マイケル・ジャクソンが歌唱を務めた作品で(BLIND FURY作品を含めると3作目)、全体的にはその後のPARIAHの1st"The Kindred"に近い作風でアグレッシヴが強めでメロは少し弱めで個人的には作品全体としてはあまり好きな作品ではナイのだが...(出来ではミニ作"Into The Future"の方が遥かに良い)。 しかしそんな中にあって叙情的アコギから始まる名曲⑦"Avalanche Of A Million Hearts"は出色の出来で本作のハイライトに間違いないネ(個人的にはロス時代を含めても一番好きな曲かもしないほど)。この曲だけは是非ともチェックしていただきたい1曲。
まず一言...素晴らしい(スイス出身なのだが、そのらしさを感じるのかは分からんですが...) ウンッ、コレは隠れた名盤ですな 出だし①"The Prophecy"からメタリックさG.リフとテンション高めのヴォーカルそしてメロディックな展開が作品の幕開けにはこれ以上ない激アツ振りで...思わず首を振りたくなってくるヨったくネ(笑) 続く②"Break The Ice"もイイんだな...コレが どの曲がというよりは全てがイイというのが中々感動モノなのだが、少しエピカルな響きもある⑤"Only Love"やバラード⑥"Tomorrow"辺りも実に心ニクイぐらいだし、シングルとなった本作最長の⑦"Liar"などもシビレさせてくれる そして哀愁度MAXとなる⑨"How Many Heartache"だろう...そのナンとも言えん胸を締め付けられる感動が凄い...涙チョチョ切れモノの名曲なのでは...と そしてラッパの鳴るラスト⑬"Dancin' In The Rain"まで集中力が持続することでしょう ホンで結果的には...本作がラスト作となってしまうんですが、(時代も悪く)これだけのモノを作っても売れないのっつう事で、本人達も諦めてしまったのかな?...
個人的にこのバンドで最初に聴いたのって超名曲②"Gutter Ballet"でした。ピアノの調べから展開する何処かミュージカルチックな展開とそのドラマティックさに感動した記憶は今も忘れません。 で、今ではHM/HRに拘らず様々な音楽を聴くようになり、完全後追いでしたがミート・ローフを始め、ジム・スタインマンの手がけた音楽も色々と聴くようになりました。 なるほど...このプロデューサーのポール・オニールとオリヴァ兄弟(特にアニキの方が)ってのはそのジム・スタインマンの作品からアイデアを拝借していたんだな...と思うようになりましたネ。 また故ボブ・キューリックが在籍してた事で知られる『BALANCE』という米国産トリオがいた事を知っている方もいると思いますが、その1st"セルフタイトル"(エンジニアはあのTony Bongiovi)には("Gutter~"や"Edge Of~"のようなイントロを持つ)ピアノを取入れた⑤"Fly Through The Night"というドラマティックさをアピールしている曲が収録されているのだが、この作品のベリー・スペシャル・サンクス・リストの上位にポール・オニールの名があるという事も興味がてらに指摘しておきたい。※興味の御ありの方はチェックしてみてほしい→曲:Fly Through The Night[1981年]-BALANCE
まぁこの3作目は全体としては駄作の域(?)かもしれない作品だ。 ツマラン①が全てを(?)語っている様にも感じるのだが、まぁ正確に云えば"ソレ!?"は間違っている?...1曲を除いては...。 その1曲ってのが、このバンドを代表する名曲で、USパワーメタル界を代表する名曲と言ってしまってもイイかも知れない1曲なのだ。 その曲とは②"The Heat And The Fire"。出だしのツインギターの理想形とも云えるメロディックなフレーズで失禁必至で、この部分を聴いただけでもこの楽曲の凄さが分るというモノだ。 作品自体の評価は難しいが、この曲②だけなら93点なのだが、その他の出来があまりに悪すぎる...。
まず頭3曲は悶絶必死の名曲だ。 ①は事実上の初録音となった地元クリーブランドで発売されたコンピに収録された曲の再録vir.であるが(オリジナルvir.は1stの再発盤にボーナスで収録されている)、元曲よりも数倍カッコよく仕上っているし、タイトル曲②も少し暑苦しさを感じる歌唱に賛否はあるが、コレも素晴らしい...そして③は次作の(唯一の?)名曲"The Heat And The Fire"の布石となるメロディックなツインギターが炸裂する屈指の名曲だ。 最近、再発(コレは純粋な本作の再発ではなく、オリジナルレーベルだった『AUBURN Records』が所有していたオリジナルバージョンによるもので本作とは曲順が違うのと完全未発表のボーナス4曲収録が収録されている)もされたが枚数が少なめでスグに廃盤となってしまった様なのだが、オリジナルCD盤はかなりレアだし、精巧なコピー盤も存在するので、特にオリジナル盤に拘る方はご注意したほうが良い。因みに正規盤のマトリックスは"IRSD42051 C7730C"という印字に対し、コピー盤は"STEEL AND STARLIGHT"というタイトル名が印字されている(ジャケも見比べれば違いが判るが、一見しただけでは判断しにくい)。
まぁここ日本で知名度的に一番上昇して時って、HAMMERFALLに3rd収録の"Ravenlord"がカバーされた時なんじゃないんかな?。 個人的にとても好きなバンドだけど、あきらかな駄作があったりするんで、いきなり作品に手を出したりすると大きなしっぺ返しが待ってたりも...ね。 で、好きな作品っていうと3作目"Stronger Than Heaven"や4th"The Beauty And The Beast"辺り...。 後、2000年以降の作品で云うと'02年作"Dance With The Witches"辺りも良いと思うな。
その幻想的で如何にもなジャケアートに魅せられて購入すると...少し肩すかしを食らわされるのではいう5作目。 (私の所有しているのはUS盤の方なのでタイトル曲が1曲目に収録されている)例えば確かに1曲目相応しいであろうその曲①にしても悪くはないと思うのだが、タイトル曲にして初っ端のツカミ曲としてはインパクトとして弱いのではないだろうか?。続く②"Tarred And Feathered"にしても"少し違うだろう?"...と感じてしまう(どうも演りたい事と聴き手が求めているものとが少しズレてしまっているような)。 曲作りに於いて一皮剥けて好作となった前作4thからの"良い流れ!!?"を引きついだ③"Heart Of Ice"や⑦"Paradise"に⑨"Steel In The Red Light"辺りは良いので決して批判されるべき作品ではないと思うし、(過去の作品中)音楽的間口の広さで云ったら本作が一番広いとは思うのだが...。 まぁ結果、中心メンバーで本作のプロデュースも務めたギタリストのリー・タロット('13年死去)は本作をもって脱退してしまうわけだが...。
やや不器用感が漂う一本調子なハイトーンな歌唱といい、ミッドテンポで展開するオーソドックスなメタル振りといい...かのKEELに欧州風叙情性を足したような音楽性といった印象が強い作品。 ...ソーいえば、TOKYO BLADEのアラン・マーシュ的な感じがあるんかいな?。ウンッ、音楽的にもTOKYO BLADE辺りを感じさせるネ。オーソドックスな中にも時折ブチ込んでくる叙情的フレーズがイイんだよね(笑)。 個人的にはよりその叙情政をアピールした③"Caught In The Heartbreak"や⑧"Warning From The Sky"が好みだけど、その他も及第点はクリアしているし良い作品だと思うよ。(まぁ、今時の若いメタラーにはアピールしないと思うけど...)
いゃぁ~懐かしいですナ。 4th"オーガナイズド・クライム"発売当時のCD帯タタキ文句/"男が、女が恋しくなったら力の限りGet You On The Run!"を思わず思い出したヨ(笑)。 ①"Rev It Up"はゴキゲンなパーティーロック的楽曲で大したものじゃねぇーけど、新曲という②"I Burn For You"の哀愁感はどこから来たんだ?。↑の方達も言ってるけどキーボードの登場は皆無ながら、思わず涙チョチョ切れそうになるメロは正しく復活の布石になった楽曲だったと思うヨ...マジで凄いよこの曲(その後の復活アルバムなどにも収録されていないってのもとても貴重) マッツ・レヴィン時代の楽曲も収録しているってのもこのバンドの人の良さを感じるよネ。この手の作品になると、つい除け者にしたくなるけどこのバンドはそーじゃないから...(まぁ、別に良い曲ではないんだけどネ)。 また、中々丁寧な作りのブックレットも評価出来るし、掲載されている写真も見てて面白い(メンバーの髪の毛の量の遍歴も...) 個人的な好みでは3rd"Dreamhunter"[1987年]が一番楽曲の質が揃っていると思うけど、前述4thのリメイク曲"Get You~"はこのバンドの代名詞ともいえるんで...。 でな事を見ても本作"Weapons Of Choice 1984-2006"はとても便利で親切なベスト盤だと思うよ。
実質のラスト作品となった名作(その後、レオンを中心に復活するが)。 まず、③"Cry Of The Sirens"、⑥"Castles in The Air"そして⑧"Children Of The Streets"は本作中にあって飛び抜けている曲々。 ③は叙情的な様式美的楽曲でルッカセンの作曲能力の一つのピークを迎えたと感じさせる名曲中の名曲で、その後イアン・パリーが参加した"The Last Of The Fallen Heroes"や"Wings Of An Arrow"辺りの楽曲に通じてくる展開の1曲。 ⑥はアコギからの叙情的な展開から一転する怒涛の疾走ナンバーで、これまた前述③同様にルッカセンのコンポーズ力の高さを知る事の出来る名曲の1つ。またレオンの歌唱も曲にマッチしていて素晴らしい。 ⑧も⑥に近い楽曲で、展開的にはサビでの疾走感は最早ハードロックというよりはへヴィメタルなのでは...という破壊力を持った曲。 そしてこのバンドの魅力はルッカセンのコンポーズ力の高さとリードではなくほぼリズムに徹すザクザクとしたリズムG.であるし、ソレはゲストG.として参加したラナ・レーンの作品中一番メタルっぽいと称される"Secrets Of Astrology"[2000年]作品でも聴く事が出来る。
このバンドはヤッパリg.のアルイエン・ルッカセンのバンドという思いが強いし、今はレオン・グーウィ―中心に復活も果たしてるけど、個人的には"全くの別バンド!?"ってな感じかな?。 で、邦題"明日への賭け"と題された3作で、全体的には明るく陽気なムードがアルバム全体を覆っていますが、時折見せる欧州的で叙情的な面が顔を出すのもとても魅力で、タイトル曲①や③⑨辺りの陽気なムードが支配的な楽曲もあるかと思えば、名盤となる次作への布石とも云える⑦"Women In The World"などはその叙情的な面を前面に押し出した様式的展開を見せる名曲と云えるだろうか?。
このバンドの魅力の一つでもある叙情的な面を強く押し出した名曲の一つ。 そして名作となる次作4thでも"Cry Of The Sirens"という名曲を生み出しますが、本曲がその大きな布石となったのは言うまでもありませんし、ソレはあのイアン・パリーを迎えた実質的ラスト作となる変則的ベスト盤にも収録される名曲"Last Of The Fallen Heroes"で結実する訳です。
新たにイアン・パリーを迎えた布陣で録音されたモノの完成時には殆ど活動停止が決定的だったようで、名バラード"As The Last Teardrop Falls"をシングルとして発表しただけで実質的には活動停止という憂き目に... ソンな中、この名曲ほ含むベスト盤"The Last Teardrop '84-'92(その新録の内6曲を収録)を最初に聴いたときにシビれたね その他新曲も良かったけど、この曲はマジで震えたよ(ナンでこんなスゴい曲を作ったのに活動停止なのよって) 前作でも同系統の名曲"Cry Of The Sirens"なんちゅーのもあったが、この"The Last Of The Fallen Heroes"の素晴らしさと言ったら... 前任者とはタイプは違うが、イアン・パリーの自信に溢れた絶唱と相まった感動の名曲です...小生にとっては。
アルバム" The Last of the Fallen Heroes"に2曲のボーナスを加えてミックス違い1曲を差し替えてリマスターを施した新装盤で、どうせ購入するならこっちをお薦めする 音も良くなってるのでよりダイナミックさが伝わると思う 作品そのものは全曲良くはないけど、名曲①を筆頭に②④⑦⑧そして今回ボーナスとなるデモver.なもののこちらも良い⑭など聴き所は押えてあると思います。
ディフェイス自身もMANOWARとの共通点というか共感する部分を認めている訳ですが、そのMANOWARのロス・ザ・ボス在籍ラスト作となった名作"Kings Of Metal"収録の名曲"Hail And Kill"を敢えてこのVIRGIN STEELEの曲に当てはめるとしたらこの曲がかなぁ...なんて思うんですけど...(勿論、曲自体は全く違うけど)