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メロディアスハード - 最近の発言
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Heart / HEART

80年代と一緒に低迷期も迎えていたアン&ナンシーのウィルソン姉妹率いるHEARTが、CAPITAL RECORDSへの移籍、ヒット請負人ロン・ネヴィソンをプロデューサーに招聘、ジム・ヴァランス、ホリー・ナイトといった助っ人外部ライターの登用、あとアルバム・タイトルにバンド名を冠する等、勝負作と位置付けて'85年に送り出したこの6thアルバムは、切れるカードは全て切った甲斐あってHEARTを一気にスターダムに押し上げる起死回生の大ヒット作となりました。
ウィルソン姉妹的には、ルックスにしろ音作りにしろ、殊更にバブリーな華やかさ(80年代っぽさともいえる)が強調され、プロデューサーによって自らのアーティスティックな創造力の発揮を制限されてしまったこの時期に関しては忸怩たる思いがあるようですが、個人的にはこの時期のゴージャスHEARTにこそ寧ろ思い入れがパンパン。以前のHEARTのアルバムは、名曲とそうでもない曲が結構ハッキリと分かれてしまっていた印象があるのですが、今回は投入された職人ソングライター勢がその差をきっちりとカバー。切れ味鋭いハード・ナンバー①から、アンの熱唱が光る感動的なバラード②、思わず口ずさんでしまうキャッチーな③、そして彼女達に初めて全米チャート№1の栄誉をもたらしたヒット・シングル④…と、のっけから名曲で畳み掛けてくる本編はコンスタントに良い曲が並び、通して聴いても最後まで息切れがありません。
煌びやかにしてキャッチー、HEARTの名を聞いて想起するメロディアスHRサウンドを確立させると共に、彼女たちの黄金時代の到来を告げた名作じゃないでしょうか。

火薬バカ一代 ★★★ (2023-11-28 00:15:40)


Silent Cries / Naked Soul / T3NORS

アレッサンドロ・デル・ヴェッキオ、ピート・アルペンボルグ、
クリスティアン・フィール、フレドリック・バーグといった、
単独でも十分名曲を書き上げられるソングライター達が束になって仕上げた
哀愁のHRナンバー。そりゃあ素晴らしい楽曲にならんわけがない。
3人のハーモニーが映えるコーラスにグッときますね。

火薬バカ一代 ★★★ (2023-11-23 23:58:05)


Naked Soul / T3NORS

アレン/ランデとかキスク/サマーヴィルとか、シンガー2人にコンビを組ませてプロジェクト立ち上げるのはFRONTIERS RECORDSのお家芸ですが、本作はそこに更にもう1枚看板を追加。ロビー・ラブランク(FIND ME、BLANC FACES)、トビー・ヒッチコック(PRIDE OF LIONS)、ケント・リッヒ(PERFECT PLAN、GIANT)という、同レーベルが誇る実力派シンガーの共演で贈るメロディアスHRプロジェクト、T3NORSが'22年に発表した1stアルバムとなります。
尤も、例えばメタル・オペラ作品のような各シンガーの異なる個性を強調するためのシアトリカルな大仕掛けが用意されていたりするわけじゃなく、ここで聴けるのは飽くまでAOR志向のシンプルなメロディアスHR。正直、FRONTIERS RECORDS発プロジェクトとしてはよくあるタイプのサウンドな上、3人のシンガーの歌唱スタイルが似通っていることもあって「トリプル・ボーカル体制の有難味はそこまで感じられないかなー?」との感想が頭をよぎったりもしますが、とはいえ名手アレッサンドロ・デル・ヴェッキオが仕切り役を担っているだけあって収録曲のクオリティは折り紙付き。腕っこきのソングライター勢が総力を挙げて書き上げた哀愁のHRナンバー⑤や、劇的なバラード⑦といった、三位一体の熱唱と美しいハーモニーが存分に堪能できる名曲の数々を聴き終える頃には、「上手い歌と優れた楽曲があれば大仕掛けなんていらなかったんや!」と前言撤回している己に気が付く次第で。
是非継続プロジェクト化を期待したくなる1枚。スケジュール的に厳しければ、テリー・ブロックとかトム・グリフィンとか、顔触れ替えての第2弾とかいかがでしょうかね。

火薬バカ一代 ★★★ (2023-11-23 01:08:27)


Clear Before My Eyes / Secrets / MODX

透明度高めのメロディ、仄かに哀愁を含んだキャッチーなコーラス、
心地良く弾むポップな曲調と、北欧産メロハーの美点全部乗せなOPナンバー。
クセのない歌声のみならず、涼し気な旋律を奏でるGソロでも
主役たるピーター・エリクソンがその才能を存分に発揮しています。

火薬バカ一代 ★★★ (2023-11-20 23:25:01)


Secrets / MODX

日本じゃ無名ながら、本国スウェーデンにおいては80年代から着実にキャリアを積んできたというシンガー/ソングライターのピーター・エリクセンによって立ち上げられたAORプロジェクト、その名もMODX(モッドエックスと読む)が'23年に発表した1stアルバム。
まず最初に言わせてもらうと、ジャケットが頂けねえ。主役たるピーター氏をフィーチュアするのは良しとして、なにも悪の組織のアジトに飾られてる肖像画みたいなタッチのイラストにせんでも良かんべえと(指名手配写真じゃないんだから)。エクストリーム・メタルでも演っていそうな響きのプロジェクト名と合わせて、このパッケージが本作に託されている内容を正確に聴き手に伝えてくれるとはとても思えないのですが…。
と思わず苦言が先立つのは、その内容の素晴らしさゆえ。音作りはやや平易ながら、クセのない歌声によって歌われる北欧産らしい爽やかなメロディ、フックに富むコーラス・ワーク、シンセを生かしたポップなアレンジ等々に彩られた楽曲は、ほぼ独力の家内制手工業スタイルでコツコツとレコーディングされたとは思えぬ、メジャーの一級作品と比較しても何ら遜色のないハイクオリティなAOR/メロハー作品に仕上がっています。
シンガー/ソングライターとしてのみならず、ピーターが涼し気なメロディを奏でるGソロにおいてもセンスの良さを発揮するハードポップ・チューン①を聴いただけで本編の出来栄えを確信するには十分。軽快に走り抜ける⑧、高揚感をもたらすサビメロが美味しい⑩、お約束の甘いAORバラード⑪…と、全編秋の夜長に心地良く浸れる秀曲がズラリ。
是非ともジャケットには引かず、メロディ愛好家なら要チェックの1枚ですよ。

火薬バカ一代 ★★★ (2023-11-17 00:37:38)


Emergence / Interference / ANUBIS GATE
サビの歌メロやギター・ソロはキャッチーなのですが、他の部分は一般受けしなさそうなヒネクレメタル。
でもそんなところがなおさらメロディを引き立て、印象的にしています。

うにぶ ★★ (2023-11-12 22:52:58)


Interference / ANUBIS GATE

デンマーク出身のプログレッシブ・メタル・バンドの'23年の9作目です。(オリジナル・アルバムとしては8th)
このバンドについては、歌メロがキャッチーなメロディなのに、曲が根暗系(PORCUPINE TREEやRIVERSIDE並み。ちょっとFATES WARNINGも連想)な人達、という印象を持っていました。
良いんだけど地味というアルバムが多いのですが、本作は驚かされることが多く、繰り返し聴く中で捕らえられつつある今日この頃です。
曲ごとの落差が大きく、絶対に全曲違う曲調にしてやるぞというようなこだわりを感じさせるあたりが私のツボを突きまくるのです。今年発売のアルバムでは上位のお気に入り作。
3曲目までの流れが特に好きです。サビメロがキラーな(1)から、不気味さと可愛らしさが均衡を保つベース主導の異色曲(2)、コーラスの織り込み方が刺激的で泣き泣きギターに持っていかれる(3)と、並べ方が心憎いばかり。そして4曲目に全部ぶち壊されて、5曲目のやけくそスクリームに苦笑し・・・結局最後まで翻弄されてしまいます。
一聴目で気に入る人は少ないと思われます。でも何か引っかかりを覚えて聴き込むと、バンドそのものにズブズブはまってしまうであろう、仕掛け満載の意欲作です。

うにぶ ★★★ (2023-11-12 22:39:13)


Bushidō / PERFECT VIEW

イタリア出身の5人組、PERFECT VIEWが大幅メンバー・チェンジを経て’23年に発表した4thアルバムは、リーダーのフランチェスコ“ジョー”カタルド(G)がリスペクトを捧げる「サムライの生き様」をテーマに据えたコンセプト・アルバム仕様となっております。その名も『BUSHIDO』!
パワー・メタル・バンドならともかく、彼らのようなAOR寄りのメロハー・サウンドを志向してきたバンドがこの手のコンセプト作品を作るのはかなり珍しいのではないでしょうか?なので、てっきり本編の方もメロパワ・メタル化しているものと思いきや、当然これまで以上に重厚感は増強しつつも、メロディを聴かせる作風はしっかりと継承された仕上がり。随所に和風旋律や日本語台詞、ナレーションが散りばめられた構成からは、手間暇かけた作り込みの跡が伺えますし、何よりコンセプトの構築に足元を掬われて、肝心の楽曲の練り込みが疎かになっていない点が好感度大。ゲストに招いたロビン・ベックと、新Voのダミアーノ・リビアンキがデュエットを披露する③や、タイトル通り勇ましく(かつ物悲しく)突き進む⑩なんてグッとくる名曲ですよ。
話の舞台は戦国時代っぽいんだけど登場人物の名前がコウジとケンジだったり、そもそもあの頃の武士道と『葉隠』的な武士道はだいぶ違うんじゃねえかなぁ?とか、台詞やナレーションに漂う微妙なヘタウマ感(決してカタコトではないんだけど)とか、珍品好きの食指をそそるホツレ感もあるにはあるにせよ、個人的にはそれもまた本作の魅力。
ドラマ『SHOGUN』もリメイクされるご時世ですし、是非お試し頂きたい1枚です。

火薬バカ一代 ★★★ (2023-11-10 00:14:59)


Down Life’s Page / The World’s Best Hope / ALL 4 1

バラード調に始まり、軽快にテンポアップするメロハー・チューン。
爽やかなメロディの魅力と、テリー・ブロックの衰えを知らぬ
歌唱力が存分に味わえる仕上がりとなっています。

火薬バカ一代 ★★★ (2023-11-08 00:09:51)


The World’s Best Hope / ALL 4 1

メタル者的には真っ先にRAVENの名盤のことが頭をよぎるグループ名ですが、当然無関係。こちらは元3のロバート・ベリー(B、Vo)とBOSTONのゲイリー・ピール(G)、それにSTRANGEWAYS、GIANT他のテリー・ブロック(Vo)、MR. BIGの一員としての活動も記憶に新しいマット・スター(Ds)という名の知れたメンバーにより立ち上げられたプロジェクトで、本作は彼らが’17年にFRONTIERS RECORDSから発表したデビュー作となる。
この面子にメロディ愛好家が寄せる期待にしっかりと応えたメロハー・サウンドが実践された一作で、バンドの中核をなすのがロバート&ゲイリーということもあって、その昔ゼロ・コーポレーションから日本デビューも飾っていたALLIANCEのことを何となく思い出したりも。あのプロジェクトの新作としても楽しめる1枚かも…と書こうと思って調べてみたら、現在もALLIANCEは稼働中で吃驚。’19年には新作までリリースしてくれていましたよ。
それはともかく、テリーの伸びやかな歌唱(時にロバートとのツインVo体制)といい、バックを支えるメンバーの安定したパフォーマンス、それにアレッサンドロ・デル・ヴェッキオを筆頭としたメロディ・メイカー達の協力を得た本作のハイクオリティっぷりは推して知るべし。派手さや新鮮味とは無縁ながら、この実家のような安心感こそが聴き手(というか俺)が本作に求めているものなので非難には当たらず。爽やかに送り出される④、からのエモーショナルなバラード⑤、HRのエッジを効かせて駆け抜ける⑨といった優れた楽曲は、このプロジェクトが単に顔触れだけ整えた安易さとは一線を画する存在であることを立派に証明する逸曲に仕上がっています。
顔触れ的に継続プロジェクト化は困難そうですが、出来れば2作目も聴いてみたいなと。

火薬バカ一代 ★★★ (2023-11-07 01:21:24)


The Phoenix / Interference / ANUBIS GATE
前曲までの流れをぶった切るようなポップさにギョッとする不思議曲です。
この曲があるせいで、アルバム全体に油断できない仕掛けがあるんじゃないかと身構えてしまいます。
他の曲の方が好きなのですが、スパイスとしてよく効いているので、やたら印象に残ります。
してやられました。

うにぶ (2023-10-29 23:42:48)


I Wanna Be Your Superhero / The Nights / THE NIGHTS
イントロで刻まれるGリフは重たげですが、ハスキーボイスのシンガーが
歌うメロディは愁いを帯びてキャッチー。特に爽快感がハジけるコーラス・パートは
秀逸で、本作の個性が端的に示された名曲に仕上がっているのではないでしょうか。

火薬バカ一代 ★★★ (2023-10-26 01:12:34)


The Nights / THE NIGHTS

THE NIGHTSといっても、お笑い芸人のことでなけりゃ、セガサターンの名作ゲームのことでもなく。「RECKLESS LOVEの5人目のメンバー」とも評されるプロデューサー/ソングライターのイルッカ・ヴィルタネン(G)が、新人フロントマンのサミ・ハイド(Vo)と共に立ち上げたプロジェクトのこと。
本作は彼らが'17年にFRONTIERS RECORDSから発表したデビュー作で、イルッカの嗜好的にてっきり80年代ど真ん中の王道ポップ・メタル・サウンドが披露されているものと思いきや、OPナンバー①のイントロから早くも表明されている通り、ザクザクと刻まれるリフ&リズムは案外にメタリックでアグレッシブ。また8分越えのドラマティックな大作⑦が物語る通り、曲によってはプログレ・メタル的な感触も漂ってきたりと、こうしたモダンなハードネスと、北欧のバンドらしい憂愁を湛えたメロディや美麗なボーカル・ハーモニーとの共存が、本編収録曲の大きな魅力の一つになっています。特に刻まれるGリフはヘヴィ、でもその上で甘い声質のVoが歌うメロディはすこぶるキャッチーで爽快というコントラストが絶品な⑩は、アルバムのハイライトに挙げるべき名曲ではないかと。
勿論ストレートに80年代テイストが打ち出されている、哀愁のハードポップ⑧や壮大なバラード⑪みたいな楽曲もありますし、個人的にはイルッカがメロディ・メイカーとしてのみならず、ギタリストとしてもその才を存分に発揮している②にも痺れさせて頂きましたよ。
プロデューサー業が多忙なのか、これ以降作品リリースが途絶えていますが、ぼちぼち次回作を発表して貰えないものでしょうか。

火薬バカ一代 ★★★ (2023-10-23 22:58:27)


Bringing It Back / Kansas / KANSAS
J.J.Caleのカヴァーですが、完全に自分たちのものにしています。原曲をハードにするのはもちろん、よりカントリー(ロカビリー? ブルーグラス?)色を強め、ヴァイオリン(フィドルと言うべき?)大活躍の元気いっぱいな曲に変貌させています。こりゃ楽しい。'70年代ならではの、伸びやかで自由度の高いジャンル横断音楽。
ライヴ・ヴァージョンだとさらにDEEP PURPLEみたいなエネルギッシュかつ長尺のハード・ロックに大変身。強烈です。

うにぶ ★★ (2023-10-07 20:55:16)


Headed for a Heartbreak / Kicks / Stephen Crane
小気味良く切り込んでくるGに、リズムの力強さといい
HR/HMで括っても問題ないように思えるカッコ良さ。
(Keyもさりげなく良い仕事してますね)
クールな哀愁を帯びたメロディを歌い上げる
スティーヴン・クレインのVoも勿論◎

火薬バカ一代 ★★★ (2023-09-25 23:44:00)


Taking a Cold Look / I-TEN

ソングライターチームとして活動するトム・ケリーとビリー・スタインバーグが結成したプロジェクト。キース・オルセンにスティーブ・ルカサーがプロデューサーとして名を連ねたりと名盤の匂いがプンプン漂う。
その関係でバックメンバーも豪華なのよねぇ。淀みのないハイトーンが耳を引くケリーの歌声、もとはミュージシャンだった二人が力を合わせ作り上げるのだから駄作なわけがない。
のちにHEARTがヒットさせるALONE。I Don't Want To Lose YouはReo Speedwagonが、Taking a Cold LookはHoneymoon SuiteがCold Lookとタイトルを短くしてカヴァーしています。
トム・ケリーがリタイアするまで、コンビは続いた売れっ子ソングライターチーム。これだけの良作がなぜ売れなかったのだろうか?
メロディ派のマニアならば押さえておかないといけない逸品ですよね。そして彼らがミュージシャンだと知らない人も多いので、教えたいですねぇ。デスモンド・チャイルドもジム・ヴァランスもみんなそうなんですけどね。
みんなジャンルは違えどいい曲を書いています。

失恋船長 ★★★ (2023-09-25 15:32:01)


Kicks / Stephen Crane

サザン・ロック・バンドBABYの一員としてデビューを飾り、同バンド解散後はロスを拠点にセッション・ミュージシャンとしてキャリアを築いてきたスティーヴン・クレイン(Vo)。本作は彼が米メジャーのMCA RECORDSとの契約を得て’85年にリリースした1stソロ・アルバムで、いつの間にかCD化されていたことに吃驚ですよ。贅沢いえば国内盤を再発して欲しかったところなんですけども(当時レコードは国内盤も発売された)、日本がCD化大国としてブイブイ言わせてたのはもう20年も昔の話ですからね…。
ともあれ、こうしてこの名盤をCDで聴くことが出来るのは有難い限り。プロデュースはスティーヴ・ルカサーが担当。バックもTOTOのメンバーを始めとする腕利きセッション・ミュージシャンが固めていることからAORのジャンルで語られることの多い本作ですが、各楽器の存在感を強調したエッジの効いた音作り(ゲストに配慮したのかな?)といい、ご本人のエネルギッシュな歌いっぷりといい、HR/HMリスナーもすんなり馴染める作風に仕上がっていますのでご安心を。特に哀愁に満ちたOPナンバーにしていきなりアルバムのハイライトを飾る名曲①を皮切りに、サックスのクールな音色に彩られたハード・チューン③、ヒットしなかったのが不思議で仕方ない美しいバラード④といった一騎当千の楽曲が並ぶ本編前半の充実度には瞠目させられるものがありますよ。それに比べると後半が若干弱く感じられてしまう点は痛し痒しながら、それでもドラマティックな⑧があったりと、決してクオリティは低くはありません。
再発に感謝感激雨霰な1枚。せっかくなので国内盤のリイシューもいかがでしょうか。

火薬バカ一代 ★★★ (2023-09-21 23:45:46)


No Second Chances / Is Anybody Listening / Ousey/man
クリス・ウーズィーの情熱的な歌声が映える、愁いを帯びたメロディを
伴って本編ラストを駆け抜けていくアルバムのハイライト・ナンバー。
スティーヴ・マンもGとKeyで楽曲をドラマティックに盛り上げくれていますよ。

火薬バカ一代 ★★★ (2023-09-20 22:48:29)


Is Anybody Listening / Ousey/man

HEARTLANDの看板シンガーであるクリス・ウーズィー(Vo)と、古くはMSG、近年では再結成LIONHEARTへの参加等で知られるスティーヴ・マン(G、Key)による夢のプロジェクト、その名もOUSEY/MANが’22年にESCAPE MUSICから発表した1stアルバム。
一応「夢の~」と盛ってはみたものの、正直ご両人とも4番打者的な派手さはないので(失礼)何がなんでもチェックせねば!とまでは思っていなかったというのが正直なところ。しかし実際に聴いてみると、「ブルージーなロックでも演ってんのかなぁ」というこちらの先入観にうっちゃりをかける、Keyをしっかりとアレンジに組み込んだハイクオリティなメロディアスHRが全編に亘って展開されており、良い意味で吃驚させられましたね。
優れた楽曲を歌えばエモーショナルに響き、逆に平凡な楽曲を歌うと重めの声質がフックの乏しさをより一層際立たせてしまう諸刃の剣と言われるクリスのVoですが、本作は文句なしに前者路線。特にスティーヴが奏でる泣きのGソロにも耳惹かれる③、イントロからして期待を高めてくれる劇的なバラード⑧、そして哀愁を振りまきながらアルバム終盤を鮮烈に駆け抜けていくハイライト・ナンバー⑫等は、例えばHEARTLANDの名曲“EYE OPEN WIDE”や“CONQUER ALL”に痺れた身にはグッとくる名曲に仕上がっていますよ。
ウーズィー&マンのタッグにマジックが働いた結果、単純な足し算に終わらない、「俺たちがチャンピオンだ!永遠のな!」「1+1は2じゃないぞ。オレたちは1+1で200だ!10倍だぞ10倍」というテンコジ理論が見事に当てはまった1枚となっています。継続プロジェクトとなってくれることを期待せずにはいられませんね。

火薬バカ一代 ★★★ (2023-09-18 22:47:25)


40 / EARTHSHAKER

アースシェイカー
デビュー40周年を祝う記念碑的フルアルバム。前作から5年の間隔は長かったが、課外活動も多いメンバーが一堂に介してアルバムを作り上げたことに対してファンとしては素直に喜ばしいのですが、気になる点はある。それはマーシーの衰えだ、前作くらいから気にはなっていたが、今作では、とうとうここまで声が出なくなったのかである。しかし、その姿は実に清いモノである。オジー・オズボーンに代表されるように現代のテクノロジーを駆使すれば、アンチエイジングした声を手に入れられるのに、その手法を選ばないマーシーは男である。

このバンドらしい、皆が唄えるハードサウンドの確率。過去の威光にすがらない現役感バリバリのサウンドは攻めの姿勢を崩していないから説得力がある。海外の大御所バンドが軒並み、過去の財産を食い潰す中で、アースシェイカーは普遍的スタイルで見事にマンネリ感を打破している。
お約束と言えるマーシー節、そのメロセンスは日本人の心に刺さるだろうし、ファンにとっては似て非なるとして吸収力を損なわないアイデアと音選びに充足感を味わえるでしょう。部外者にとってはお馴染み過ぎるかも知れないが、この安定感はファンにとってはありがたいものである。
コージー・パウエルにも負けないハードヒッティングドラムの工藤、巧みなラインを操作する甲斐のベース、永川はバッキングのみならず印象的なフレーズを奏で後方支援ヨロシクな艶のあるサウンドを支えている。皆でマーシーの衰えをサポートするような優しいくもハードなバンドサウンド、エモーショナルなシャラのギターは、オーセンティックな味わいだけではない、鮮度のあるプレイも顔を出し、二枚看板の片割れとしてバンドを支える。

一度は解散もした。音楽性もおかしな時代があった。そういう紆余曲折を経て辿り着いたスタイルは実に日本的であり、洋楽志向のHM/HRではなく、完全なる日本のHM/HRである。ラウドネスの最新作もニッポンのメタルだった。時代を2周して結局は元の鞘に収まる。餅は餅屋、そんな現象が世界中で起きているように感じるが、今作は全ての時代を無駄にすること無く確立させている点は見逃せない。
もっと認知されるべきバンドである。ジャンルの垣根を越え支持される素養のある偉大なロックサウンドだ。

失恋船長 ★★★ (2023-09-10 14:16:40)


Recycled / PROPHET

故ディーン・ファザーノやテッド・ポーリーといったタレント達を輩出。現役時代よりむしろ解散後に再評価が進んだバンド、PROPHETが'91年に地元ニュージャージーのインディーズHALYCAN RECORDSに残した3rdアルバムにして最終作。制作費削減の影響で(?)プロデュースはメンバーのスコット・メタクサス(B)自ら手掛けています。
Keyを生かしたプログレ・ハード路線の1st『聖なる予言』(’85年)、アメリカン・ロック色を強めた2nd『CYCLE OF THE MOON』(’88年)ときて、後にNUCLEAR ASSAULTに加入することとなるデイヴ・ディピエトロ(G)を加えツインG編成となった本作では、曲作りの主導権が(前2作のセールス的不振を踏まえてか)スコットからケン・ダブマン(G)に移譲されたことと合わせて、よりギター・オリエンテッドなHR路線へと作風を刷新。曲によってはブルージーな香りが漂ってくる辺りは、いかにも90年代前半に生み出されたアルバムだなぁと。
とはいえ、ラッセル・アルカラ(Vo)の情感豊かな歌唱を生かした③、哀愁のアコギ・バラード⑥、重厚なボーカル・ハーモニーに彩られた⑦のような初期作の色合いを残した楽曲もちゃんと要所を締めてくれますし、何よりハードネスとドラマ性が見事な融合を遂げた⑧なんて本作だからこそ生み出しえた名曲じゃないでしょうか。
SDGs丸出しなアルバム・タイトルに「蔵出し音源集かよ」との印象を持つ方もいるやもしれませんが(やや収録曲の出来栄えにムラが見受けられる点は事実)、しかしながらスルーしてしまうのは勿体なさ過ぎる立派な品質が保たれていることは強調しておきたい1枚です。

火薬バカ一代 ★★★ (2023-09-08 00:33:39)


If There Was a Time / Mood Swings / HAREM SCAREM
サビ前の激しく美しいスクリームで心震えるわ!!

ビーフストロガノフ・ヴェジタリアン ★★★ (2023-09-07 16:04:39)


World of Clay / Interference / ANUBIS GATE
じっくりと確実に盛り上げる歌メロが病みつきになるアグレッシヴな曲。
間奏では硬質なリフとドラムのコンビが堪らない。全体的にカッチリとした構成が光る。

ANBICION 11 ★★★ (2023-08-13 23:09:31)


Interference / ANUBIS GATE

カヴァーアルバムを除けば約6年ぶりの新作。エレクトロニカ系等も消化吸収した非凡な情景描写力と、次々と繰り出す美メロ攻撃を主力にして魅了する重厚なプログレメタル。
名盤HORIZONSで極めた音楽性とクォリティは見事に維持しているしHENRIKの美声も健在。個人的に少しZEPのSTAIRWAY TO HEAVENが思い浮ぶ⑦は特に圧巻。

ANBICION 11 ★★★ (2023-08-11 02:45:10)


This Love / Dallas / Dallas

曲が進むにつれて哀愁の度合いが深まっていく
メロディアスHRナンバーで、熱唱系Voのエモーショナルな
歌声と相俟って、ぐっと惹き込まれる名曲に仕上がっています。

火薬バカ一代 ★★★ (2023-08-11 00:25:43)


Dallas / Dallas

Vo、G、B、Ds、Key等、あらゆる楽器をこなすサンフランシスコ出身のマルチ・プレイヤー、ブライアン・ダラスがDALLAS名義で’18年に発表した1stフル・アルバム。
ネックレスじゃらじゃらの裸のあんちゃん(ダラスご本人)が遠い目をして収まっているアートワークを初めて目にした時は、てっきりしっぶいブルーズ・ロックか、はたまたヒップホップでも演ってんじゃないかと思ったもんですが、日本での発売元は当時良質なメロハー作品を数多くリリースしていた信頼のブランドANDER STAIN MUSIC。なので本作で聴けるのもレーベル・カラーに沿った、メロディを大切にしたポップ・メタルなのでご安心を。
レコーディングはほぼ独力で行われており(Dsのみ数曲で助っ人が参加)、デジタル配信のデビューEP収録曲から、以前に別名義でリリースされた楽曲、更には新たに書下ろした新曲まで、取りまとめられた楽曲の作曲時期はバラバラながら、「DEF LEPPARD辺りからの影響を伺わせる80年代風味溢れるサウンドに、モダンなアレンジを施して調理する」という方向性は一貫して明確なので、散漫な印象は皆無。ブライアン・ダラスの曲作りのセンスも遺憾なく発揮されており、特に⑥⑦等、アリーナ・ロック然とした魅力を放つ(思わず合唱を誘われる)サビメロ作りの上手さは際立っています。彼自身の全霊を傾けるような熱唱系Voも楽曲を力強く盛り上げていて、とりわけ哀愁に満ちた②や、タメを効かせてエモーショナルに盛り上がるバラード⑤は、聴き手をグイグイと惹き込む名曲っぷり。
ANDERSTAIN MUSIC閉鎖後、その消息は杳として知れませんが、日本市場へのカムバックを期待せずにはいられない魅力の備わった力作です。

火薬バカ一代 ★★★ (2023-08-09 23:49:16)


The Phoenix / Interference / ANUBIS GATE
パワフルでキャッチーな歌メロと何処か儚げなムードの融合が素晴らしいメロハーナンバー。
やはり終わり方は印象に残りやすいから、フェイドアウトする点が惜しい。

ANBICION 11 ★★ (2023-08-09 03:44:49)


Number Stations / Interference / ANUBIS GATE
孤独感を掻き立てるコズミックなイントロで始まり、巧みなリフワークや一気に爆発するようなサビメロ等で引き込んでいく傑作。
後半の透明感と冷気が増していく展開はやはり北欧メタルという感じ。

ANBICION 11 ★★★ (2023-08-04 23:40:40)


Ignorance Is Bliss / Interference / ANUBIS GATE
幽玄さが漂うドリームポップ?風のパートが創り出す「静」と「激」の対比が印象的。
相変わらず隙のない歌メロ構成が見事で、スムーズに突き抜けていくハイトーンが爽快。

ANBICION 11 ★★★ (2023-07-30 22:06:37)


Paradise Theatre / STYX

STYXの最高傑作はこれ。トミー・ショウとジェイムズ・ヤングのハードなギターも最高潮。他のパートともバランス良く聞こえるのから、もう終始テンションが高い。プログレとか難しいことは考えなくていい。全米1位も納得です。

YG ★★★ (2023-07-30 01:15:35)


Interference / Interference / ANUBIS GATE
REDの頃のCRIMSONを彷彿させる重く荘厳なギターで引き込んでいく傑作。
難解なリズムのパートに自然に歌メロを付けるHENRIKも凄い。フェイドアウトが残念だが、それを差し引いても構築美も秀逸。

ANBICION 11 ★★★ (2023-07-26 22:44:44)


Emergence / Interference / ANUBIS GATE
短めだが円熟の域に達したパフォーマンスが詰まっている1曲目。
歌メロやGソロはこの上もなくメロディアスなのに全体的には硬派な印象。
相変わらず重く硬いドラミングも爽快。

ANBICION 11 ★★★ (2023-07-22 02:32:18)


You Ought to Know by Now / Rare Vintage / VIXEN
ドラムがイイですねぇ
ギターも巧者
熟女となった歌声も逆にイイ
こういう曲をやるのが上手いバンド
ハツラツさと成熟度
今の彼女達を舐めてかかるものなどいないだろう

失恋船長 ★★★ (2023-07-19 13:46:43)


Brightest Star / Recycled / PROPHET
いいですねぇ
イケイケのメロディックメタル
このバンドらしい小技も聴いている
ダイナミックなサウンドとテクニカルさ
絶妙なバランス感覚が魅了していますね

失恋船長 ★★★ (2023-07-12 21:42:28)


The Intergalactic Dream of Stardom / Interference / ANUBIS GATE
まさに宇宙を想わせるサウンドスケープと、それを埋め尽くすような無数の美メロディを巧みに繋ぐ構成力で圧倒する傑作。美しい歌、重厚で緻密な演奏共に文句なし。不朽の名曲A DREAM WITHIN A DREAMに匹敵する名曲と言えるだろう。

ANBICION 11 ★★★ (2023-07-10 01:24:42)


Big Life / NIGHT RANGER

ちなみに自分にとってでございますが、本作アルバムのハイライトは最初の①②だと思っています。皆さんはおそらく映画の主題歌となって馴染み深いモンと化した⑤がソレだと感じるけれども····また最後の締めくくりにもなりかねたバラードの⑨も見逃せませんなァ♪♪それはさておきキーボードをバンドサウンドに元々取り込んでいたハードロックバンドがメチャクチャにポップ寄りになってしまうのは言うまでもなく「当然の如き」なるものだと言う事がここでズバリ見事に証明されているワケでございます。確かこの頃となればデフレパードだってドラムがエレクトリック化した影響で完全無欠にデジタルざんまいなサウンドと化していたしオジー・オズボーンやジューダスプリースト、アイアンメイデンなんかだってLAメタルのようなアメリカ勢に対抗するために意外な姿になってきてたし····まさに80年代ハードロックというモンは魅惑的でござんス♪♪ですゼ

アイザップ ★★ (2023-06-30 20:18:43)


Big Life / NIGHT RANGER

かつてベストヒットUSAという番組でナイトレンジャーが出ていたコトがありまして、それを見たけれども····何とそこで確かギタリストのブラッドギルス或いはジェフワトソンどちらかがインタビューで語っていたがその内容が。「オレたちのバンドはサウンドからしても分かるだろうけれども····ジャーニーやボン・ジョヴィなんかと比較されるワケだ」「自分たちのバンドはこう捉えている····ジャーニーよりはハードだけど、ボン・ジョヴィよりは格段にポップス寄り」つまりコレを見通して言えるコトは、自分たちが置かれている状況やら立場やらを自分自身で十分に理解しているワケだと言える。そう思わせました。確かにこの4枚目アルバムが出た頃はずいぶんとポップス寄りになったモンだし下手すりゃ「一種の産業ロックだべ、コリャ」だなんて言われてもおかしくないサマに!!これぞ80sロック!!的な流行に乗っ取りのミーハーバンドへのし上がったみたいなカンジの断固としてメロディー重視派ロックも決して悪くはないという事ですなァ♪♪

アイザップ ★★ (2023-06-29 18:08:25)


Mary Anna / Tim / Tim
アルバムのラスト・ナンバー。デニス・デ・ヤングを思わす
トム・グリフィンの張りのあるハイトーンVoや、
エモーションとパッションを叩き込んでくるブルース・ガイチのGといった
タレント揃いのメンバーの強みをあますところなく生かした名曲に仕上がっています。

火薬バカ一代 ★★★ (2023-06-28 23:36:57)


FAIR WARNING

ヘルゲ・・・・ R.I.P.

ひょうすべ (2023-06-28 06:06:20)


Tim / Tim

「俺たちTIM」…と言っても、お笑いコンビのことではなく、こちらのTIM(ティムと読む)は、後にTRILLIONにファーギー・フレデリクセンの後任として参加することなるトム・グリフィン(Vo)や、数多のセッション・ワークで知られるブルース・ガイチ(G)ら、シカゴ周辺で活動していた腕利きスタジオ・ミュージシャン達により結成された5人組のこと。本作は彼らが’83年にレコーディングするも、結局陽の目を見ることなくお蔵入りしていた幻のデビュー作に当たる作品です。トム・グリフィンといえば折角AMBITIONで素晴らしいアルバムをリリースしたのに、その後全く活動状況が伝わって来ず、今何してんだろう?とか思っていたのですが、いつの間にかこんなお宝作品が発掘されていたんですねぇ。
内容の方は、ブルース・ガイチの「シカゴのTOTOになりたかった」との発言が全てを物語る通り、親しみ易いメロディを、メンバーの確かな技量とプログレ・ハード調の凝ったアレンジで味付けした同時代のTOTOを彷彿とさせるメロディアスHRサウンド。お蔵入り音源ゆえプロダクションのショボさにはいかんともし難いものがあるものの、それを押しても楽曲の出来が良く、BOSTON辺りにも通じる爽やかなOPナンバー①、ハード・ロッキンな躍動感漲る④、デニス・デ・ヤングを思わすトムの張りのあるハイトーンVoとブルースのホットなGを生かしたさり気にドラマティックな⑪といった楽曲を聴けば「これほどの逸品が誰の耳にも触れることなく眠り続けるところだったのか…危ねぇ危ねぇ」と冷や汗を拭うこと必定ですよ。
発表に感謝な1枚。どうせならこの面子で新作を作ってこれませんかね?

火薬バカ一代 ★★★ (2023-06-27 00:28:50)


Go / Astra / ASIA
私もまだ聞いています。ASIA史上一番の曲だと思いますよ。

仮登録 ★★★ (2023-06-26 23:48:51)


It's Over / Let the Hammer Fall / SHY
④や⑦⑩などもイイけど、本作の中ではこの曲が一番好きだナ
"Excess All Areas"にあった哀愁感がありますよ...コレは
サビメロも強力と思うけど、G.ソロ前の2分10秒辺りからの展開は更に哀愁度MAXって感じだし、流石はミルズって歌唱があってこそダナ
確かに音は悪いというよりデモかなにかを作品かしたかのような印象ですが、バラつきはあるものの曲は中々なモノも多い

聖なる守護神 ★★★ (2023-06-21 10:01:52)


Love Is Just Another Word / Let the Hammer Fall / SHY
ウ~ん!?...どうなんだろう
元曲"After The Love Has Gone"("Misspent Youth"アルバム収録)の方が数倍イイよね、ヤッパし
ピアノは元曲のアレンジだけど歌メロはあまり面影がなくなってしまっている...哀愁度が激減してしまっていますな

聖なる守護神 (2023-06-21 09:53:52)


Dawn Patrol / NIGHT RANGER

ただ自分がある日「ベストヒットUSA」を見ていた頃たまたまそのナイトレンジャーが出ておりましてこんな発言をしていた事をワレたちゃは覚えているが確かこの頃はおそらく映画「摩天楼はバラ色に」で使われたSecret Of My Successをリリースさせていたトコロなので時代的には1980年代後半になるかと思いますが、発言した相手はおそらくジェフワトソンかブラッドギルスかもしれない····つまり発言の内容はこんなモノ「俺たちのバンドはジャーニーやボン・ジョヴィと常によく比較されている。ただそんな中で俺たちはどんな位置付けにいる存在として思われているかというと····ジャーニーよりはハードなサウンドをしているが、その反面ボン・ジョヴィよりは格段にポップ寄りとなっている」つまりコレは自分でも世間的に思われ捉えられている現状やら実態やらを十分に承知しているモンではなかろうか!!したがって言わせれば「自分が今置かれている立場というモノを認めている」なんじゃよ!!これにはワレたちゃもエラく感心したな。では、また

アイザップ (2023-06-11 10:15:25)


Dawn Patrol / NIGHT RANGER

このアルバムで伺え感じられるのは····キーボードが入っているため、そのキーボードを活かして「いかに聴かせるかのようなメロディー重視のオシャレでしっとりとしたポップス寄りのロック」を披露するのがズバリ似合いそうな体制をしているにもかかわらず実際の目指す方向性は何とその一見まさにのオシャレなサウンド/スタイルで「コテコテのハード・ロック」いかにも「ゴツいヤツらで集まったバンドやメチャクチャむさ苦しいヘヴィメタルにも全く負けないくらいにバリバリやりまくるためのリアルなハードロックバンド」というアティテュード。AORに走ったりアイドルバンドみたいにチャラくなったりはしない!!むしろガツガツした他のライバルバンドたちに自ら立ち向かっていく。そんなカンジで貫いていくモンだった····ってな

アイザップ (2023-06-11 09:48:56)


Go / Astra / ASIA
2023年5月時点で聴いてます。ホントに素晴らしい歌声だわ(´;ω;`)

jijineko ★★★ (2023-05-29 11:14:06)