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迦陵頻伽 (2016年)
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迦陵頻伽
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解説 - 迦陵頻伽
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コメント・評価

Recent 50 Comments



1. kuroiyuki ★★★ (2016-12-24 01:51:53)

これまでの陰陽座の一つの集大成にして、彼等の進化もとい深化が伺える13thアルバム。

初めて聴いた段階では、近年のアルバムには劣る、アルバム名とアルバムの叩き文句に釣り合わない、先行MVの⑫だけのアルバムというマイナスなイメージを持っていた。
しかし、何度も聴いていくうちに、これまでの陰陽座のエッセンスがバランスよく含まれつつも実験的な楽曲が含まれたなかなか面白い作品だと気づいた。

曲単体でいえば他のアルバムの曲には劣るかもしれないが、曲のバランスの良さ、聴き応えに関していえばアルバム全作品で上位に食い込む作品かもしれない。(ただ、初心者には向かず、どちらかといえば陰陽座の一通りの楽曲を聴いた方向け。)
また、聴く度に新たな発見、魅力がわかる、ある意味スルメなアルバムかもしれない。

個人的オススメ
④⑤⑦⑧⑨⑩⑫




2. 失恋船長 ★★ (2018-03-05 18:04:50)

1999年に1stをリリースしてから既に17年、自らが立ち上げた妖怪メタルなる唯一無二のジャンルを極めた彼ら、その音楽性は拡大するファン層と共に音楽性の拡散もあり、作品によってはかなり、J-POP風味の強いものもあったのだが、ようやくここにきて、その拡散していた音楽性を再度集約し一つの方向に纏めてきたなぁと感じさせるの今作。

シンフォニックな味付けを前面に出してきましたが、根底にあるのは和のテイストであり、自分たちが研磨してきたスタイルだ。その壮麗なる和洋折衷のシンフォニックサウンドを迎え撃つのは、圧倒的な表現力を有する黒猫ちゃん。彼女の多彩な顔を使い分ける歌声と、バンドの中核をなす瞬火のディレクション能力によって盤石なるバンドサウンドを築いています。

全編に渡りメロディックな要素を強めつつ、ハードな質感もキープ、勿論、陰陽座ならではのバラエティに富んだ楽曲も用意、相変わらずこじんまりとしたミックスだしダイナミズムに掛けるサウンドメイクは、ハードなモノを好むモノには物足りないのだが、最大公約数のファンを慮れば当然の忖度だろう。

ただメロディを際立たせ、J-POP臭を上手く取り込み絶妙な采配でおもてなしをした瞬火、昨今の作風を支持するファンなら問題なく楽しめるでしょう
和風メタルの中に組み込まれたのは普遍的な叙情性、その耳を捉えて離さないフックに富んだメロディを最大限に高めた作風には一日の長を感じずにはいられませんからね。ソングライティング力の高さと、黒猫ちゃんのパフォーマンスがあってのなんですがね。

それ以前もロックに和の楽器を持ち込むみたいなアイデアのアーティストが居なかったわけではないが、ここまで長きに渡り活動を行うメジャーなバンドは陰陽座をおいていないと思われたが、あのAVEXから似たようなフォーマットのバンドがデビュー、向こうは瞬火のようなアーティスティックな拘りはないので、喰われないように頑張って欲しいですね。
普通の人がパッと聴いたら、そんなに違いがないですから、メタル発の歌謡曲と、歌謡曲発のロック風では次元が違いますからね。
そのあたりの違いを明確に見せれるかが今後のカギとなるでしょう。メタルという看板は軽くないからねぇ。
もう少しミックスに気を配って欲しかったなぁ。チョイと地味に感じる音だよ。



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