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OUR CROSS - OUR SINS (2002年)
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OUR CROSS - OUR SINS
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解説 - OUR CROSS - OUR SINS
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コメント・評価

Recent 50 Comments



1. 失恋船長 ★★ (2014-04-10 16:16:42)

Cross Purposesで共演しているトニー・マーティンをシンガーに迎え、ベースには同じくサバス等多数の経歴を重ねている歴戦の兵、ニール・マーレイをベースに迎え入れたロンディネリ兄弟がメインのバンドが2002年にリリースした2nd.国内盤はキングレコードから10曲入りでリリースされており、僕が持っているのは9曲入りの輸入盤です。2000年以降の中途半端な正統派メタル、メンバーの割の小さくまとまっており、決め手に欠ける印象を持ちますが、2002年リリースだから仕方がないのかな?と割り切って聞きました。マーティン節も健在だし上手い演奏なんですが曲がイマイチ面白くない。ブルージーなナンバーなんかもあるし光沢のあるサバス風の曲も用意されているのですがやっぱり決め手に欠けた地味な印象を拭えません。でもこれが聞き進むにつれて、叙情的でマイルドな音色を奏でるギターとツボを押さえた老獪なテクニックを響かせるリズムプレイの心地よさ、更には、ここでもレイ・ギランの後任にトニー・マーティンなんですかという関連性やサバス裏番長組の躍進をニヤニヤとさせられながら楽しむのも一興でしょうね。聞きこむほどに味の出る地味な一枚。マニアなら秀でた部分を愛でて楽しむのもこれまた一興でしょう。にしてもトニー・マーティンはスタジオでいい仕事をする割には、作品に恵まれませんね。



2. 火薬バカ一代 ★★ (2018-11-16 23:29:13)

ボブ(Ds)とテディ(G)のロンディネリ兄弟によるプロジェクトが、トニー・マーティン(Vo)、ニール・マーレイ(B)らの助力を得て’02年に発表した1stアルバム。
メンバーの4分の3が元BLACK SABBATHというこの布陣、アートワークはファンタジックで、歌詞や曲名にはDRAGONやらEVILやらCROSSやらの単語が並ぶ…とくれば、弥が上にも濃厚な様式美HMサウンドへの期待感が高まるわけですが、本作はそうした期待に必ずしも応えてくれる作風ではないので注意が必要です。ここで聴けるのは間違いなく正統派HMであり、面子が面子だけにサバスの『CROSS PURPOSEES』(’94年)を彷彿とさせる楽曲も点在しているものの、メロディの湿り気や楽曲のドラマ性は控えめで、折角のマーティンのVoもこれだと声質のアクのなさがマイナスに作用してしまい、キメ曲不在の本編と相俟って、油断すると右から左へ聴き流されかねないアッサリ薄味仕様という。
そんなボンヤリ気味な本編で気を吐くのがボブ・ロンディネリ(以下ボブ兄ィ)のドラミング。これまで然程強い印象を受けた覚えのないプレイヤーでしたが、どっこい。本作ではリードオフマンとしての役割を全うすべくパワー全開。その力演ぶりは、全身から湯気を立ち昇らせてドラムキットと格闘するボブ兄ィの姿が目に浮かぶよう。前に出過ぎていて鬱陶しく感じる人もいるかもなれど、個人的にはこんなん好きにならないわけがねぇ、と。彼のドラムが楽曲自体を強力に推進させる①②⑨辺りは今聴いても「すげぇ頑張ってんなぁ」と顔が綻んでしまいますよ。
客観的に評価すればHM作品としては平均点ぐらいでしょうが、ボブ兄ィに対する好感度は爆上げな1枚です。



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