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正直者さんの発言一覧(評価・コメント) - ABC順 101-200

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正直者さんの発言一覧(評価・コメント) - ABC順 101-200
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BAD HABIT - Above and Beyond ★★★ (2021-10-09 22:40:33)

北欧メタルの方程式にのっとった透明感溢れる哀メロ、美メロが盛りだくさん。いかにもBAD HABITなスタイルに落ち着いている。メランコリックなヘヴィさも残しているが、もっと広いジャンルとして浸透して欲しいメロディックロック路線、日本人好みの哀愁のメロディは滑らかに流れ出し悠久の時を描いている。


BARON ROJO - Volumen brutal ★★★ (2018-05-16 20:33:57)

英語ヴァージョンもあるけど、やっぱりオリジナルにあたるスペイン語ヴァージョンの方が熱い。レインボーの疾走ナンバーからの影響もあるが、どちらかというとモーターヘッド風のロックンロールが多い。今の耳で捉えても面白いとアイデアが詰まったアルバムですよ。


BEAST IN BLACK - Berserker ★★★ (2018-06-23 21:55:02)

バトル・ビーストを抜けたA・カバネンの新バンドによる初アルバム。勇壮な曲調から哀愁系の泣きメロまでバトル・ビーストそのものだ。それもカバネンがメインソングライターなんだから当然だろう。男性版バトル・ビーストは本家よりも過激で甘い楽曲が多数収録、その振り幅についていけるかがカギだ。キャッチーなメロディを中心に様々な要素を独自の解釈でミクスチャー系に仕上げたセンスが驚異的な閃きだと思うよ。ダンサンブルなリズムにも必然性を感じられる。


BEDLAM - Bedlam ★★★ (2018-12-30 11:54:29)

ジェフ・べックグループがあえなく崩壊。仕事を求めた売り出し中のコージー・パウエルが手を出したのが旧知の仲のデイブとデニスのポール兄弟に声をかけバンドは始動した。
ヴォーカルはセッションマンのフランシスコ・アイエロ。作曲面のイチシアティブを握っていたのはポール兄弟の方だろうが、静から動への変換の上手いデイブのギターは、いかにも英国的な風合が強くエモーショナルなプレイは70年代ロックの王道のような堂々たる響きがある。様々なバックグランドを持つメンバーの集合体ならではの強みがわかる仕上がりは、70年代型ハードロックの性格を余すことなく表現している。
全く売れず短命に終わったバンド。コージーは即効見切りをつけてソロ活動へと進み「DANCE WITH THE DEVIL」で成功した。


BERNIE MARSDEN'S ALASKA - Heart of the Storm ★★★ (2020-08-14 12:54:00)

外は猛暑日とゲリラ豪雨が続く日々、だから家の中では爽快な気分を味わおうと手にしたのがアラスカ、カニカマみたいな名前なんで日本人にはあれなんだが(笑)
WHITESNAKEを辞めたバーニー・マースデンがリーダーのバンド。主役はバーニーの渋いギターと思いきや、すがすがしいキーボードがヒュンヒュンと音を出しながら飛んで飛んで回って回る。ポップなロックアルバムになったのには驚いた。
至極真っ当なハードポップ路線、それでもバーニーは楽しそうに健全なフレーズを奏でている。
重量感やパンチ力に欠ける歯抜けロックだ。軟弱極まりないハードポップを健気にやり切っている。NEED YOUR LOVEなんて、WHITESNAKEのAORヴァージョンみたいで面白い。だから嫌いにはなれません。


BIFF BYFORD - School Of Hard Knocks - School of Hard Knocks ★★★ (2020-01-13 12:54:13)

12月13日にオフィシャルな形で動画サイトにUPされています。4週間で再生回数5万超え。

これも時代に迎合したヘヴィネス路線のSAXONではないクラシックロックの偉大さをビンビンに感じさせる。
しかし、古臭くないのはビフが現役のロッカーだからだ。だから、今のSAXONと聞き比べてもそん色がない。
むしろ初期の頃のヴァイブスを感じる。SAXONファンなら、あれっと気がつくお楽しみも(きがつけない人も多いかな)…
でもあっさりした終わり方は良くないぞ(笑)、そしてビフが歌えば、それはもはやSAXONだを実践しました。


BIFF BYFORD - School Of Hard Knocks - Welcome to the Show ★★★ (2020-01-13 12:42:35)

Amazonの通知が10月25日は届いたな(笑)シングル扱いで先行2曲が購入可能。
この曲は10月24日にはオフィシャルな形でフル尺UPされていましたが今現在再生回数は6万超え程度。

ソロアルバムのオープニングでもあるビフのミュージックライフを共有できるような雰囲気。
最近のSAXONは不釣り合いなくらいヘヴィでラウド。無理して若作りしているボトックス治療まみれのムービースターのようだが、これは等身大のロックを聞かせてくれる。ソロアルバムというよりは本来SAXONとはこれだよな、と昔からのファンは泣いて喜ぶ雰囲気作りがされている。
同じ時代を生きていない若者でも理解可能な世代を超えた追体験。威厳に満ちたクラシックロックの偉大さ。哀愁のあるメロディとかき鳴らされるパワーコード、ビフの歴史を凝縮したブリティシュロックナンバー。


BISCAYA - Biscaya ★★★ (2018-05-15 16:45:27)

伊藤正則大絶賛のバンド。そのおかげで話題に、酒井康も①を同じく絶賛したね。1996年に国内盤がCDで出回った時も話題になった記憶がある。ある意味、究極の一発屋だが、①に次に流れるイモ臭いがマイナー北欧メタルの②も血を騒がせる好ナンバー、クールダウンさせる名バラード③もあるし、インストの⑤もある。
ハードルを上げすぎた①が凄すぎて他が霞んでしまったのが残念。実力を知るには、もう一枚アルバムを聞かて欲しかったな。


BISCAYA - Biscaya - Howl in the Sky ★★★ (2018-05-15 16:39:26)

伊藤正則大絶賛の一曲。
そして究極の一発屋バンドと言えばコイツらだろうよ。


BLACK 'N BLUE - In Heat ★★★ (2018-11-25 15:25:48)

ここで一旦は落ち着いた音に収まったけど、アメリカのバンドにしか出せないノリというかグルーブ健在なんだよ。派手にガチャガチャ跳ねなくても、お楽しみのパーティーロックがなくても、妙な落ち着きがあったとて彼らの意気込みは伝わってくる。
メロディアスハードにアメリカンな解釈を融合、楽曲の完成度の高さは、バンドの成長をリアルに描写するものだった。


BLACK SABBATH - Black Sabbath ★★★ (2018-06-09 18:33:31)

今じゃ後追いの理論でヘヴィメタルの元祖と祭り上げられている。
たった二日間、予算は600ポンドで仕上げたアルバムに、そんな重責はないよ。
金を払ってホラー映画を見るな奴がいるのなら、音楽でやってしまえ、そんな安易な着想だが、それが見事に的を得た。
ブルースロック下地に、メンバー全員がハマっていたオカルト主義を表現した。そんなアイデアが、心霊写真のようなジャケットや歌詞にも表れ、飛び出してきた音もオカルトそのもの、そんな中でもカヴァーの⑤は方向性も違い。コチラが想像しているよりも、徹底していなかったりと脇の甘さも実はあるのが、今日の現実的な評価だろう。
たった二日間だから、ジャムセッション的なレコーディングになり、そのおかげでシンプルになった事が逆に、個性を際立たせたのだから皮肉だ。でもこれが全英8位、全米23位と売れた事実に驚愕する。欧米人の完成の鋭さが羨ましい。
メタルの元祖説は支持できないが、ブルースを何倍も黒く濁らせた凝縮した音は、今までのロックにはない個性の塊だったのは間違いない。


BLACK SABBATH - Born Again ★★★ (2018-05-15 16:52:00)

派手にシャウトしまくるギランと暗黒面を際立たせる不穏なリフワーク。サバスな魅力を味わえると同時に、もっともサバスじゃないイメージが共存する異色作。このコラボは短命に終わったが、それが逆に神格化させる要因にもなった。究極のミスマッチとは良く言ったもの、禍々しい⑤も凄いが、ギランらしい⑥のクールなカッコよさ、そして情感を煽る⑦と名曲も揃い。機会があればもう一度、コラボして欲しいプロジェクトだった。


BLACK SABBATH - Born Again - Born Again ★★★ (2018-05-15 16:57:32)

ギランの絶唱に胸が打たれる。なんともやるせない気持ちにさせる優れた一曲。
これもサバスなんです。素晴らしいフィーリングがここにはある。慟哭のメロディが胸に突き刺さるねぇ


BLACK SABBATH - Dehumanizer ★★★ (2018-11-25 15:32:33)

リリース当初は誰もが、おいおいおいロニー・ジェイムス・ディオを戻してこれかよと嘆いたね。まるでHEAVEN AND HELLパート2が出るような勢いで煽ったメディアの責任が大きい。このアルバムリリース後のミュージックシーンを見渡せば、このアルバムが駄作であるわけがない。でもまぁ平均点は越えていない。すくなくともタイトルだけカッコいいNEVER SAY DIEよりはましだ。


BLACK SABBATH - Master of Reality ★★★ (2018-06-09 18:47:50)

殺人的なスケジュールの合間にレコーディングを済ませたアルバム。それでも前2作よりもスケジュールに余裕があったというのだから今じゃ考えられない話だ。
世界的に成功を収めたサバス、このアルバムも予約だけでゴールドディスクを獲得したんだから、爆発的人気だよね。時間を掛けた分、多様なアイデアを具現化することにも成功。特にアイオミはチューニングを一音半下げ、今まで以上に暗く重い音が地中深くまでうずくまっている。
ブルースからの派生に留まらない音楽性の広がりと個性の確立。これぞサバスワールドの開幕とも言える。


BLACK SABBATH - Paranoid ★★★ (2018-06-09 18:40:09)

もしヘヴィメタルの元祖という文言をサバスに当てはめるのならデビュー作じゃなく、このアルバムだろう。
ヘヴィでダークだがカッチリとまとまりのある音に仕上げた為に非常に聞きやすい。特に②などは顕著であろう。
その中でもヘヴィメタルの代名詞となる④や①、そして⑤⑥と濃密なプレイが煮詰まったヘヴィロックのメタルの基礎を見る事が出来る。オカルト主義とロックの融合、このアルバムが一番バランスも取れている。


BLIND GUARDIAN - Nightfall in Middle-Earth ★★★ (2018-04-22 22:51:05)

まさにゲームミュージック。起伏に富んだ曲構成とドラマを演出するSE&ナレーション。一代コンセプトアルバムを見事なアレンジで調理した名盤だ。ヘタをすれば切り貼りだらけの不自然なものや、単調になりかねないものをまとめている。バンドの成熟ぶりを物語る渾身の一枚だ。


BLOOD FARMERS - Permanent Brain Damage ★★★ (2018-06-12 19:04:21)

血まみれ農夫の侵略なる邦題もついたデモ音源のCD化。世の中にオジー時代のサバスは好きだとか、最強だとか、メタルの元祖だとか、ビックな発言をする奴の多さに辟易する。なぜなら、ビックマウスな奴らに限ってドゥームロックを全然知らない。BURRN!周辺の情報を頼りに生きてるかだろう。見渡せば底の浅い賢人ばかりだよ。
本当に名前で音楽を聞いてるんだよな、ミーハーの極致だよ。

ドロドロの鮮血まみれのホラームービー、まさに陰惨極まるB級映画を見ているような気持ち悪さに圧倒される。ゴワゴワと重く圧し掛かかり、足元に絡みつくようなヘヴィグルーブ。そんな重苦しい間合いに、威嚇するように切れ込むリフの嵐。これがドゥームメタルの醍醐味だ。イチンキ臭いオジー賛歌のサバスフリークじゃないホンモノに強く薦めたい!


BLUE OYSTER CULT - Secret Treaties ★★★ (2021-01-03 20:33:43)

新年早々BOCの3枚目までドゥームロックだ、などど大嘘をぬかす、とんでもないセンスの持ち主が現れたので、ここで明確に宣言しておく。ほとんどの人たちは、BOCがドゥームロックなんて思っていないでしょう。
雑誌に書いてあったとか、偉い批評家がカテゴライズしたなんて話じゃない、音そのものがドゥームではない。
ついでだが今作はクトゥルフ神話は全く関係ない、ドイツ軍が実際に唱えた地球空洞説を題材にしたコンセプトアルバムだ。まさに歴史上語られるべきオカルトの歴史、戦況が厳しくなるナチスがすがったものが、荒唐無稽なオカルトだなんて正気とは思えない狂気である。
まさにBOCがやってきた音楽性とバチーンとハマるテーマ、ブラックサバスが警鐘するオカルティズムとは別次元の恐怖、BOCの音楽は、けしてヘヴィではない。もっと親しみやすくライトなロックをやっている。
それに70年代のロックバンドにありがちなドラッグカルチャーが一切ない、そういったインテリジェンスな感覚が並みのバンドとは違うのです。
明日、目が覚めて、これがドゥームロックと敬称される世界なら、あたしゃパラレルワールドに迷いこんだと思うよ。その世界ではカラコンして金髪の女は全員、外国人と呼ばれているに違いない。
どんだけ拡大解釈してもBOCにドゥームと呼ばれる時代は断じてありません。これはカテゴライズの問題を話しているのではない。何がロックだとかメタルだとか、そんなどうでもよい話でもない。もっと人として大切な話をしている。
腹が立ちすぎて上手くレビューできそうもないので、続きは他の人にバトンを渡したい。
どうか、心ある有志に託すよ。あー頭が痛い。


BLUES MAGOOS - Psychedelic Lollipop - (We Ain't Got) Nothin' Yet ★★★ (2018-11-22 23:13:33)

デビューアルバムの一曲目がこれでシングルもこれ。ビルボートチャート5位にランクインのヒット。
日本でも恋する青春という邦題で知られている。
ある程度、知識のある人は、この曲で使われるオルガンリフはディープ・パープルのBlack Nightに転用されている。
でもこのリフは、リッキー・ネルソンが1962年にリリースしたAlbum Seven By Rickの一曲目に流れるSummertimeのリフに酷似していることで有名。元ネタはここが起源だろうね。


BON JOVI - Crush (2018-11-25 15:40:18)

It's My Lifeだけのアルバム。あとは全然ダメ。ここからハードロックバンドとしての凋落が始まった。なんかジャニーズに提供した曲もあったなぁ…(笑)
そんなお仕事しているから本業が足元すくわれるんだよね。BON JOVIのバーター雑誌はこぞって大評価!!美辞麗句の百花繚乱です。だからみんなも褒めちぎりました。収録曲も多いし緊張感もないから、3、4曲聞く度にIt's My Lifeに戻っちゃう。実に情けないアルバムだ。ニュージャージーの男たちがあるこたぁないよ。後で発売された世間的に評判の悪いカントリーアルバムの方が、素直に耳に入ってくる。


BONFIRE - Don't Touch the Light ★★★ (2018-12-18 19:59:13)

このバンド、派手なアメリカンロックの影響を受けたジャーマンロックと思われているが、本来はスコーピオンズの流れを組む正統派のジャーマンハードロックバンドが出発点だった。BURRN!の影響も強くあり2枚目以降を名盤と呼ばれるが、ドイツらしいのと呼べるのは今作の方が上。筋金入りのメタラーはこちらを支持している。甲乙つけがたい人気のバンドだ。


BONNIE TYLER - Hide Your Heart - Hide Your Heart ★★★ (2018-12-23 22:04:21)

ポール・スタンレーがデスモンド・チャイルドとホーリー・ナイトの3人でKISSのアルバム「Crazy Night」の為に書き下ろしたが、レコード会社がポップすぎるといって収録を拒否(ここの真偽は怪しい)
ボニー・タイラーのアルバムのプロデュースを担当していたデスモンド・チャイルドが「ねぇポール、ボツになったさぁ、あの曲を使ってもいいの?」と言ってリサイクル。
同年に発売されたエース・フレイリーのソロにも収録されKISSフリークは話題騒然となった。


BOW WOW - Hard Dog ★★★ (2018-03-20 20:25:00)

通産7枚目でようやくハードロック路線に戻ってきた復活作。スピードも重さもかつての切れを取り戻し完全復活を印象づけた。レディングフェスティバルで海外のメタルキッズをノックアウトしたことを俺たちは忘れないぞ!!


BOW WOW - Holy Expedition ★★★ (2018-03-26 22:00:10)

Reading Festival 1982に現地メタルキッズのノックアウトしたB時代のヴァウワウ。
これはその翌年、Marqueeでのライブを収録したアルバム。フェストは違う小さい箱だけど、
ライブならではの荒々しいサウンドが生の情報を克明に伝えています。数あるライブアルバムでも優れた一枚だと思う。


BRUCE DICKINSON - The Chemical Wedding (2018-06-05 22:49:35)

前作が中身の濃い作品だっただけに期待の大きいアルバムだったが、残念ながらブルースは、またグランジ路線を意識した中途半端なものを作ってしまった。曲調がダークだとか、キャッチーじゃないとかが理由ではない。単純に歌メロがツマラナイ。フックもない中途半端なものに終始している。どうせやるなら徹底的に、逆説的に持ち上げるのは無理がある。
この路線にロイZやエイドリアン・スミスのメロディアスなソロは似合わないよ。参加メンバーの力量でなんとか聴けるだけだね。


BULLET BOYS - From Out of the Skies ★★★ (2018-11-24 17:13:09)

オルタナもグランジもラップも何でもあり、デビュー時の面影もないが、彼らは今の方が何故か魅力がある。米メインストリーム・ロックと典型的なアメリカン・ハード・ロックのブレンド、なかなかやるじゃないか!継続は力なり!!納得だね。


BULLET FOR MY VALENTINE - Gravity (2018-07-07 23:07:11)

これはメタルとは言えないね。単なる流行りもん。コロコロ音楽性も変わる。アメリカで売れたいだけ。
日本でいうところのMAN WITH A MISSIONやONE OK ROCKだな。
これ聞いて喜んでいる奴が何を語っても説得力がなくなる。ようは売れてる音楽が好きなだけでしょ。
メタルってのはこういうのじゃないからね。究極のにわかファンだよ、流行りもんに手を出しまくる奴はね。
昔からのファンは遥か昔にソッポを向いた。でも流行りもんになったから大金を手に入れた。ミュージックビジネスだからそれで良い。今のBURRN!なら手放しで大絶賛されるだろうよ。
みんなこれを聞け!これが目指す未来のメタル像だってか?
これをメタルと言うのなら俺はメタルファンではない。
メタルにEDMのリズムってベビメタだろうよ。これが最高ならアッチも褒めないとね。
あぁでもBURRN!に載らないものはレビューできないか…


BULLET FOR MY VALENTINE - Temper Temper (2018-07-07 23:22:18)

新世代メタルバンドとしてBURRN!誌でも大絶賛されたバンド。リンキン・パークのプロデューサー、ドン・ギルモアがいるのだからニューメタルからの影響が強いのは当たり前なのだが、それはさほど気にならず、むしろ初期の頃は○○の影響が強い曲も目立ったが、ここにきて個性を確立させてきたことの方が評価出来る。
でも純粋のメタルと呼びには抵抗がある。やはりメタルの影響を受けた別のジャンルの音楽だろう。
BURRN!の後押しは影響も大きく、今ではこれがメタルの基本になるらしい。そのおかげで益々世代間ギャップを生みだしたけどね。
あの雑誌の罪は大きいよ。まさかヨーロッパはもとよりアメリカでも豪華客船を借り切ったベテラン組のショーがうけるとは読めなかったのだろう。
これをメタルと呼ぶと読者は離れる。若者は最初から本は読まない。そもそも若い奴は、このバンドを古臭いメタルバンドと思って欲しくないからね。老若男女の橋渡し役になるほど新しくもないし魅力もなかった。
しかしBURRN!信者は軒並み大絶賛するバンドになるも今作のうけはイマイチだったことに驚かされる。しかし最新作よりは遥かにメタルだろう。でもあっちはうけてるって…んなアホな


CAPTAIN BEYOND - Captain Beyond ★★★ (2018-08-05 12:12:40)

ディープ・パープルを首になったロッド・エヴァンスは夢を追い求め渡米。アイアン・バタフライのメンバーとドラムにボビー・コールドウェルを加えてバンド結成へと漕ぎつけた。
ロッドとコールドウェルの二人が書き下ろしたハードロックはロッドのソフトな歌声を生かした複雑なもので卓越したミュージシャンの高いスキルが重なり合う濃厚なものだった。
甘く太いロッドの声が、この音に合うとは夢にも思わなかった。このアルバムは彼にとってベストテイクだろう。
そして凄腕ドラマーとして呼び声の高いコールドウェルは、その呼び名に偽りなしの剛腕を発揮。ソングライティング力も含め、素晴らしいミュージシャンだった。この二人なくしてキャプテンビヨンドは成り立たなかっただろう。

アメリカでの成功を目指したのいセールスは振るわず、コールドウェルが早々とバンドを去ることに、今聞いても個性的で斬新な楽曲を有するバンドの船出は暗礁に乗り上げてしまった。

プログレッシブな展開はアメリカ人の好みじゃないのね。それに英国丸出しの陰気臭さもうけない要素なんだろうよ。
だが日本では名盤として語られている。

ロッドが偽パープル事件さへ起こさなければ今日の評価も絶対に違うはずなんだけどなぁ。


CAPTAIN BEYOND - Sufficiently Breathless ★★★ (2018-08-05 12:24:48)

変態的なリズムとハードなギター、そこにロッド・エヴァンスの甘く太い歌声、個性的な曲は前衛的なプログレスタイルは斬新なものだったがアメリカでは売れず、メインソングライターのドラマー、ボビー・コールドウェルが脱退。
今作では3人のメンバーを新たに加え再始動。よりアメリカンマーケットを狙ったサウンドで勝負を仕掛けるが売れなかった。

やはりどう聞いても英国的な暗さがメロディやサウンドに溢れすぎている。多少はシンプルになったし聴かせ方も変わったが、英国のバンドでしょうよ。この音はさ。
ミュージシャンとしての凄味はデビュー作の足元に及ばないが、聴きやすさならコチラの方が狙い通りにいっている。

あとこのバンド、やたらとスペイシーだとか言われているが、聴けば分かるが全然そんなことないので気をつけましょう。
ラテンアメリカンなノリにスペイシーなんて微塵もないよ。

結局、これも売れずロット・エヴァンスもバンドを去ることに、その後のロッドは偽パープル事件まで音沙汰なしの状態が続いた。
パープル時代では発揮できなかったロックミュージシャンとしての資質。高いスキルもあるのに無駄に終わらせたのは残念で仕方がない。

このラテンアメリカンロックのリズムと英国プログレサウンドの融合も悪くないぞ。
サンタナみたいじゃないのかね。


CASBAH - RUSSIAN ROULETTE ~NO POSERS ALLOWED 1985-1994 ★★★ (2018-05-19 18:12:25)

幻の音源集を一まとめにしたヒストリーアルバム。しかも2枚組のフルボリューム。偉大な記録を後世に残した資料的価値も高い名盤中の名盤。熱き衝動がパッケージされているぞ。


CELTIC FROST - Morbid Tales / Emperor’s Return ★★★ (2020-04-15 21:21:19)

文字通り「MORBID TALES」とMetal Blade盤「EMPEROR’S RETURN」収録の曲をシャッフルして収録。HELLHAMMERからバンド名を改名するも、音楽性にさしたる変更はなし、ギターリフオリエンテッドなスラッシュサウンドは、イーブルな手触りを残す病的なほど陰鬱なダークスタイルを確立。喉を潰すよう歌うTom G. Warriorも黒いエキスを放出と、厭らしさに見も心も侵されそうだ。
ハードコアとブラックサバスが融合したと騒がれたサウンドは、アンダーグランドシーンの勢力図を塗り替えるほどのインパクトだった。


CHILDREN OF BODOM - Hatebreeder ★★★ (2018-03-28 20:43:37)

派手なキーボードも飛び出すし、リードギターもクラシカル、だがデスメタルな激烈スピードナンバーが畳みかけるスタイルは革新的だった。北欧メロデスブームなるものを決定づけた歴史的一枚。女の趣味は悪いがミュージシャンとしてのセンスは抜群だねアレキシ・ライホは


CHINA - China ★★★ (2019-11-29 20:28:35)

スイスののBON JOVIと評され話題なったデビュー作。EUROPEの後釜をみんな探していたのから、このバンドの登場はたいむりーだった記憶がある。雑誌の評価もすこぶる良く(酒井が褒めるとみな絶賛するみたいなノリ)、女の子にもウケていたから野郎どもものっかったってか(笑)
音そのものが魅力あるからいいんですよ。アメリカのバンドの良いところを学び、スイス風に味付けした音楽性は爽快感タップし、ホントに気持ち良く弾けてっからね。麗しの80年代ってのを思い出すねぇ。やっぱ音楽は楽しくなくちゃ。


CRAIG ERICKSON - Roadhouse Stomp! ★★★ (2021-05-08 14:26:53)

シンガーとギターの二刀流、アイオワからやってきたブルースマンのデビューアルバム。渋いが力強いトーンを操るギターはセクシー、男ぽい歌声もバッチリと決まり、これまたセクシーです。
宵越しの金はもたねぇさと夜通しバーで飲み明かしたくなる軽快なロックはジョニー・ウィンターあたりに近い。
古典ナンバーを咀嚼した泣きと豪快さ、テクニックだけじゃない心に染み入る本物の音色に惚れる。
全曲オリジナルになるんだけど親しみやすい。ブルースブルースしていないロックな部分が強いから眠くならないんだよ。


Charged GBH - City Baby Attacked by Rats ★★★ (2018-04-07 20:50:35)

ディスチャージとともに英国パンクシーンを盛り上げた有名バンド。なぜか英国よりも米国で人気が高いことでも有名。出身地がバーミンガムということもあってか、ブラックサバスやジューダス・プリーストからの影響も組みとれ、独自のハードコアスタイルを作った。


DAN REED NETWORK - Dan Reed Network - Rock You All Night Long ★★★ (2019-10-11 16:57:54)

B'zのデビューアルバムに収録された「Fake Lips」の元ネタとして知られるダンサンブルなロックナンバー。このバンドをイメージして松本と稲葉は活動していたと思えるほど類似性が高い。
デジタルビートに融合するハードなギター、確かな歌声とルックスの良さ、同じフォーマットですよ。


DAN REED NETWORK - Dan Reed Network - Tamin' the Wild Nights ★★★ (2019-10-11 17:06:06)

景観の良い雄大なメロディ、売れそうな可能性を秘めた曲だ。B'zのデビューアルバムに収録されたNothing To Changeの元ネタとして知られている。雰囲気も含め類似性の高いグループだったな。


DAN REED NETWORK - Fight Another Day ★★★ (2018-11-24 17:54:52)

元祖ミクスチャーロック。14歳から作曲活動を始めたダン・リード。このアルバムは25年ぶりにリリースされたもの。メロディックなハードロックをベースにファンクやソウル巧みに融合させた多彩な楽曲は、いずれもが躍動感に満ちている。
ポップスと聞いても矛盾しないヒット性を秘めたソングライティング力など昔のまま、この音を聞けば間違いなく日本のB’zにも通ずる魅力がある。

それにしてもダンさん、貴方ルックス変わりすぎじゃないの(笑)


DANCER - BEST OF TAIJI FUJIMOTO ★★★ (2018-11-25 13:03:03)

柴田直人生誕60周年、久しぶりに前田トニー敏仁を見たよ。懐かしくてDANCERを聞いている。トニーさんってライブでもレコーディングでも、あんまり変わらないんだな(笑)ANTHEMのトニー効果は絶大で、藤本のテクニカルなギター・ワークを一躍日本中に轟かせた。


DAVID BYRON - Baby Faced Killer (2019-02-08 21:49:04)

バイロンがポップスシンガーに転向したようだ。曲調もいたってポップ、だからロックを求めてはいけない。
ELOのポップな面に近いとも言えるが、ハードなサウンドが好きなので近似値のバンドを知らない。
どこかでミック・ボックスがギターを弾いているらしいが調べる気にはならなかった。ググればすぐに分かるのだろう。
ファンシーなロックだ。


DAVID BYRON - Take No Prisoners ★★★ (2019-02-07 18:23:15)

HEEPからミック・ボックス、リー・カースレイク、ケン・ヘンズレー、後に加入するジョン・ウェットンも参加。アナログ盤を大切に聞いているのが、ボーナストラック収録と24ビット・リマスタリングに釣られて購入してしまった。
英国盤LPを転用した紙ジャケだから、裏面にしっかりと参加メンバーがクレジットされている。だから誰がなんの演目に参加したかは一目で分かる仕様だ。
派手さのないアダルトな作りで一瞬戸惑いを覚えたが、それは彼がオールマイティなミュージシャンである表れだろう。細かいニュアンスを伝える組み立て方と、音作りはソロアルバムならではの醍醐味。十分にマーケットを研究してのソロアルバム制作を試みたと読んだ。個性的な声の魅力をフルに発揮したソロ作。誰からも邪魔されずフロントマンに徹したからこそ、無理せずに心地よく聞こえる。好き嫌いの次元を超え、誰もが完成度の高さを否定することは出来ないであろう。


DAVID BYRON - Take No Prisoners - Hit Me With a White One ★★★ (2019-02-08 21:35:13)

Grateful thanks to Mr.Hensley for the acoustic guitur on White oneと裏面に大きくクレジットされています
これを読めないと言われるとキツイよな…傷つけたくないからスルーしますが
自分が知らないことは世間も知るはずがないと思う人もいるので、こればかりはどうしようもありません。
お察しします。古畑任三郎でした(笑)

ケンが楽しそうにギターを弾いています。ノリも良くシンプルな英国風ロック。楽しいね。


DAVID BYRON - Take No Prisoners - Man Full of Yesterdays ★★★ (2019-02-08 21:23:10)

ジョン・ウェットンがメロトロンを弾いている。HEEPのイメージを多少は意識したようなプログレシッブロック。
英国らしい憧憬がメロディとなり響き渡る。


DAVID COVERDALE - Northwinds - Only My Soul ★★★ (2018-07-21 21:38:53)

ムード満点。
いかにもカヴァーデイルらしいソウルフルなバラード。


DAVID COVERDALE - Whitesnake ★★ (2018-07-21 20:52:45)

以前から顔見知りだったミッキー・ムーディらと曲作りを始め、ロジャー・グローバーにプロデュースを頼みリリースしたソロアルバム。パープルを抜けたばかりの影響なのか第4期時代の影を引きずりつつも、よりファンキーでソウルなロックナンバーやフリーのようなブルージーなバラードを軸としたスタンダードな音楽性をお披露目する形となった。
諸般の事情があり英国に帰国できなかったカヴァーデイルはドイツで歌入れを行っている。名曲Blindmanなど聞くべき曲が多いアルバムだ。


DAVID COVERDALE - Whitesnake - Blindman ★★★ (2018-07-21 21:09:24)

魂を震わす本物の歌がここにある。
ジョー・コッカーも真っ青だね。


DEAD END - DEAD LINE ★★★ (2018-03-20 20:28:33)

ヘヴィメタルという言葉では収まらないクロスオーバーな世界観が独特だった。モーリーの歌詞も刺激的だったがYOUのメロディアスなギターがさらなる刺激を生み出した。インディーズシーンで爆発的な売り上げを記録したアルバムなのだが、聴けばその答えが見つかるはずだ。


DEAD END - Ghost of Romance ★★★ (2018-04-01 13:35:38)

テラ・ローザから完全移籍を果たしたYOUさんの存在感がエグイ。音楽性の違うメンバーが集まったごった煮サウンドを上手くとりまとめ、一つの方向性に導いたのはYOUさんのギターがあるから、もっと評価される存在ですよYOUさんは。


DEEP PURPLE - Burn ★★★ (2018-07-12 18:16:23)

ジ・エンド・グッバイ…そう大阪の公演を最後にイラン・ギランはバンドを去り、ベースプレイヤーのみならずソングライターとしても優秀でバンドを確実に支えていたロジャー・グローバーも脱退。バンドは大きな転換期を迎える事となった。
前作で見せた多様性はリッチーの望むものではなかったし、ファンにとっても類似性の高い音楽であろうとスピーディーなロックを望んだ。ライバル、レッドツェペリンは全米を熱狂させるもパープルは何時も後塵を拝する思いで見ていたであろう。やりたいことと望まれることの違いに苦しむメンバー、それは修復不可能になるまで決定的な亀裂を生みだすことに、華麗なる黄金期と呼ばれた第二期は危うさのうえで成り立っていた。

新ヴォーカルを探すのに難航したバンドは、雑誌に広告を打つほど困窮することに、やっとの思いで加入させたのがディヴィット・カヴァーディル。ブルーアイドソウル丸出しの歌い方はバンドに新しいイメージを植え付けることに成功。同じような趣味を持つベースのグレン・ヒューズとの相性も良く二人のシンガーが共存する形は斬新だった。
ちなみにカヴァーディルには興味深いエピソードがあり、まだギラン加入して間もない頃、彼の不真面目な態度に不安を覚えたジョン・ロードが前座で歌っていたカヴァーディルを見て、不測の事態が起こればあいつに声を掛けようとインプットさせている。

こうして新メンバーを加えたバンドは、既存のスタイルに、今までになかったエモーショナルな歌とファンキーなグルーブを持ち込み、よりソウルフルな感情表現を用いた音楽性に変貌。そのかいあってか、今まで以上に幅広い層に支持されるバンドになる。
多彩なリズムと今までにないコード進行はハードロック一辺倒からの脱却と言えるだろう。

その中でも、①はハードロックのクラシックナンバーとして広く認知される。バッハから影響を受けたクラシカルなコード進行、そして計算されたギターソロ、ハードロックの持つ重量感と凶暴性を上げつつもヨーロピアンテイスト溢れる構築美を持ちいり創造性豊かな、このバンドならではの魅力に富んだナンバーとなっている。特に新加入組の黒っぽいフィーリングもマッチしているので、この新しい姿は間違いではないと強烈にアピールしている。
イアン・ペイスのドラムが大暴れする⑤、ロックの歴史に燦然と輝くブルース⑦など、このメンバーだからこそ体験出来る名曲が多い。


DEEP PURPLE - Come Taste the Band ★★★ (2018-03-27 21:17:46)

リッチー・ブラックモアが抜けてファンクとソウルが強まった。それでも制約の外れた自由な思想がサウンドに反映。メンバーチェンジは成功したかに見えたがトラブル続きでバンドは解散。グレンとボーリンの相性の良さはGettin' Tighterに表れている。例えパープルらしくなくとももう一枚くらいアルバム出して欲しかった。


DEEP PURPLE - Deep Purple ★★ (2018-07-10 20:58:00)

前作ではブラックモアのギターが目立つ内容だったが、今回はデビュー作のようにジョン・ロードのプレイを前面に出した作風に戻った。そして各メンバーがアイデアを寄せあい自己主張を強めたアルバムでもある。
特にアルバムリリース後にクビになる、ロッド・エヴァンスとニック・シンパーの二人が今まで以上に個性を発揮。その各メンバーの個性が噛み合えば良かったが、アイデアが渋滞を引き起こし上手くいったと言えないアルバム。
もしこのままバンドが継続していたら、のちのパープルは存在したのか興味深い。ジョン・ロード主導の制作環境にブラックモアもストレスをため込んだろうにね。


DEEP PURPLE - Deep Purple in Rock ★★★ (2018-07-11 18:17:53)

ジョン・ロードとクラシック路線のアルバムを作った後に、制作されたハードロック路線へと変貌を遂げた第2期メンバーによる最強のアルバム。その魅力は①から炸裂。ブラックモアとジョンによるスリリングな掛け合い、それが最高潮に達したとき、ギランの歌が爆発するという構成はロック史に残るハイパフォーマンだろう。
冴えわたるギランのパフォーマンスは早くも③で頂点を迎えた。そしてブラックモアも③において今もってベストテイクと言える完璧なソロを弾いてる。
ギランとブラックモアのタッグは⑤でも高い相性の良さを見せている。ハードなリズムセクションとヘヴィなギターリフ、そこにギランのシャウトがハードロックのお手本のような迫力を生み、このアルバムに対する意気込みが伝わってくる。

このバンドはハードロックの元祖として祭り上げられているが、けして新しいアイデアを用いたわけではない。
しかいロック本来の魅力とも言えるゴツゴツとした荒っぽさと、アイデアを具現化する高い技術をもちいり、後世に残るハードロックの雛形を提示することとなった。


DEEP PURPLE - Deepest Purple: The Very Best of Deep Purple - Black Night (2018-11-22 23:01:25)

アメリカで人気のないディープ・パープルに対してレコード会社からプロモーションようにヒットシングルを書けと命令された。

焦ったが急には書けない、酒場で憂さ晴らしをするジョン・ロードとリッチー、

アメリカのガレージロックバンドThe Blues MaGoosが1965年にヒットさせた We Ain't Got Nothin' Yetを偶然耳にして、

俺たちもこれをやろうと簡単に作った曲。多くの人が絶賛するリフも元ネタはWe Ain't Got Nothin' Yet。

そこが重要なんですけど…だからアルバム未収録のシングルのみなのさ~

これだけコメントがあるのに2名しか指摘がないのもつらいな~


DEEP PURPLE - Deepest Purple: The Very Best of Deep Purple - Black Night (2018-11-23 10:48:32)


どこをどのように読めばアナタ個人を攻撃する文面に解釈出来るのか?私には理解が及びません???

自意識過剰なのか?被害妄想が深いのか?

いずれにしろ、アナタに対するなんらかの意図はありません。

パープルがBLUES MAGOOSを模倣して、BLUES MAGOOSはRicky Nelsonからインスパイア。

10年の間にこれだけアイデアの流用があった興味深い事象を段階を踏まえ昨夜投稿。

誰かを私が意図してディスったのなら上の99.9パーセントのユーザーが対象になる。

それがダメなら、なんにもコメント出来ないね。

中曽根さんと通りすがりさんだけが、その事実を知っている。コチラとしてはそれは嬉しい。

そして、この事実を知り、一人二人は興味を持つユーザーもいるだろう。

適当に作ったシングル、だから忍びなくてアルバムには未収録。たぶん全米5位のヒットを模倣したから、そんなゴシップが許される社会が望ましい。

名指しで批判って…これを世の中では言い掛かりと呼ぶのでは?

本当にそう思っているなら、凄いと思いますよ。だってアナタのコメントと私のコメントには、一つもリンクする部分がありません。勘弁して欲しい。

そしてアナタ個人を攻撃する卑劣な行為を行うほど、心は病んでいません。

アナタの心を勝手に推察するとB'zのコメントを引きずっているのでしょうね。

あのページに頻繁に現れる名無しじゃあるまいし、我関せずです。心配は無用ですよ。


DEEP PURPLE - Fireball ★★★ (2018-07-11 18:34:22)

前作の爆発的な人気を受け全英1位に輝いた出世作。ただ大規模なツアーの合間に曲作りを行いレコーディングをしたため、前作にあった破壊力や気迫が薄れ、①こそ勢いに満ちているが、それ以降はあっさりとした印象の強いポップな曲も多く、バラエティに富んだ随分と様変わりをした印象を受ける。
特に④のようなカントリー調の曲には、このメンツによるイメージになく初めて聞いたときは驚いたものだ。
しかし、そのイメージの強さが、同時期に活躍したレッドツェペリンとの違いを生み出す結果となったのだろう。多様性を認めてもらえなかったバンドと、アルバムリリースごとに違う音楽性で魅了したバンド。その違いが後世の一般的な知名度と影響度に繋がる事になるとは皮肉なものだ。


DEEP PURPLE - Last Concert in Japan (2018-07-14 22:37:05)

第2期から4期まで幅広くチョイス、トミー・ボーリンのソロまで選ばれているのだから驚きだ。
文字通り、このステージを最後にバンドは解散。このバンドが解散に至らざる理由がパフォーマンスに全て現れているだろう。
安いヘロインを打ち左手をダメにしたボーリンの精鋭を欠いたパフォーマンス。ツインヴォーカルも酷評されても文句の言えない内容だろう。

最後のステージが最低のパフォーマンス。これが最後の音源になるとは残念極まりない。この作品のおかげで第4期のバンド運営は失敗との烙印を押されることとなった。

ちなみに今作は日本限定でのリリース。映像作品も残っているので、興味のある方は是非ともハンカチを片手に見て欲しい。バンドに敬意を払えないメンバーがいるのは不幸なことだ。


DEEP PURPLE - Live in London ★★★ (2018-07-12 18:31:53)

この音源は英国のBBCで放送されたものが元。アルバム「紫の炎」リリース後の英国でのライブ。
やはり注目するのは代表曲「Smoke on the Water」二人のヴォーカルのぶつかり合いは聞きごたえたっぷり。グレンのやり過ぎでカヴァーデイルの立場もなしだが、会場は熱狂的に新しいアイデアを歓迎している。
ライブだから求められる再現性とインプロ。第3期がいかに優れたミュージシャンが集合していたかを、この一枚で明確に表せている。しかし日本では第2期がやたらと人気が高い、それはひとえに我が国での来日公演がなかったからだろうと言われている。
やはり伝説のLIVE IN JAPANの影響が大きいのだろう。


DEEP PURPLE - Machine Head ★★★ (2018-07-11 18:42:46)

このバンドの代表作と言えば、このアルバムを推す人が多いだろう。前作に続き全英1位を獲得。その人気の勢いは留まるところを知らず世界中でも売れまくった。今もって人気のある一枚だろう。
DEEP PURPLE的様式美の確立。レコーディング環境も整い随分とまとまりのある演奏が聞ける。それに一番の強みは前作の負のイメージを払しょくするほど粒の揃った楽曲が多く、その辺りも世界的にうけた要因だろう。
一部の根強いファンからはIN ROCKのような荒さが消えたと残念がるファンがいるのは事実だが、それを差し引いてもハードロックの完成系とも言えるスタイルをさらに推し進めているのは疑いのない事実であり、やはり代表作と呼ぶに相応しいハイパフォーマンスと曲の良さは特筆すべきであろう。


DEEP PURPLE - Made in Europe ★★★ (2018-07-14 22:19:55)

第3期メンバーによる1975年パリでのライブ音源。二人のシンガーによるバトルが凄い。ベースも歌も目立ちまくりのグレンだが、沢山のステージで鍛えられたカヴァーデイルの自信を深めた歌も圧巻だ。
選曲も3期のものばかりでファンキーなサウンドに変貌を遂げる姿を克明に伝えている。変わりゆく姿に嫌気をさし、このステージを最後にブラックモアはバンドを去った。その意味でも今作を聞く価値は高いだろう。


DEEP PURPLE - Made in Japan ★★★ (2018-07-11 18:54:35)

我々日本人にとっては「LIVE IN JAPAN」の名で浸透している、初来日の模様を録音した当初は日本のみでリリースされたライブアルバム。このライブアルバムを聞けば、いかにバンドが均整のとれた演奏をしている事に驚かされる。ムリ無駄のないプレイ、ライブでも完璧にこなす高い技術、それでありながらも臨場感のある才気に満ちた演奏は、このバンドの真骨頂とも言えるドラマシズムと構成力の高さとアイデアを見事に具現化している。
その完璧な演奏の中にあっても、リッチーは枠をはみ出たプレイで一人狂乱とも言えるパフォーマンスを披露。その崩し方の美学は言葉に尽くせぬほど、才気に溢れていて、そりゃ毎回凄いってわけじゃないけど、このバンドの原動力はリッチーだったことは疑いのない事実だろう。
そして気管支炎になり万全な体調ではない中でもギランのパフォーマンス力はファンを満足させるものだ。
日本限定で発売された商品なのに、あまりの出来の良さが話題を呼び、タイトルを「MADE IN JAPAN」に変え世界でリリースされた。
その人気ぶりは、ライブアルバムの名盤として後世に名を残し、このアルバムこそ、DEEP PURPLE最高のアルバムに上げるファンも多い事で知られている。


DEEP PURPLE - Perfect Strangers ★★ (2018-07-18 18:03:42)

再結成の噂がずっとあった第2期DEEP PURPLEが遂に再始動。多くのファンは往年のキレまくった暴走ロックを期待したが、いきなり後期RAINBOW時代から存在していた「Knocking at Your Back Door」でスタート。
当然あれっ?と肩透かしを喰らったファンも多かったでしょうが、ここはかつてのバンドと切り離して聞いて欲しい。
貫禄溢れるオープニングナンバーはライブでも重要なレパートリー、その雰囲気をそのままに、またも後期RAINBOWな「Under the Gun」の登場と完全にアダルトなロックサウンドへと変貌を遂げました。

そんな中でも「Perfect Strangers」は再結成パープルの指針となる新境地開拓の名曲。これが中盤にあるからディープ・パープルだと認識できると言えよう。それくらい全般的に後期RAINBOW風の楽曲が多いアルバムだ。
このアルバム、今となっては神格化されたが、少なからず当時は勢いがないと否定的な意見も多かった。でもアルバムの出来不出来はともかく、やはり劣化したイアン・ギランのパフォーマンスが全ての評価のカギを握るだろう。もう少しなんとかならんかったかね。独特の緊張感に水を差しているような…それでもこのアルバムが再結成後、一番充実していると感じるのが、なんともいえない気分になる。


DEEP PURPLE - Purpendicular ★★ (2018-03-27 21:22:14)

スティーブ・モーズはテクニシャンだから問題はない。一番の問題はギランの衰え、どうすることも出来ないよ。モーズは自分らしさを押し殺してバンドの一員になっているよね。


DEEP PURPLE - Scandinavian Nights ★★★ (2018-07-11 18:25:57)

1970年にストックホルムで行われたライブ。IN ROCKリリースの後だから、とにかく暴れまくりだ。第1期の曲もギランが上手くアジャスト。この時期のギランは凄い。


DEEP PURPLE - Shades of Deep Purple ★★★ (2018-07-10 20:43:31)

ハードロックの創始者として語られるバンドだけに、60年代後半に流行ったサイケデリックロックは随分とイメージとはかけ離れたものだろう。
ジョン・ロードもクラシカルなフレーズというよりはR&Bやジャズの要素が強いプレイは多い。ブラックモアのアコギを随分と多用している。

このバンドの面白さは、やはり泥臭いブルース臭が薄い。そして覚えやすいメロディが多い。その分かりやすさからくる親しみやすさが人気の秘訣だろう。このポップ性が第2期時代の成功に繋がっている。
やりたい事が明確になっていない分、散漫な印象を強く与えるが、そこが魅力と言えるデビュー作。このメンバーだから④のような曲が生まれイメージ的にピッタリとハマっている。


DEEP PURPLE - Slaves and Masters ★★★ (2018-07-21 17:56:00)

作品も低調だった前作、その余波は犬猿の仲である、ブラックモアとギランの対立構造をより明確になものへとなる。そしてギランの解雇という最悪のシナリオを迎えることとなった。バンド存続の危機を乗り越えるべく、数多のオーディションの末に迎えられたシンガーが、ジョー・リン・ターナーという意外な形で決着することなったのも驚きだ。
実質ソングライティングチームがRAINBOWになったことで益々RAINBOW化に拍車が掛ったが、BURRN!のクーデター酒井ほど、極端なレビューを受け入れるほど、あの雑誌の信者ではないので、再結成DEEP PURPLEらしい雰囲気が前作よりも戻っている。
また野心の燃えるジョーの歌は、覇気のないギランなど比べ物にならない精気に満ちていて、へなちょこな歌を聞かされるストレスが無くなったことがストレス発散へと繋がった。
頭3曲の流れは良いし威厳も戻っているが、どこか小粒な印象を残す楽曲とプレイに問題を感じる。特にイアン・ペイスのドラムはギラン以上に覇気のないものに映り完全に足を引っ張る形となった。
のちにBURRN!誌の記事によって、イアンのテイクはドラムマシーンだったことを知り仰天したことを覚えている。
DEEP PURPLEらしい空気感があっても売れなければダメで、このラインナップな短命に終わりことになる。ジョン・ロードが前の2枚にはない、魅力的な演奏を披露していただけに残念だ。


DEEP PURPLE - Stormbringer ★★★ (2018-07-14 22:09:59)

新メンバーの加入が奇跡的な化学反応を起こし既に漂っていたマンネリの雰囲気を打破。前作は今まで以上に多彩な顔をもつ表情豊かな音楽へと進化した。
今回はよりファンキーなリズムを前作以上に推し進め、二人のヴォーカルを中心としたスタイルへと向かった。
それはハードロックギタリストのパイオニア、リッチー・ブラックモアのプレイを抑えることにも繋がり、リリース面の失敗もさるここながら、ファンからも不評を買う形となった。

理由は各メンバーのインタビューなどを要約すれば、シンガーの座を巡る対立と、ブラックモアが新しい音楽性に不満を持っていた等など、メンバー間の不和が一番の問題だ。
その決定的な軋轢がスタジオに入りアイデアを集約して曲作りを行う当時の録音法にも大きな影響を及ぼし、リスナーにとっても不満をため込む内容と仕上がりになってしまった。

しかしプロミュージシャンとして自信を掴んだデイヴィット・カヴァーデイルの歌は明らかにワイルドな魅力や色気を発散、そこに負けじとグレン・ヒューズが対抗心を剥き出しに絡むのだから悪いわけがない。
それに演奏だった、ファンキーなグルーブとDEEP PURPLEらしいタイトな演奏力は、今作でしか聞けない斬新なアレンジとプレイが詰め込まれ、自分たちが作り上げたスタイルからの脱却をはかろうとしてるにも分かる内容だ。

やはり一番の問題は、バンドの方向性にやる気を失ったブラックモアのプレイに尽きる。彼がレコーディングに前向きではないことが、楽曲全体の詰めの甘さに繋がり全体的な印象が散漫で覇気の足りないものに映ってしまったことだろう。

でもこのアルバム、ブラックモア主導では見ることのできない新しい景観があり、成功とまではいかないが、手ごたえの感じさせる力作であることは間違いない。ブラックモアだって自分のアイデアにはない奏法を披露したりと面白味のあるものだった。


DEEP PURPLE - The Battle Rages On... (2018-07-21 18:12:42)

結成25周年を迎えマネージメント側は強引な形でイラン・ギランを復帰させることに、当然ブラックモアは難色を示したが説得に応じギランが再々カムバック。
その話題性を引っ提げリリースされたのがリッチー・ブラックモアのラスト作となる超問題作。
それまでよりも顕著なアイデアのリサイクルに昔からのファンは戸惑いを隠しきれずに不安を覚える。そして益々衰えが深くなったギランのパフォーマンス。これを最新作として楽しめる若いファンを羨ましく思えるような駄作に仕上がった。
大失敗の余波はリフの流用に留まらず、超産業ロックナンバーTime to Killの場違い感、そしてアグレッシブなA Twistを完全に歌えないのに用意したことなど、問題点は多い。
このアルバムで25周年を祝おうと言うのだから残念だし無念である。巷ではAnyaを名曲とまつられているがリフはまんまRAINBOWのストランテッド、そしてギランの歌唱力不足に何を見出せばよいのか…
そしてこれがブラックモア最後のアルバムになったのも晩節を汚したようで、やはり残念で仕方がない。このバンドもっとやれたはずである。


DEEP PURPLE - The Book of Taliesyn ★★★ (2018-07-10 20:48:59)

バンドとしてまとまりが出たのか前作以上にバラエティに富んだ内容に仕上げているが、とっちらかった印象はない。ブラックモアのギターもハードで個性的なフレーズが増え明らかに前作よりも冴えている。
それに引っ張られるようにジョン・ロードもロックよリのアプローチが増えた。
しかしアイデアと表現力が追いつかない面も多々あり、その辺りの不満がメンバーチェンジ劇へと発展したのだろう。


DEEP PURPLE - The House of Blue Light (2018-07-21 17:33:46)

再結成DEEP PURPLEの第2弾アルバムは前作以上に後期RAINBOW化していた驚いた。元々、金に困っていたイアン・ギランの働きかけで再始動したみたいな文言が雑誌に踊っていたが、蓋を開けたらブラックモアとロジャーの二人がイニシアチブを握るバンドだった。その二人の趣味が音楽性にモロ反映、それでも前作には王者としての風格が漂っていたが残念ながら今回は、その空気は皆無。究極の産業ロックナンバーCall Of~が始まったときの落胆は相当なダメージを与えた。
雑誌では当然の如く高評価、したがってBURRN!誌の信者は軒並み絶賛したが、それ以外のファンは大声で異を唱えた。
過去の財産を食い潰しリサイクルする音楽性、過去の幻影を追い求めるファンにとっては、もっとも見たくない凋落する姿だろう。それでもブルース色の強いMitzi DupreeやラストのDead or Aliveでは、どうにかバンドの体裁を保つ曲を披露出来ただろう。とにかく後は前作のアウトテイクのような曲であり、覇気のないアルバムになった。一番の戦犯はギランの覇気のなさだが、ブラックモアの趣味趣向が反映されすぎたのも問題だろう。やはり後期RAINBOWとDEEP PURPLEは相反するものだ。


DEEP PURPLE - The House of Blue Light - Mitzi Dupree ★★ (2018-07-21 17:34:29)

このアルバムでは一番まともに聞けるブルースナンバー。


DEEP PURPLE - Who Do We Think We Are ★★ (2018-07-11 19:05:07)

意味深なアルバムタイトルが面白い。そのタイトルが示しように今回のアルバムは、実験的な要素も多くリッチーの関わりが薄いのは明白だと思われる。
その分、ジョン・ロードはメロトロンまで持ち出しバンドをサポート、イアン・ペイスもギランも主役不在の穴を埋めるが如く迫力のあるパフォーマンスでバンドの矜持を保った。
リッチーがいないとロック色が薄まるのは当然の結果だが、ハードロックスタイルとは違う第2期サウンドという新たなる可能性も見せていて、楽曲の出来不出来にバラつきがある割には新鮮に聞けるのが面白い。

リッチーの関わりが薄くなったのは犬猿の仲になったイアン・ギランのせい、その関係性は今作をもって一旦終止符を打つ事になる。ギランとリッチーの関係性は音楽と言う名のもとでは素晴らしいケミストリーがあった。それはIN ROCKやMACHINE HEADを聞けば疑いのない事実だろう。それだけに、今作が全盛期時代の最後になったのは残念極まりない事件だ。


DEF LEPPARD - Hysteria (2020-06-15 14:04:40)

ドラマーが片腕を失うほどの重症から奇跡のカムバック。日本人は浪花節に弱いからね。もう大絶賛の嵐だよ。

コマーシャル性の極み、とにかくロックと呼ぶには抵抗のあるようなテクノロジーの発達に寄りかかったアルバム。
イギリスのバンドだがアメリカンコミックみたいな音だったな。もうスゴイのなんの。
分厚いコーラス、手拍子しながら皆で大合唱、こ踊りしたくなるリズムカルなミッドテンポ。計算尽くされたゴージャスな音なのに、シンプルに徹したから万人に受け入れられた。文句なしの大傑作アルバムと呼ばれている。

それにしても因果なもんだ。電子ドラムの音が個性に繋がった。怪我の功名とはこのことだろう。


DIAMOND DAWN - Overdrive ★★★ (2020-01-02 18:43:15)

スウェーデン出身ならではの眩い光を放つ透明感溢れる北欧的メロディ、鮮度抜群のピカピカの新人らしいポジティヴな空気にクラクラしそうです。エネルギッシュなヴォーカルとハードなギター、キーボードの優しい音色が全てを包み込み、聞きやすくしているのも、なかなかどうして新人のくせに老獪だ。だが、まだまだ荒削りな部分もあるのは事実、今後の成長を見守りたくなる期待の新人の登場です。


DIO - Holy Diver ★★★ (2018-10-13 23:28:26)

この世界で知らぬ者などいない稀代の名シンガー、ロニー・ジェイムス・ディオ。RAINBOW~BLACK SABBATHと渡り歩き、遂に自分が率いるバンドを結成した。
若々しい派手なギタープレイで魅了したヴィヴィアン・キャンベルの存在感、同じく派手なロールプレイでガンガンと攻めるドラマーはカーマイン・アピスの実弟ヴィニー・アピス。ヴィニーの手数の多いドラミングはロニーに重宝され長らく行動を共にするパートナーとしても知られる。
キャリアを重ねベテランの域に入っていたロニー、しかし彼は守りの入ることなどなく果敢にシーンの中心へと攻めこむ。古典的なムードの中でメタリックな若い音へ接近。モダンなアレンジを念頭に
練り上げた楽曲は、ロニーの説得力に満ちた歌唱スタイルによって鍛えられ、見事に独創性を磨きあげた。
自分のイメージを払しょくするのではなく、より広大に膨らませる事に成功したロニーのアイデアは常に時代の先を見据えていた。それだけに看板ギタリストだったヴィヴィンアン脱退以降、求心力を失い活動が尻すぼみしたのが残念でならない。


DIRTY TRASHROAD - Dirty Trashroad ★★★ (2018-03-23 21:49:27)

XからLOUDNESSへとスーパーバンドを渡り歩いた沢田泰司がDANCERの藤本泰司、Joe-Erkの竹内光雄らと歩みだしたスーパーバンド。
リーダーである沢田泰司が何の制約を設けずに自分のルーツとなるヘヴィロックを素直に鳴らしています。
元々アメリカン嗜好が強かった沢田泰司、DANCERの藤本泰司がヘヴィなアメリカンロック?ちょっと眼が点になったけど、ヴィジュアル系出身というレッテルを外そうと、本格派のヘヴィロックを叩きつけたと思う。でも人材不足感は否めず、沢田泰司の相棒、ドラムの岡部はメタルを叩くには排気量不足だ。いろんな声色で歌う竹内さんだけど、 Be Freeみたいな声より、Empty Roomのような声が好きだな。


DOCTOR BUTCHER - Doctor Butcher ★★★ (2018-05-16 20:53:47)

サヴァタージのブレインだったジョン・オリヴァのサイドプロジェクト。ジョンのアジテーションな絶叫が耳に突き刺さります。重く圧し掛かるアグレッションが時代を反映するものだろう。アルバム一枚で終わったが残念だ。


DOKKEN - Return to the East Live 2016 ★★★ (2018-12-21 20:40:05)

ジョージとドンの中が修復されたのかは見当もつかないが、新曲を聞けばドッケンはまだまだ健在だった。本格的な始動を期待したいところだが…

LOUD PARK 16でもドンは歌えていないけど、ジェフ・ピルソンのおかげで場は持った。テンポも遅いし、キーも違う。でもドッケンらしい雰囲気をキープしている。ベストオブなライブを見聞きすれば、このバンドにはマジックは存在する。


DOKKEN - Tooth and Nail ★★★ (2018-04-12 21:52:49)

全米で100万枚も売りあげたアルバムだけに悪いわけがない。ボーカルハーモニーを中心としたドン・ドッケンの主張、ジョージ・リンチの攻撃的なギターワークが火花を散らしている。通産2枚目のアルバムだが、このバンドの歴史は今作から始まったのだろう。


DOKKEN - Under Lock and Key ★★★ (2018-04-12 21:50:13)

犬猿の仲で知られるドン・ドッケンとジョージ・リンチ。その不仲な雰囲気がアルバムに反映されている。両者がお互い譲らないから、このサウンドに仕上がった。個人的にはそう思う。ジョージのカミソリギターも健在だが、儚げなドンのメロディアスな歌声も同時に楽しめる。いいとこどりの快作だ。


DORO - Forever Warriors - All for Metal ★★★ (2019-04-27 22:49:02)

名曲All We Areを思い出させる新たなる名曲の誕生。これからも多くのメタルキッズに歌い継がれるだろう。
日本ではアニメソングの延長みたいなジャーマンメタルが持て囃される。
これ聞いて拳を振り上げ胸が熱くなる同胞も沢山いるだろうよ。
彼女を呼んで興行させるのがプロモーターの腕ってもんよ。


DREAM THEATER - Dream Theater (2018-08-28 18:48:57)

上記の発言を見ても誰ひとりとてRUSHの名前を挙げていない。「The Looking Glass」「Surrender To Reason」の2曲など完全のRUSHそのものと言える。その魅力に気がつかなければDREAM THEATERへの理解など得られないだろう。
日本においてRUSHがいかに人気ないかを痛感するね。そりゃ何度聞いても耳に残らないだろう。雑誌の評価も高いバンドで、イメージも崇高そうだからといって祭り立てることもないがムリは禁物だと言いたい。
とくにImages and Wordsの分かりやすさとヒット曲重視の耳では、耳が可哀そうだよ。

RUSHをお手本にした、超絶技巧が飛び交うバンド・パートからオーケストラ・パートへ移行の仕方など、誰が聞いてもそのものだ。
作品への嗜好など人それぞれ、点数などもどうでもよいが、誰ひとり、その点に気がつかないのが残念を通り越し無念。それでは批評にならない。喰ったことない料理の味を採点しているようなもので信憑性が0点だと言える。
もう少し勉強してもらいたいね。じゃなきゃDREAM THEATERが可哀そうだ。このオマージュ満点のRASHスタイルへの非難もないのが一番の不可解。くどいようだが、もっとRUSH聞けよといいたい。


DREAM THEATER - The Astonishing ★★★ (2018-08-28 19:20:13)

音楽と言うのは難しいものだ。健常者であれば音のない生活などあり得ないのだが、そのノイズすらも音階に聞こえる人間もいる。複雑怪奇な音の世界。その深みを理解出来、判断するのも能力の一つでありセンスが問われる。それらのスキルが高いものがミュージシャンとして成功を成し遂げるのだろう。

近年はRUSHやブライアン・メイなどの影響も顕著だったプロデュースも務めるジョン・ペトルーシ。このアルバムではズルリと一皮剥けてきた。
ストーリーの幕開けはポジティブで爽快、壮大なスケールと空間をもったキャッチーなメロディックロックでお出迎え。ゴリゴリのプログレヘヴィメタルとは早々と決別との印象を残す。
その後もダークな色合を排除する傍ら、場面展開に応じた超絶技巧を見せ場としたポジティブなサウンドが続く。
テーマとも言える支配する勢力への反逆はRUSHが得意とするモチーフ、その辺りはこのアルバムにも受け継がれているが、ドラマ仕立ての効果音を伴った演出など、様々な仕掛けを用意し何が飛び出すか分からないスリルがある。
またプログレ系に理解の深い人であれば、同じフレーズが何度も姿を変えながら何度するアイデアに、分かっているなぁと嬉しくなりますよね。それに、この巧みに織り込まれた豊かなアンサンブルなどYES,RUSHが好きな人は、それを待っていたと手を叩いて喜びたくなる瞬間が訪れる。

RUSH,YESを知らずしてこのバンドに触れるのは悲劇だ。それに楽器を演奏できないとツマラナイだろう。コード進行、主旋律に対するリズムの違いなど、複雑な場面展開にも理解できないはずである。
それこそ、分かりやすいやヘヴィだ、スピーディだ、ポップだと表面的な評価に終始しています。
かつてJETHRO TULLもA Passion Playを出したときに散々悪口を叩きつけられた。難解だ、意味分からん。変な寓話風の語りなどいらないとやり玉に挙げられ、ものすごいネガティブキャンペーンを叩きつけられた。ただ全米1位に輝き世間の評価もコロッと変わった。アレを目の当たりにしたときは、心の底から滑稽な奴らだと軽蔑した思い出がある。
このアルバムも歴史がいずれ証明するだろう。
日本でもHM/HRの掲示板として唯一ともいえるサイトが、この程度の批評では嘆かわしい。正しいとか間違っているじゃないRUSHやYESとの類似点に気が付けないのが悲しいのだ。
それが分かっていれば、そこのコメントがもっとあるはずだが、一人をおいて、お目にかかれないのが残念だ。


EARTHSHAKER - EARTHSHAKER ★★★ (2018-08-08 10:33:50)

世界的にヘヴィメタルが隆盛を極めた時代に遂にわが国でも本格的なバンドがデビューした。ゴット伊藤政則氏の完全バックアップを受けて華々しくシーンへと登場。
勢いのある楽曲を中心としているが、バンド名と同じなのは自信の表れなんだろうオープニングを飾る劇的な①など貫禄たっぷりだ。
ストレートな②情感は弾け飛ぶバラード④益々攻撃的な⑧と今でもライブで演奏される代表曲が多い。
そのなかでも一際異彩を放つのがエイドリアン・スミスが寄稿してくれた⑥。
こうして改めて聞けば、いまだに色褪せない名曲揃いなのが凄いと思った。改めて再評価されるべき日本を代表するバンドのデビュー作だろう。


EARTHSHAKER - FUGITIVE ★★★ (2018-08-08 10:39:48)

偉そうなことは言えるが制作現場でのプロデュース力は全くなかった伊藤政則氏。バンドは本当のロックな音を求め海外へと向かう。
名曲「MORE」が収録されているのが名盤へと評価される理由だが、やはり多忙なスケジュールの合間を縫っての書き下ろしが多いため、充実度はデビュー作に劣るのだが、それでもY&Tを手掛けケン・ケーシーが参加したのはバンドにとっても嬉しい出来事だろう。
何故かと言えばバンド名の由来がY&Tだからね。
デビューしたての若手が海外レコーディングできたのも、アースシェイカーの為にマリオネットミュージックを立ち上げたゴットのおかげなのだから、やはり彼の影響はビジネス面では相当な力を有しているんだろう。


EARTHSHAKER - Live in Budohkan ★★★ (2018-08-09 09:30:43)

国内のメタルバンド初、武道館でのライブを収めた記念すべきアルバム。ありがとう君にもとい、ありがとう伊藤政則でしょう(笑)
アルバム「PASSION」に伴うツアー、人気も絶頂にあったバンドの勢い、その全てがパッケージされている。
ジェラルドの永川敏郎が正式メンバーとして正式に紹介されたのも、これからだったね。


EARTHSHAKER - MIDNIGHT FLIGHT ★★★ (2018-08-08 10:51:57)

この時期のアースシェイカーの人気は凄かった。特に田舎の不良少年のバイブル的な存在だったともいえる。ボーイとかバービーボーイズとかブルーハーツなんかが登場するバンドブーム前のバンドしてギターキッズに愛されてもいた。
女にもてたいならMOREを弾けないとイケないと初心者がこぞってコピーされていたのも懐かしい逸話だ。

ファンベースが広がるバンドは最大のポップナンバー③絶望的に悲しいバラード⑧などスマッシュヒットへの後押しとなるナンバーも収録と完成度が高い。シリアスな世界観が都会の情景を冷たく見つめる①⑤なんて、このアルバムならではの収録曲だろう。


EARTHSHAKER - Overrun ★★ (2018-08-08 11:03:39)

キーボードの比重が大きくなりファンの間でも賛否が巻き起こった。
個人的にはキーボードの安っぽい音に問題がある。BURRN!誌でも指摘されたスーパーのBGMみたいなである。

趣味の悪いキーボードに邪魔されているが、更なるファンベースを広げるキャッチーな曲はどれも魅力的に映り、時代に合わせバンドの音をアジャストさせていた証拠だろう。
もう一度、ファンの方にはフラットな気持ちで向き合って欲しいアルバムだ。


EARTHSHAKER - PASSION ★★ (2018-08-08 10:58:02)

バンドの勢いは留まる事を知らず、今度はRATTのアルバムにも参加したジム・ファラーシまで呼んでアルバムを制作。ハードさを残しながらも、音楽性はドンドンと拡散傾向にあり、まとまりがなくなりそうな瀬戸際で踏ん張っている。
ファンにとっては長年収録が見送られていた名曲「ありがとう君に」が収録されているのが嬉しい。


EARTHSHAKER - Pretty Good! ★★★ (2020-08-14 12:26:08)

このアルバム、実は同僚の外国人に評判がいい。日本人の耳では、70年代フォークみたいな世界観の歌詞なのに、やたらと彼らはクールと連発する。日本人らしい、音楽だとまできたもんだ。
理由は至極当然とも言える答えが聞ける。バックの演奏、リズムパターンやグルーブには、完全に海の向こうの音なのに、唄が日本人そのものだというのだ。
これって、一般的な日本人には理解できないんだよね。でも本当に音楽を愛している人なら理解できるでしょう。
この音が本物のロックであることを…
洋楽(笑)なるものを聞いている多くの人は、音を聞いているのではなく、誰がやっているかが重要なんだな。つまり、音そのものの評価ではなく、演者の名前が重要になる。何にも分かっていないのに、俺は洋楽(笑)なるものを何十年も聞いているからロックに精通していると思い込み平気で嘘をつく。
そういう人間を見分けるのは簡単だが、日本人のほとんどがそうなんだよなぁ。

本当にロックを愛しているならEARTHSHAKERは知って欲しい。洋楽(笑)なるものを名前で聞き知った風な顔をしている愚か者に成らない為にもね。


EARTHSHAKER - Treachery ★★★ (2018-03-20 21:12:42)

みなさんがおっしゃる通り時期的にも完全にB'zの原型です。
ハードなロックサウンドに打ち込みのリズム。EARTHSHAKERがメタルならB'zはTMネットワークから、この音に向かってきた。
こんなに素晴らしい音楽なのに、誰も知らないのが悲しい。B'zファンに教えても伝わらないのが悲しい。
格付けチェックと同じで、目で見えるものがないとダメなんだろう。


EARTHSHAKER - Treachery - Treachery・トレチュアリー ★★★ (2018-03-20 21:16:04)

カラオケで絶対歌う奴。サビがメロディアス。何度聞いても感動的です。


EUROPE - Bag of Bones ★★★ (2018-04-01 13:18:44)

70年代型のロックのヴァイヴを現代に蘇生させた新生EUROPE。どこを切っても憂愁美が溢れ出るメロディに心も濡れるぜ。ギターも太くエモーショナルで、ジョーイとジョンの二人から生み出されるケミストリーに震えます。全部そうなどだが昔なら My Woman My Friendなんて絶対にやらないよね。明るくポップなものが聴きたい人は昔のアルバムを聴けばよい。


EUROPE - Walk the Earth ★★★ (2018-04-01 13:05:06)

BURRN!!の評価が良くなると皆が褒めだす現象が気持ち悪いが、いつまでも昔のスタイル以外を認めないのはもっと気持ちがわるい。
70年代的ロックをダークな音でまとめた作風は再結成後は同じスタンスをとっています。急に今作からこうなったのではない。
ディープパープルや荘厳さ、そしてブラックサバスのような暗黒様式、『WALK THE EARTH』はそれが顕著に出た形に、妙な明るさや昔のスタイルで復帰しない形こそ、ミュージシャンの鑑、このヘヴィでダークな音の緊迫感は新しい魅力だ。とくに緊迫感のあるギターは畏怖の念すら抱かせる。


EUROPE - War Of Kings ★★★ (2018-04-01 13:11:08)

暗黒様式に包まれた荘厳なる新生スタイルも板についています。ジョンのギターも艶のあるトーンで酔わせるのだが、北欧らしい憂愁美に溢れたメロディラインを歌うジョーイの才能に改めて惚れ直します。これは地味なのではなく堅実なのだよ。


EUROPE - Wings of Tomorrow ★★★ (2018-04-01 13:28:49)

売れたのは次のアルバムだが、もし北欧メタルという括りで語るなら今作の方が断然に上だ。哀愁漂うヴォーカルメロディ、英米のバンドにはない透明感、この個性を武器にシーンを駆け抜けたバンドだった。そのヴァイヴは感触こそ変われど、本筋は今現在、何も変わっていない。


EXTREME - Extreme II: Pornograffitti ★★★ (2020-11-20 20:52:45)

キャッチーでノリのいいリズム、ファンキーなハードサウンドはファンクメタルの雛形となる完成度。ヴァン・ヘイレンに代表されるアメリカンハードをクイーン風味の装飾、美しいハーモニーなど完全に影響を受けているはずだ。バラードの大ヒットに押され大ブレイクを果たすが、それ以上に時代に与えた影響は大きい。単なるティーンエージャー向けのロックとは言い難い、クオリティの高さはと話題性満載のバラエティ豊かな楽曲は、まさにファンクロックの玉手箱だった。


E・Z・O - E・z・o ★★★ (2018-04-14 19:02:10)

よくあるアメリカでレコードを出しましたとは全然違う本気の契約による全米デビューアルバム。大手ゲフィンレコードとプロデュースにジーン・シモンズを迎えてなのだから、その衝撃と凄さが分かるだろう。個性的な音を鳴らしていたが大きな成功を収める事が出来なかった。残念である。日本人アーティストがガンズとツアーに出なたんで歴史に誇れるよ。ギターのショウヨウさんが寿司職人に転職って無念。


E・Z・O - Fire Fire ★★★ (2018-04-14 18:51:45)

どこかぎこちなかった全米デビューアルバムに比べ格段にまとまりが出た2枚目のアルバム。時期的にヘヴィメタルブームが落ちていただけにリリースのタイミングは悪かった。内容が素晴らしいだけに悔やまれる。運も実力のうちとは良く言ったものだ。ヘヴィなリフを生かした極上のアメリカンロックは最強です。