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A Million Miles Away / Million Miles Away (火薬バカ一代)
Million Miles Away (火薬バカ一代)


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A Million Miles Away / Million Miles Away

「流行から100万マイル離れた音楽を演っている」
という、イギリス的なユーモアも込められたアルバム表題曲。
甘口なVoと歌心を感じさせるG、爽やかな空気を運んでくる
Keyのコンビネーションは、まさしくメロハーの王道。

火薬バカ一代 ★★★ (2015-10-14 00:02:17)


Million Miles Away

イギリス出身の6人組が、MEGAROCK RECORDSに'94年に残した唯一作。
BOSTONの『THIRD STAGE』を思わすスペーシーなアートワークに、当時の日本盤リリース元がゼロ・コーポレーションだった事実だけで、メロディ愛好家はある程度本作に託されている音像が想像できるのではないかと思いますが、実際、その期待が裏切られることはありません。
Keyを爽やかに配し、マイルドなハイトーンVoと、ニール・ショーン型の歌心を感じさせるGとが、適度にポップで適度にウェット(ハジけきれない感じがいかにも英国的)なメロディを芳醇に紡ぎ出していくサウンドは、BOSTON、JOURNEYといった大御所からの影響も濃厚なAOR/産業ロック路線を志向。
元がデモテープで、商品化に当たっても何のお色直しも施されていないらしく、プロダクションに関しちゃ貧弱極まりないのが残念ですが、アルバム表題曲②を筆頭に、ヘヴィ&ダーク一色に塗り潰されていた当時の英国HR/HMシーンに差し込んだ一筋の希望の光の如き楽曲の良さが、それを大いに救ってくれています。(まぁ、本作のみで潰えてしまう儚い輝きだったわけですが、だからこそ尊かったとも)
インディー・レーベルからの発表だったせいで流通が弱く、今じゃゼロから出ていた日本盤に妙なプレミアが付いて手の出し辛い作品になってしまっていることが惜しまれます。

火薬バカ一代 ★★ (2015-10-09 22:59:29)