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STEREO MESSIAH (2014年)
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STEREO MESSIAH
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解説 - STEREO MESSIAH
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1. 火薬バカ一代 ★★★ (2019-07-15 23:58:34)

スティーヴ・ハリスが主宰するBEAST RECORDSからデビューを飾るも、今一つパッとした印象が残っていないKICK(2ndアルバムは傑作)の元シンガーであるニック・ワークマンと、FRONTIERS RECORDS付きの作曲家として、これまで数多のアーティスト/プロジェクトに優れた楽曲を提供して来たトム&ジェームズのマーティン兄弟(ちなみに双子)。以前からの知り合いだったというこの3人を中心に結成されたメロハー・グループVEGAが、'14年に発表した3rdアルバムがこちら。
プロデュースを現IT BITESのジョン・ミッチェル、マスタリングはHAREM SCAREMのハリー・ヘスが担当するという座組の下、曲作りの技前が冴え渡る兄弟と、実力派シンガーが超人タッグを組むのですから、完成度の高さは聴く前からある程度は保証済み。そして実際、アートワークからしてこれまでよりもグレードが上がっている本作は、当方の予想を更に上回るクオリティを提示してくれていたという。
HRのエッジと躍動感を保ちつつ、フレッシュなポップ・フィーリングを携えた②から、憂いを孕んだ⑦、悲哀の旋律が胸を打つ泣きのバラード⑫まで、収録曲はいずれもキャッチーなメロディに彩られた逸品揃い(DEF LEPPERDのカヴァー⑨にはジョー・エリオットがバックVoとして参加)。中でも耳を惹くのが巧みにフックを盛り込んだサビメロ作りの上手さで、爽快感に満ちた名曲⑩はその好例。曲調は爽やかでも、声質自体が憂いを帯びているニックのVoに歌われることで醸し出される、どこか切ない情感が辛抱堪りませんよ。
VEGAの他のカタログも聴いてみたくなること請け合いの充実作。



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