この曲を聴け!
最近の発言
Hellframes (kamiko!)
Two Steps into the Shadows / Claiming Supremacy (火薬バカ一代)
Show Me What You Got / Claiming Supremacy (火薬バカ一代)
Claiming Supremacy (火薬バカ一代)
Burst Into the Quiet (失恋船長)
Burst Into the Quiet (火薬バカ一代)


MyPage

GAME OVER - 最近の発言
モバイル向きページ 
解説 - 最近の発言
新しいコメント・評価 (タイトルをクリックすると当該項目に移動します)


Hellframes

イタリア産スラッシュ寄りHM2023年作
Burst Into the Quiet(2014年)の直球スラッシュは結構ツボにハマり、続く作品には結構期待したものだが
結局前2作品は佳作といった感じで、ツボにハマらず。スラッシュフリーク世代がスラッシュ愛で創作してる感はあるので
推したい気持ちはあるものの、その思いとは裏腹に、応援に留まり、結局作品をゲットもせず静観、という感じだった。
このジャンルが今の若い世代に新たなムーブメントを起こすほど人気を博すことは、メタル自体衰退してる今、まあ、あり得ない。
彼らより上の世代向けの、スラッシュ全盛期時代を経験した、ボクら世代が最大のターゲットになるんだろうが、
その世代で敢えてスラッシュメタルの盤に手を出そうという者も決して多くはないし、単にノスタルジックなサウンドだと、
耳の肥えた高齢者は納得しない上、若さと勢いの爆発力を前面に出したサウンドというのも、ボクのような高齢者には向かず、
少なからず音楽にインテリジェンスを求めてしまう。
現にスラッシュというジャンルで頑張っているアーティストを、普段どれだけチェックし続けてるだろうと考えてみても、圧倒的に
刺激の強いデスメタルバンドの方が多いワケでして、なかなか、「今日はスラッシュの隠れた名盤を探そう!」という気持ちにはならんのですよ。
スラッシュでチェックし続けるバンドの多くは全盛期時代に名を売った古参バンドが殆どで、全盛期を過ぎた次世代に登場した
若手バンド(そのバンドも年を重ねて10~20年選手になってきたが)は、スウェーデン産WarfectとこのGameOverくらいになったな。
ただ、このバンドも直球勝負の一本調子スラッシュからは脱却し、どちらかというとスラッシュ色の強い正統派ヘヴィメタルという
感じに変貌してきている。コテコテのスラッシュファンであれば、最大の売りだった突進力が薄れてしまった、と嘆くかも知れないが
ボクは、前2作品の佳作で模索し続けた音楽が、徐々に完成しつつある、と受け止めている。
ココのレビューで突進型スラッシュの良作として個人的に推しているBurst Into the Quiet(2014年)の作風からは、やや様変わりはしているが
純粋に生真面目なヘヴィメタルとして完成度が高く、B級感が全く無くなった。発売日にゲットして約2週間くらいになると思うが
当初はすぐ飽きるかな・・と思っていたが、そんなことはなく、1日1回朝のGameOverがちょっと習慣づいてきた。
スラッシュの爆発力、アコースティックな哀愁、前衛路線に走らないドラマチックさといった80~90年代ノスタルジー要素をバランス良く
配合した正統派パワーメタル・ヘヴィメタル、といった音楽性が、かなーりツボを刺激し、普段聴いているデスメタルの「死」「悪魔」的な
負の要素が全く感じられない健全なサウンドが、朝イチの目覚ましサウンドにバッチリとハマる。
いかにもB級に見える、あまり褒める要素を感じないジャケで、日本人だとなかなかコレをゲットしようと思わないんじゃなかろうかと感じるが
そういうパッケージに隠れた名作、というシチュエーションは、ボク的には面白いな、と思うのだ。年配メタラーは是非一聴してみて欲しいな。

kamiko! ★★★ (2023-11-02 20:25:54)


Burst Into the Quiet

イタリア産スラッシュ2014年作。
バンド名がダサくてイイ。ジャケで横たわるレディは一体何のゲームに巻き込まれたのか?
とりあえず若手バンドなのに全く新時代要素を含まない化石のような直球スラッシュを聴かせる。
疾走感溢れ、非常に抜けの良いドラミング、明るく元気でエネルギッシュで、とても聴きやすく、なかなかカッコいい。
コーラスやブレイクの入れ方、メロディアスな聴かせるフレーズではなく、とにかく盛り上げようとするギターソロなどなど
スラッシュ全盛期の息吹がふんだんに詰め込まれたサウンドに圧倒される。しかもA級になりきれていないB級テイストがいい。
これ以降の作品は直球スラッシュからチョイ外れた感があり、ボクはこの盤が一番好きだ。

kamiko! ★★★ (2020-05-09 02:10:50)


Two Steps into the Shadows / Claiming Supremacy
勇壮なイントロダクションを蹴破って
ドッカンドッカン騒々しく激走を開始。
アルバムに対する期待感を一気に最大限まで引き上げるという
OPナンバーとしての責務を十二分に果たしている逸品。

火薬バカ一代 ★★★ (2018-02-06 00:10:33)


Show Me What You Got / Claiming Supremacy
3分と、スカッとタイトにまとめられたランニング・タイムを
ドカスカとストレート且つ豪快に走り倒すスラッシュ・ナンバー。
印象的に閃くGソロと、実は結構メロディを追いかけている
Voの効果もあってかパワーメタリックな感触も無きにしも非ず。
…いや、でもこの喧しさはやっぱりスラッシュ・メタル的。

火薬バカ一代 ★★★ (2018-02-06 00:05:30)


Claiming Supremacy

順調にアルバム・リリースを重ねる5人組マカロニ・スラッシャー、’17年発表の4th。前作『CRIMES AGAINST REALITY』の感想を書き込んだ際に「日本盤が出ない」ことを愚痴ったら、その願いが天に届いたわけでもないでしょうが、今回初の国内盤発売が実現。愚痴ってみるもんだなぁと。まんじゅう怖い。
内容については、レコード会社に国内盤発売を決意させただけあって、流石のクオリティ。イントロで十分に焦らしてからファスト&フューリアスな突進へとシフトする冒頭①②の流れだけで、スラッシュ愛好家の皆様が握り拳を振り上げる姿が目に浮かびましたよ(幻覚)。チャック・ノリスについて歌ってたようなバカスラッシュ感はすっかり影を潜め、徐々に明確になりつつあったシリアス且つテクニカルなアプローチは、本作でも継続。例えば⑤⑥を筆頭に、全編に亘って弾きまくるツインGを軸に、押しと引き/緩急を纏って目まぐるしく展開していく楽曲からは、プログレ・メタル的な風情も漂ってきたり。
そうした音楽性の幅の広がりに気を取られて足元が疎かになることもなく、全編を貫くのは飽くまでスラッシュ・メタル然とした突進力であり突破力。硬質なプロダクションを得て(エンジニアとしてTOXIC HOLOCAUSTのジョエル・グラインドを起用)、男臭い発声のVo、粗挽きリフと構築感に溢れたメロディを次々紡ぎ出す2本のG、ドカスカとラウドに打ち鳴らされるリズムが一丸となった本編前半のスタート・ダッシュ、並びに抒情インスト⑧を皮切りとする⑨⑩のラスト・スパートには思わず血が滾ります。
この力作での日本デビューを機に、更なる人気を獲得することを願って止みません。

火薬バカ一代 ★★★ (2018-02-05 23:37:17)


Burst Into the Quiet

イタリヤが生んだツインギター編成の4人組によるヤングスラッシャーの2nd。まずは抜けのよいクリアーな音質が良いですね。小気味よく刻まれる鋭さとキャッチネスさも兼ね備えたリフワークとリズムが心地よく駆け抜け、過激だが感触のよいクランチーなスラッシュサウンドを披露。緊張感を滾らせつつもフックのある展開を設け圧倒的なダイナミズムと小手先のテクニックに走らない快活さは痛快極まりないですね。また、頭を振りながら口ずさめるようなコーラスパートもあり、高揚感もハンパなく若いのに曲作りの巧さも冴えていますよ。

失恋船長 ★★★ (2016-04-15 13:22:23)


Burst Into the Quiet

前作は自分的に今ひとつに感じていました。やっぱイタリアでは・・・なんて思ってました。そしてこの2ndですが、ショップの評を見ててっきり化けたのかと思っていたのですが、それ程変わりないですね。しかし音質が良くなり重量感が出たのはいいです。まあレベルアップしたのは間違いなく軽快でキャッチーな良質スラッシュです。どちらかと言うとクロスオーヴァースラッシュですね。①がTrue Thrash Fest 2015 promoに使われています。
ライブ観てきます!

N.A.ROCKS ★★★ (2015-02-03 00:24:12)


Burst Into the Quiet

デビュー作が好評をもって迎えられたマカロニ・スラッシャー5人組、'14年発表の2ndアルバム。
熱血シャウト型Voと荒っぽく炸裂する体育会系コーラス、好戦的Gリフを手数多く刻む一方で、正統派HM由来のユニゾン・プレイも目まぐるしくこなすツインG、それらを乗せてアクセルべた踏みで突っ走るリズム・・・と、オールドスクールここに極まれり!なスラッシュ・サウンドには今回も一点の曇りもなし。
加えて、音質の向上から、ラフさが薄れてよりタイト且つソリッドに鍛え上げられた楽曲まで、1stアルバムで出されていた宿題にきっちりと答えを出している点も素晴らしい。漫画家志望の中学生男子の習作みたいだったアートワークも格段のクオリティUPを遂げていますよ。
ぶっちゃけるとGリフのカッコ良さに関しては、前作の方に軍配が上がるかな・・・?とか思わなくもないのですが、それでも、後半に向けてズンドコ加速していくOPナンバー①、RIOTの名曲“THUNDERSTEEL”を思わすGリフと、俳優チャック・ノリス(!)について歌った歌詞が妙にハマる④、パワー・メタリックとも言える仕上がりの⑧といった楽曲を筆頭に、一層キャッチーさを増した本編の総合的な完成度は間違いなく本作の方が上。
次作あたりで日本デビューを飾ってくれることを期待します。

火薬バカ一代 ★★★ (2014-11-27 22:38:29)