この曲を聴け!
ヘヴィメタル/ハードロック
アーティスト分類-ABC順
S
SKULL
NO BONES ABOUT IT
(1991年)
1.
Eyes of a Stranger
(3)
2.
Breaking the Chains
(3)
3.
I Like My Music Loud!
(0)
4.
Little Black Book
(0)
5.
Loser’s Game
(6)
6.
Living on the Edge
(0)
7.
Head Over Heels
(0)
8.
Guitar Commandos
(0)
9.
This Side of Paradise
(0)
10.
King of the Night
(0)
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NO BONES ABOUT IT
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1.
Eyes of a Stranger
, 2.
Breaking the Chains
, 3.
Loser’s Game
コメント・評価
Recent 50 Comments
1.
失恋船長
★★★
(2017-07-25 14:04:00)
70年代はアリス・クーパーバンドやポール・スタンレーのソロに参加、80年代はマイケル・ボルトンやミート・ローフにジム・バランスのバンドなどに参加をした腕利きのギタリスト、ボブ・キューリックが立ち上げたアメリカンHM/HRバンドの1st。弟はKISSのギタリストの座を射止めた事でも有名ですね(一瞬ボブも参加したという噂がある)。そんなミュージシャンとしての実績も確かなボブが91年に勝負を掛けたサウンドが質実剛健なアメリカンロックを披露。燻っていたミュージシャン仲間と結成されたバンドサウンドはとにかく質が高く、大陸的なグルーブが心地よいアメリカンロックは勿論、攻撃的なスピードナンバーや、フックに富んだ哀愁のメロディが映えるシングル向けの楽曲まで用意と、隙のない作りは流石の一言。90年代と言えば、解散集合を繰り返し再起を図る名の知れたミュージシャンが多い中で、このバンドは見た目も名前も当時としては弱かったが、ボブの派手なタップピングにアームプレイを織り交ぜたメタリックなギターなんかは今聴いても新鮮な空気を運んでくるし、上手いなぁと唸らせてくれますよね。今作を機にベーシストだったデニス・フェルドマン改めデニス・セント・ジェイムスのシンガー転向も上手く行き、ベテランによる新人バンドの先行きは晴れやかなモノになりそうな予感もあったのですが、時代の流れもありセールス的に惨敗。また結成当初からマネージメントとのこじれもあったと言われ、国内盤のリリース時期もズレたりと、持ってないバンドだったなぁと思い返しますね。ズバ抜けたリードトラックは無いかも知れませんが、全般的なまとまりと粒だった楽曲は聴き応え十分、頭から最後まで存分に楽しめましたね。個人的にも能天気なバブリー臭のキツいアメリカンロックはチト苦手なので、これくらいが丁度よいです。健康的なんですよね。出ている音がさ、悪ぶらない生真面目さが大好きなんですよ。
ちなみに失意のボブ・キューリックは、この後、直ぐにグラハム・ボネットと合流、時代の流れを鑑みたヘヴィサウンドを引っ提げBlackthorneを結成。そちらで②をリメイクしていますね。そしてドラマーとして参加している、ボビー・ロックは再結成後のAlcatrazzでグラハムと共演していますね。
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2.
火薬バカ一代
★★★
(2024-12-05 01:20:52)
アリス・クーパーからマイケル・ボルトンまで多彩なアーティストとの共演で知られ、'20年に心疾患により死去したボブ・キューリック。SKULLは彼がデニス・セント・ジェイムズ(Vo)やボビー・ロック(Ds)らと共に結成したバンドであり、エディ・クレイマーとミッキー・デイヴィスをプロデューサーに起用してレコーディング、’91年に発表した本作はSKULL唯一のスタジオ・アルバムとなります。(正確にはお蔵入りした2ndアルバムも有?)
そもそもバンド名がこれで、ジャケットを飾るのも、禿頭に口髭を蓄えたボブをセンターに据えたバイカー・チームみたいなメンバー。加えて自らのサウンドを「SKULL CRUSHING HARD ROCK」と称していると耳にした日にゃ、どんだけワイルドなパワー・メタルを演っているのかと戦々恐々でしたが、実際に本作から流れてくるのは巧みにフックを盛り込んだメロディアスHRサウンド。エネルギッシュな疾走ナンバー②、キャッチーに弾む⑥、ヒット・ポテンシャルを感じさせるハードポップ・チューン⑦、売れ線(誉め言葉)パワー・バラード⑨、タイトルに相応しくエピカルな雰囲気も漂わす⑩等々、バラエティに富み、デニスのハスキーな歌声とボブの派手さと堅実さを併せ持ったベテランらしいGプレイを軸に丁寧に組み上げられた収録楽曲からは、ガサツさや大味感など微塵も感じられません。特にバラード調に始まり愁いを帯びて劇的に盛り上がっていく⑤は本編屈指の名曲ですよ。
そんなわけで、実際に本作を手に取り音を聴いた多くの人同様、「内容が素晴らしいだけに、そもそもバンド名とジャケットをどうにかすべきだったんじゃね?」と思わざるを得なかった1枚であります。
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