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Plastic in Paradise / Legal at Last (うにぶ)
Mothra / Metal on Metal (うにぶ)
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Plastic in Paradise / Legal at Last
正面からプラスティックゴミ問題を扱った曲。
大人のオモチャをライヴで弄ぶ彼らでさえもSDGsと無縁ではないのです。
曲としてはまあ、ごく普通ですが、普遍的なメッセージ性・同時代性を考えれば、注目したい曲です。

うにぶ (2022-05-28 20:48:49)


Mothra / Metal on Metal
曲はやたらかっこいーデス。良いリフがいっぱい。特に後半は荘厳さもあり、ゾクゾクします。
でもこの歌詞って、モスラが人類を滅ぼそうとしていませんか?
たしか人類の味方側の怪獣だったんじゃ・・・。

うにぶ ★★ (2022-05-28 20:33:38)


Old School / Absolutely No Alternative
愚直なタイトルそのまんまに、ゲンコでガンガンぶん殴りに
くるような迫力に満ちたパワー・ナンバー。
ドラムキットと格闘するロブの姿が目に浮かぶような
ギュウギュウに音数を詰め込んだドラミングが痛快です。

火薬バカ一代 ★★★ (2021-07-13 23:52:22)


Absolutely No Alternative

前作のジャケットではアコギをぶっ壊していましたが、今回はオーディオを完膚なきまでに破壊する金床ジャケットが目印の’97年発表の8thアルバム。
『断じてオルタナティブに非ず』という表題が力強く宣言する通り、本作でも徹頭徹尾、オールドスクールなパワーメタル・サウンドが炸裂。何せOPナンバー①のタイトルからして“OLD SCHOOL”というヒネリのなさ。この直球勝負の姿勢は楽曲の方にも反映されていて、重厚感を増した音作りの下、耳に突き刺さるリップスVo、手の骨折を押して弾きまくるG、相変わらずの音数の多さで荒れ狂うロブのDsとが、これまで以上にヘヴィネスを伴い押し寄せる様は、群がる観衆を蹴散らしながら花道を入場してくる昭和の外人プロレスラーばりの威容を誇っています。特に①における、2、3曲分の音符を無理やり1曲の中に詰め込んだみたいなロブのリード・ドラムっぷりは笑っちゃうぐらいに圧巻。
「元祖スラッシュ・メタル」と評される一方で印象的なメロディも散りばめられていた80年代の作品群に比べると、「フックってパンチのことだろ?」というリップスのきょとん顔が思い浮かぶような、馬力にあかせてブン殴りにくる本作のスタイルはキャッチーさに乏しく、大味っちゃ大味。しかしながら、変に気取らずドカ盛りの定食で腹いっぱいにしてくれる下町の飯屋みたいな熱気とサービス精神漲る本編は、足繁く通う常連客よろしく繰り返し聴き込むことが全く苦にはなりません。メタル愛を高らかに表明する一方、堅苦しくなり過ぎず歌詞は下品でバカ(誉め言葉)という「顔は真剣だけど社会の窓は全開」みたいな隙の多さが実に愛すべき1枚。

火薬バカ一代 ★★★ (2021-07-12 22:49:34)


This Is Thirteen

映画人気もあり、セールス的にも評価も一定の成績を収めた一枚。苦節云十年の苦労が報われた一枚でもある。それまでリリースしてきたアルバムよりも格段にサウンドプロダクションが良い。テクノロジーもあるのだろうが、クリス・タンガリーディスの仕事っぷりを褒めるべきであろう。とにかく迫力のあるアンヴィルサウンドが戻ってきた印象が強い。

映画を見ている人ならご存じだろうが、今作リリース当時は、どのレコード会社からも相手にされず自主制作として手売り状態となったのには、本当に驚いている。名手クリス・タンガリーディスの威光も通じない現状に、こちらも打ちのめされました。
後年、映画の影響で売れたのは本当に嬉しいのですが、この現代的な要素もアンヴィルなりに盛り込んだタフな作風が、今まで同様、ほとんど知られる事無く埋もれるのはシーンにとっても良いことではないですからね。

相変わらず不愛想です。パワフルかつエネルギッシュなサウンドもある。見た目以上にシリアスである。そういう要素がどっちに働くかで評価も大きく変わるだろうが、映画の後に聴くと随分と景色が変わるだろう。
個人的にはもっとストレートなスピードナンバーが欲しかった。13曲もあるんだからではあるが、④みたいなロックンロールナンバーがあれば、顔も綻びホッとさせられます。だから⑤もすんなり入ってくると言うものですよ。
近年になかった剛毅な中にあるメジャー感。10年以上過ぎた今の耳で聴けば、アンヴィルなりに時代を意識していたことも伺える。きっとクリスのアイデアなのだろう。そういう意味でも、誇り高きアンヴィルメタルの系譜に連なる一枚として燦然と輝くでしょうね。
でも9曲くらいに絞ってくれた方が聴き易かったのも間違いない。

失恋船長 ★★★ (2021-05-02 13:08:34)


Back to Basics

かつての彼等は無頼なパワーメタルの中に哀愁やキャッチネスさなどを巧みに盛り込み聴かせていた。猛々しい猪突猛進型のスピードナンバーはスラッシュ勢に影響も与え、NWOBHMを迎え撃ったカナダの雄としてマニアから称賛を浴び信頼をもぎとったバンドでもある。
このアルバムからは、紆余曲折を経て辿り着いた男たちの開き直りが聴けるのかと期待していたら、思いのほか地味な作風に落ち着いている。要するに自らのルーツに立ち返り新陳代謝を図る目的があったのであろうか?
いずれにしろ、一度リセットしてスタンスを見つめなおすと言う事でしょう。割と勢いのあった前作がお気に入りであったが為に、最初はアレっと感じたが、何度も聞き直すうちに、今作の方が楽曲も含めアレンジも練られており作品に対する拘りな近年のアルバムにない構築美を感じる。アンヴィルというバンドが進めてきた無頼な頑固メタルからの脱却と言う裏コンセプトを掲げ、徹底的に自らのサウンドを金床に打ち付け再考したようだ。

その成果は、より一層の頑固さを増し、代わり映えのない金太郎感は誘発している。これが基本に立ち返ったアンヴィルサウンドと言う事なのだろう。
既に20年をゆうに超えるベテランが魅せた大人げないまでの轟音サウンドの凄み。味も値段も創業当時と変わらない、うちは肉うどん一本で勝負してますよな、黒帯しか入店出来ない老舗の味がある。
なかなか初心者には進められないが、彼等を愛するマニアなら避けては通れないだろう。

失恋船長 ★★ (2021-05-02 12:50:06)


Worth the Weight

前身のバンドLIPS時代から苦楽を共にしたギターのデイブ・アリソンが抜けてしまった。92年と言う時代背景もあり、カナダの老舗バンドにも変革の波は押し寄せているのかなぁと聴く前は危惧していましたが、剛毅で無頼なアンヴィルサウンドは健在。今作でむしろ、シリアスでダークな側面も強め、パワフルさを前面に押し出す形となった。またサバス的なアプローチの曲も方向性的にハマり、リップスの押しの強い歌声も違和感なく溶け込んでいる。
前作にもあったが、少々キャッチーさに欠ける面があり、その閉塞感に満ちた不愛想なパワーメタルに対する耐性が全てを分けるような気がします。
新たなギターチームとなる二人ですが、楽曲の中で明確な役割分担を決め今まで以上にスリリングなプレイを魅せている、勿論ロブのドラムは手数も多くド迫力、その勢いのあるドラムで後方支援、派手さをモロに爆上げしています。

全体的に1曲が長い、9曲で(⑧と⑨は連なっている)48分と言うランニングタイムが示すように、味付けの濃いサウンドになっている。個人的には、この無頼漢こそアンヴィルと思っている。そして彼等なりに時代を意識した可能性はある。それが親しみやすさを退けたんだろうと思いますね。

決め手に欠けるアルバムではあるが、アルバム全体から溢れ出るメタル愛を楽しんで欲しいです。

失恋船長 ★★★ (2021-05-02 12:32:53)


Pound for Pound

間口を広げた前作の不評を受け、求められるガチムチのパワフル路線に面舵一杯した5枚目のフルアルバム。そのかいあって初期の猛々しい猪突猛進型のパワー/スピードHM/HR路線に戻ってきた。
その反面、少々堅苦しい印象を受けてしまい、いい意味での遊びと言うのかキャッチーさが減退したのは残念。しかし、問答無用のアンヴィル節の復権は、その筋のマニアにはウケが良く前作の不評をひっくり返すだけの勢いを取り戻したのは間違いない。
経験と新しい感性が融合した前作を経てリリースされた今作は、実に順当な形で彼等流儀のスタイルを構築する事となった。変革を求めない岩盤層を持つバンドが直面する難儀な課題。この辺りがアンヴィルを苦しめる事になるのかもしれない。いずれにしろ、今作で聴けるサウンドは、今現在も脈々と連なる作風である。

アンヴィルと言うバンドに漂う前座レスラー感、ある意味は国際プロレスのメインマッチのような小粒感。子供の頃に見た、グレート小鹿と大熊元司の前座試合を思い出す。ボディスラムに、ヘッドロック、ロープに振ってからの水平チョップ、観客の反応を見ながら、観客を煽る姿は実に不器用だが、迫力があった。
でも、よく考えると何故二人のシングルマッチだったのだろう?極悪コンビじゃなかったの?そんな古めかしい小学生の思い出を呼び起こす無頼なサウンドが詰まっている。

失恋船長 ★★★ (2021-05-01 13:00:33)


Strength of Steel

2枚目のアルバムが世界中のメタルマニアの目に留まり、期待をされていたカナディアンメタルの先駆者たるアンヴィル。満を持してリリースされた今作は、おもてたんと違うという事でリリース時の評価は必ずしも良くなかった。
特に、①②の流れが不評を焚きつけ、PVも作られた⑦なんかも流行りもんに飛びついたと叩かれる始末。前作から空いた長めのインターバル、シーンの移り変わり、アメリカでの成功と言うのがキーワードだったのでしょうが、ヘヴィなグループを前面に押し出し、当時流行りのグラム系も意識したL.A仕立てのアンヴィルサウンドは期待値を超えられなかったというのが当時の論調でした。
しかし、今の感性で聴けば多様性を帯びた意欲溢れるアンヴィルサウンドが収録されており、ミドルナンバーもそこそこに、小気味の良いサウンドも上手く盛り込み、アルバムの流れに起伏も設けています。
通して聴いてもダレることのない統一感、どこかファニーな面も補完しているアンヴィルサウンドの豪胆さは、マイルドなミックスの中でも上手く滲みだしていおり、上手くやり切っています。
結局、この路線は今作で終わってしまいましたが、1987年と言う時代と折り合いをつけた今作もアンヴィルの歴史として語られるには十分なクオリティを保持しています。厳つさよりも大衆性、譲れない精神性なのか不器用さが勝っただけなのかは分かりませんが、新生アンヴィルは十分メタルしていますよ。

失恋船長 ★★★ (2021-05-01 12:35:26)


No Evil / Speed of Sound
ロブ・ライナーの荒ぶるドラミングが主役を張るスピード・ナンバー。
ブラスト・ビートまで飛び出すハッスルぶりにたまげますが、
単に奇をてらっただけでなく、暴風の如く吹き荒れるアグレッシブな楽曲は
アルバムのハイライトに推したいぐらいのカッコ良さを誇っています。

火薬バカ一代 ★★★ (2020-10-20 23:58:12)


Speed of Sound

ドキュメンタリー映画で再ブレイクの切っ掛けを掴んだANVIL。それは単に幸運が転がり込んできたのではなく、メタル冬の時代である90年代にも挫けず、また「お、まだやってんかい」ってな無神経な輩(俺ですが)の言葉にも心を折られることなく、ヨーロッパに活路を見い出して地道にアルバム・リリースとツアーを重ねた時期の踏ん張りがあったればこそ。
本作はミュージシャン稼業だけでは家族を養っていけないので、それこそリップス(Vo、G)が給食のおじさんとしても糊口を凌いでいた時期(’99年)に発表された9thアルバム。ここに託されているのは、ダンプカーが屋台や通行人を蹴散らしながら爆走するアクション映画のカーチェイス・シーンを彷彿とさせるパワー・メタルで、ぶっちゃけ『SPEED OF SOUND』という直球極まりないタイトルと、翼とジェット・エンジンを装着した金床(ANVIL)が空飛んでるという底抜けにゴキゲンなアートワークが全てを物語る通りの、ヒネリも何もないサウンドです。良い意味で。
バラードには目もくれず、終始肩をいからせまくりの楽曲からは、80年代ANVILサウンドの魅力の一端を担っていた「メロディのキャッチーさ」が薄れてしまっていて、そのせいかリップスのVoやG以上に、ロブ・ライナーの猛烈なドラミングの方が目立っていているという。特にブラスト・ビートまで飛び出す⑤(キャプテンの解説によれば元ネタはTERRORIZERらしいのですが)は本編のハイライト的インパクトを放っていますよ。
「夢を諦めない」ド根性とエネルギーが濃厚に渦巻くパワフル極まりない1枚。迂闊に手を出すと胃もたれ必至なので胃腸薬片手にどうぞ。

火薬バカ一代 ★★★ (2020-10-19 23:53:19)


Metal on Metal

スーパーロック84を特集したヤングギターで見たのが最初。肌色の大人のおもちゃ(しかも尖っててなんか痛そう)をフィンガーボードにこすりつけて叫んでるLipsの写真だった。音を聴いたことがなかったので、とりあえず買ってみたのがこれ。衝撃!ということはなかったが、案外まともと思った記憶がある。ドラム結構いいなーとも。

それから20年以上経って、映画館で彼らを観ることになろうとは。しかも感動させられることになろうとは。夢にも思わなかったどころか、人生の3大意外の一つですよ。「アンヴィル! 夢を諦めきれない男たち」は全メタルファン必見。

Tamasa ★★ (2020-08-18 17:14:41)


Legal at Last

近年はコンスタントにアルバムをリリースするカナダの重鎮。レーベルもドイツのAFMに移籍となり、若干、危惧するものもあったが(元気いっぱいのアニソンメタルみたなものをリリースする傾向にあるのがAFM)徹頭徹尾貫かれるのは、ANVIL流のヘヴィメタルサウンドを真っすぐに披露。少々枯れ気味ではあるが、もはや代わり映えのない究極の金太郎飴スタイルを踏襲、自分たちの信じる道を驀進中です。
武骨なれど、メタル特有とも言える拘りの展開を設け、ただ走るだけではないのが彼らの魅力。老いと向き合いならがらも、“老いては益々壮んなるべし”と言いたくなる大人げないプレイで聴き手を魅了していきます。

真新しさのなど皆無。愚直なるアンヴィルサウンドを引っ提げ、ひたすらメタル愛を貫いている。一般的には名作と呼ばれないだろうが、これこそ若い人に聴いて欲しい、古典ロックの生き字引である。その存在価値に重みを感じますね。

失恋船長 ★★★ (2020-06-21 16:36:22)


This Is Thirteen

バンマスであるSteve "Lips" Kudlow のお姉さんからお金の援助を受け、今回は賭けだ!!意気込んで、6週の制作期間にて完成した大作。
完成時点では発売が決まっておらず、メンバーがEMIに乗り込んで交渉したという涙ぐましいストーリーがあります。
元々疾走系ではありませんがギターの歪み具合が良いですね、ジックリ堪能させて頂きました。

 

Arsenal / Gunners ★★★ (2012-12-14 19:36:49)


Pound for Pound

レコーディングの最中から既にバンドに対する情熱が感じられなかったというデイヴ・アリソン(G)が脱退。デビュー以来続いたオリジナル編成では最後のスタジオ作品となってしまった'88年発表の5thアルバム。
ANVIL史上、最もポップ方向に振れた内容だった前作『STRENGTH OF STEEL』(個人的には傑作だと思うんだけど・・・)の出来を省みて、一転、ヘヴィネスとアグレッション全開でレコーディングに挑んだという本作は、実際開巻早々から、メンバーが「パワー/スラッシュ・メタル版“666”」と語る名曲“BLOOD ON ICE”をもって強烈な先制パンチを浴びせかけてくる。
特に今回、主役級の存在感を発揮しているのがロブ・ライナー(Ds)その人で、硬質なサウンド・プロダクションの下、ありったけのオカズを詰め込んで荒れ狂う彼のドラミングは、前述の“BLOOD~”から、タイトル通りビシビシと銃弾を体に撃ち込まれているかのような感覚が味わえる“MACHINE GUN”、そして強面のへヴィ・チューン“FIRE IN THE NIGHT”に至るまで、全編に亘って冴えまくり轟きまくり。ロブの演奏を追っているだけで本作は楽しむ事が出来きますね。
反面、へヴィさに拘り過ぎるあまりメロディにフックが欠け、従来の彼らの持ち味だった「キャッチーさ」が発揮し切れていないという弱点も抱えているのですが・・・。
手持ちのANVILのカタログの中では印象の弱い1枚ではあるものの、例えばNASTY SAVAGEみたいなアメリカン・パワー/スラッシュ・メタルがイケル口の人なら問題なく楽しめる作品かな?と。

火薬バカ一代 ★★ (2012-03-22 22:39:27)


Strength of Steel

レコード会社やマネージメントとのトラブルが原因で4年間もの沈黙を余儀なくされたANVILが、心機一転、新たにMETAL BLADE RECORDSと契約を結んで'87年に発表するや、バンド史上初めてビルボード・チャートにランクインを果たす等、(ささやかな規模ながらも)過去最高の成績をマークした4thアルバム。
スピードが抑制され、メロディ重視で組み立てられた作風はスラッシュ/パワー・メタルというより「アメリカンなノリも兼備した正統派HM」といった趣きですが、溌剌としたサウンドは相変わらずパワフルで重量感に溢れ、何よりキャッチー。マッチョなジャケット・アートワーク等も含めて『FIGHTING THE WORLD』を発表した頃のMANOWARに通じる魅力が感じられたりする場面も。
前半にミッド・テンポの楽曲が集中するため聴き始めこそ地味な印象を受けるかもしれませんが、重厚なアルバム表題曲①や、ソリッドでクールな佇まいの②は掛け値なしの名曲。シャープ&メタリックなGリフが刻まれる疾走ナンバー⑥で幕が開く後半戦も、PVが作られたライブの定番曲⑦、リップスのシンガー/ギタリストとしての才能が炸裂するヘヴィでメロディアスな⑩、そしてJUDAS PRIESTばりの劇的なイントロとアウトロを備え、ロブ・ライナーの荒れ狂うドラミングが聴きモノの名曲⑪にて幕が降ろされるまで、本編にはより幅広いリスナーにアピールするべく、「らしさ」と「ポップな新味」が意欲的に織り交ぜられた楽曲が集う。
実績とクオリティに反して余り顧みられる機会のなかった不遇の1枚ですが、近年、漸く再発が叶ったのでこの機会に是非ご購入下さい。

火薬バカ一代 ★★★ (2012-03-06 22:32:12)


No Evil / Speed of Sound
変態的な展開に思わず唖然とさせられる曲です。のんびりミドルで始まったかと思うと、唐突にグシャグシャの大爆走(笑)。あまりのハイテンションぶりに、しまいには失笑が漏れるほど。意表を突かれるという意味で個性的な曲だと思います。

ダイアスパー ★★ (2011-12-18 09:14:13)


Mothra / Metal on Metal
パワーで押しつつも展開、構築性高い華やかな宇宙メタル!
凄い!

hiromushi ★★★ (2011-11-07 20:19:57)


Absolutely No Alternative

アルバムタイトルが凄いよね
オルタナティブに対するケンカ上等だもんね。そんなアルバムの一曲目がOLD SCHOOLと来るんだからマニアならずとも聴きたくなりますよね。馴染みの客にも愛想を振りまかない味が自慢の居酒屋のような頑固一徹正統派HM/HRナンバーの数々に頭が下がります。愚直なまでの忠誠心をもってこのサウンドを奏でる真のメタラーに敬意あるのみ。従来のANVILサウンドそのまま、けたたましい例の音が聴けます。スピード感満点の名曲Show Me Your Titsってのも下品だしね。この低俗で下品な音と攻撃性を孕んだ精神性こそ彼らの一つの姿である。

失恋船長 ★★★ (2011-08-14 21:15:47)