真面なフルレンスアルバムより遥かにEP作品が多いというバンドですが...個人的には今現在も好きなバンド。 正統派なカルトメタル振りがハンパない1st"Screams In The Night"こそ聴くべき一作だと思うが...(Burrn!で89点を獲得した)2作目"The Black Book(暗黒の書)"も悪くない。 手始めという事なら1枚仕様の限定ベスト盤"Queen Of Hell"[2000年]でも良いし、もう少し踏み込みたいというなら2枚組仕様の"To Hellion And Back"[2014年]も出来は良いので試してみては...!?
アホなバンドでは決して演れないであろう初っ端①"Another Kind Of Angel"の出だしからして並々ならぬレベルのバンドであろうことが分る一作。 そして続く②"I Was So Blind"の哀愁感にヤラてしまい、③"One More Time"そして失禁必至の④"Like A Dream"で体が崩壊することでしょう。またやや終わり方が唐突な感じもするものの⑤"All In Vain"にしても並のレベルのバンドを一蹴するぐらいの高次元で展開されているし、インストにしてタイトルとなった⑥も単なるインストで終わらず、ヴォーカル曲と何ら変わらぬ魅力的な一曲に仕上っていると思いますね。 まぁ...唯一というか"コレは...ねぇ?"と思えるのはジャケアートだけだナ(苦笑)。特に(個人的には)魅力的な女性には思えないSっぽさ漂う女性(失敬)とビル群というモノを安っぽいCG合成で、1stや2ndの如何にもなってなモノに比べると...どうなんだろうと(笑)。 そしにしてもコレは素直に名盤と呼べるレベルだと思います。 で、個人的にはNOCTURNAL RITESの哀愁感に近いモノだと思えますし、そのジョニー・リンドクヴィスト(Vo.)の振り絞るような歌唱でも聴いてみたいナ...なんてネ(笑)。
いゃぁ~懐かしいですナ。 4th"オーガナイズド・クライム"発売当時のCD帯タタキ文句/"男が、女が恋しくなったら力の限りGet You On The Run!"を思わず思い出したヨ(笑)。 ①"Rev It Up"はゴキゲンなパーティーロック的楽曲で大したものじゃねぇーけど、新曲という②"I Burn For You"の哀愁感はどこから来たんだ?。↑の方達も言ってるけどキーボードの登場は皆無ながら、思わず涙チョチョ切れそうになるメロは正しく復活の布石になった楽曲だったと思うヨ...マジで凄いよこの曲(その後の復活アルバムなどにも収録されていないってのもとても貴重) マッツ・レヴィン時代の楽曲も収録しているってのもこのバンドの人の良さを感じるよネ。この手の作品になると、つい除け者にしたくなるけどこのバンドはそーじゃないから...(まぁ、別に良い曲ではないんだけどネ)。 また、中々丁寧な作りのブックレットも評価出来るし、掲載されている写真も見てて面白い(メンバーの髪の毛の量の遍歴も...) 個人的な好みでは3rd"Dreamhunter"[1987年]が一番楽曲の質が揃っていると思うけど、前述4thのリメイク曲"Get You~"はこのバンドの代名詞ともいえるんで...。 でな事を見ても本作"Weapons Of Choice 1984-2006"はとても便利で親切なベスト盤だと思うよ。
やや不器用感が漂う一本調子なハイトーンな歌唱といい、ミッドテンポで展開するオーソドックスなメタル振りといい...かのKEELに欧州風叙情性を足したような音楽性といった印象が強い作品。 ...ソーいえば、TOKYO BLADEのアラン・マーシュ的な感じがあるんかいな?。ウンッ、音楽的にもTOKYO BLADE辺りを感じさせるネ。オーソドックスな中にも時折ブチ込んでくる叙情的フレーズがイイんだよね(笑)。 個人的にはよりその叙情政をアピールした③"Caught In The Heartbreak"や⑧"Warning From The Sky"が好みだけど、その他も及第点はクリアしているし良い作品だと思うよ。(まぁ、今時の若いメタラーにはアピールしないと思うけど...)
音の悪さでは天下一品の名盤ですが...最新紙ジャケ(日本初回盤LP帯を再現した盤)『SHM-CD盤』(UICY-77850)を是非ともお勧めしたいです(邦題に"+2"が表記されている盤です)。※因みにその前に発売された紙ジャケリマスター『SHM-CD』盤も所有しております。 本盤は過去の日本所有マスターを使用したのではなく、'14年にEUで発売されたAndy Pearceによるリマスターを施した4枚組"Now Your Ships Are Burned~The Polydor Years 1984-1990"(過去の『POLYDOR』時代作品を強引にCD4枚の中に収録した作品でしたが、恐らく初CD化となる12-inch盤Maxi-singleの"Studio / Live'85"を収録していた!!!)からのマスターを使用したという事で、それに『SHM-CD』とか重なり、コレまでにないクリアさとダイナミックな音を実現している作品になっていると思います。 個人的にこれまでで一番音が良いと思っていたのが、(12曲入りベスト盤ですが)"20th Century Masters The Best Of Yngwie Malmsteen ~ The Millennium Collection"(2005年)に収録されていたモノでしたが(国内の"~The Collection"と多くの曲がカブっていましたが、音は比べものにならない程違っていた)、ソレに勝るとも劣らない音でしたので...。 そして作品的には...所謂、歌モノの中では一番好きか二番目に好きな作品ですネ(マッツの唄う"Facing The Animal"と甲乙付け難いです)。
一時、中古盤市場に2作目が安値で叩き売られていたように思いますが(今でもそうかもな)、ココはやはり'88年発表のデビュー作"Characters In Time"です。 惜しくも'09年に他界した(故カール・アルバートを思わせる)David Taylorの強靭なハイトーンは凄まじいの一言だし、メタルの権化の如き楽曲群は脱糞モノ必至でしょう。(正統派)メタル好きであるならレアな1stを根気強く探す事をおススメしたいと思います。 各曲で言えは...正しく本作を代表する名曲中の名曲②"Kamikaze"は言うに及ばす、④"Heroes Road"に⑥"Eternal Mercennary"のツインG.によるフレージングも見事だし、叙情的バラード⑨"Forever And A Day"に於けるTaylorの歌唱もなんだか涙が出てくる...。 そしてバンドの中心だったRick Chavezも'17年に他界してしまったわけですが、その後'17年に発表された"Idefi~A Tribute To David Taylor And Rick Chavez"(全13曲)も2作目風楽曲などもあったり、かなり毛色の違うモノも収録もされてますが、前述デビュー作に収録されていても何らおかしくない素晴らしいメタル曲もあるので、機会があれば、是非ともそちらもチェックしていただきたいなと思います。
まず最初に...『NO REMORSE』もアツいが、『CULT METAL CLASSICS』も頑張っている。その中でもこの米国産『CEREBUS』の'86年作の1st"Too Late To Pray"リマスター再発に踏み切ったのは"逆転満塁ホームラン級!?"の大仕事だ(まぁ...板お越しだとおもうけどね)。 あのSHOK PARISやMETAL CHURCH...それにクールで都会的な香りが漂う(?)という事ではCITIESを思い浮かべる方もいるかも知れん音で、とにかくも叙情的フレーズを紡ぐアコギから展開するドラマティックな名曲③"Distant Eyes"を動画サイト辺りでチェックしてもらいたい(脱糞必至の名曲!!!)。 アメリカンパワーメタルが好きと言うなら本作はスルーしてはイカン...よ。
面を見るとけっこう年いってそうなのだが、取敢えず英国産メロディアスハードの1stで、この時はキーボード氏を含む5人編成となっているものの、⑥"Rip It Up"のシングル盤[1994年]ではそのキーボード氏はスペシャルゲスト扱いとなっており"除け者!?"となって4人組との表記になってる(まぁその辺はどうでもイイのかも知れんが、このバンド、そのキーボードが結構な要のように思うのだけどね)。
ダークムーアのようなクサメロを追い求めている方におススメ出来る1作。 ややひ弱なサウンドプロダクションなどにも言いたい事はあるのだが、まぁ決して上手くはないが素直な歌唱はあのエリカ嬢に似ていると思うし、とにかくクサすぎるそのメロ質が2作目や3作目ころのダークムーアしてると。 個人的に特にというと"Song Of Lust"をプッシュさせていただきますよ。
何処か都会的でクールにツインギターのハモリなんかもキメて見せる辺りはあの『CITIES』に通じるカッコ良さでUSパワーメタルの名盤です。 よくぞCD再発に踏み切ったよ...『Cult Metal Classics』はね(しかも貴重なボーナス収録して)。 スピード①やミッドテンポ②も良いけど、まずはアコギからのお約束的展開を見せる③"Distant Eyes"を聴く事をおススメするね...コレは80年代USパワーメタル屈指の名曲だと言い切れるよ...俺は(^_^)。 METAL CHURCHみたいのを日々探している輩には持って来いの作品なんじゃないの?。
その幻想的で如何にもなジャケアートに魅せられて購入すると...少し肩すかしを食らわされるのではいう5作目。 (私の所有しているのはUS盤の方なのでタイトル曲が1曲目に収録されている)例えば確かに1曲目相応しいであろうその曲①にしても悪くはないと思うのだが、タイトル曲にして初っ端のツカミ曲としてはインパクトとして弱いのではないだろうか?。続く②"Tarred And Feathered"にしても"少し違うだろう?"...と感じてしまう(どうも演りたい事と聴き手が求めているものとが少しズレてしまっているような)。 曲作りに於いて一皮剥けて好作となった前作4thからの"良い流れ!!?"を引きついだ③"Heart Of Ice"や⑦"Paradise"に⑨"Steel In The Red Light"辺りは良いので決して批判されるべき作品ではないと思うし、(過去の作品中)音楽的間口の広さで云ったら本作が一番広いとは思うのだが...。 まぁ結果、中心メンバーで本作のプロデュースも務めたギタリストのリー・タロット('13年死去)は本作をもって脱退してしまうわけだが...。
まぁここ日本で知名度的に一番上昇して時って、HAMMERFALLに3rd収録の"Ravenlord"がカバーされた時なんじゃないんかな?。 個人的にとても好きなバンドだけど、あきらかな駄作があったりするんで、いきなり作品に手を出したりすると大きなしっぺ返しが待ってたりも...ね。 で、好きな作品っていうと3作目"Stronger Than Heaven"や4th"The Beauty And The Beast"辺り...。 後、2000年以降の作品で云うと'02年作"Dance With The Witches"辺りも良いと思うな。
タイトル曲は所謂カール・ローガン時代の中では一番の名曲だ。初期ロス時代にはあった起承転結を感じさせる展開をもった1曲で、勢い任せの"Power"辺りとは比べものにならない1曲であると...ね。 そしてバラード②は明らかなヤッツケ感漂う駄曲(笑)...コンなのを良いと評価している様ではアカンと思うのだが...個人的にはね(笑)。 ラストの③"Call To Arms"も名曲と云うレベルには全然達していない1曲で、この程度を名曲だとか言っているようでは初期ロス時代の"March For Revenge"やソレと双方を成す"Bridge Of Death"の凄さなんてモノを到底理解など出来ないのではないか?。 明らかにディマイオのコンポーズ力は"Warriors Of The World"[2002年]辺りを境に下降線を辿っているし、実はその事を本人が一番理解していたのかも知れない。この頃の似た様なライヴ盤を乱発していた事ひとつとっても明らかだと思うし(映像作品も乱発してた)、さらにその後は名作の名を汚すことになる名作のリ・レコーディング作というのも...最早、致し方なかったのかもしれない。
マイケル・ジャクソンが歌唱を務めた作品で(BLIND FURY作品を含めると3作目)、全体的にはその後のPARIAHの1st"The Kindred"に近い作風でアグレッシヴが強めでメロは少し弱めで個人的には作品全体としてはあまり好きな作品ではナイのだが...(出来ではミニ作"Into The Future"の方が遥かに良い)。 しかしそんな中にあって叙情的アコギから始まる名曲⑦"Avalanche Of A Million Hearts"は出色の出来で本作のハイライトに間違いないネ(個人的にはロス時代を含めても一番好きな曲かもしないほど)。この曲だけは是非ともチェックしていただきたい1曲。
たった4曲しか収録されていないし、初っ端①が3分と短い曲だったり、その後②③も3分そこそことプレイ同様に"瞬間風速的!?"作品というのが第一印象だった。 しかしその"瞬間風速!?"も速度が尋常ではないほど速ければ、強烈な印象を聴き手に与えられるわけで、このバンドがシーンに与えた影響はその曲の少なさとは裏腹に結構なモノだったと記憶する。 しかし個人的に好きだったのはミッドテンポ曲でその後にそのフレーズが使い廻される事となる④"I'll Be Seaching"だったりしてしまうのだが...ネ。
個人的には"Tonight I Fly"も結構好きなのだが、まぁ一般的にはタイトル曲①の次に来る好曲。 プレイ的にはインギー的モノを感じてしまうが、(恐らく)ボネットによるモノだと思う歌メロが"その辺!?"を救っているのも大きい。 また②や④といったカバー曲が前半に収録されてしまっているせいで(個人的には④は収録するべきではなかったと感じている)、本作は随分と評価を下げてしまった感もあるが、もっと本曲などを前半に収録していれば別の評価もあったのでは?...!?。
このバンドの魅力の一つでもある叙情的な面を強く押し出した名曲の一つ。 そして名作となる次作4thでも"Cry Of The Sirens"という名曲を生み出しますが、本曲がその大きな布石となったのは言うまでもありませんし、ソレはあのイアン・パリーを迎えた実質的ラスト作となる変則的ベスト盤にも収録される名曲"Last Of The Fallen Heroes"で結実する訳です。
このバンドはヤッパリg.のアルイエン・ルッカセンのバンドという思いが強いし、今はレオン・グーウィ―中心に復活も果たしてるけど、個人的には"全くの別バンド!?"ってな感じかな?。 で、邦題"明日への賭け"と題された3作で、全体的には明るく陽気なムードがアルバム全体を覆っていますが、時折見せる欧州的で叙情的な面が顔を出すのもとても魅力で、タイトル曲①や③⑨辺りの陽気なムードが支配的な楽曲もあるかと思えば、名盤となる次作への布石とも云える⑦"Women In The World"などはその叙情的な面を前面に押し出した様式的展開を見せる名曲と云えるだろうか?。
やはりと云いますか、③"Emerging From Her Weeping"の再録vir.が素晴らしいモノに生まれ変わっていますネ。 初っ端ライデンによる邪悪な叫びから只ならぬモノを感じますが、2分過ぎから一転するピアノの叙情的旋律(この時点で涙腺が決壊!!?)...そして終盤へとなだれ込んでいく展開はその名の通り叙情派ブラックを感じさるモノで...ナンと云っても5分半辺りからのマイケル・シェンカーから影響を受けたであろう叙情的メロディを紡ぎだすギターソロが素晴らしすぎて思わず"脱糞モノ!!!?"だと...。
初代イェンス・ライデンが在籍していてこそのバンドだと思っていたので、脱退後は徐々に興味が失せていったしまった...。 個人的好みで言えば本作3rd(絶対に国内盤!!!)だが、その前作2ndも甲乙付け難いい名作だと...思うな。 また3rdの国内ボーナスに収録された1st収録の再録曲"Emerging From Her Weeping"が素晴らしいモノに生まれ変わっているのがとても嬉しい(海外では'01年作EP"Ex Inferis"に収録)。
実質のラスト作品となった名作(その後、レオンを中心に復活するが)。 まず、③"Cry Of The Sirens"、⑥"Castles in The Air"そして⑧"Children Of The Streets"は本作中にあって飛び抜けている曲々。 ③は叙情的な様式美的楽曲でルッカセンの作曲能力の一つのピークを迎えたと感じさせる名曲中の名曲で、その後イアン・パリーが参加した"The Last Of The Fallen Heroes"や"Wings Of An Arrow"辺りの楽曲に通じてくる展開の1曲。 ⑥はアコギからの叙情的な展開から一転する怒涛の疾走ナンバーで、これまた前述③同様にルッカセンのコンポーズ力の高さを知る事の出来る名曲の1つ。またレオンの歌唱も曲にマッチしていて素晴らしい。 ⑧も⑥に近い楽曲で、展開的にはサビでの疾走感は最早ハードロックというよりはへヴィメタルなのでは...という破壊力を持った曲。 そしてこのバンドの魅力はルッカセンのコンポーズ力の高さとリードではなくほぼリズムに徹すザクザクとしたリズムG.であるし、ソレはゲストG.として参加したラナ・レーンの作品中一番メタルっぽいと称される"Secrets Of Astrology"[2000年]作品でも聴く事が出来る。
まず頭3曲は悶絶必死の名曲だ。 ①は事実上の初録音となった地元クリーブランドで発売されたコンピに収録された曲の再録vir.であるが(オリジナルvir.は1stの再発盤にボーナスで収録されている)、元曲よりも数倍カッコよく仕上っているし、タイトル曲②も少し暑苦しさを感じる歌唱に賛否はあるが、コレも素晴らしい...そして③は次作の(唯一の?)名曲"The Heat And The Fire"の布石となるメロディックなツインギターが炸裂する屈指の名曲だ。 最近、再発(コレは純粋な本作の再発ではなく、オリジナルレーベルだった『AUBURN Records』が所有していたオリジナルバージョンによるもので本作とは曲順が違うのと完全未発表のボーナス4曲収録が収録されている)もされたが枚数が少なめでスグに廃盤となってしまった様なのだが、オリジナルCD盤はかなりレアだし、精巧なコピー盤も存在するので、特にオリジナル盤に拘る方はご注意したほうが良い。因みに正規盤のマトリックスは"IRSD42051 C7730C"という印字に対し、コピー盤は"STEEL AND STARLIGHT"というタイトル名が印字されている(ジャケも見比べれば違いが判るが、一見しただけでは判断しにくい)。