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Blessed Death / Kill or Be Killed (火薬バカ一代)
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Kill or Be Killed (失恋船長)


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Blessed Death / Kill or Be Killed
Gが咽び泣くイントロに始まり、スラッシーな疾走パートから
演劇的なVoの芝居がかった絶唱に圧倒されるドゥーミーな
ヘヴィ・パートまで、執拗にリフ/リズム・チェンジを繰り返し
次々に転調していく複雑怪奇な曲展開がバンドのテーマ曲に
相応しい、様々なアイデアが闇鍋チックに投入された逸品。

火薬バカ一代 ★★★ (2020-03-31 00:00:03)


Omen of Fate / Kill or Be Killed
1st収録曲の中では比較的ストレートに突っ走るスラッシーな楽曲ながら
禍々しくも大仰な雰囲気を放つ曲展開や、倍々で音階を上げていく
Voのエキセントリックな歌唱が相俟って、一発キメたKING DIAMOND
(もしくはMERSYFUL FATE)的な雰囲気が漂ってくるという。

火薬バカ一代 ★★★ (2020-03-30 23:51:05)


Kill or Be Killed

ケヴィン(B)とクリス(Ds)、双子のパウエルソン兄弟を擁して'84年に結成されたニュージャージー州出身の5人組が’85年にMEGAFORCE RECORDSから発表したデビュー作。
野太いシャウト/鼓膜をつんざくハイトーン/朗々とした歌い上げを使い分けるラリー・ポーテロの超クセの強いVo、強引なリズム・チェンジを捻じ込んで来るパウエルソン兄弟、攻撃的にリフを刻み、泣きを孕んだソロを奏でもするジェフ・アンダーソンのGとが複雑怪奇に絡み合い、次から次へと展開していく特異なサウンドが本作の持ち味…と書くと「要はインテレクチュアル・スラッシュ・メタルでしょ?」と思うやもしれませんが、あの手のバンドが醸し出す火花散るテクニックの応酬や緊張感の類は然程でもなく。ラリーの変幻自在のVoに圧倒される⑤、泣きの導入部に始まって転調を繰り返す⑦といった大作ナンバーに特に強く表れている通り、メンバー各々が好き勝手に自己主張しまくったら不思議と帳尻が合っちゃっいました…ってなスポンテニアスな感性が勝るサウンドは、バンドの埃っぽいルックスやサイケなアートワークも相俟って、「突如スラッシュ化した70年代HR」という前評判が非常に腑に落ちる仕上がり。一方でKING DIAMONDがドーピングしたみたいな③、噛み付くように突っ走る⑥といった攻撃性剥き出しのスラッシュ・ナンバーも本編にはあったりと、とにかくどこを切っても独特の個性が渦巻く1枚です。
音質はイマイチ、楽曲もキャッチーとは言い難いのですが、そうした聴き手のことなんぞ全く斟酌しないバンドの我が道を往く姿勢が、結果として本作の孤高性を高めることに貢献したのではないかと。

火薬バカ一代 ★★★ (2020-03-30 01:19:11)


Eternal War / Kill or Be Killed
タイトルからして好戦的だ
色んな要素を詰め込んだスラッシュ
この灰汁の強い泥臭さもバンドの魅力
70年代的なエッセンスが強めなのが個人的には肝
馬鹿馬鹿しい程に濃厚な面が強めのバンドだが
この曲は意外とストレート

失恋船長 ★★★ (2019-04-29 22:42:27)


Kill or Be Killed

ニュージャージー産のスピード/スラッシュHM/HRバンドが1985年に、あのMegaforce Recordsからリリースした記念すべき1st。ちなみにCD化されたのは2007年で、ポーランドのMetal Mindからです。
砂埃舞う荒くれ暴走R&R風味からNWOBHM風味に、オドロオドロしいタッチのダークネスサウンドまで放り込むクロスオーヴァースタイルは、単なるスラッシュブームに乗っかっただけではない、バックボーンを強く感じさせ、ある意味、無軌道とも思えるギターバトルにリズムチェンジの応酬、その癖の強い楽曲に拍車を掛けるのが、断末魔のスクリームハイピッチヴォイスから濁声シャウトまでと、一度通して聴いただけで胸やけを起こすキャラの濃いメンツがそろい踏み、まさにこれがヘヴィメタルじゃと言いたくなる熱量にマニアなら悶絶必死でしょうね。
とは言いつつもリリース時に聴かされた時は、音質も悪いしゴチャゴチャしてんなぁの一言で片付けた記憶しかなく、再発されるまで完全に忘れ去られた存在でした。時を経て聴くと、このある意味、キレの悪さを誘発するミックスも含め、バンドの個性と受け止め魅力的に感じるのだから不思議なものです。
一曲の中に多様な音楽性を詰め込んだ懐の深さを感じさせる⑤のような曲をやりこなす器用さが、このバンド最大の魅力でしょう。生と動のコントラストを描きあげるアレンジセンス、稚拙な面があったとて、それらを飲み込む混沌としたヘヴィサウンドに、全てが持って行かれますね。
狂気を演出する歌い手のパフォーマンス、骨太なグルーブから弾き出される多彩なアイデアを纏めた楽曲、急カーブ、急ブレーキの連発で車酔いしそうだが、それも味ですよ。この手のバンドのね。それにしても、弾き倒すよなぁ、このツインギターコンビはね。アンサンブルとかお構いなしだよね。それがロックってもんだよね。

失恋船長 ★★ (2017-07-26 14:09:56)


Destined For Extinction

ニュージャジー出身の5人組による1987年リリースの2nd。バッカンバッカンと剛毅に打ち鳴らされるパワー漲るサウンドに汗も噴き出ますね。プロデューサーにRAVENのロブ”ワッコ”ハンターの名前も連なる通り小細工無用なアグレッションと供に練り上げられた構成は骨組みもしっかりとしており土台作りは強固なものとなっております。それ故にバッタバタと乱れる事のない整合感はバンドの肝となり、その攻撃性とスピード感を煽るリフワークとリズムが聴いていて心地が良い。スレイヤーやメタリカといった先人達の影響を受けつつも、模倣で終わらぬ展開も耳を惹くメロディもカッコいいし何よりパワフルだ。凄まじいエネルギーと熱情がパッケージされたUS産スピード/スラッシュメタルの底力、この時代ならではの弾けるパッショネイトに胸が焦がれます。

失恋船長 ★★★ (2015-12-22 13:21:49)