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SEVENTH HEAVEN (2013年)
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SEVENTH HEAVEN
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解説 - SEVENTH HEAVEN
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1. 失恋船長 ★★ (2022-04-04 13:27:14)

今やラウドネスの看板シンガーとして揺るぎない地位に舞い戻った二井原実先輩。このバンド結成時の秘話など、マニアならずともグッとくるエピソードもありますが、そこから10年以上も経った今作は、初期の頃のガチンコメタルとはチョイと距離を置いた作風になっています。爆風スランプ、筋肉少女隊、TOPSなどのメジャーバンドでも腕を鳴らしたメンバーが揃うのだから、それだけファン層多い。また、どうしてもラウドネスの二井原実という看板は大きすぎ、正直彼らのライブは参加メンバーに対して小規模なモノになっていた、それだけに、ここで聴ける最大公約数のファンを満足させる音楽性に落ち着いた事に驚きは少ない。
個人的には、中途半端なハードサウンドは苦手なので、のめり込むことはないが、日本のハードシーンに対する新たなる可能性を示唆したのは間違いないだろう。
ヘヴィな音像の後ろに『息子よ歯を磨けぇ』と歌い込めるのも、このバンドのキャラならではだろう。

余談だがライブ会場で、ベースの和佐田さんに対して敵対心を向けにアホがいた。おそらく彼のバックボーンが気に入らないのだろうが、アホな耳がついていない。パフォーマンスそのもので評価されるべきアーティストに対して、その活動歴を問うのならば、音楽を聴かない方が良いだろうと思うほど、軽蔑したくなる行為だった。

そういうのも、このバンドをガチンコメタルから遠ざけたのならば残念だ。キャッチーでメロディアス、そしてドラマを放り込み、歌謡テイスト満載で仕上げたごった煮ハードサウンド、こういうシャレっけのあるサウンドに、二井原実先輩の声はバタ臭過ぎる、本当に面白い。ある意味、そのミスマッチ感に付き合えれば評価も大きく変わるでしょうね。
テクニカルでダイナミックなリズムプレイ、そこに橘高のギターは常に叙情性を讃えフックを設けている。素晴らしいミュージシャンが揃い、ジャンル不問でロックをやり切っている。
もっと高い評価を受けるべきバンドであり、アーティストであろう。



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