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TOUGH UNDER FIRE
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解説 - TOUGH UNDER FIRE
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1. 失恋船長 ★★★ (2017-06-17 13:37:23)

7年ぶりにリリースされたカルフォルニア出身のバンドによる2nd。ベースのマックス・ロード以外のメンバーは新メンバーによるレコーディング、二人の日本人ギタリストは脱退、でもボーカル兼ギターはKoshi "K.O." Shoyaだし、ドラムもSteve Tsutsumi とクレジットされているのでアジアの血は受け継がれているのでしょう?
7年間のブランクの間にバンドは音楽性をより研磨する事に成功、ある意味、洗練されたメインストリームよりの音楽性になったと言えなくもないが、DOKKENスタイルの叙情派アメリカンロックにシフトチェンジ、勿論、ギターオリエンテッドな作風を貫いており、攻撃性は緩めていない。それはTOOTH AND NAILをLOUDNESS風に仕上げたような疾走ナンバー④や突進力のあるグルーブと叙情的なツインリードが映えるミドルハイの⑧などにも見られるし、エモーショナルなギターをフューチャーした③、ダークな⑨など本格派バンドとしてデビューを果たした彼らの矜持を感じますね。
こういう路線になると、少々歌の弱さが気になるし雑な歌い回しだと思うが、小奇麗に纏め上げるだけではない、ドカドカ激しく打ち鳴らされるリズムプレイのパワフルさや、しっかりと構築されたギタープレイなどが、欠点を十分補っているので安心して聴いていられますね。USマイナーメタルシーンに燦然と輝く隠れた一品と言われ中古市場でも、それなりの値段をつけられるマニアックな一品ですが、安価なコピープレス盤も出ていますので、DOKKEN+KEELにシュラプネル系のソロがねじ込まれる音楽性に興味のある方は手にとって欲しいですね。



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