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Journey Into Fear

オリジナルは1987年にカナダのMercury recordedからリリースする予定だった2nd。そこの1stとのカップリングでブートが出回り、マニア筋からは幻の2ndが出たと話題になりました。今作はまさにカルトな作品を発掘するギリシャのCult Metal Classics Recordsから2014年に正規盤として世に出た一品です(ブートと若干曲名違いがありますがマテリアルは一緒です)
1stよりも音質が良くなっており、スッキリと聴かせる事でバンドサウンドが見違えるようにクリアーに聞こえ、ポテンシャルの高さを存分にアピール、メイデンやJP仕込みのドラマ性も高らかに、マノウォーのような勇壮さもあり、ライオットのようなメロディックな疾走スタイルもありとマニアなら思わず拳を振り上げずにはいられないでしょう。
速い曲も良いのですが、③のような濃密な世界観を築き上げるセンスに、このバンドの魅力を感じますね。ツインリードとベースの絡みにはメイデンからの影響も大ですが、シンガーのデッキンソンばりに朗々と歌い上げる姿も様になり、このバンドのポテンシャルの高さを如実に表しています(③以降ラストに向けてアルバムの盛り上がりがハンパないです)。
個性不足もなんのその、綿密に築き上げた楽曲とパワー漲るメタルスピリッツに身震いさせられますね。今回は曲作りの巧さとアルバムの流れがガッチリと噛み合っていますよ。しっかりと成長してきましたね。

失恋船長 ★★★ (2017-04-09 14:45:39)


Keeper of the Flame

Death Dealerというバンド名で1980年から活動開始、Metal Massacre IVに『Cross my Way』という楽曲も提供しているのですが、1986年にバンド名をDEAF DEALERに改名して1stをリリースするのですが、カナダのバンドと言われなければ気がつかない程、NWOBHMの流れを組むメタリックな正統派サウンドを披露。疾走するツービート、曲間を縫いランニングするベースとツインギターの濃密な絡み、そして力負けしない湿り気のある芯のあるハイートーンヴォイスを披露するシンガーと、その筋のマニアなら腰を上げずにはいられないストレートな音楽性は、まさにこの時代ならではのメイデンスタイルだしJP仕込みの王道メタルでしょうね。風呂場でレコーディングしたような籠り気味の音質なれど、カナダのバンドらしい丁寧な作りは良心的だし楽曲に破綻をきたさぬよう細部に渡り気を配っているのは好感が持てますね。パワフルなサウンドだが勢いでズバッと押し切らないのは素晴らしい事ですよ。その反面、個性不足感は否めず、当時としては厳しい評価を受けざるを、おえない内容だったかなぁとは思いますね。勇壮なドラマ性や硬質感を損なわないダイナミズムがあっても、一曲一曲の完成度は低くないのに、アルバムを通して聴くとサラッと流れてしまうのが難点。構成力ってのは大事なんだぁと思いますね。
2年後にはCD時代に突入を受けSteamhammerからリリースもされるのですが、オリジナルの作品がNEATにMetal Bladeなど複数のレコード会社から出ていて権利の関係がややこしいのが、今日まで日の目を浴びづらい環境を作りっているのなら残念ですね。
正攻法で迫るパワーメタルにマニアならグッとくるでしょう。

失恋船長 ★★★ (2017-04-09 14:20:08)


Journey Into Fear

2014年発表の2nd。正統派マニアの間では伝説的存在のカナダ産パワーメタラーですね。
全体的にメイデンっぽいけど、パワー・スピードも充分に持ち合わせております。
5曲目のパワフルさには痺れます!聴いて損をすると言うことはおそらく無いでしょう。
1987年の当時に発表されていたら、名盤扱いされていたと思いますね。
今となっては音源が古いことだけが惜しい・・・。

cri0841 ★★★ (2016-02-21 17:44:48)


Back to God's Country / Journey Into Fear
ヘヴィメタルのうまいところが凝縮されていると言っても過言ではないA級のクオリティを誇るOPチューン
ジャケットの戦士が拳を固く、力強く握り締めている これは俺だ いや、この曲を聴いた人全てだ!

てかぷりお ★★★ (2016-02-05 19:28:08)


Mind Games / Journey Into Fear
デビュー前のメタリカがカヴァーしたくなっちゃうような、初期スラッシュを多分に感じるスピードメタル
好きな人にはたまらない突進力と刻み具合の塩梅

てかぷりお ★★★ (2016-02-05 19:22:54)


Journey Into Fear

カナダ出身正統派ヘヴィメタルバンドの87年レコーディングで未発表となってしまった幻の2ndアルバム
一昨年くらいに時を越えCD化され、永い封印が解かれたようです

とりあえず1曲目Back to Gods Countryがやばい これは稲妻級の名曲 続く2曲目Mind Gamesもなかなかのカッコよさを誇ってる このアルバムはこの2曲のために買いである! 他の曲なんか聴かなくていいっていうのはさすがに言い過ぎだけど、頭2曲はまじ必聴 発売された時、マニアが狂喜乱舞したというのも無理はない
TANKがよく小型MOTORHEADとか言われてるけど、彼らは小型IRON MAIDENって感じだね ツインリードはもちろん、スティーヴハリスみたいなランニングで存在感のあるベースラインが特徴的 メイデンの勇壮さを控えめにした代わりに、ちょっと初期スラッシュ成分を加えましたって感じのヘヴィメタルです
ぜひ手を出してみてほしい一枚であります 上のYoutubeのリンクをカチッっとしたら最後 もう買わずにはいられないでしょう!
 

てかぷりお ★★★ (2016-02-05 19:17:43)