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HERVAL (2015年)
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HERVAL
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解説 - HERVAL
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1. kamiko! ★★★ (2020-09-04 01:50:31)

ベルギー産アヴァンギャルド・ブラック2015年作
Lugbrumの盤の中では、他作品をよく聴くのであまり手に取る作品ではない。とはいえ、相変わらず固有の魅力と卓越した演奏技術があるので必聴盤だ。
ボクが持っている紙ジャケには、魚、グラス、ボトルのイラストが。ジャケを開くと瓶詰めにされた得体の知れないイキモノとコップが描かれる。
毎回ヘンな世界観で悩むのだが、今作は明らかに魚の世界。とりあえず曲のタイトルを翻訳したところ、1曲目は「ウナギのミックス」・・瓶詰めの正体はウナギか。
4曲目は「喉が渇いた魚」・・・この人たちは魚介類に一体何を見出しているのか。相変わらずさっぱりわからない世界観だが
まあ何故かこの人たちのサウンドからは魚の油臭がするから不思議でならない。近所の酒屋でオリーブオイル漬け魚缶とか置いてるコーナーに行くと
この盤のサウンドが頭に浮かぶ。この人たちは、魚が好きすぎてこういうサウンドを追求しているのだろうか。まあ、オンリーワンな個性だ。
職人技を思わせるギターのキザミがあるかと思えば、シットリと(少しヌメリのある)聴かせたり、やたらタイトでトリッキーなドラミングだったり
もう演奏は好き放題やっている。物凄いグルーヴ感を放つ曲もある。が、素っ頓狂な酔っ払いが絡んでくるかのようなヴォーカルが乗ると、
Lugubrum独自の脂が濃厚な魚ワールドな世界に惹き込まれていく。相変わらず面白いバンドだ。



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