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学生の頃はこの曲を弾けたのに、三十年経った今では、歌の部分以外全く覚えていない。しょうがないから、楽譜を取り寄せることにした。
「俺は旅の埃を背負っている・・・」とグレッグの甘く切ないヴォーカルが、静まった会場に響き渡る。そして、アコギのクラシカルな間奏。「展覧会の絵」という作品を引き締める役割をしている、極めて重要な弾き語りの一人舞台。曲が静かに終わった後、ひと呼吸おいて湧き上がる歓声は、あとからスタジオで付け加えたようで、わざとらしい。
「展覧会の絵・完全版」というビデオ(DVDも発売されているが品切れになっている)では、LP・CDとは間奏の部分の弾き方が微妙に異なっていた。どちらの演奏も素晴らしい!!そして、グレッグのスピリチュアルな歌詞がきらめく名曲。

このライブレコードを購入後、しばらくしてBataの映像でこの曲の実際の演奏を見た時、観客がグレッグの演奏と声に耳を傾けているのが印象的でした。日本だと良いところで歓声を揚げたりしてオイオイと、言うところですが、ここが違うですね！

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