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H.E.A.T
LIVE IN LONDON
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1.
火薬バカ一代
★★★
(2015-09-20 10:16:04)
先日、スウェーデンの俊英H.E.A.T.が初の単独来日公演を行いました。もしガラガラだったら気の毒だし・・・と足を運んでみれば、「んなモン余計なお世話じゃボケ!」とばかりに会場は入り口からファンが溢れ出す大盛況ぶり。
実際、エネルギッシュなパフォーマンスから、観客を巧みに乗せるステージングまで、踏んできた場数の多さが伝わるライブは「北欧バンド=ライブ下手」という先入観を粉砕してくれる内容で、こりゃ人気出るのも当然よなと。特に、メロハー的線の細さとは無縁で、時にパンクロッカーばりのはっちゃけ具合でステージ狭しと動き回るエリク・グローンウォール(Vo)の存在感には大いに感銘を受けた次第。・・・という彼らのライブの素晴らしさを余す所なく捉えているのが、'14年発表の本実況録音盤です(やっと本題)。
イギリスのFIREFESTでトリを務めた時の模様がレコーディングされている本作、まず耳を惹くのが観客の熱烈な盛り上がり。80年代はともかく、今やメタルに関しちゃ冷めてるイメージさえあった(偏見)ロンドンっ子が、バンドの熱量の高いパフォーマンスに呼応するかのように1曲目から歌いまくり叫びまくり。メロハー・バンドとしてスタートを切り、徐々にワイルドでハード・ロッキンな側面を強調し始めた作風の変化が賛否両論を呼んでいるH.E.A.T.なれど、少なくとも本作を聴く限り、(殊にライブという場においては)この変化は正解であり必然だったのかなぁと。
近作中心の選曲に不満を覚える向きもありましょうが、H.E.A.T.ライブ前の予習用に、ライブ後は余韻に浸るための復習用に、何より単純に優れたライブ盤として、一聴をお薦めする1枚であります。
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2.
YG
★★★
(2023-08-13 21:11:17)
バカをあぶり出したくて知らないバンドのレビューをしましたが、平常運転に戻します。
このライブを聞いてクリビツです。スタジオ作品ではメロディアスな洗練された印象だが、ライブではワイルドでタフな男気あふれるロック・サウンドだ。荒々しくハジけ続けるエリク・グロンウォールのハイ・トーン、情感溢れるギターは技巧的にも満足、エリック・リヴァーズを筆頭にバンド・メンバーのプレイアビリティの高さがひしひしと感じられる、ライブ盤らしい臨場感溢れる素晴らしい仕上がりとなっている。次、来日するときは絶対に観たい。
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