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NO TURNING BACK! (1986年)
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NO TURNING BACK!
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解説 - NO TURNING BACK!
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コメント・評価

Recent 50 Comments



1. 失恋船長 ★★★ (2014-06-22 14:21:48)

こちらはJack Starr's Burning Starr名義で1986年にリリースされたアルバムです。ベースはヴァージンスティールのジョー・オライリー、Voは一時期RIOTにも加入していたハイトーン系のシンガー、マイク・ティレリらを迎え制作。正直に言いますと聴いたことあるフレーズも飛び出すし、粗挽きな演奏もあったりと気になる面は多々ありますが、ガチガチのコンクリートサウンドは健在だし、弾きまくるソロも彼本来の魅力の一つでしょう。鋭角的な音色とキレは類型的な曲の中でキラリと光を放っています。US産の正統派らしい重さと硬さを兼ね備えたサウンドも程よくエッジが立っており攻撃的だし緩急の付け方も走り方もカッコいい。やや強引すぎな展開に不自然さなんかも感じるんですが、彼の気迫と言うか勢いみたいなもんは大いに買いますし方向性を一点に集中させた音楽性も頼もしい限りである。決定打に欠けるのですが全体のクオリティは及第点を超えており、なにか一皮むければとんでもない作品になりそうな雰囲気を残しつつも結果としては所謂、パワーメタル色の強い正統派メタルで終わってしまいます。実はそこが一番愛すべき点でもあるんですがね、その姿にはマイナーリーグの打点王的な匂いがプンプンと漂い、元木留年騒動でも有名な即戦力と期待され2軍では十分すぎるほどの成績を残すも、一軍では結果を出せなかったジャイアンツの大森剛を思い出しますね。適度なスピード感と重量感、破綻しない曲作り、迷いのない方向性が生み出した純度の高い精神性が色濃く反映されたコンクリートサウンドにグッとこみ上げてくるものはあるかと思いますがいかがでしょうか?マニアなら手を出しても損はしない一品ですね



2. 火薬バカ一代 ★★★ (2016-02-01 23:54:47)

米マイナー・メタル界の一番星、ジャック・スター(G)率いるJACK STARR'S BURNING STARが'86年に発表した2ndアルバム。
東南アジアの市場で売られてるSHRAPNEL系速弾きギタリストの海賊盤みたいなジャケットのバッタ臭には思わず脱力感誘われますが、ここに託されたストロングな正統派HMサウンドの説得力は間違いなく本物です。
RIOT来日公演時の影の薄さを覆す、マイク・ティレリのリキの入ったシャウトをフィーチュアし、VIRGIN STEELEリズム隊の力も借りてパワフルに突き進む本編は、力技一辺倒かと思わせておいて実際は、ジャックの盟友、デヴィッド・ディフェイズ(Key)が奏でるクラシカルな小曲を要所に挟み込む等、欧州HM由来のドラマティックな構成/演出を巧みに敷設。
音色も演奏スタイルも紡ぎ出すメロディも、強引且つ高圧的なジャック・スターのGプレイが評価の分かれ目として、発表当時BURRN!!誌では確か40点台を叩き出していましたが、いやいやいや。SHRAPNEL系プレイヤーのようなスマートさ/華麗さとは一切無縁ながらも、変に気取ることなく、メタル・ハートにズドンと突き刺さるメロディを直球で投げ込む、この人の熱いGプレイを個人的には断固支持。②のGリフのカッコ良さ、④のGソロのグッと来る組み立てや、ラスト・ナンバー⑨のエンディング・パートの入魂振りは、いつ何時聴いても身の内に燃え盛るメタル魂に火をくべられる思いですよ。
アメリカン・パワー/ヘヴィ・メタル好きなら一度は聴いておいて損のない力作。



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