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KEYED UP (2014年)
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KEYED UP
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解説 - KEYED UP
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1. 火薬バカ一代 ★★★ (2019-06-23 02:11:45)

現在はDEEP PURPLEに加入し、故ジョン・ロードの後任という大役をこなすドン・エイリー(Key)が'14年に発表した作品。彼のソロ・アルバムを購入するのは『K2-栄光と悲劇の物語-』(’88年)以来でして、日本盤が発売されたのもアレ以来なのだとか?
'11年に急逝したゲイリー・ムーア(G)の参加音源が収録されていることから購入を決意しましたが、ゲイリー以外のゲストの顔触れもまぁ渋い。盟友グラハム・ボネット(Vo)の参加は予想の範疇にしても、PERSIAN RISKのカール・センタンス(Vo)とか、元BLACK SABBATHのローレンス・コットル(B)とか、再結成SWEET SAVAGEのメンバーだったサイモン・マクブライド(G)とか、英国HR/HMシーン一筋に歩んできたドンのキャリアを物語るかのように、派手さはなくとも滋味溢れる面子が集結しています。
本作で聴けるのは、ドンの操るハモンド・オルガンが時にブルージーに、時にクラシカルにサウンドの基盤を作り、そこに参加メンバーの演奏が阿吽の呼吸で絡む正統派のブリティッシュHR。歌入り楽曲よりもインスト・ナンバーの方が、Voパートよりもインスト・パートの方が遥かにテンションが高い辺りが微笑ましく、中でも急逝したキース・エマーソンにオマージュを捧げるスリリングな③、RAINBOW時代から重要なレパートリーであり続ける“DIFFICULT TO CURE”のセルフ・リメイク⑧、そしてゲイリー・ムーアのギターが期待通りの泣きを発散する“アルビノーニのアダージョ”の翻案カヴァー⑩は、アルバムのハイライトと呼ぶに相応しい素晴らしさ。
ドンが発表した他のソロ作もチェックせんといかんという気分にさせられる1枚。



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