロック路線を追求する姿勢は結成当初からブレることなく一貫。勿論本作においてもそれは同様です。スティーヴの敬愛するダン・ハフ率いるGIANTに比べると、目の覚めるような名曲が収録されているわけではなく、またこの時期のスティーヴのVoが結構危なっかしいこともあり、有体に言って少々地味めな仕上がりであることは否めませんが、しかしキャッチーなKeyリフがフィーチュアされたOPナンバー①や、哀愁たっぷりのミッド・チューン②、清々しく神聖な雰囲気すら漂う③…といった具合に、冒頭から連続する楽曲は聴けば聴くほどに味わいが増すものばかり。一発でハート鷲掴みというよりは、弱火でコトコト長時間煮詰めるたことで旨み成分が増し、食い終わった後にしみじみ「美味ぇな」と呟く煮物料理みたいな滋味に満ちた1枚ではないかと。本編後半には分厚いコーラス・ワークを配した爽快な名曲⑩も用意され、アルバムの聴後感だって良好です。
GIANTやHEARTLAND等を愛する向きにお薦め一作。ちなみに元PRAYING MANTISのマーク・T・スミスがバックVoとしてゲスト参加していることも付け加えておきます。



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