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VICTORY (1999年)
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VICTORY
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解説 - VICTORY
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1. 火薬バカ一代 ★★ (2019-04-22 00:06:10)

長年バンドの屋台骨を支えてきたヨルグ・マイケル(Ds)がSTRATOVARIUSでの活動に軸足を移すため正式に脱退。ブックレットにはロックン・ロルフ(Vo)一人の写真しか載っておらず、またしぶとくリリースされ続けていた国内盤の発売がこれを最後に見合わせになる等、RUNNING WILDを取り巻く状況がお世辞にも良好だったとは言えない時期(’04年)に発表された11thアルバム。
正直当時は彼らに対する興味は下降線を描いていて、本作についても「待ちに待ってた新譜!」というよりは「あ、出てたのか…」ぐらいの感覚で購入したような覚えがあるのですが、いやしかしこれが決して侮れない完成度を有していて、やはり舐めちゃならねぇバンドだなぁと。
歌メロのパターンの少なさや、(セッション・ドラマー起用による影響なのか)リズム面のフックの弱さが足枷となり、頭から通して聴くと時折今何曲目を聴いているのか見失いそうになるのは、90年代にRUNNIG WILDが発表した幾つかの作品と同様ながら、このアルバムに関しては、RUNNING WILD版“PAINKILLER”とでも呼びたくなる①、スピーディな③、インスト序曲⑥から繋がる劇的な大作ナンバー⑦、シロ・ハーマン(G)の素晴らしい仕事ぶりが耳を惹く勇壮な疾走ナンバー⑩、RUNNIG WILD印の王道HMソング⑫等、要所に置かれた強力な楽曲群が、眠くなりそうになるとこっちの頬を「パーン!」と張り倒してくれるお陰で、現在地を見失ったまま遭難してしまうようなことはありません。
ベテラン・バンドの地力の高さがきっちりと発揮されている好盤に仕上がっています。



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