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Into the Womb of Dissolving Flames

2014年発表の2nd。

一言で言えば、「Sworn to the Dark」期くらいまでのWATAINや、FUNERAL MISTを思わせるような、ジャンルとして成熟してきてからのブラックの王道…という感じの、邪悪さを追求するような路線の音ですね。コシのある…と表現したくなるような野太いデスボイス、邪悪なだけでなく宗教的な神秘性も感じさせるトレモロなど、表現のレベルは間違いなく高いと思います。

この手のバンドとしては暗黒系のデスメタルに近い、どす黒い靄に覆われるようなノイジーさがあるのも特徴でしょうか。個人的にドラムの音が鋭過ぎないのが、生々しくて良いんですよね。また、3曲目の後半部では最もダークだったころのM.マンソンを思わせるくらいあざとい邪悪メロディが出てきたり、5曲目冒頭ではそれこそWATAINに匹敵するような苛烈な疾走を聴かせたり、印象深い展開が多く楽曲自体もかなり魅力的。

特に目新しい事をやっている訳ではないですが、確かなクオリティのある好盤。この手の音源を聴き漁っている人ならば満足するのではと思います。

Usher-to-the-ETHER ★★★ (2015-11-08 11:47:21)