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NEXT POSITION PLEASE (1983年)
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NEXT POSITION PLEASE
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解説 - NEXT POSITION PLEASE
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1. はっちゃん ★★★ (2016-09-10 23:28:33)

今回のサウンドプロデューサーは、あのトッド・ラングレンが初登板。

プロデューサーにはザックリ分けて2通りのタイプがあって、一方はエンジニアリングに力を注ぎ、基本的に作品の方向性には
うるさく口出しをしないタイプ。そしてもう一方はコンセプトワークから曲作り、サウンドメイクにまで介入してくるタイプ。
トッド・ラングレンは典型的な後者で、彼のプロデュースした作品は一聴しただけでトッドのプロデュースだってわかっちゃう。
なので本作でのコラボはすごく楽しみだったのだ。

結果は、まあ予想通りで見事なまでにトッド・ラングレンの音。1曲目からあからさまなトッド節で笑っちゃうなぁ。
たとえ作曲者がリックやロビンだとしてもクセのあるコードやクセのあるコーラスを指示することでCHEAP TRICKのカラーは
どんどん薄くなっていく。がCHEAP TRICKも濃ゆいパーソナリティの集団だからして体裁的には均衡を保っているんだけど
過去の作品と比べると異質なのは明らか。「Don't Make Our Love a Crime」に至ってはトッドの曲だし(笑

ネガティヴに受け取れる文章を書いてしまったけど、やはりトッド・ラングレンという人は敏腕プロデューサーなわけですよ。
アルバム自体は高品質です。つまらない曲は1曲たりともございません。むしろ、なんでコレが売れねぇのか…と彼らの低迷ぶりに
口惜しさがつのるばかり。個人的にトッドのファンでもあるから、僕自身はすごく楽しめたしホント良い作品だと思ってるけど、
2nd、3rd、4thあたりが好きなリスナーはこのアルバムをどう感じてるんだろう。



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