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The Watcher / The Watcher (火薬バカ一代)
The Watcher (火薬バカ一代)
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The Watcher / The Watcher
ジェフ・スコット・ソート型のVo、クラシカルな旋律を奏でるKey
ドコドコと突進するリズムとに乗って、アレックス・マシのGが
縦横無尽に駆け巡る、アルバム表題曲でもあるスピード・ナンバー。
非常にイングヴェイ的なサウンドではあるのですが、個人的には
SHRAPNELメタルの世界に通じるものも強く感じたり。

火薬バカ一代 ★★★ (2020-05-16 09:31:47)


The Watcher

80年代からアメリカを拠点に活動していたイタリア人ギタリスト、アレックス・マシ。'89年には1stソロ『ATTACK OF THE NEON SHARK』がグラミー賞インストゥルメンタル部門にノミネートされるという輝かしい実績を残す等、ある意味アメリカン・ドリームを掴んだ男である彼氏が’97年に発表した、バンド名義(MASI)では3枚目となるアルバム。
「自虐的だなぁ」と名前のインパクトは抜群ながら、過去作ではアメリカン・メタルやフュージョンがかったHRを演っていて今一つピンと来るものがなかったのですが、本作においてはザクザク刻まれるリフ、ドコドコ疾走するリズム、青筋立ててシャウトするVo、その合間を縫ってクラシカルなGソロが華麗に走り抜けるスピード・ナンバー①④が全てを物語る通り、どこを切ってもメタル汁100%、RISING FORCE時代のイングヴェイを更にビルドアップしたようなパワー・メタル・サウンドを全編に亘って追求してくれています。
発表がもう数年早ければSHRAPNEL RECORDSから(日本盤は勿論APPOLONの黄色い帯付で)リリースされてたって違和感のないスタイルながら、メロディアスな②やバラード③等、要所要所で一歩長じた細やかなメロディ・センスの良さが感じられるのは、やはりイタリア人の血のなせる業か。またURIAH HEEPの名曲“EASY LIVIN’”や、スティーヴィー・ワンダーの“汚れた街”(イアン・ギランも演ってました)をカヴァー曲としてチョイスするセンスもヨーロッパ的と言えるのかも。
これぞ!というキメ曲は見当たりませんが、それでも「マシ」どころか、かなり良質なHMアルバムであることは受け合える1枚。

火薬バカ一代 ★★★ (2020-05-14 01:41:19)


Downtown Dreamers
イタリア人ギタリスト、アレックス・マシ率いるバンドの2nd。前作から大幅にメンバーチェンジ、ベースに北欧のTorchのギターだったクラウス・ワイルド。ヴォーカルには様式美サバス路線の本格派バンドValhallaやマット・ソーラムのいたHawkのデヴィット・フェフォルトにチェンジ、メンバーチェンジがもたらした効果なのか前作で感じられたぎこちなさが解消。後に大成する片鱗を感じさせるインストの⑥を皮切りに、所々でネオクラフュージョン風味のギターもねじ込まれますが、前作以上に楽曲中心の姿勢を見せており、より洗練されたバンドサウンドへと進んでいます。
とは言えマシと言えばこの曲だというようなリーダートラックが見当たらないのが視聴後に残る地味さがあり、攻撃的な疾走ナンバーやライトなアメリカンロックがあったりと、やや統一感に欠ける面も実は気になる所、その辺りが一般的な評価を下げる最大の要因でしょうが(不安定さと単調さが、ない交ぜになっているのも更に拍車を掛けている)、その一芸の足りなさを嘆くよりも、色気のあるパートや曲を聴かせると言う姿勢に耳が持って行かれますね。改善点の多さが逆に面白さに転ぶのだから不思議なモノです。オーソドックスなHM/HRサウンドに欧州特有の哀愁がねじ込まれるメロセンスが嫌いになれないんですよね。

失恋船長 ★★ (2017-07-11 15:24:51)


Fire in the Rain

イタリアから渡米してきた若きギタリストがMetal Blade Recordsに見出され1987年にMASI名義でリリースした1st。なんでもMetal Blade Recordsに所属していた黒人アーティストによるスピードメタルバンドSound Barrierのギタリストの座に収まり、その後主役たるアレックス・マシを売り出そうとしたのが今作制作の過程らしくメンバーもSound Barrierのメンツがバックアップ、マシのクラシカルなテイストを感じさせるメロディックなギターを中心とした叙情派アメリカンロックを披露、フランキー・バネリも客演したりと、マニアを惹きつける要素も多分にあるかと思いますが、ミドルナンバー中心の楽曲故に堅実さが地味さが逆に地味に映る事があり、その辺りが評価を分ける要因でしょう。歌い手がSound Barrierとは違い血管剥き出しで歌っていない分、この手のサウンドにマッチしていたり、何よりネオクラギター全盛の時代に、テクニックよりも総合力で勝負を掛けてきたバンドサウンドは中々のお手前かと思いますよ。ヨーロッパの血を感じさせるの憂いのあるメロディ、そのセンスが楽曲に生きているのも印象的でした。
後にソロギタリストとして大成功を収めるアレックス・マシ氏、次のアルバムなんてボロクソに叩かれましたからね。口は災いのもとです。この時、誰が予想出来ましたかね。彼が成功する姿をさぁ。

失恋船長 ★★★ (2017-07-10 14:56:03)