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July Morning / Live in Russia
年齢を感じさせないケンの美声に驚きます
彼の歴史を考えても重要な一曲でしょう
派手なパイロは誰のアイデア?
それにしてもロシアでは絶大な人気があるんだなという事を確認できますね

失恋船長 ★★★ (2020-11-08 18:41:51)


Faster

新たに動き出したケン・ヘンズレーのロックプロジェクト。シンガーにエリック・ホークを迎え、HEEPとメイデンの融合という、マニア心を擽る人選に否応なしに反応しますよね。

ケンの幻想的なイマジネーションを喚起するエレガントなオルガンプレイも随所にねじ込み、往年の空気を現代に再考。その空気感は①②で一気に惹き寄せてきます、浮遊感のあるハードでヘヴィな音像、ケン・ヘンズレーここにありと言った味わいを堪能、その流れを壊すことなく、メロウな③と流れていきます。歌い手としては、定評のあるエリックも、ここでは個性を抑え気味、というかブルース・デッキンソン臭を封じているように感じる。力めばブルースになるのだが、③で聴ける、黄昏た歌い回しの新鮮に響きます。

流石にファンタジーな初期型HEEPにブルースが参加と言う、こちらの安易な発想は木っ端微塵に砕いていますが、ある意味、ライブでケン・ヘンズレーでも歌えるような形、もしくはガイドヴォーカルに沿ってというような、裏事情を深読みして楽しんでいます。

押しなべて古典サウンドです。ポップセンスもそこそこに、60年、70年代と生き抜いてきた男の等身大の感性が無理なく披露させています。ある意味、峠を過ぎたアーティストと呼ばれるケン・ヘンズレー、もう少し絶対的な説得力のあるキラーチェーンがあれば良いのですが、持続させられなかったのが残念、その為、全体的に小さく収まったと感じるのも難点。やはりエリックはもっと歌える、ギターももっと我を出させるべき、そういうゲスト参加したアーティストが借りてきた猫状態に陥るプロデュース力には、些か疑問もあるが(自己顕示欲が強そうだと何故か感じる)概ね、彼に期待する音楽性を披露しており、古典サウンドを所望するマニアなら安心して手が出せる一枚です。

いい雰囲気なのに、余所行きの空気が個人的には感じてしまう。贅沢な悩みを吐露させるほど、ケン・ヘンズレーは偉大なアーティストだったはずである。

失恋船長 ★★ (2020-11-07 15:13:45)


Trouble

先日、家族に看取られ天に召された稀代のアーティスト、ケン・ヘンズレーがLIVE FIRE名義で2014年にリリースしたソロアルバム。プロデュースを担当するのはケン・ヘンズレー、相棒はヴォーカル兼ベースのロベルト・ティランティ、イタリアのバンドLABYRINTHのシンガーとして知られています。

今回、ケンはどんな歌い手を所望していたのかと思ったら、グレン・ヒューズのようなソウルフルなシンガーだったんですね。参加メンバーもスリムになり、ここで披露するはケンのオルガンがヴィンテージ臭を撒き散らしらしながら、エレガントに舞う古典ロック。そのオーセンティックな作りにファンならずともグッときますが、ここではファンタジーな要素を抑え、とにかくスタンダードな響きで勝負。その為、今の感性でイケば全般的に地味な仕上がりとなるのですが、70年代をガチで過ごした歴戦の兵が、余計な色気を出さずに堅実作業を敢行、英国ロックの伝統を優美に包み込み聴き手を魅了。
レトロなサウンドプロダクションに埋もれがちですが、耳をすませばケンの歴史を総括するような味わいがあり、じっくりとトロ火で煮詰めた英国ロックの旨味成分の強さに唸ります。

URIAH HEEP脱退後の、ケンの活動は日本では過去の人のような扱いになっていました。確かにソロなんだがバンドなんだか分からない活動もあるし、ジョン・ロートンを組んだり、ジョン・ウエットンとジョイントしたり、ややこしい面はあった。作風も脈絡があるのかないのか、そもそも、ケンは何屋さんなのかという欠点がある。
オルガンに専念すれば良いのに、歌ったり、ギター弾いたりと、イングウェイみたいにやりたい放題。そういうのもマイナスに働いたと思っている。ヨーロッパを中心とした活動、特にロシアでは神様のようなアーティストだったケン・ヘンズレー、今現在の日本での認知度を考えるとチョイと残念ですね。

良いメロディと良い音楽、今作は最も大切なものがあります。それだけで十分です。

失恋船長 ★★★ (2020-11-06 18:49:10)


Faster

因みに火薬バカ一代さん、ファンサイトでリリース情報が出てすぐ、当時はご健在だった新宿レコードのマダムにお取り寄せお願いしてゲットしましたよ。

めたる慶昭 ★★ (2018-05-05 17:46:04)


Faster

「Blood on the highway 」に続くケンのソロアルバム。
前作では、ゲストボーカルがたくさん居て、正直散漫な印象を受けざるを得ませんでしたが、本作でメインボーカルを任されているエリックは、私的には無名でしたが(笑)、頑張ってケンの曲を壊さない歌いかたをしてくれています。
また、リードギターはもう一人のケンが弾くケースが多い様ですが、ヘンズレイならやらないような速弾きをうまく曲に乗せており、こちらも頑張っていますね。

めたる慶昭 ★★ (2018-05-05 16:21:01)


Faster

KEN HENSLEY & LIVE FIRE名義で'11年に発表された最新ソロ・アルバム。
ARTCHのフロントマンとして知られ、世のマニア諸氏からは「北欧のブルース・ディッキンソン」との異名を取ったエリック・ホークが、シンガーとして参加している点に興味をそそられて購入した作品でしたが、ここでケン・ヘンズレーが披露しているのは70年代HR・・・というよりもURIAH HEEPのエレメントがあちこちに散りばめられた、僅かに触れただけで英国風味が鼻腔一杯に広がるかのようなヴィンテージ・ワインばりのコクと深み、そして格調の高さを湛えたブリティッシュ・ロック・サウンド。
エリックもそれに併せてリラックスした歌唱スタイルに終始しており、ARTCH時代を思い起こさせる雄々しい歌い上げは残念ながら封印されているのだが、その歌唱力は相変わらずスペシャル。
重厚にしてマジカルな①や、ヒネリの効いたシャッフル・チューン②という、いやが上にもURIAH HEEPを思い起こさせるケン・ヘンズレーの真骨頂と言うべき名曲2連発も難なくこなして一気にリスナーを作品世界に引き込んで以降は、泣きのGが心地良いバラード③、スケール感と包容力を併せ持った⑧、ハード・ロッキンな曲調に哀愁を帯びたメロディとドラマティックな曲展開が絡む⑪、そして生オケを加えてより優雅に蘇ったURIAH HEEPの“CIRCLE OF HANDS”のカヴァー⑫にて幕が降りるエンディングまで、あれよあれよの60分。
繰り返しの傾聴に耐え得る味わい深い魅力に、どっぷりと浸り切ることが出来る1枚です。

火薬バカ一代 ★★ (2012-01-31 22:54:41)