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The Only Way Out

ロシア産フューネラルドゥーム2018年作
このバンドももう10年選手になるが、オーソドックスなメランコリックドゥーム路線ながら、他のバンドの差異化という点では
無個性派なところがあり、今までゲットせず静観してきた。今作は従来の路線の延長上ながらも若干雰囲気が変化したので
発売当時にゲットしたが、まだまだ克服しないといけない課題が山積しているなぁという印象を持ってしまった。
元々録音状態にあまり難点は無かったバンドだが、今作は中音域から高音域を際立たせ、強めの歪みを加えることで
若干エモーショナルさを狙ったのか、それが裏目に出ているような気がする。高音域が歪み過ぎて若干耳に障る。
また、それぞれの音のリバーブが万全でなく、一体感に欠ける。また、味わいを持たせるために加えているノイズなどが
鳴りっぱなしで、折角良い響きを持たせているのに、長めのサステインが無駄な不協和を作り出していると感じる箇所が多い。
音響的にボクはイマイチと感じるんだが、意外と世間の評価が良かったりするのが謎。
Cradle of Firth的なスクリームヴォイスが評価されているのかなぁ。唯一推せる個性ではあるが・・。
ただ、これまでの無個性なオーソドックスさから、脱却しようとするような志向性は感じられた。次作に期待。

kamiko! (2020-08-14 20:30:19)