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BRANIGAN (1982年)
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BRANIGAN
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解説 - BRANIGAN
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1. 火薬バカ一代 ★★★ (2024-01-03 23:08:53)

アメリカはニューヨーク出身の《ブリリアント・レディ》(日本盤帯より)、故ローラ・ブラニガンが’82年にATLANTIC RECORDSから発表した1stアルバム。
彼女の代表作といえば、シンセや打ち込みを多用した80年代ど真ん中なポップ・サウンドを以て世界中で評判を呼んだ3rd『SELF CONTROL』(’84年)ということになるのでしょうが、いきなり“GLORIA”という全米№1ヒット・ソングを生み出している本作も、クオリティ面では決して引けを取りません。つかローラ・ブラニガンのカタログの中で個人的に最も聴き返す頻度が高いのは、大人の色気より若さ全開で溌剌とロックしているこのデビュー作だったりするぐらいでして。(とはいえゴリゴリのHR路線ではなく、飽くまでAOR/ハードポップ範疇内での話ではありますが)。
「西のボニー・タイラー、東のローラ・ブラニガン」と勝手に呼びたくなるほどに、ハスキー・ボイスとビブラートを生かした彼女のパワフルな歌唱もこのスタイルにマッチ。要所で熱の籠った演奏を差し込んでくれるTOTOのスティーヴ・ルカサーやマイケル・ランドゥら、腕利きセッション・ミュージシャン達の援護射撃も得て、エモーショナルかつドラマティックな盛り上がりっぷりに胸打たれる③、からのシャープに疾走する(それこそ “ヒーロー”を彷彿とさせる)ハード・ナンバー④といった、このアルバムでしか聴くことの出来ないタイプの名曲のカッコ良さにはシビれますよ。勿論、ファンでなくとも一度は耳にしたことがあるであろう代表曲たるキャッチーな②が素晴らしいのは当然のこととして。
ローラ・ブラニガンと聞いて「ポップ・シンガーでしょ?」となる向きにお薦めする1枚。



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