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HIGHER THAN ANGELS (1996年)
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HIGHER THAN ANGELS
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解説 - HIGHER THAN ANGELS
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コメント・評価

Recent 50 Comments



1. 失恋船長 ★★★ (2013-02-28 10:43:55)

我等がゼロ・コーポレーションより1996年にリリースされたAOR系のメロディアスロックの名盤を紹介します。ちなみに「THE CHILD WITHIN」と言うタイトルで米国盤が存在しており収録曲も違うとの事です。そちらには僕の大好きな本作のラストに収められている“I Was Wrong” が入っていないんで、あえて国内盤を登録させて頂きました。ハードなものを好む筋金入りのマニアにはオススメ出来ませんが歌モノもOKな方には強くオススメ出来る一枚ですね。オープニングからコースティカルなバラードナンバーで幕が開け、主役であるスタン・ブッシュのハスキー掛かったエモーショナルな歌声が魅了していきます。時には優しく語りかけ時には悲しみを癒すように温か味のある歌声がそっと寄り添ってくれます、それは空腹や眠気が訪れるようにごくごく自然な営みとして聞き手の感性に溶け込んでいくでしょう。スタン・ブッシュのシンガーとしてメロディメイカーとしての卓越した技術を堪能するために無駄な装飾を取り払い歌を聞かせる事に従事したサウンドメイクと自信のなせる技でしょう。それだけ彼の歌声が万人に受け入れられ感動を与えられる素性を持っていると言うことです。正直最初は歌が上手いだけでスリルや刺激が薄く聞き込む事も少なかったのですが、歳を重ねるとこういった洗練された癒しに寄りかかりたくなります。極上のメロディに癒されたい方にはゼロ・コーポレーションが放つAOR系の名盤に至福のひと時をお約束いたしますよ



2. 火薬バカ一代 ★★★ (2020-07-09 00:26:15)

スタン・ブッシュの国内盤カタログの多く(全て?)が廃盤になってしまっていて悲しい限りですが、それでもネットや中古盤屋を徘徊するとちょいちょい見かける機会もある00年代以降のアルバムに対し、ゼロ・コーポレーションから90年代にリリースされた2nd~4thは、原盤を所持していたレーベル自体が既に存在しないこともあって、国内盤入手のハードルが更に一、二段階上がる印象あり。なので’96年発表の本4thソロ・アルバムを帯付で偶然手に入れられた時はそりゃもう嬉しかったわけです。
アコギとピアノを重用したバラード系の楽曲が大半を占める本編は、HR/HMとは少々距離を置いたサウンドではあるものの、曲が書けて歌も上手いお人なのでアルバムを作れば必然的にクオリティの高いものに仕上がることは、東から昇ったお日様が西へ沈むのと同じぐらい約束された事象であるという。
今回はエディ・マネーやKISSとのコラボ等で知られるカート・クオモが曲作りのパートナーとプロデューサーを兼ね、人気ドラマの挿入歌として使用され話題を呼んだバラード③、サックスをフィーチュアして軽快に躍動するロック・チューン⑥といった逸曲に加え、カート人脈でKISSのポール・スタンレーまでが共作者として名を連ね、本編中最もHR寄りの熱く脈動するような⑤と、エモーショナル且つ感動的にフィナーレを飾る⑩という、アルバム・ハイライト級の名曲を提供してくれているのですから、尚のことですよ。
メロディ愛好家の期待にきっちり応えてくれる職人達の頼もしさと、情感豊かな作風に心温まる1枚。この人の国内盤カタログをまとめてリマスター再発してくれないものか。



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