ボーカリストとしての力量の差は誰の目にも明らかだけど余裕アリアリのキスクver.よりは、ほぼ限界点に達してしまっているカイver.の方が曲の荒々しさは表しているだろうし、当時のハングリーな勢いとその勢いを表した音像とも合っているように感じますね。 ソレは"Victim Of Fate"に於いても同様に思うし、この頃の曲はそのハングリーなバンドの状態をカイの歌唱の方が良く表しているいるんじゃないかな?...まぁヘタだけどね。
こちらではあまり人気のない曲のようですが、個人的にはデビューミニの中では特に好きな1曲。 カイ・ハンセン単独作であるこの曲って冒頭の妙に耳に残るギターフレーズやタイトル名連呼後の"somewhere in the shelter~"辺りの牧歌的(幾分コミカルさも感じる)メロディの使い方ってのは後の守護神伝に於ける"Futre World"や"I Want Out"辺りへと通じていく流れを感じさせると個人的には思っております。
たった4曲しか収録されていないし、初っ端①が3分と短い曲だったり、その後②③も3分そこそことプレイ同様に"瞬間風速的!?"作品というのが第一印象だった。 しかしその"瞬間風速!?"も速度が尋常ではないほど速ければ、強烈な印象を聴き手に与えられるわけで、このバンドがシーンに与えた影響はその曲の少なさとは裏腹に結構なモノだったと記憶する。 しかし個人的に好きだったのはミッドテンポ曲でその後にそのフレーズが使い廻される事となる④"I'll Be Seaching"だったりしてしまうのだが...ネ。
個人的には"Tonight I Fly"も結構好きなのだが、まぁ一般的にはタイトル曲①の次に来る好曲。 プレイ的にはインギー的モノを感じてしまうが、(恐らく)ボネットによるモノだと思う歌メロが"その辺!?"を救っているのも大きい。 また②や④といったカバー曲が前半に収録されてしまっているせいで(個人的には④は収録するべきではなかったと感じている)、本作は随分と評価を下げてしまった感もあるが、もっと本曲などを前半に収録していれば別の評価もあったのでは?...!?。
まず最初...正しくアメリカンメロディアスハードの名盤中の名盤だという事でして(ハッキリ云って1stは1曲除いては駄作だと思う)...個人的には大変思い出深い作品。 また↑でもご指摘があるが、アホなB!誌初代編集長の某酒〇のいう事など関係ないと断言できる(同誌レビューで酷評)。 ①こそ同じくクリスチャンメタルの大先輩であるSTRYPERを強く意識してしまった感もあるが、それ以降はホント素晴らしい楽曲で占められている(インペリテリでの力みまくったロブも嫌いではないが、少し力の抜けた本作に於ける歌唱こそベストパフォーマンスなのではないのか?...と個人的には感じる)。 まぁまずは騙されたと思って名曲③"Only Yesterday"と⑥"Tearing At My Heart"だけでも動画サイトで聴いてみてほしいね...きっと本作が欲しくなるから。 そして最後に...本作を国内デジタルリマスター再発(出来りゃー紙ジャケ辺りで)を熱望しておこう。
髪の毛の量が半端ない(現在も)M.オリヴィエリの歌唱と哀愁感漂うセンチなメロがたまらん(確か)スマッシュヒットした1曲。 攻撃的なツインギターもとても魅力だが、このバンドの"一番の売り!?"はナンといってもセンチメンタルなメロディと思う。 ...って事で言えばこの③と⑦"The Way I Feel"そして⑨"Lonely Road"も必聴曲。
正直、前作と次作は大して気に入らなかったが、(恐らく!?)マイケル・ボーマンによると思われる"泣きメロ"にヤラれた作品で正しく隠れた名盤といった趣 振り絞るようなハスキー声で唄われるとその歌メロの魅力も増幅されて、感動的にすら感じますネ 特にもう殆ど泣いてるかのようなバラード③からのタイトル曲④への展開は個人的にはハイライト...ながら、イントロからゾクゾクさせられる⑥そしてそのボーマンによる(と思われる)歌メロが冴える⑨などもガッツポーズさせられるかも知れません 音楽性自体は違いますが...2代目ジョニー・リンドクヴィスト時代のNOCTURNAL RITESの哀愁感に通じるモノがあるかも知れんし、あのDON DOKKEN名義の唯一作"Up From The Ashes"同様の"スルメ味!?"にも通じる...かもネ
正直、'00年以降の作品はどれも初期のマニアを満足させるレベルに達してはいないと感じる。 それは偏にバンドがライヴばかりに力を注ぎ(ソレはこの後、Adamsの劣化も招く訳だが)、コンポーズという事をおざなりにした結果だろう。 また、単なる勢い任せのスピード曲も感心できないし、Karl Loganの早弾きも全く意味がない。 まぁ初期にはあったドラマティックで感動的な展開など期待はしていないが、'02年にシングル曲として発売された名曲"The Dawn O Battle"のような楽曲も作れたわけだから(まぁ'02年の時点ではネ)、バンドは(というよりはDeMaioがか?)目先の金儲けなどではなく(例の『Masic Circle~』に似たようなライヴ作品の乱発等々)、"コンポーズという作業!!?"にもっと正面から向き合うべきだったとつくづく感じる。
まず前作ラストの"March For Revenge(By The Soldiers Of Death)"と双方を成す名曲という事。 そしてローガン加入後では姿を消した構築美とある種の様式美とも言える展開は、ある意味古臭くもあるのだが、ソレが正しくMANOWARたる姿であって現在姿を消しつつある寸劇的時代劇辺りにも通じるものではないのか。
個人的にはMANOWAR至上5本の指に入ると思う屈指の名曲"Revelation(Death's Angel)"。 やはり2ndや3rdの頃のMANOWARが好きだ。 まぁ女性蔑視な①はどうでも良いが、次作のラストを締める名曲"Bridge Of Death"とその名曲と対を成す本作ラストの"March For Revenge"という展開こそこのバンドのあるべき姿であって、近作のヘタレをカマシ続けるバンドは全くもっていただけない。 Demaioのコンポーズ力の劣化の激しさとAdamsの劣化もソレに拍車を掛けている(し、ライヴ作品ばかりを連発し金儲けに勤しむバンドの姿勢も大いなる疑問だ)...やはりRossがいてこそ"マノウォー"なのであるとここに強く言いたい。
タイトル曲は所謂カール・ローガン時代の中では一番の名曲だ。初期ロス時代にはあった起承転結を感じさせる展開をもった1曲で、勢い任せの"Power"辺りとは比べものにならない1曲であると...ね。 そしてバラード②は明らかなヤッツケ感漂う駄曲(笑)...コンなのを良いと評価している様ではアカンと思うのだが...個人的にはね(笑)。 ラストの③"Call To Arms"も名曲と云うレベルには全然達していない1曲で、この程度を名曲だとか言っているようでは初期ロス時代の"March For Revenge"やソレと双方を成す"Bridge Of Death"の凄さなんてモノを到底理解など出来ないのではないか?。 明らかにディマイオのコンポーズ力は"Warriors Of The World"[2002年]辺りを境に下降線を辿っているし、実はその事を本人が一番理解していたのかも知れない。この頃の似た様なライヴ盤を乱発していた事ひとつとっても明らかだと思うし(映像作品も乱発してた)、さらにその後は名作の名を汚すことになる名作のリ・レコーディング作というのも...最早、致し方なかったのかもしれない。
無駄なライヴ作品(映像作品共)ばかり乱発し、結果肝心かなめのDeMaioのコンポーズ力の劣化は既に"Warriors Of The World"[2002年]辺りで顕著に見られたが、本作まで来てしまうともう隠しようにも隠し切れない域にまで達していて...遂に本作では"糞レベル!?"に到達(笑)。 ハッキリ云って糞作(笑)。 ①を名曲といった某専門誌の輩もいたやに思うが、コレを聴いて何故そんな事が言えるのか吾輩には理解できないし、本作には聴くべきものは既にない"糞アルバム!?"といえるだろう。
やはりと云いますか、③"Emerging From Her Weeping"の再録vir.が素晴らしいモノに生まれ変わっていますネ。 初っ端ライデンによる邪悪な叫びから只ならぬモノを感じますが、2分過ぎから一転するピアノの叙情的旋律(この時点で涙腺が決壊!!?)...そして終盤へとなだれ込んでいく展開はその名の通り叙情派ブラックを感じさるモノで...ナンと云っても5分半辺りからのマイケル・シェンカーから影響を受けたであろう叙情的メロディを紡ぎだすギターソロが素晴らしすぎて思わず"脱糞モノ!!!?"だと...。
初代イェンス・ライデンが在籍していてこそのバンドだと思っていたので、脱退後は徐々に興味が失せていったしまった...。 個人的好みで言えば本作3rd(絶対に国内盤!!!)だが、その前作2ndも甲乙付け難いい名作だと...思うな。 また3rdの国内ボーナスに収録された1st収録の再録曲"Emerging From Her Weeping"が素晴らしいモノに生まれ変わっているのがとても嬉しい(海外では'01年作EP"Ex Inferis"に収録)。
ウ~ん!?...コメント1つですかこの曲 本作の中で一番と思っているんですが...ねコレ 例えば...次作6th収録の"Against The World"や"The Flame Will Never Die"だとかと同種の哀愁感は尋常ではないと思うんですが こーゆースローテンポの曲って人気がないのか? コレこそ...ジョニー・リングクヴィストここにありといった歌唱なんだと思うけど...
ジョニー・リンドクヴィストのアツい歌唱と共に前作収録の名曲"Still Alive"を思い浮かべる方も多いのではないのだろうか?。 凄まじいその泣きメロと劇的な展開(その前③"Not The Only"からの流れもGoodです)...そしてリンドクヴィストの絶唱が相まって自然とガッツポーズをしたくなる名曲でしょうな。
個人的には前作の1stの方が良いと思うが...本作も別に悪いという作品ではない。 (誰も指摘がないが)⑤"Eye Of The Nightmare"にゲストヴォーカルとして参加している"Steve Plocica!!!"という名前を聞いてピンと来た人は相当なメタルマニアだろう...。この男...シュラブネルから'87年にデビューしたg.のトニー・フレディアンリ擁したパワーメタル系『APOCRYPHA』のヴォーカルだった男だ(PRO.はかのマーティ・フリードマンだった)。 因みにリードVO.のマイケル・グラントは'12年に惜しくもこの世を去っている...R.I.P.。 ソレと↑の方がおっしゃっておられるが...サンプラー付2枚組が1.000円とはまだ甘い!!(笑)。吾輩は600円だった(笑)...因みにTAD MOROSE(!!!)というスウェーデン産正統派の4作目の作品でも同様の2枚組だった(全く同じ内容CDが付属)。
ダークムーアのようなクサメロを追い求めている方におススメ出来る1作。 ややひ弱なサウンドプロダクションなどにも言いたい事はあるのだが、まぁ決して上手くはないが素直な歌唱はあのエリカ嬢に似ていると思うし、とにかくクサすぎるそのメロ質が2作目や3作目ころのダークムーアしてると。 個人的に特にというと"Song Of Lust"をプッシュさせていただきますよ。
アホなバンドでは決して演れないであろう初っ端①"Another Kind Of Angel"の出だしからして並々ならぬレベルのバンドであろうことが分る一作。 そして続く②"I Was So Blind"の哀愁感にヤラてしまい、③"One More Time"そして失禁必至の④"Like A Dream"で体が崩壊することでしょう。またやや終わり方が唐突な感じもするものの⑤"All In Vain"にしても並のレベルのバンドを一蹴するぐらいの高次元で展開されているし、インストにしてタイトルとなった⑥も単なるインストで終わらず、ヴォーカル曲と何ら変わらぬ魅力的な一曲に仕上っていると思いますね。 まぁ...唯一というか"コレは...ねぇ?"と思えるのはジャケアートだけだナ(苦笑)。特に(個人的には)魅力的な女性には思えないSっぽさ漂う女性(失敬)とビル群というモノを安っぽいCG合成で、1stや2ndの如何にもなってなモノに比べると...どうなんだろうと(笑)。 そしにしてもコレは素直に名盤と呼べるレベルだと思います。 で、個人的にはNOCTURNAL RITESの哀愁感に近いモノだと思えますし、そのジョニー・リンドクヴィスト(Vo.)の振り絞るような歌唱でも聴いてみたいナ...なんてネ(笑)。