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THE BLAZE (2016年)
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THE BLAZE
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解説 - THE BLAZE
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1. 火薬バカ一代 ★★★ (2017-02-18 08:53:14)

元BATTLE BEASTの女傑ニッテ・ヴァロ(Vo)が加わった新ラインナップのお披露目を、変則ベスト盤たる前作『BURNING POINT』で済ませたピート・アホネン(G)率いるフィンランドの6人組が、満を持して’16年に発表した最新作。
欧州民謡風のメロディと猛々しい疾走感の組み合わせが、どことなくAT VANCEの名曲“SOLDIER OF TIME”を思わすOPナンバー①を聴けば、勇猛果敢にしてドラマティックなパワー・メタル・スタイルにブレがない(つか今更ブレる筈もない)ことは一聴瞭然。ただ今回はメロスピ的に突っ走ろうが、エピック・メタル然と重厚に迫ろうが、常に楽曲の中心に主役として鎮座ましますのはニッテ・ヴァロの歌声。これは現行BURNIG POINT最大の武器が、嘗て「女スティーヴ・グリメット」とも評された彼女の強力な歌唱であるという自覚の下、メンバーがその歌が最も映える曲作りに励んだ結果ではなかろうか、と。
ニッテ嬢の方もその期待に見事に応えています。前述の①や、金属質な感触を湛えて駆け抜ける③、鋭く切れ上がるハイトーン・シャウトを駆使してド迫力で歌いまくる様が圧巻の⑦、曲名や“WE RCOK”風のイントロからしてDIOリスペクトの姿勢が鮮明なラスト・ナンバー⑩等、闇を切り裂いて魔を払うが如き、神々しいパワーに満ち溢れた彼女の歌声を活かし切った楽曲を聴くにつけ、つくづくこのメンバー・チェンジは成功だったなぁと。
ニッテ・ヴァロの歌声を生で聴くためにも、BURNING POINT来日を祈念せずにはいられない1枚。ノーラ・ロウヒモ擁するBATTLE BEASTとのカップリング公演とかいかがでしょう。



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