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Never Ending Story (失恋船長)


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Never Ending Story

橘高文彦がデビュー20周年記念を自ら祝うべく気心のしれま仲間と作り上げた2005年リリースの一枚。B.内田雄一郎,Ds.ファンキー末吉,Key.秦野猛行を従え、自らも一曲歌いますが、二井原実先輩が3曲、盟友アルージュの山田晃士、筋少の大槻、ユーフォリアで歌っていた斎藤哲也らが2曲づつ歌い、インストは2曲のみの全12曲を収録。各シンガーの特性を考えつつ、自身のソロですからね、一本筋の通った作風に迷いないし、フライングVの貴公子と呼ばれる渾身の橘高節が炸裂、アナログチックな生々しい息遣いも聞こえる繊細なニュアンスを紡ぎだすギター、そのピッキング一つとっても彼のタッチが鮮明に描かれており、麗しのビジュアル同様、豪華絢爛なクラシカルサウンドを築城しております。どんなバンドに籍を置こうと、その佇まいのみならず異彩を放つプレイはメタルギタリストそのもので、妙なキャラがつきすぎた彼ですが、XYZ→Aの活動は口うるさいファンの出鼻をくじいただろうし、今作でも真摯に自身のキャリアを投影しておりバラエティに富んだ楽曲を綺麗なお城サウンドへと見事に纏め上げています。数曲で聴けるホーンセクションの導入も邪魔にならないし、大槻ケンヂが歌えばそれは勿論、筋少カラーへ染め上げるという灰汁の強さと、共演にファンは涙するでしょうね。

失恋船長 ★★★ (2016-11-09 17:47:52)